第31話「ママ! 寄生怪物の叫び」(1988年9月24日)
純一がエイリアンの子供を妊娠するという、頭のおかしいエピソードで、正直スルーしたかったのだが、5人体制になってから最初の回なので、やむなく書くことにした。
しかし、よりによって、なんでこんな話を最初に持ってきたのか、スタッフの頭にエイリアンが寄生していたとしか思えない。
なお、当然ながら今回からOPクレジットも変更され、鉄也と純一のキャラ紹介カットが加わるようになるのだが、

今まではこうだった勇介のカットが、

こういうものに差し替えられるという、細かな変化もある。
たぶん、オープンカーでナンパでもしているようなチャラチャラした姿は、戦隊シリーズのリーダーにふさわしくないという教育的理由からだろう。
ちなみに鉄也はボクシング、純一はラグビーで、丈のスケボー、めぐみの自転車と、みんな何かのスポーツをしているシーンに統一される。
じゃあ、勇介もそうしたれよ……
冒頭、珍しくビアス様が前回の戦いを振り返って反省しておられる。

ビアス「ギガボルトが敗れたのは残念だった。だが成果はあった、そこで、これまでのお前たちの成績を発表する。ガッシュ!!」
ビアスはいきなりそんなことを言い出し、ガッシュに命じて背後の壁に5人の幹部の成績を点数として表示させる。

内訳は一切公開されないが、ケンプがトップ、ブッチーが最下位に沈む。

ブッチー「何でワシがびりっけつダスか、なんでたった59点ダスか」
頭から湯気を出して怒るブッチーの肩を、「まあまあ」とでも言ってるように叩いているギルドスが、ちょっと可愛いと思いました。
ギルドス「怒るな、ブッチー、俺たちはただ活躍する場が少なかっただけだ」
ギルドスがそう言って慰めるが、実際、彼らはまだ2回ずつくらいしか作戦を指揮していないのだから、それを思えばむしろかなりの高得点と言えるのではあるまいか。
もっとも、裏を返せば、回数が少ない=負けた数も少ないことになるので、必然的に点数が底上げされていると言う見方も出来るのだが。
ビアス「今後ともあの数字を伸ばすために、大いに励んでもらいたい」
と言うわけで、これからのボルトは、各人の営業成績が常に張り出されている会社のように、幹部たちが毎週のように成績を競って火花を散らし合うと言うギスギスした「悪の組織」になるのである。
そして、今回は最下位グループのブッチーとギルドスによる共同作戦が行われることになる。

純一「やっほーっ、はははーいっ」
夜道をめぐみと丈、純一の三人がバイクでパトロールを行っていたが、ライブマンに成り立ての純一は、調子に乗って二人の前に出て、気ままにツーリングでもしているように蛇行運転を繰り返す。
丈「おい、こら、俺たちは暴走族じゃねえんだぞ」
めぐみ「パトロール中なのよ」
天罰覿面と言うべきか、ブッチーたちの作戦の餌食になったのが、一番前にいた純一であった。
ベガヅノーと言う恐ろしげな頭脳獣の放ったビームが直撃し、バイクごと派手に転倒する。

ベガヅノーは後続のめぐみたちにも同じ攻撃を仕掛けるが、二人は先輩の貫禄を示してビームをかわし、空中でライブマンに変身して着地し、ダブルライブラスターを叩き込む。
と、指揮官のブッチーたちもあらわれ、遮二無二斬りかかろうとする二人を「待て待て待て」と制すると、
ブッチー「あれを見るが良いダス」
ライオン「えっ?」
彼らの背後に注意を促す。
振り向けば、仰向けに倒れていた純一のお腹が風船のようにみるみる膨らんでいくではないか。
純一「どうなってんだ? お腹が、お腹が……」
ライオン「だいじょうぶか」
ドルフィン「しっかりして」
二人は戦いどころではなくなり、純一のそばに駆け寄って抱き起こす。

ギルドス「ベガヅノーはベガ星の宇宙動物の遺伝子を基に作った頭脳獣だ。いま、その頭脳獣の生命が純一の体内に宿ったのだ」
純一「な、なんだと?」
ブッチー「丈夫な赤ちゃんを産んでくださいダス」
悪趣味極まりない捨て台詞を残して、ブッチーたちはさっさと退散する。

その後、グラントータスにて、コロンが純一のお腹をハイテク医療器具で調べると言う、誰得? の展開となる。
あ、お客さん、帰らないで!!
これから面白くなるんです!! めぐみがブッチーとギルドスに捕まってめちゃくちゃいやらしいことをされるんですよ!!
……と言うのは勿論嘘だが、ほんと、溜息が出るなぁ。
やっぱりスルーしとくんだったか。
まあ、脚本家も、ほんとはめぐみを妊娠させたかったのだろうが、さすがにそれでは話が生々しくなると言うことで、やむなく純一にしたのだろう。
あと、前回、死ぬの生きるのと大騒ぎしていたコロンが、何事もなかったように戦列に復帰しているのも、相当に釈然としない。
それはともかく、嘘や冗談ではなく、ほんとに地球外生命体が自分のお腹に宿っていると知り、思わず吐きそうになる純一。
純一「やっぱり出来ていたのか、赤ん坊が」
コロン「違うわ、正確に言えば頭脳獣の赤ん坊が純一の体に寄生したということよ」
コロンの説明も何の慰めにもならず、

純一「どっちだって同じことじゃないか。僕の体から赤ん坊が生まれるんだ。あんな化け物の……」

純一の脳裏に、一瞬見たベガヅノーのおぞましい姿が浮かび上がる。
当然ながら、純一は恐慌状態に陥り、テーブルに顔を伏せ、助けを求めて泣き叫ぶ。
丈「純一!!」
とりあえずその顔をビンタしてみる丈であったが、
純一「俺はどうすれば良いんだよ?」
丈「……」
純一に縋りつかれても、返す言葉も見付からないのであった。
鉄也「ボルトめ、なんて恐ろしい奴らなんだ」(日本語訳・自分じゃなくて良かったぁ)

勇介「仲間が5人揃ったと思った途端、ひとり減るなんて……」
純一「えっ?」
勇介「えっ?」
早くも純一を見捨てる気マンマンの勇介であったが、嘘である。
勇介「仲間が5人揃ったと思った途端、こんなピンチに追い込まれるなんて……」
丈「だいじょぶだ、なんとかしてやるからな」
しかし、勇介、ぽろっと「5人揃った」って言ってるけど、元々3人で始めたヒーローなのに、最初から5人で活動することを目標にしていたように聞こえて、ちょっと違和感がある。
一方、ヅノーベースでは、

ビアス「ギルドス、プラス172点、ブッチー、プラス158点」
ビアスが、作戦進行中にも拘らず、ギルドスとブッチーに気前よく加点していた。
正直、採点基準が全く分からず、ほとんど、「物まね王座決定戦」の採点みたいな状態になっている。
いや、純一を孕ませただけで172点って、さすがに上げ過ぎじゃないか?
アシュラも、かつて勇介をナベ人間にしてやったことがあるのに、トータルで155点しかないというのは、いくらなんでも低過ぎる。
ま、それはケンプたちも感じていたに違いないが、なにしろ「ビアス様の言うことは絶対!!」なので、甘受するしかないのだった。

ギルドス「どうだ、ケンプ、もう追いついたぞ」
ケンプ「……」
ブッチー「もう、びりっけつじゃないダス、マゼンダと同点ダスよ」
マゼンダ「負けるものですか」
アシュラ「あいやー、俺がビリとはヤバいぜ」
もっとも、ビアスが点数を公表することにした最大の理由は、彼らの競争心をより一層激しく駆り立てることなのだから、採点それ自体はどうでも良くて、ビアスにとって大事なのは、つかず離れず点数を操作して、5人が常に競い合う状況を維持し続けることだったのかもしれない。
一方、勇介たちは、専門家に純一に寄生した生物を摘出してもらおうと、自分たちで救急車を仕立てて病院へ搬送しようとする。
……
ところで、専門家ってなんの専門家なの?
エイリアン摘出の専門家なんてのが、日本にいるの?
と、苦しそうに唸っていた純一の耳に「殺さないで」と言う聞き慣れない声がする。

純一「喋った、赤ん坊が喋った」
めぐみ「何も聞こえなかったわよ」
純一「ほんとに何か喋ったんだ。丈さん急いでくれ!!」
めぐみたちは純一の幻聴だろうと片付けるが、もうすぐ赤ん坊が生まれるのではないかと、純一は気が気ではない。
だが、ブッチーたちも手を拱いてはおらず、途中、ベガヅノーとジンマーを引き連れて攻撃を仕掛けてくる。
バイクで先導していた勇介がレッドファルコンに変身して食い止めている間に、丈が運転する救急車が先に行こうとするが、ギルドスに背後から攻撃され、パンクしてしまう。
丈「みんな降りろ!!」

ベガヅノー「手術などして殺されてたまるものか。わがベビーが生まれるのも時間の問題」

純一「誰がお前の赤ん坊なんて産むもんかーっ!!」
ファックユーとでも言いたげに、指を立てて叫ぶと、背後の草むらの中に逃げ込む純一。
こうして、事態は
「どうしても赤ん坊を生ませたい怪人」と、
「どうしても赤ん坊を堕ろしたいヒーロー」と言う、戦隊シリーズの歴史上、最悪にドロドロした人間ドラマの様相を呈するのであった。
……
しつこいようですが、これ考えた人、正気ですか?
せめてコメディとして撮れば良かったのだが、シリアスタッチじゃねえ……
公園の街路樹の根元に座って休んでいると、純一のお腹に気付いて好奇の目を光らせた住人がぞろぞろ集まってくる。

純一、彼らから逃げようと、シャドームーンの好きな「出」場所の階段を駆け下りようとするが、足がもつれて転んでしまう。
「妊夫」を気遣うどころか、その様子を見てゲラゲラ笑う、ザッツ日本人!! の皆さん。

声「殺さないでください」
純一「殺さないでだと?」
と、再び純一のお腹の中から声が聞こえる。
声「ママ」
純一「ママ? この俺がママ?」

声「何故私を嫌うのです」
純一「何故って……」
声「ママに殺されるほど嫌われるなんて私とっても悲しいです」
……
あれえ、ギャラリーの中に、純一と大して変わらない体型の人がいるよーっ!!
なんでみんなはその人のことは騒がないのぉっ?
と、ベガヅノーと戦っていた勇介たちも駆けつけ、

めぐみ「喋ってる、赤ん坊が喋ってる!!」
主婦「何言ってんですか、この人は男じゃないの」
切羽詰った純一、耳を塞いで「間違ってるんだよーっ!!」と絶叫する。
まあ、今回の話が根本的に間違ってることには全面的に賛意を表したい。
純一「お前がこんなところにいることが間違ってるんだよーっ!!」
声「ママ、私を好きにならなくてもいいです。でも生きてみたいのです」
鉄柵にしがみついて喚いていた純一だったが、赤ん坊の必死の願いを聞くと、

純一「そうか、ここにあるのも確かにひとつの命なんだ、こいつには何の責任もないんだ。ようし俺は生んで見せるぞ」
180度考えを変えてしまう。
ずいぶん簡単だな、オイッ!! 
丈「早まるなよ、純一、その赤ん坊は一種の寄生体なんだ、もしかしたらお前の腹を食い破って出てくることだって考えられるんだぞ」
純一「俺はさっきの言葉を信じます」
当然勇介たちは忠告するが、純一の意志は固い。
それを聞いてまた無遠慮に笑う腐れ外道ども。
こんな奴らはとりあえずトリプルライブラスターでも食らわせてやれば良いのである。
純一「何がおかしい、男だったら立派に生んで見せるぞ」
と、まるっきり「ちゅうかなぱいぱい」に出てくるようなぶっ飛んだ台詞を放つ純一であったが、前述したように、あくまでマジにやっているので、見ているほうも笑うに笑えず、どう対応したら良いのか困るシーンとなっている。
あと、今回のテーマって、ちびっ子たちに「望まない妊娠をしても簡単に堕ろしたらダメだぞっ」って、将来に備えて遠回しに訓戒しているにも思えるが、さすがに考え過ぎだろうか。
CM後、幸か不幸か赤ん坊は無事に生まれ、丈が危惧したようなことも起きなかった。

ベガベビー「こんにちは、ママ」
純一「……」
赤ん坊と言っても、生まれた時点でほとんど純一と変わらぬ背丈であった。
ベガヅノー「やったぞ、ベガベビー、そいつらを殺してしまえ」
植え込みの中に隠れて見ていたベガヅノーはベガベビーをけしかけるが、ベガベビーは「ママー、ママー」と甘えるような声を出して純一に駆け寄る。
……
はっきりいって、この寄生作戦、あんまり意味なくないか?
確かに妊娠中は大いに純一を悩ませたが、結局肉体的な損害は何もないし、ベガベビーにしても、大して戦闘力があるようにも見えず、ライブマンを倒すのは無理だろう。
なので、それこそエイリアンのように腹を食い破って出てくるとか、宿主の腹にいる間に自爆するとか、そんな仕組みにしておかないと、わざわざライブマンに寄生した意味がないではないか。
それはともかく、あんなことを言っていた純一だが、相手の人間離れした姿に驚いて反射的に逃げ腰になってしまう。
さらに、通行人の「化け物だーっ」と言う声に、ベガベビーは近くの池に自分の顔を映して見て、

ベガベビー「違う、ママの顔と違う」
それが純一と似ても似つかぬものだと知り、すっかり落ち込んでしまう。
純一も気を取り直して追いかけようとするが、そこへベガヅノーが飛び出し、純一に一撃を加えると、

ベガヅノー「我がベイビー」
ベガベビー「ママー、ママー!!」
泣き叫ぶベガベビーを抱いて無理やり連れ去ってしまう。
予想外の展開に、ブッチーも首を傾げ、

ブッチー「ギルドス、どういうことダスか?」
ギルドス「人間の心と言う余計なものを身につけてしまったようだ」
寄生した相手の性格まで取り込んでしまったのが、ギルドスの計算違いであった。

ベガベビー「ママー!!」
ベガヅノー「ベガベビー、俺が本当のお前の親なんだ」
ベガベビー「ママー、助けてーっ!!」
ベガヅノーが言って聞かせるが、「刷り込み」と言う奴で、純一のことを本当の母親だと信じきっているベガベビーは耳を貸さず、その手を振り払って純一に助けを求める。
一方、純一も、傷だらけの体に鞭打ってベガベビーを取り戻しに来ていた。

丈「純一、その体で無茶やめろって」
純一「あいつは俺をママって呼んだ、あんな姿や形はしていてもまだ赤ん坊です。それなのに俺は抱いてやることも出来なかった!!」 丈(めんどくせーなーっ!!) 丈さん、それは当時の視聴者がみんな思ってたことだと思います。
純一「俺はあいつを抱き締めてやりたいんです。でないと俺は一生後悔しそうなんです」
管理人などは、「じゃあ一生後悔してろ」と言いたくなるところだが、心優しいめぐみは、
めぐみ「あなたってほんとに優しいのね」
勇介「生きとし生けるものを守るのがライブマンの役目、純一、えらいぞ」
ブッチーだちは冷酷にもベガベビーをその場で始末しようとするが、ベガベビーはこちらに向かってくる純一を見て、ベガヅノーを突き飛ばして走り出す。
ベガベビー「ママー!!」
純一「ベガベビー!!」
互いの名を呼びながら駆け寄る二人。
感動の抱擁シーンが実現するかと思われた瞬間、

ベガベビー「あっ、ママーッ!!」
純一「あっ、ベイビー!!」
ベガヅノーの放った太い針が、ベガベビーの背中に突き刺さる。
ベガベビー「ママぁ……」
純一「しっかりしろ、こんな傷だいじょぶだ」
勇介たち4人が前に飛び出し、変身して彼らと戦っている間に、純一は瀕死のベガベビーをおぶってその場から離れる。
純一、「こんにちは、赤ちゃん」を歌ってあやしながら歩き、ベガベビーも初めて味わう「母」の温もりに涙し、弱弱しい声で一緒に歌っていたが、一声「ママ」とつぶやくと動かなくなる。

純一「ベビー、ベガベビー!! ベビー?」
純一が慌てて地面に横たえ、必死で呼びかけるが、

ベガベビーはカッと目を見開いたまま、息絶えていた。
あまりにあっけない別れに、顔じゅうを涙で濡らして悲しむ純一。
純一「こんにちは、赤ちゃん、あなたの……未来……」
掠れた声で、なおもベガベビーに向かって歌いかける。
実に感動的な……って、
なんでこんなシーンで感動せにゃならんのだっ!! そこへギルドスとブッチーが駆けつけ、
ギルドス「くたばったか」
ブッチー「なむダス」
ギルドスは憎々しげに言い放つが、ブッチーは一応手を合わせて拝んでみせる。

純一「黙れ、どうしてお前たちは命を弄ぶんだ、許さねえっ!!」
怒りに震える純一、渾身の気合を入れてグリーンサイに変身する。
ただ、どんなに中の人が激オコしてても、サイじゃねえ……
ともあれここからラス殺陣となる。
今回、ストーリーは最悪だが、

バイソン「バイソンロッド!!」
バイソンが、高台の上で「スピルバン」のツインブレードのような武器を構え、

右に、

左に、

豪快に振り下ろして刃先からビームを叩き込み、敵の足元で激しい爆発を起こすショットや、

ベガヅノーに岩に叩きつけられたグリーンサイが、トドメのビーム攻撃を、

宙を飛んでかわし、

その背後で大爆発が起こるショットなど、新メンバーのアクションだけはやたら充実しているのだった。
さて、5人体制で撃つ初めてのバイモーションバスターのコーナーとなるが、

以前と同様、ファルコンたち三人が砲塔を持ち、バイソンとサイは空いてるスペースに手持ち無沙汰で立ってるだけと言う、いささかトホホな並びで撃つというものだった。
ま、実際はバイソンもサイも支えてるんだけどね。
どっちにしても、元々三人で撃つ仕様なので、いまひとつ決まってないのは事実だ。
で、今回の巨大ロボバトルは、ライブボクサーでの戦いとなる。
彼らは、ライブロボとライブボクサーとどっちにするか話し合いもせずに決めているのだが、無論、新しいロボットをガンガン活躍させて、おもちゃの売り上げを伸ばすためである。
これ以上、確かな理由が他にあるだろうか?
戦いのあと、丘に立てたベガベビーの墓にあれこれ話し掛けている純一。
純一「ベガベビー、俺は君のお陰で男にも母性愛ってのかな、母親と同じ気持ちが生まれることを知ったよ」
勇介「お母さんが子供を守ろうという気持ち、これこそがライブマンを地球を守ろうという原点なんだよな」
勇介、強引にこじつけて話をまとめようするが、ライブマンが初めてボルトと戦ったとき、出産間近の妊婦を命懸けで守ろうとした星博士の教えが、彼らの戦士としての出発点となっていることを考え合わせれば、一概に牽強付会と決め付けるべきではないのかもしれない。
以上、途中で何度も心が折れそうになったが、なんとか最後までこの陰鬱なエピソードのレビューを書き上げた自分を、思いっきり抱き締めてやりたい衝動に駆られる管理人であった。
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