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「キカイダー01」 第17話「大巨篇!! 恐怖の巨人デビル始動」


 第17話「大巨篇!! 恐怖の巨人デビル始動」(1973年9月8日)

 しかし、サブタイトルに堂々と「大巨篇」って書いてるドラマ、初めて見たなぁ。

 
 冒頭、丸の内のオフィス街を歩いているサラリーマンやOLたちの姿が映し出される。

 と、角を曲がったところで、

 
 OL「あっ!!」

 前方に何かとんでもないものを目にしたように、思わず声を上げて立ち止まる人々。

 はい、ここで、鮮烈なOLパンチラが炸裂するんですねえ。

 いやぁ、ほんっとにパンチラっていいもんですね!!

 しかも、これ、ようく見ると、向かって左側のOLの手が、右側のOLのスカートをまくりあげていて、極めて珍しい、同性によるスカー トめくり式パンチラになっていることが分かる。

 それはそれとして、彼らを驚かせたものは、

 
 オフィス街のど真ん中を、Gメン75のように横並びで向かってくる、虚無僧の列であった。

 
 彼らは尺八の先から炎を吹き出し、サラリーマンたちを襲撃する。

 なお、サラリーマンの一部が明らかにもろ手を挙げて歓迎しているように見えるのは、これで堂々と会社をサボれる口実が出来たと喜んでいるのだろう。

 同じ頃、とある会社の社長をしている大貫と言う男の自宅に、いきなりシャドウナイトがあらわれる。

 
 シャドウナイト「お前の会社は今度ウラニウムの10倍の威力を持つ、ハイセリウムを開発させたな」
 大貫「どこからそれを?」
 シャドウナイト「設計図を出せ」
 大貫「バカを言うな、確かにわが社はハイセリウムの製造法を開発した、だがこのハイセリウムは平和のために使えば原子力の10倍の力を発揮するが、もし戦争目的に使用したら、水爆より遥かに恐ろしい爆弾を作ってしまう」

 
 大貫「私はこの設計図を、今日の重役会議にかけて破り捨ててしまうつもりだ」
 シャドウナイト「捨てる前にシャドウがいただく、ハイセリウムは、シャドウがジャイアントデビルのエネルギー源に利用するのだ」
 大貫「死んでも渡すもんか、貴様に渡したら、人類は死滅してしまう

 ……

 なんちゅう物騒なもんを開発してんだ、おまいは?

 お前らのほうが、「悪の組織」よりよっぽど怖いっつーの。

 つーか、別のものを作ろうとして偶然出来た訳でもあるまいし、最初からそういうものだと分かって製造しておきながら、「やっぱ危ないからやめとこう」って……じゃあ、最初からそんなプロジェクト推し進めんじゃねえっ!!

 ま、この手のマッドな発明の争奪戦は、70年代の特撮では定番中の定番プロットなのだが……

 あ、言い忘れたが、大貫を演じるのは悪役を演じることの多い神田隆さん。

 当然ながら、そんな警告など「悪の組織」の大幹部には無意味で、

 シャドウナイト「願うところだ、人類は死滅するが良い。これを見ろ!!」

 シャドウナイト、平然と言い放つと、部屋のテレビに丸の内の様子を映し出し、彼の会社の社員たちが虚無僧軍団に襲われているところを見せ付ける。

 大貫「やめろ、社員たちは何にも知らん!!」(註1)
 シャドウナイト「では、設計図を出すか」
 大貫「それもダメだ。密かに全人類を売るような真似はできん」
 シャドウナイト「では、ここでテレビを楽しむことだな、自分の社員一人ずつ殺されて行くところをな」

 註1……じゃあ誰がハイセリウムを開発したんだ?

 なお、普通こんな場合、大貫の家族を人質にして脅すところだが、どうやら大貫は家族がひとりもいないらしく、代わりに社員を見せしめのために殺しているらしい。

 会社の事業内容や規模など、具体的なデータは不明なのだが、丸の内にオフィスを構えるくらいだからかなりの大企業だと思われるのに、その社長が結婚もしてないと言うのはねえ……

 だから、ここは、社長より、ハイセリウムを開発した主任研究員あたりにしといたほうが良かったかもしれない。

 前述したように、社長なら、もっと早い段階でハイセリウムの開発中止を指示できた筈だしね。

 それはともかく、逃げ惑う社員たちの中に、ミサオとヒロシの姿もあったが、ミサオはヒロシに「119番しろ」と言うと気を失い、芝生の上に倒れる。

 このシーンも、ミサオが特に理由もなく気絶しちゃっているように見えて、なんか変なんだよなぁ。だいたい、ミサオのような女傑が、それくらいのことで気を失うとも思えない。

 かと言って、別に気絶したふりをしているようにも見えないし。

 と、そこへ飛び込んできたのが01であった。

 01は、シャドウマンが化けている虚無僧を次々と殴り壊していくが、

 
 そのうちのひとりは、今回の怪人コムソウドクロであった。

 コムソウドクロ「我こそはシャドウロボット背番号3、コムソウドクロ、この俺を怒らせたらどうなるか、教えてやる!!

 と、タンカを切りながら、パッと姿を消す、いまひとつ何がしたいのか分からないコムちゃんであった。

 01(是非教えて欲しかったのにぃ~)

 イチローがサラリーマンたちを介抱していると、いつの間にか意識を取り戻したミサオが、ヒロシの手を引いて走り去っていくのが見えた。

 イチロー「確かにヒロシ君!!」

 シャドウナイトは、大貫を屋敷の庭に連れ出し、なおも脅してハイセリウムの方程式のありかを吐かせようとしていたが、大貫も頑なに拒否する。

 ……

 いや、とりあえず身体検査しましょうよ~。

 あるいは、家捜ししましょうよ~。

 シャドウナイトが芸のない脅迫を続けていると、そこへジローがあらわれ、キカイダーに変身してシャドウナイトたちを撃退する。

 
 ジロー「奴らはこれからもあなたの命を狙うでしょう、僕があなたを」

 その後、ジローは大貫の護衛を申し出るが、大貫はアタッシェケースを取り出し、

 大貫「大丈夫ですよ、ご覧ください……奴らはこれを狙ってくるでしょう、しかし、この中には強力な時限爆弾が仕掛けてあるんです。私がスイッチを切らん限り、午後3時に爆発するようセットされています。私は奴らが現れたら、わざとこれを奪い取らせます、そこで奴らは終わりです。無理にこじ開けたりしても爆発する仕掛けになっています」

 そう言ってジローを安心させ、代わりに社員たちのガードを頼む。

 ……って、今度は時限爆弾かいっ!!

 いちいちやることが物騒なおっさんである。

 つーか、どっから調達したんだ、そんなもん?

 て言うか、既に社長権限で破棄することを決めているのなら、今この場で設計図を燃やせばいいのでは?

 あと、シャドウにしても、設計図があるということは、それを引いた人間がいる訳だから、社長を脅してそれを奪い取るより、研究スタッフを誘拐してハイセリウムをじかに作らせたほうが手っ取り早いのでは?

 とにかく、今回のシナリオ、長坂さんが書いたにしては突っ込みどころが多過ぎる。

 ちなみに、伴さんと神田さん、どちらもこの12年後の「スケバン刑事」に悪役としてゲスト出演してるんだよね。

 それはともかく(運転手をシャドウに昏倒させられたので)大貫は自分で車を運転して会社に向かっていたが、途中、横断歩道を横切っていたヒッピー風の若い女性が突然倒れたので、慌てて急ブレーキをかけて駆け寄り、

 
 大貫「お嬢さん、どうしました?」
 ミサオ「なんでもありません」
 大貫「大丈夫ですか?」
 ミサオ「どうも、もう大丈夫ですから」

 親身に心配するが、そのどさくさ紛れに、ミサオに財布を掏られてしまう。

 
 ヒロシ「うまくいったのかよぉ」
 ミサオ「モチ!!」

 ミサオ、角の向こうで待っていたヒロシのところに戻るが、あにはからんや、財布の中には薄い茶色の皮に、なにやら方程式のようなものが書き込まれたものが入っているだけであった。

 ヒロシ「ちぇっ、こんなもんでアンパンが買えるかよ」
 ミサオ「同感」

 言うまでもなく、それがハイセリウムの製造方法の方程式だったのだが、ミサオたちに分かる筈もなかった。

 要するに、これは、女スリがそうと知らずに重要書類を盗み取ってしまうと言う、時代劇ではありがちのパターンだったのである。

 つまり、大貫は大事な書類を財布の中に入れていた訳で、シャドウナイトたちがしっかり身体検査していれば簡単に発見できていたことになる。

 また、会社の社長ともあろうものが、財布の中に1000円札一枚入れていないというのも、めちゃくちゃ不自然である。

 ともあれ、シャドウは簡単に大貫の作戦に引っ掛かり、会社の前で降りた大貫に黒服たちが襲い掛かると、囮のアタッシェケースを奪い去る。

 黒服たちは廃工場で待っていた虚無僧たちにケースを渡すが、コムソウドクロはケースの中から聞こえてくるタイマーの音に気付き、時限爆弾だと見抜く。

 
 コムソウドクロ「それをどこかに捨てて来い、拾った奴はあの世行きだ、誰が死んでも良い見世物になる」

 で、部下はそれを適当なところに捨てるのだが、

 
 ヒロシ「お姉ちゃん」
 ミサオ「ああっ」

 それを最初に発見したのもミサオたちだったと言うのは、いくらなんでも偶然の度が過ぎるのでは?

 ミサオ、金目のものに違いないと何の迷いもなくネコババしようとするが、そこへイチローが自分の名を呼びながら走ってきたので、ミサオは咄嗟にケースを置いて逃げ出す。

 ミサオたちは、まだイチローが自分たちの味方だと知らない……んだよね?

 二人はちょうど停留所に止まっていた路線バスに乗り込むが、

 
 リエコ「あのバスに乗る?」
 アキラ「平気だよ、僕、自分の足で歩いてヒロシ兄ちゃんを探すんだ」

 たまたまその近くにリエコたちもいたと言うのは、これまた偶然の重なりがひどい。

 もっとも、アキラが断ったので、車内で彼らが鉢合わせすることにはならなかったのだが。

 で、今度はリエコたちがケースを拾うのだが、真面目な彼らはすぐ警察に届けようとする。

 イチロー、そのバスを追いかけようとするが、ハカイダーの攻撃を受け、彼を追いかけてオフィス街をダブルマシーンで駆け抜け、廃工場にやってくる。

 ミサオたちは草津温泉まで運ばれてから、乗客に化けていたシャドウマンたちに捕まる。そのバスは、シャドウの仕立てた偽のバスだったのだ。

 ……って、これも、シャドウがミサオたちの行動を把握していたみたいで、微妙に変である。

 
 ハカイダー、振り向きざまハカイダーショットを撃つが、

 
 イチローがそれをよけようともせず、悠然と歩み寄り、

 
 イチロー「ハカイダー、もう逃げられんぞ」

 まるで獲物を追い詰めたケンシロウのようにハカイダーを指差すのが、ゾクゾクするほどカッコイイのである!!

 ハカイダー「バカめ、逃げたのではない、人目を避けて貴様をおびき出しただけだ。今こそ、今こそ貴様に殺されたハカイダー三兄弟の仇を討ってやる」

 相変わらず口だけは達者なハカイダーであったが、01に変身したイチローには手も足も出ず、あえなく敗退する。

 CM後、惨めな負け犬としてアジトに戻って来たハカイダーに、シャドウナイトが容赦なく追い討ちをかけている。

 
 シャドウナイト「ハカイダー、貴様は01やキカイダーに手を出すことは禁じられている筈だぞ」
 ハカイダー「ちくしょうぉおお、俺は必ず……」
 シャドウナイト「貴様では01には勝てん」
 ハカイダー「なにをっ!!」

 ハカイダー、シャドウナイトを殴り飛ばすと、その場でガチの戦いを始めるが、

 
 シャドウナイト「01カットを食らっただけでそのざまだ、ブラストエンドではどうなることかなぁ?」
 ハカイダー「……」

 ハカイダー、シャドウナイトにすら勝てず、剣でその体を壁に押し付けられ、既に傷だらけとなったプライドに、塩を擦り込まれるようなことを言われる。

 以前も書いたが、「01」になってからのハカイダーの凋落ぶりは、前作からのファンとしては見るに忍びないものがあり、今更言っても仕方ないが、ハカイダーは最初から登場させないか、第1クールでお役御免にすべきだったと思う。

 ビッグシャドウ「二人ともよく聞け」

 と、見兼ねて首領のビッグシャドウが仲裁に入る。

 ビッグシャドウ「ヒロシとミサオはたった今、我がシャドウの手中に落ちた」
 シャドウナイト「では、ジャイアントデビルは?」
 ビッグシャドウ「ヒロシの背中の図面をもとにジャイアントデビルの体は出来る、しかし肝心の心臓部だけはアキラの背中がなければどうしても出来ないのだ」

 ビッグシャドウは、ハカイダーの規則違反を咎めないばかりか、アキラの拉致と言う大任をハカイダーに下すという度量の大きさを見せ、ハカイダーも素直に従う。

 一方、シャドウのアジトでは、早くもヒロシが上半身裸にされてベッドに横たわり、背中に特殊インクで書かれたジャイアントデビルの設計図を読み取られていた。

 どうせなら、設計図を描かれるのは可愛い女の子か、18歳くらいの美人女子大生がいいなって管理人の知り合いが言ってました。

 
 ミサオ「なにすんのよ、レディーの持ち物調べるなんて」
 シャドウナイト「これはハイセリウムの製造方程式だな、投光器にかけろ」

 同時に、シャドウマンたちはミサオのハンドバッグを探って例の皮に書かれたハイセリウムの方程式を奪い取るのだが、これも、あらかじめミサオがそれを持っているのを知っていたかのようで、いささか不可解である。

 あと、今回、ハイセリウムとジャイアントデビルと言う、悪が欲しがっている設計図が二つも出て来ると言うのも、ドラマの構成としてはあまり感心しない。

 
 ともあれ、設計図を元に着々とジャイアントデビルのボディーの製造が進められ、その一方、用済みとなったヒロシとミサオは、湖……正確には、採石場の穴ぼこに出来た大きな水溜りの岸辺に設置された処刑用の十字架に縛り付けられる。

 一方、リエコたちは、ケースを最寄の派出所に届けるが、次のシーンでは、何故かパトカーに乗せられて何処かに移動している。

 いや、落し物を届けに来ただけなのに、なんでパトカーに乗せられなきゃいけないのって、普通は怪しむところなのだが……

 で、そのパトカーも何故か草津温泉に向かっていることを知り、

 
 リエコ「あの、随分遠いんですね……一体何処へ?」

 怪訝な顔で尋ねるが、と言うことは、ケースをじかに持ち主に返すつもりだったのだろうか?

 でも、その所有者が誰かなんて分かる筈がないのだから、ますますもって不可解である。

 念のため、本署まで同行してくれるよう頼まれたにしては、「何処へ?」なんて聞く訳ないしね。

 とにかく、今回のシナリオは穴が多過ぎる。

 
 警官「どこへ? はっはっはっはっ……地獄でしょうねえ」

 運転していた警官、そんな不吉な言葉を口にすると、それこそ死神のような不気味なメイクになって振り返り、ギロリとリエコたちを見詰める。

 リエコは咄嗟にドアを開け、走行中の車からヒアキラを連れて飛び降りる。

 警官は身軽に彼らの頭上を飛び越えて、今回の撮影では大変お世話になりましたのホテル・ヴィレッジの玄関先に着地し、その行く手を阻む。

 リエコ「ハカイダー、ハカイダーね」

 リエコに見破られると、警官は一瞬でハカイダーの姿に変わる。

 反対側に走り出そうとした二人の足元に威嚇射撃をして、その動きを止めると、

 
 ハカイダー「ようく、聞け、俺はお前たちを連れて来いと命令されている。たとえ殺してでもアキラの体を連れて来いとな、いいか、二人とも殺す!!」

 なんだか、首尾一貫しない台詞だなぁ。

 まるで、今回のシナリオの迷走ぶりを象徴するような台詞である。

 追い詰められたリエコたちであったが、今度はそこへジローが助けに現れる。

 しかし、大貫の会社の護衛をしていた筈のジローがいきなりこんなところに出現するというのは、なんか変だよなぁ。

 都内ならともかく、群馬県まで来るか?

 せめて、パトカーに乗るリエコを目撃したジローがそれを追いかけるシーンを入れて欲しかった。

 それはともかく、ジローはリエコが持っているのが時限爆弾入りのケースだと知って捨てるよう呼びかけるが、リエコの耳には届かず、リエコは乗り捨ててあったパトカーに乗って逃走する。

 この後、パトカーを追いかけるハカイダーのバイクと、それを追いかけるジローのサイドカーによるチェイスシーンとなり、行き止まりにぶちあたったリエコは車を捨てて再び走り出すが、

 
 リエコ「ああっ!!」

 
 ここに、「日本百パンチラ」にも選定された、強烈且つ鮮烈なパンチラが炸裂する!!

 いやぁ、思わず額に入れて書斎に飾りたくなるほど素晴らしいチラである!!

 綺麗な太ももと、白いハイヒールとのコントラストも言うことなし!!

 そしてこのシーンに、ブルマなどで逃げずに、純白の勝負パンツで挑んだ隅田さんの女優魂に、心から敬意を表したいと思います。パチパチパチ。

 で、後はもう蛇足みたいなものなので、簡単に片付けよう。

 リエコ、咄嗟にハカイダーに向かってケースを投げつけるが、ちょうどその瞬間、爆弾が爆発し、ハカイダーの体を傷付ける。

 
 ジロー「ここは任せろ、ホテル・ヴィレッジで待ってるんだ」
 リエコ「はいっ」

 そんな体でなおも戦おうとするハカイダーだったが、ビッグシャドウが改めてアキラを捕まえてくるよう命じる。

 一方、まさに処刑されようとしていたミサオとヒロシは、イチローによって助けられるが、

 シャドウナイト「はははは、罠に掛かったな、01、まとめて三人、皆殺しになるが良い」

 元々シャドウナイトは、わざと目立つことをしてイチローをおびき出し、そこを虚無僧軍団たちに倒させるつもりだったことが分かる。

 これもねえ……彼らに課せられた任務はあくまでヒロシやアキラを捕まえ、ハイセリウムの設計図をゲットすることなのだから、わざわざイチローを呼び寄せる必要があったかどうか?

 結局、今回のシナリオおよびシャドウの作戦がダメな理由は、ジャイアントデビルの設計図入手と、ハイセリウムの方程式入手と言う、似て非なる二つの作戦を並行して……と言うより混同して行おう(描こう)としている点に尽きるのではないかと思う。

 もっとも、ヒロシの背中の設計図だけはあっさり手に入れられたのだから、シャドウにとって全く無意味な作戦でもなかったのだが。

 さて、虚無僧軍団の火炎放射攻撃に苦戦するイチローであったが、そこへ変身済みのキカイダーが躍り込んで来て、その窮地を救う。

 イチローも01に変身するが、ミサオがその場から走り出したのを見て、

 
 01「ミサオさん、何をするんだ」
 ミサオ「おじさまから掏り取った図面、取り返してくんのよ」

 急に義侠心を発揮するミサオであったが、「おじさま」って言うと、まるで大貫のことを知っていたようにも聞こえて、紛らわしい。

 01「こっちは俺に任せろ、お前はミサオさんをガードするんだ」
 キカイダー「よし」

 ミサオとキカイダーは敵のアジトの中に突入するが、さいわい、手強い敵もおらず、何故かハイセリウムの設計図も投光器に掛けられたままだった。

 ミサオが設計図を引き抜くと、

 
 キカイダー「こんなコピー装置は残しておけない!!」

 そのメカに一撃を加え、破壊する。

 どうやらシャドウナイト、ハイセリウムの設計図をちゃんとコピーする前に、ミサオたちの処刑にうつつを抜かしていたらしい。

 まさに虻蜂取らずと言う奴である。

 この後、01がコムソウドクロを倒し、事件はひとまず落着する。

 ラスト、自宅の書斎の灰皿で、設計図の書かれた皮を燃やしている大貫。

 
 大貫「あんまり進み過ぎた文明は人類を滅ぼすといいますが、こんなものはないほうがいい」
 ジロー&イチロー(じゃあ、最初から作んなよ……)

 気がつけば、神田隆さん、あんまり出番なかったな。

 大貫「あのチャーミングなお嬢さん、ミサオさんがこれを持ってきてくれたときはほんとにホッとしました」
 イチロー「それでミサオさんは?」
 大貫「せめてお礼でもと申したんですがね、自分はそんな身分じゃないからと逃げるように……」

 
 ジロー「兄さん」
 イチロー「うん、ハイセリウムは取り返したが、奴らにはまだジャイアントデビルの設計図コピーが残っている。奴らにジャイアントデビルの完成を絶対許すわけには行かない!!」

 で、次のシーンでは、

 
 イチローとジローがホテル・ヴィレッジにリエコとアキラを迎えに行き、リエコが深々とホテルの人たちに頭を下げている。

 しかし、なんでただの泊り客のリエコを、従業員総出で送り出さなきゃいけないんだってことなんだけど、悲しいけど、これタイアップなのよね~。

 でも、この繋ぎ方だと、イチローとジローが一旦東京の大貫を訪ね、それから草津にとんぼ返りしているように見えて、これもなんか不自然である。

 まるで、リエコとアキラを襲う絶好の機会をシャドウに与えているようにも見えて……

 以上、長坂脚本で、こんなにたくさんツッコミを入れたことは記憶にないほどであったが、そんな不満も、二つの国宝級のパンチラの前には消し飛んでしまうのが、キャプ職人の悲しいサガなのであった。
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コメント

物騒な白物

毎回毎回思うのですが、どうも70年代は悪の組織よりも一個人の方が国を滅ぼす事になりかねない物騒な物を平気で製造しているようですね😅ハカイダーの凋落ぶりも目を覆いたくなるほどですね😖

おれには関係のない何かがもう一つ・・・・・・・・・・・・起こっていたらしいな・・・・・・

強力な時限爆弾を内蔵し、スイッチ操作で無効化出来、無理にこじ開けると爆発する仕掛けをしたスーツケースをねえ・・・・・・
社長さん?なんか手馴れてません?
普段から使ってませんよね?ライバル企業のスパイにわざと奪わせて「そのスーツケースは後30秒で爆発する、こちらの要求を呑めばタイマーを停止させてやる」とか脅迫するのに使ったりしてませんよね?

私とした事が

今回の冒頭のパン チラは見逃しておりました。

大巨編…?

17話、命拾いしましたねぇ…パンチラが無かったらスルーされてる所でしたね。でも、冒頭のパンチラは本当にレアな良質な天然物って感じですね。ぜひ刺身でどうぞ…って言いたくなる様な…。( ^∀^)

Re: 物騒な白物

お約束なので、もう驚かないですけどね。

Re: おれには関係のない何かがもう一つ・・・・・・・・・・・・起こっていたらしいな・・・・・・

> 社長さん?なんか手馴れてません?
> 普段から使ってませんよね?ライバル企業のスパイにわざと奪わせて「そのスーツケースは後30秒で爆発する、こちらの要求を呑めばタイマーを停止させてやる」とか脅迫するのに使ったりしてませんよね?

確かに……まっとうな会社の社長がするようなことじゃないですよね。

Re: 私とした事が

モブのチラとしては、かなりレベルが高いですね。

Re: 大巨編…?

ああいうチラこそ本当のチラと言うべきなんでしょうね。

No title

>はい、ここで、鮮烈なOLパンチラが炸裂するんですねえ。

 いやぁ、ほんっとにパンチラっていいもんですね!!

これはすごいですねえ。この記事を読んで、これは早急に確認しなけりゃと思いました。正面から子ども向け番組で堂々と映るのがすさまじいですね。ロリチラでなく大人ですからねえ。

>そしてこのシーンに、ブルマなどで逃げずに、純白の勝負パンツで挑んだ隅田さんの女優魂に、心から敬意を表したいと思います。パチパチパチ。

このあたりは、東映のお約束ですよね。うれしい限りです。

ところで「ヴィレッジ」って、「キイハンター」にもよく出てくる当時の東映御用達のタイアップ先ですね。この時代、あるいは80年代あたりのドラマって、こういうタイアップ多いですよね。ウルトラシリーズも、タロウの宮崎県とか、けっこうやっていましたしね。最近のドラマは観ていないので知りませんが、たぶんこの時代のようなタイアップはすたれたのでしょうね。

Re: No title

> これはすごいですねえ。この記事を読んで、これは早急に確認しなけりゃと思いました。正面から子ども向け番組で堂々と映るのがすさまじいですね。ロリチラでなく大人ですからねえ。

こういうエキストラのチラって珍しいですよね。

しかし、改めて引用されると、知性のカケラもない文章で、お恥ずかしい限りです。

No title

①キカイダー01を見ているといつもタイアップばっかりで本当に嫌になります。タイアップをするなとは言いませんがせめて史実の半分くらいの頻度で済むようにもっと番組に予算をかけてほしかったです。

②記事に書いてあるようにハカイダーは第10話で退場させるかハカイダー部隊を登場させずに最初からシャドウを敵にするべきでしたね。

③特撮のギルハカイダーはなさけないですが石ノ森章太郎先生の原作漫画のギルハカイダーは情けない一面が一切なくてラスボスにまで上り詰めていてかっこいいのでぜひ原作漫画を読んでほしいです。

Re: No title

> ①キカイダー01を見ているといつもタイアップばっかりで本当に嫌になります。タイアップをするなとは言いませんがせめて史実の半分くらいの頻度で済むようにもっと番組に予算をかけてほしかったです。

色々事情があったんでしょう。

> ②記事に書いてあるようにハカイダーは第10話で退場させるかハカイダー部隊を登場させずに最初からシャドウを敵にするべきでしたね。

これも予算の都合で、仕方のない面もあるんですけどね。

> ③特撮のギルハカイダーはなさけないですが石ノ森章太郎先生の原作漫画のギルハカイダーは情けない一面が一切なくてラスボスにまで上り詰めていてかっこいいのでぜひ原作漫画を読んでほしいです。

いつか読みたいと思います。

矛盾

ハカイダーの“殺してでもアキラを連れて来いと言われているんだ”の台詞に違和感を感じてしまいますね😅せめて此処は“お前を殺してもアキラを連れて行くぞ”ならまだ理解出来るのですがね😖

Re: 矛盾

殺したらダメですよね。

No title

ようやくこの作品観ることができました。冒頭のスーパーパンチラは、やや暗いのが残念ですね。それにしても、当時の女性たちのミニスカぶりにはさすがに驚きますね。日本橋あたりのシーンも、昨今出勤時にこの服では、「勘違いするな」と注意されかねなさそうです。なお虚無僧の尺八のシーンは、もちろん日曜の朝にでも撮影したのかと思いますが、こういう都心のこんなところでこんな大胆な撮影がOKだったのは時代ですかね。

それはともかくこれ、草津に行く必然性がぜんぜんありませんね(苦笑)。もう少しましなタイアップロケの理由付けが必要でしょうに(笑)。

>ここに、「日本百パンチラ」にも選定された、強烈且つ鮮烈なパンチラが炸裂する!!

 いやぁ、思わず額に入れて書斎に飾りたくなるほど素晴らしいチラである!!

 綺麗な太ももと、白いハイヒールとのコントラストも言うことなし!!

 そしてこのシーンに、ブルマなどで逃げずに、純白の勝負パンツで挑んだ隅田さんの女優魂に、心から敬意を表したいと思います。パチパチパチ。

撮影も、彼女のミニスカをアップでとらえているし、現代の感覚では、「セクハラ」「パワハラ」の誹りを免れませんね。まあ隅田さんは撮影時すでに二十代半ばなので割り切っている、覚悟はできていたのでしょうが。例の、「A」4話の美川隊員の超ミニスカ、パンチラも、あれ西さんご当人が用意した衣装だからいいですが、そうでなければプロデューサーやディレクターのセクハラ、パワハラものでしょう。きわどいカメラアングル、脚を上げる演技なども。

Re: No title

> ようやくこの作品観ることができました。冒頭のスーパーパンチラは、やや暗いのが残念ですね。それにしても、当時の女性たちのミニスカぶりにはさすがに驚きますね。

まあ、ありがた迷惑の場合もあったでしょうが、一度は行ってみたい時代ですね。

> 撮影も、彼女のミニスカをアップでとらえているし、現代の感覚では、「セクハラ」「パワハラ」の誹りを免れませんね。

時代は確実に変わってきましたね。

No title

危険なものを開発しておきながら設計図を破り捨てる…なんで開発した?何を考えてた?予算の無駄使いじゃん。ま、ダイナマイトも平和利用を願って開発されましたが。

それと「日本百パンチラ」の一覧表、リストはどこで入手できますか?

Re: No title

> 危険なものを開発しておきながら設計図を破り捨てる…なんで開発した?何を考えてた?予算の無駄使いじゃん。ま、ダイナマイトも平和利用を願って開発されましたが。

昔の特撮のお約束ですね。

> それと「日本百パンチラ」の一覧表、リストはどこで入手できますか?

残念ながら現時点では存在しませんが、いつか発表できる日が来るかもしれません。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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