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「ウルトラマンレオ」 第29話「日本名作民話シリーズ!運命の再会! ダンとアンヌ 狐がくれた子より」(リテイク版)


 第29話「日本名作民話シリーズ!運命の再会! ダンとアンヌ 狐がくれた子より」(1974年10月25日)

 タイトルが長いっ!!

 つーか、別にこれ、民話シリーズでやる必要なくね?

 せっかくのダンとアンヌの再会エピソードなのに、二人とは何の関係もない、そして面白くも何ともないモチーフを絡めたことで、消化不良の凡作になっているのが実に残念だ。

 冒頭、軒の低い、長屋のような平屋が密集し、道端には植木鉢が所狭しと並べられ、路上には三輪車が乗り捨ててあるという、今ではすっかり見られなくなった下町の路地裏。

 その一角にある神社の境内から、「押し競まんじゅう押されて泣くな~」と言う、これまた今ではすっかり耳にしなくなった子供たちの掛け声が聞こえてくる。

 
 しかも、トオル、カオル兄妹を含めた子供たちに混じって、ジーパンを履いた百子さんの姿もあった。

 
 子供たちにもみくちゃにされながら、離れたところからこっちをじっと見ている真っ赤な着物を来た子供に目を留め、

 
 百子「トオルちゃん、あの子、誰?」
 トオル「知らないよー」

 このシーン、百子タンのつつましやかなおっぱいが、トオルやその隣の子供の背中に当たっているように見え、トオルがニヤニヤしているのもそのためではないかと思えてしまう。

 百子「ちょっとどいて……」

 百子は人込みを掻き分けてその子供に駆け寄ると、

 
 百子「ねえ、君、何処の子? 一緒に遊ばない? ね?」
 ウリー「……」

 子供は首を傾げて百子の顔を見詰めていたが、

 
 百子「ね、ほら、面白そうでしょう」

 百子はその手を取って、半ば強引に仲間に加えようとする。

 にしても、丘野さん、保母さんやらせたらめっちゃ似合っただろうなぁ。

 しかし、ジーパン越しにもその足が異様に細いことが分かり、保母さんになるんなら、もうちょっと体力つけないといかんなぁ。

 
 そして、以前のレビューでも貼ったと思うが、百子さんの貴重なお尻画像。

 改めて貼る必要はないと思われるムキもあろうが、良いケツ画像は、何度貼っても良いものなのである。

 その子供、ウリーはトオルとカオルの間に押し込められて、押し合いへし合いされていたが、そんな遊びをしたことがないのか、少しも楽しそうではなく、苦しそうに顔を歪めてもがいていたが、一旦人の塊の中から抜け出すと、忍者のように印を結んで気合を発すると、

 
 子供たちに向かって突進し、彼らをひとまとめにしてぐいぐい押し返す。

 
 トオル「助けてくれーっ!!」

 百子さんと子供たちは、ウリーと垣根の間に挟まれて押し潰されそうになり、苦悶の表情を浮かべて助けを求める。

 百子「やめてーっ、やめてっ!!」

 と、ここで漸くウリーは押すのをやめ、子供たちと距離を取る。

 そして得意そうに鼻の下を人差し指でこすって見せる。

 単に自分の力を見せ付けただけで、害意があるようには見えなかったが……

 
 百子「あなたは、だぁれ?」
 ウリー「ウリーだ」
 百子「ウリー?」
 トオル「宇宙人だ」
 カオル「違うわ、だって私たちと同じよ」

 トオルが断定するが、即座にカオルに否定される。

 トオル「でも怪しいぞ」

 トオルは立ち上がると、他の男の子たちと一緒に、初代ウルトラマンみたいな格好でじりじりとウリーに近付く。

 
 トオル「君、何処から来たんだ? MACへ連れて行こう」
 百子「トオルちゃん、およしなさい」

 優しい百子タンはトオルを止めようとするが、

 
 ウリー「あ゛あ゛ーぐあああーっ!!」

 敵意を感じたウリーは、蝶野にからまれている方正のような顔で、奇妙な唸り声を出したかと思うと、その目を赤く光らせる。

 トオルたちが無謀にも飛び掛かると、ウリーが再び忍者のように指を立てて気合を放つ。

 
 と、目に見えない壁にぶつかったように、トオルたちが弾き飛ばされて尻餅を突く。


 読者(アホの管理人はきっと、『ここは是非、女の子たちにこのシーンを演じて欲しかった』と書くんだろうなぁ……アホだから)


 ここは是非、女の子たちにこのシーンを演じて欲しかった。

 ……はっ、全て読まれている!!

 それはさておき、何十回となく繰り返してきたが、女の子たちがほとんどミニスカと言うのは実に素晴らしい時代だったことでアルよ。

 ついでに丘野さんにもトライして欲しかったが、ロケの内容を知って警戒したものと思われる。

 ウリー「うあああーっ!!」

 ウリー、再び印を結んで叫ぶと、その目の前に竜巻を発生させ、木の葉や石灯籠や石の鳥居、さらには女の子たちのスカートを舞い上がらせて……くれたら良かったのだが、何故か、舞い上がらなかった。

 ちくしょう。

 ウリーはそれで気が済んだように、また鼻の下をこすってから走り去る。

 ウリーの使った超能力は、早くもMACのセンサーにキャッチされ、ダンとゲンがロディーで現場に向かっていた。

 しかし、いくらなんでも来るのが早過ぎないか?

 神社の近くで車を降りた二人の前をウリーが駆け抜け、それを追いかけてトオルもやってくる。

 
 トオル「隊長さん、おおとりさん、あの子は宇宙人かも知れないんだよ」
 ダン「うん?」
 トオル「向こうでみんなが倒されちまってるんだ」
 ダン「ゲン、行ってやれ」
 ゲン「隊長は?」
 ダン「あの子を追う」

 ゲンと別れてダンは杖を突きながら狭い路地を走って追いかけるが、追跡に気付いたウリーは何度か立ち止まっては印を結び、念力でその辺にあるものや、通行人を空中に持ち上げる。

 ダンがウルトラ念力で対抗すると、ウリーは苦しそうに呻いて再び走り出す。

 
 ウリー「助けてーっ!! ママーっ!!」

 ウリーは、大人が並んで歩くことも難しそうなひときわ細い通りに逃げ込み、着物姿の若い女性に駆け寄るが、その女性の顔を見た途端、ダンは凝然とその場に立ち止まる。

 
 何故なら、その顔が、ダンにとって忘れることの出来ない女性と瓜二つだったからだ。

 
 ダン「アンヌ!!」

 さすが冷静なダンも思わず叫ぶ。

 
 アンヌ「ダン……」

 それと同時に、「ウルトラセブン」の最終回の名場面がダンの脳裏にフラッシュバックする。

 
 ダン「僕はね、人間じゃないんだよ、M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだ!!」
 アンヌ「えっ」
 ダン「びっくりしただろう」
 アンヌ「ううん、人間であろうと、宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりはないじゃないの……たとえウルトラセブンでも」
 ダン「ありがとう、アンヌ」

 いささか長過ぎる引用に続けて、

 
 ナレ「アンヌとはダンがまだウルトラ警備隊の隊員であり、ウルトラセブンとして活躍していた頃の同僚だった」

 「ウルトラセブン」を見たことのないちびっ子のために解説が加えられる。

 ダン、往時を思い出すようにぼろぼろになったウルトラアイを取り出して見詰める。

 ……あれ、ウルトラアイって燃えてなくなったんじゃなかったっけ?

 次の瞬間、ダンは、自分が、葦の密生する草原の中に立っていることに気づく。

 そこは記憶の中の世界のように色褪せていた。

 ダンの前に、さっきの女性があらわれる。

 
 ダン「アンヌ……」
 アンヌ「……」

 昔と変わらない、とろけるような笑顔を見せるアンヌ。

 ま、厳密には彼女がアンヌなのか別人なのかは不明なのだが、サブタイトルにはっきり書いてあるので、便宜上、こう呼ぶことにする。

 
 ダン「アンヌ、君はアンヌだろう?」
 アンヌ「……」

 ダンが嬉しそうに呼びかけるが、アンヌは無言で首を横に振る。

 ダン「何故こんなところにいるんだ、ここは何処なんだ?」
 アンヌ「ウリー、ウリー、いらっしゃい」

 アンヌがダンの問い掛けを無視して周囲に向かって呼びかけると、風で波のように揺れ動く草むらの中からウリーが顔を出し、アンヌに「ママー」と言いながら抱きつく。

 その言葉に、

 
 ダン「ガーン!!」

 とでも言いたそうな顔で固まるダン。

 ダン「ママ……」

 愛していた女が他の男の子供を産んでいたと聞けば、さすがのウルトラ戦士も平静ではいられなかった。

 
 ダン「君の子供か?」
 アンヌ「……」
 ダン「その子は宇宙人だ、君も宇宙人なのか」
 アンヌ「……」
 ダン「なんとか言えよぉおおおっ!!」

 と言うのは嘘だが、見てる方がじれて、思わず身悶えしてしまいそうになるのは事実である。

 仮に彼女がアンヌでなければ「人違いです」って言えば済むことだし、アンヌ本人なら何も黙っていることはあるまい。

 それはともかく、アンヌは丸い地平線に向かって走り出したウリーを追いかけ、ダンの前から消える。

 ダン「アンヌーっ!!」

 ダンが大声で叫んだ瞬間、

 
 ダン「……」

 ダンは、自分がさっきの路地裏に一人で立っていることに気づく。

 すでにとっぷりと日が暮れ、周囲は淡い夕闇に閉ざされていた。

 このシーン、ビジュアル的には満点なんだけど、アンヌの態度が腹立たしいほどに曖昧で、ストレスが溜まる。

 せめて後半でアンヌがちゃんと説明してくれれば良いのだが……

 そこへゲンが駆けつけ、

 ゲン「あの子は」
 ダン「ああ、すまん、見失ってしまったよ」
 ゲン「……」

 鬼のダン隊長の口から「すまん」と言う言葉が飛び出したので、ゲン、明日あたり富士山が爆発でもするんじゃなかろうかと不安になる。

 ゲン「子供みたいに見えますが、相当な奴です、大きな石を手も触れずにビュンビュン飛ばしたそうですから」
 ダン「しかし、何故アンヌが……」
 ゲン「え?」
 ダン「いや、なんでもない」

 自分の言葉も耳に入らぬ様子で考え込んでいるダンに、怪訝な目を向けるゲンであった。

 MACステーションに戻ってからも、ダンは物憂い顔でひたすら自分の世界に没入していた。

 他の隊員たちもダンの様子がおかしいのに気付き、ヒソヒソ噂しあう。

 
 白土「あのまんまもう2時間だぜ」
 梶田「どうしちゃったのかねえ」
 白土「おい、おおとり、お前と一緒に帰ってきてからだ。どうしたんだ?」
 ゲン「それが僕にも分かんないんだよ」

 などと言ってると、

 ダン「ゲン、出掛ける、後を頼む」
 ゲン「はい」

 ダンは勤務時間中にフケるという、これまた前代未聞の挙に出る。

 ダンがいなくなったあと、まるで自習になった高校生のように「きゃっほうっ!!」と飛び上がっている白土たちの姿が目に浮かぶようである。

 ダンはスーツ姿に着替えると、再びあの町を訪れるが、割りと簡単にアンヌと再会する。

 
 ダン「また地球に住むことになって、まず第一に君を訪ねた、しかし君はいなかった、誰も君の行方を知らなかった」
 アンヌ「……」
 ダン「あちこち探したよ、必ずどこかに元気でいてくれるに違いないと思って」

 船着場を歩きながら、「レオ」ではついぞ見せたことのない青年のように笑顔で再会を喜ぶダンであったが、

 
 ダン「会えて良かった、アンヌ……」
 アンヌ「私はアンヌじゃありません」

 アンヌはなまめかしいうなじを見せつつ、きっぱりと否定する。

 ダン「しかし……」
 アンヌ「アンヌじゃないんです」

 頑なに否定するアンヌであったが、なんで否定しなきゃいけないのか、さっぱり分からないのであった。

 ウリーの父親である宇宙人と結婚したとかなら分かるが、単にウリーを養子にしただけで、ダンに恥じるようなことは何もしていないのだから、なんで素直に自分がアンヌであることを認め、再会を喜ばないのか。

 仮にアンヌとは別人だとしても、人違いされたら「私はアンヌって人じゃないんです、○○です」って名乗るのが普通だよね。

 ちなみにダンが言う「誰も」と言うのは、キリヤマとかソガとか、昔の同僚のことを指してるんだろうなぁ。

 と、そこへゲンから通信が入る。

 
 ゲン「○○地点に異常事態が発生しました。あの子です、あの子がまた騒動起こしてるんです」
 ダン「よし、分かった、すぐ行く」
 アンヌ「……」
 ダン「だいじょうぶだ、任せておきたまえ」

 心配そうに自分を見るアンヌに、にっこり笑って頷くダンであったが、なにしろ彼の率いるのはあまねくその弱さが天下に知れ渡っているMACだから、いまひとつ説得力がないのだった。

 しかし、ドラマではろくに言葉も交わさない二人だが、現場ではやっぱり和気藹々、昔話に花を咲かせていたんだろうなぁ。

 ぶっちゃけ、こんな辛気臭いドラマより、二人の楽屋トークでも収録しておいてくれた方がありがたかった。

 CM後、ウリーは無人の遊園地にあらわれると、印を結んで気合を発し、観覧車を持ち上げてそれを地面に叩きつけて壊したり、ひとりでジェットコースターを占領して楽しんだりする。

 ゲンたちが駆けつけ、ウリーを撃ち殺そうとするが、その前にスーツ姿のダンがあらわれる。

 ダン「待て、撃つな」
 ゲン「隊長……」
 ダン「相手は子供じゃないか」
 ゲン「違います、あれは宇宙人です」
 ダン「違う、俺の知り合いの人の子供だ」

 などとやってると、ウリーはジェットコースターから降りてその足元に立ち、

 
 ウリー「ぐああああーっ!!」

 雄叫びを上げると、コースターが爆発して激しく燃える。

 そしていつの間にか、ウリーの肌の一部が銀色になっていた。

 
 ゲン「ちくしょう!!」
 ダン「やめろ」
 ゲン「隊長」
 ダン「俺がやる」

 ダンは殺気立つ三人を体で止めると、単身ウリーに向かって走り出す。

 なおも念力で乗り物を動かしているウリーに対し、

 
 ダン「こらっ、悪戯はいい加減にしなさいっ!!」

 新米パパがこわごわ息子を叱るような頼りない口調で叫ぶダン。

 そこへアンヌもやってくる。

 アンヌ「ウリー、いけません」
 ゲン「あなたですね、隊長の知り合いと言うのは」
 アンヌ「……」

 ウリーは遊園地を出ると、行く手を遮るダンに対しても念力を使う。

 
 ダン「でゅおっ!!」

 ダンも、「大人の凄さを小僧に見せ付けちゃろうかいのう」的な顔で、ウルトラ念力を発動させる。

 拮抗する二人の念力のせいで、近くにあった送水管が破裂したり、時空が歪んだりするが、若いウリーには勝てず、ダンはたちまち体力を使い果たして病人メイクになり、くずおれそうになる。

 そこへゲンとアンヌが駆けつけ、ゲンはウリーに向けて発砲するが、

 
 ダン「撃つなーっ!!」

 
 ダン「うおっ」

 こともあろうにダンがその身でウリーを庇い、自らの腹に銃弾を受ける。

 ダンは斜面を転がり落ちて河原に横たわり、ゲンと、そしてアンヌもさすがに慌てて駆け寄る。

 ゲン「すいません、隊長、僕は……」
 ダン「いいんだ。あの子は……?」
 アンヌ「違うんです……」
 ダン「アンヌ……」

 と、ここで漸くアンヌが進んで口を開き、同時に「ウルトラセブン」の主題歌インストがバラード調で流れ出す。

 
 アンヌ「私の子供じゃないんです、宇宙人の捨て子なんです。みんながあの子を育てることに反対しました。でも、とっても悪戯な子だけど、私、ほっておけなかったんです」
 ダン「やっぱり君は……」

 が、アンヌはまた首を横に振ると、

 アンヌ「アンヌじゃありません」

 ええ加減にせえよ。

 なんでそんなに頑なに認めようとしないのか?

 つーか、別人だったらタイトルにアンヌって書くんじゃねえよ。詐欺じゃねえか。

 あと、ウリーに関する説明もあまりに漠然とし過ぎて、「イーッ!」となってしまう。

 しかも、

 
 アンヌ「隊長さん、私はあの子をあなたのような立派な人に育てたいと思っていたんです」

 それに続けて、今度はダンを以前から知っていたようなことを言い出すので、ますます頭が混乱してしまう。

 要するに、シナリオライター自身も良く分からないまま書いてるってだけじゃないの、これ?

 と、ウリーの超能力で飛んできた岩がアンヌの頭に命中すると言う、コントみたいなことが起きる。

 ダン「アンヌーっ!!」
 ゲン「くそう」

 ゲンはダンを放置して走り出し、

 
 こうして、ダンとアンヌが仲良く並んで横たわると言う、名作の主人公とヒロインの再会にしては、いささかトホホなシーンとなる。

 にしても、つまんねえ話だ。

 アンヌと言うウルトラシリーズ最高のヒロインがいるのに、こんな退屈で心弾まない話が良く作れるものだと逆に感心してしまう。

 もっとも、感動的な別れ方をした二人をまた会わせると言うのは野暮の極みでもあるので、脚本家だけに責任を負わせるのは酷と言うものか。

 30話の桜井さんのように、菱見さんは全く別のキャラとして登場させた方が良かったかもしれない。

 どっちにしても、昔の恋人に似た女性が宇宙人の子供を育てていると言うプロット自体になんの魅力も感じられないのは確かである。

 
 色々あって、ウリーは銀色の巨大星人の姿に変わる。

 ……って、これのどこが子供やねん!!

 ゲンもレオに変身して戦うが、ウリーあらためウリンガの念力攻撃に苦戦する。

 それでもレオは反撃に出て、ウリンガを戦意喪失に追い込むが、ウリーが暴れていたのはその巨体を子供の体に押し込められているその窮屈さに耐えかねていたことに気付き、ウルトラマントでその体を覆って子供の姿に戻して、彼を広い宇宙に連れて行ってやろうと考える。

 
 ウリーの呼ぶ声に、パッと目を開くアンヌ。

 なんだかんだで、菱見さんは美しい。

 
 アンヌは腹から血を流しているダンのそばに駆け寄ると、その傷口に白いハンカチを被せてやる。

 そしてその手を握っていると、ダンが喘ぎながら目を覚ます。

 それを見て安心したように微笑むと、アンヌは立ち上がり、ウリーに向かって歩き出す。

 
 ダン「アンヌーッ!!」

 ダンは必死に起き上がって叫ぶが、その声は、ウルトラ警備隊時代に戻ったような若々しい声になっていた。

 この辺の演じ分けと言うのは、さすが役者だなぁと言う感じである。

 
 その悲痛な声に立ち止まり、

 
 後ろ髪を引かれるように視線を動かすアンヌであったが、目の前で自分の名を呼ぶウリーに真っ直ぐ視線を向けると、再び歩き出す。

 ダンと言うか、セブン的には「俺よりあんな星人を選ぶのかよっ!!」って、泣きたくなるようなシーンであったろう。

 
 ダンの叫びも空しく、二人はレオの手の平に上に乗り、宇宙に向かって飛び立つ。

 つーか、ウリンガの姿のままの方が良いんだから、ウリンガの姿のまま宇宙に連れて行ってやれば、別にアンヌが一緒に行く必要なくね?

 それ以前に、簡単に宇宙って言うけど、人間であるアンヌが一体どの星でどんな風に暮らしていけば良いのか、その辺のことを脚本家は良く考えているのだろうか?

 
 それはともかく、濡れた目で前を見据えるアンヌの美しい横顔を貼ってお開きとしよう。

 以上、これほど曖昧模糊としてすっきりしない、スタッフが一体何をやりたいのかさっぱり分からないエピソードもあるまいと思われる。見る前に是非ソルマックを飲んでおきたい、消化不良の作品であった。

 だから、この話、リテイクしたくなかったんだ。
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コメント

盛り上がらない

ダンとアンヌの再会の筈なのにどうにも盛り上がらないようですね😅やはりこの2人はセブンの最終回で終わった方が“美しい思い出”として終わって欲しかったですね

こうどなせいじてきはんだん

菱見さんが出演する事は確定したけどその後スタッフ内部で
「ダンがずっと前から地球に帰って来てるならアンヌとはとっくに再会してるだろうからアンヌ以外の役で出そう派」
「菱見さんを出すならアンヌとして出す以外有り得ないだろ派」
「ダンとアンヌはあの別れがあるから美しいんだ再会なんかさせるな派」
等が入り乱れて大揉めに揉めた結果玉虫色の結論になった感じですかねこれは

これもまた謎

因みに今回の元ネタとしてクレジットされている『狐がくれた子』ですが、・・・・・・まったく情報がありません
検索掛けて真っ先にヒットするのがウリンガ絡みのページ、一説には「葛の葉」(安倍晴明の母親の狐)ではないかとも言われていますが決定的な証拠は無し
もう本当に放送当時の絵本か何かを片っ端から調べないと分からないレベルのようです
何から何まで謎だらけのエピソードでした

隠れウルトラネタ

チェンジマンの32、33話でアンヌ田村ゆり子が宇宙人の子供であるセヴ…ナナを保護していたのはこれが元ネタではないかとあれから思ったんですが…
セブンの最終回は名作でこちらは迷作だから気付かなくてもいいと思いますが、目ざとい人から見ればそうでもないかも。
まあ、私もかなり目ざといですよね…

Re: 盛り上がらない

これだけ期待はずれのエピソードも珍しいです。

Re: こうどなせいじてきはんだん

実際のところはどうなんでしょうね。この妙に煮え切らない描き方からして、さもありなんと言う感じですが。

Re: これもまた謎

自分も書くときにちょっと調べましたが、はっきりしたことは分かりませんでした。

レオの暗さを象徴する話

民話シリーズの中でも暗くて何をやりたいのか分からない話の典型ですね。アンヌが出る必要があるとは思えないし、ウリーが不気味で感情移入できないのがマイナスです。

Re: 隠れウルトラネタ

> チェンジマンの32、33話でアンヌ田村ゆり子が宇宙人の子供であるセヴ…ナナを保護していたのはこれが元ネタではないかとあれから思ったんですが…

なぁるほど、それは気付きませんでした。

折角の菱美さんなのに…。

個人的にはキッチリと別人としてやって欲しかったですねぇ…アンヌに似てるけど、やっぱり違う…でも、そんな彼女のアンヌとは違う別の魅力に惹かれて行く…みたいな。

Re: レオの暗さを象徴する話

せめてウリーが可愛い女の子だったら……

Re: 折角の菱美さんなのに…。

あと、和服はあんまり似合わないような気がします……個人的な意見ですが。

よくある悲劇の表現とウリーの実相

この話は「青春時代に好きだった女性と再会したら、既に結婚して子供までいた」というよくある(?)悲劇をウルトラシリーズ的に表現したものではないか、と思っています。宇宙人の子供というSF要素を除外すると、このエピソードは次のように再構成できるのではないでしょうか。

「アンヌはもう二度とダンは戻ってこないと考え、別の男性と結婚して防衛軍を退役、子供も生まれた。数年後、ダンが帰ってきて再び地球防衛のために戦っていることを知った。自分はある意味でダンを裏切った上に、防衛軍の仕事からも退いている(地球人ではないダンが命をかけているのに)。ダンに顔向けできない・・・」

アンヌであることを頑なに否定し続けるのは、上の心理により今の自分を見られたくないからだと思われます。最後にアンヌが宇宙へ旅立つ場面も、その女性が手の届かないところへ行ってしまったことのSF的な表現ではないでしょうか。

ひし美氏が著書でこのゲスト主演について触れられていますが、演出の意図として「おばけのような印象を出したい?」と感じたそうです。同時に、「レオ」におけるダンの設定(一度は去っていったダンが再び地球防衛の任に就いている)は今一つ納得できなかったようです。

管理人さんも目にされたことと思いますが、「実はウリーはダンとアンヌの間に生まれた子供では?」と解釈しているファンも多くいるようです(超能力を使う、ウリンガの姿はセブンの銀と赤を逆転させたもの、声を森次氏が当てている・・・)。面白い解釈ではあるのですが、そうなるとアンヌがなぜダンを避けるのかが本当に分からないので、私としてはあまり賛成できないのです。

そこに山があるから

>この話、リテイクしたくなかったんだ。
と言いつつリテイクするのは、前回に見落としていた百子さんのエロいカットや
「セブン」時代より色気が増したアンヌ(?)の美しいカットを
再発見できる可能性にかけているのでしょうか。

Re: よくある悲劇の表現とウリーの実相

> アンヌであることを頑なに否定し続けるのは、上の心理により今の自分を見られたくないからだと思われます。最後にアンヌが宇宙へ旅立つ場面も、その女性が手の届かないところへ行ってしまったことのSF的な表現ではないでしょうか。

なるほど、興味深い洞察ですね。

> ひし美氏が著書でこのゲスト主演について触れられていますが、演出の意図として「おばけのような印象を出したい?」と感じたそうです。同時に、「レオ」におけるダンの設定(一度は去っていったダンが再び地球防衛の任に就いている)は今一つ納得できなかったようです。

情報ありがとうございます。「おばけ」(幽霊)だから和服ってことなんでしょうね。

> 管理人さんも目にされたことと思いますが、「実はウリーはダンとアンヌの間に生まれた子供では?」と解釈しているファンも多くいるようです(超能力を使う、ウリンガの姿はセブンの銀と赤を逆転させたもの、声を森次氏が当てている・・・)。面白い解釈ではあるのですが、そうなるとアンヌがなぜダンを避けるのかが本当に分からないので、私としてはあまり賛成できないのです。

いえ、恥ずかしながら初めて聞きました。

まあ、どう見ても二人は最後までプラトニックだったから、ありえない話ですね。

Re: そこに山があるから

いえ、そんな高尚な(?)理由ではなく、実は23話から(24話を除いて)31話まで全部スルーつもりだったんですが、さすがに飛ばし過ぎたと反省して、急遽29話から31話まで書くことにしたんです。

要するに、一度リテイクをスルーしたのに書くことにしたが、面白くなかったのでやっぱり書くんじゃなかったと後悔していることを表現した一文だったのです。

頑な

タイトルには“ダンとアンヌ運命の再会”と書いてありますが、何故彼女は頑なにアンヌと呼ばれる事を否定していましたね😅どうにも勿体無い展開ですね

Re: 頑な

すっきりしない話でしたね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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