第33話「がんばれ鉄ちゃんロボ」(1988年10月15日)
冒頭、山奥の廃坑のようにうら寂れた村にて、とある一家がトラックに荷物を積んで引越しをしようとしていた。

カズオ「ヒロミちゃん」
それを見送るおにぎりみたいな頭をした少年カズオ。
演じるのはこの少し前の「男はつらいよ」で渥美清と共演していた伊藤祐一郎氏である。
スタッフもその経歴に敬意を表して(?)子役なのに役名がOPにクレジットされている。
前回のマイでさえ、役名なんか書かれてなかったのにぃ……

ヒロミ「ごめんね、カズオ君、行っちゃって」
で、見送られる側の女の子がこちらとなります。
どうせならこっちがメインゲストだったらなぁというのが、特撮男子共通の願いなのです。
カズオ「いんだ、おれ、寂しくなんかない……これ」
ヒロミ「ありがとう」
カズオ、駅弁のお茶を入れる容器のようなものに挿したコスモスの花と言う、ぜったい途中で投げ捨てられるプレゼントを渡し、握手をして別れを告げる。

カズオ「止めて!! お兄ちゃん、乗っけて」
が、やはり未練があるのか、たまたま向こうからバイクが来たのを呼び止め、それでヒロミを追いかけようとする。

で、それに乗っていたのがブラックバイソンこと鉄也であった。
鉄也「ようし、いいとも」
事情を察した鉄也は、快くカズオを後ろに乗せてUターンする。
しかし、こんなどんづまりの炭鉱地にまで、鉄也がひとりでパトロールで訪れるというのは不自然だし、それ以上に不自然なのは、ちゃんと鉄也が予備のヘルメットを持参していることである。
鉄也のバイクはトラックを追って舗装された道へ出るが、
カズオ「お兄ちゃん、もういいから止めて!!」
鉄也「えっ?」
途中で、カズオがつらそうに顔を歪めて泣き出し、鉄也の背中にヘルメットを押し付けながら悲鳴を上げるように叫ぶ。
たとえもう一度ヒロミに会ったところで、余計悲しくなるだけだと子供ながらに気付いたのだろう。

カズオ「ヒロミちゃんは最後の友達だったんだ」
鉄也「最後の?」
カズオ「うん、みんな引っ越してってとうとう俺一人になっちまったんだ」
その後、街の近くを流れる川のそばで鉄也とカズオが話している。
カズオの台詞にあわせて、ほとんど廃墟と見紛うばかりの、人気のない、荒れ果てた集落の様子が映し出される。
実際に廃村で撮影しているらしく、それが実にリアルな映像となっている。
逆に言うと、なんでカズオの家だけそこに留まっているのか、謎なのだが……
まぁ、カズオの親が変わり者で、金はあるのにわざわざ廃村同然の村に引っ越して仙人みたいな暮らしを楽しんでいるという可能性もなくはないが、まだ義務教育のカズオがいるんだから、子供のためにもさっさと転居するのが普通だろう。
あるいは、実はカズオは既に死んでいて、その家族もとっくに引っ越してしまったのに、まだ自分が死んだことに気付かずに集落をさまよっているという怪談っぽいオチも、夏場だったらあったかもしれない。

カズオ「ロボットでも良い、友達がいてくれたらな」
鉄也「ロボット?」
カズオ「うん、だって人間の友達はいつか何処かへ行ってしまう、ロボットなら何処にも行かない、ずっと俺の友達でいてくれるじゃないか」
寂しさのあまりか、いささか突飛なことを言い出すカズオであったが、そう言うストーリーなのだから仕方ない。
ただ、カズオが自分の家は何処へも引っ越さない前提で話しているのが少し奇妙で、やっぱりカズオは生きている人間ではなく、地縛霊なのではないかと勘繰ってしまう。
鉄也、ロボットと聞いて反射的にコロンの姿を思い浮かべると、
鉄也「カズオ君、簡単だよ、ロボットなんて……俺に任せてくれ」
カズオ「えっ?」
何か思いついたことがあるのか、ニヤニヤしながら安請け合いするのだった。
鉄也はグラントータスに戻ると、カズオの描いたロボットのイラストを手に、
鉄也「頼むよ、みんな、力を合わせて作ってやってよ」
甥っ子の夏休みの工作を手伝ってくれとでも言ってるような気安さで、勇介たちに助力を求めるが、

めぐみ「あのね、鉄也、いくら私たちが協力してもコロンのようなロボットはそう簡単には出来ないの」
コロン「星博士でも2年も掛かったコロン」
純一「えーっ? 鉄ちゃん、こりゃ逆立ちしても無理だよ」
鉄也「しかし、俺は約束したんだ」
勇介「俺たちはボルトと戦ってるんだ、こんなロボットを作ってる暇はない」
技術的な問題に加え、ヒーローとしての心構えの問題が立ちはだかり、鉄也の目論見は完全に外れる。
鉄也「じゃあいいよ、俺ひとりでも作って見せる」
意地になって宣言する鉄也であったが、無論、そんなことが出来る筈もなく、

代わりに、カズオのデザインを元に着ぐるみを作り、それを自ら被ってロボットに成り済ますという、プリミティブな作戦に出る。
ただ、着ぐるみと言っても一応金属製らしく、それを着て少し歩くだけでも汗だくになるほどだった。

カズオ「あ、ロボットだ」
鉄也「こんにちは、カズオ君」
カズオ「うわーっ、すっげーっ、鉄也さんは約束を守ってくれたんだ」
鉄也「勿論さ」
カズオ「鉄也さんは?」
鉄也「その、僕を作るのにくたびれてダウンしちゃったのさ、僕は少しでも(早く)カズオ君と遊びたくて一人で来たんだ」
外見はともかく、声は鉄也が普段の声で喋ると言う雑な偽装であったが、根が純朴なカズオは、まったく怪しむことなく、そのロボットに「鉄ちゃんロボ」と言う名前をつけて一緒に楽しく遊ぶのだった。
だが、何故か彼らの動きをマゼンダが探っていた。

離れたところから特殊なスコープを覗くのだが、そのスコープがマゼンダのイメージにあわせてちゃんとオペラグラスの形をしているのが芸が細かい。
今更だが「神は細部に宿る」というように、こういう小さなこだわりこそが大事なのである。

そのスコープを通して見れば、それがただの着ぐるみであることは一発で分かってしまう。

マゼンダ「ふっ、鉄也の科学力とはあの程度のことか……
こいつは面白い考えが浮かんだわ」
ま、実際にそんなこと口に出して言う人はいないんですけどね。
マゼンダ「お黙り!!」 管理人「ヒッ!!」
……と言うのは管理人の妄想だが、そんな奴がいないことは事実である。
ヅノーベースに戻ったマゼンダは、鉄ちゃんロボそっくりの設計図を起こし、

マゼンダ「ガッシュ、私の設計図をもとに頭脳獣を作り出すのだ」
ちなみにこの画像、一瞬、こんな大きな液晶モニターが当時あったのかと驚いてしまうが、これはレントゲン写真を見るときなどに使う、蛍光パネルなのである。
ガッシュもマゼンダから手渡された半透明の設計図をそれに差し込み、

ガッシュ「カオスファントムエネルギー放射」
言われたとおり、そのデザインどおりの頭脳獣を目の前に浮かんでいる頭脳核をコアにして一瞬で作り出す。
考えたら、コロンを作るのに2年掛かった星博士と比べたら、ボルトの科学力って神業レベルだよね。
もっとも、人間に近い知能を持っているという点で、コロンは一般の頭脳獣より遥かに優れているので、単純には比べられないかもしれない。
一方、カズオはすっかり鉄ちゃんロボが気に入り、

カズオ「これが俺の宝物の勲章さ」
鉄也「えっ、勲章?」
カズオ「ロボットの友達が出来たら上げようと思ってたんだ」
鉄也「ありがとう」
何の勲章か不明だが、金色の割と大きな勲章を持って来て鉄也の首にかけてやる。
ま、実際にカズオが貰ったものではなく、土産物で売ってるようなレプリカであろう。

ところが、彼らがキャッチボールをしている最中、鉄也が一人になったときを見計らって、そっくり同じ外見のロボット型頭脳獣ロボヅノーが襲ってくる。
不意を衝かれた鉄也は短剣をその胸に突き立てられ、斜面を転がり落ちて動かなくなる。
ここでロボヅノーorマゼンダ自身がきっちり鉄也にトドメを刺していればボルトの大勝利であったろうが、マゼンダはそれを怠り、

マゼンダ「ビアス様、鉄也を倒しました!!」
喜び勇んでビアスに報告する。
それを聞いたビアス様は、
ビアス「鉄也って誰?」 マゼンダ「……」
と、もっともな質問をされるのでした。
おわり。
じゃなくて、
ビアス「なにっ?」
マゼンダ「そしてロボヅノーは鉄也のロボットに摩り替わったのです」
マゼンダ、偽の鉄ちゃんロボを利用して他の4人も倒して見せると豪語する。
ビアス「見事な作戦だ、マゼンダ!!」
マゼンダ「はーっ!!」
ビアス「……」
マゼンダ「……」
ビアス「……」
マゼンダ「……え、そんだけ?」 マゼンダ、てっきり31話のブッチーたち同様、その場で加点されるのかと思って期待していたのに、ビアスが何も言ってくれないので思わずツッコミを入れるのだったが、嘘である。
嘘であるが、純一を(性的な意味でなく)孕ませただけで150点とか景気良く点をあげていたのに比べると、鉄也を殺したというマゼンダに1点も入らないのは、どう考えても不公平である。
やはりあの時の大盤振る舞いは、ブッチーとギルドスに追い上げさせることで、ケンプたちに危機感を植えつけ、発破をかけるのが目的だったのだろう。
あんなことを言いつつ、やはり気になったのだろう、やがて勇介たちもこの町にやってくるが、

大変嬉しいことに、いつの間にかめぐみの衣装が初期のミニスカに戻ってるじゃないですか!!
スタッフが、やっと自分たちの心得違いに気付いてくれたようで、実に喜ばしい。
ついでに、森恵さんもきっぱりと見せパンを卒業して、これからは白の勝負パンツで撮影に臨んでくれれば万々歳なのだが、さすがにそれは欲張り過ぎであろう。
ロボヅノー「やあ、こんにちは、勇介、丈、めぐみ、純一」
純一「俺たちのこと知ってるぜ」
ロボヅノー「鉄也の友達は僕の友達さ」
ロボヅノー、素顔を見せる訳には行かないので、勇介たちにも鉄也が作ったロボットであるかのように振舞う。

勇介「信じられないなー、鉄也がこんなロボット作ったなんて」
めぐみ「そう言えばちょっと変よね」
だが、とてもじゃないが鉄也がそんな天才には見えないので、勇介たちはすぐに疑いを抱く。
めぐみ「メカはどうなってるのかしら?」
ロボヅノー「あっ」
めぐみがその胸を開いて調べようとすると、ロボヅノーがそれこそ人間みたいな動きで慌てて飛び退く。

めぐみ「……」
その反応に、ちょっとびっくりした顔になるめぐみが可愛いのである!!

ロボヅノーは、町の外れにある倉庫で鉄也が待っていると騙して4人を連れて行き、彼らをその中に閉じ込めることに成功する。
丈「おい、どうしたんだ、開けろ」
勇介「嵌められたぞ!!」
めぐみ「えっ」
勇介がすぐ、壁に時限爆弾が設置されているのに気付くが、

勇介「みんな危ない!!」
めぐみ「ああっ」
もう間に合わず、たちまち爆発が起き、

丈が、笑っちゃうぐらい勢い良く吹っ飛ぶのだった。
しかし、この程度の爆弾で勇介を抹殺できると考えのは、マゼンダらしからぬ詰めの甘さであった。
せめて、カズオも一緒に倉庫に閉じ込めるようにすれば、彼らの動きを掣肘できたであろうに。
案の定と言うべきか、倉庫の横手から4つの光球が飛び出してきたかと思うと、ライブマンの姿になってロボヅノーの前に落ちてくる。

ファルコン「貴様、一体何者だ?」
ロボヅノー「鉄ちゃんロボだと言ったじゃないか」
サイ「鉄ちゃんったら、とんでもないものを作りやがって」
経験不足の純一は、てっきり鉄也の作ったロボットが暴走しているのだと考えるが、
ライオン「違う、どうもおかしいぜ」
ドルフィン「鉄也は一体どうしたの?」
さすがにボルトの陰険さを骨身に沁みて知っている丈たちは、何か策略が巡らされていることを看破する。
マゼンダ「もう死んだわ」
彼らの叫びに応えるように、横からマゼンダの声が飛んでくる。

見れば、川に面した堤防の上に勝ち誇ったマゼンダの姿があった。
でも、最初の頃と比べると、マゼンダって綺麗になった気がするなぁ。
やっぱり大勢の人に見られているという意識が、女性の容貌にも影響するのだろうか。
ファルコン「マゼンダ、一体どういうつもりだ?」

マゼンダ「パームガン!!」
勇介への返事代わりにパームガンを撃つときのポーズも、実に決まっている。
鉄也を欠く4人は、マゼンダとロボヅノーの猛撃に耐え切れず、そのまま川へ転落する。
……
でも、今まではもっと少ない3人で戦っていたのだから、戦力はむしろ以前より強化されてる筈なんだけどね。

CM後、階段のように積み重なった黒くてすべすべした岩の上を、水が白い筋となって流れ落ちる、実に美しい滝を背に、変身の解けた勇介たちが荒い息をしながら川の中を歩いている。
……
いや、こんな立派な景勝地があるんなら、観光地として売り出せば良いのでは?

勇介「だいじょぶか、めぐみ」
めぐみ「あ……」
それはともかく、勇介は岸辺に倒れていたずぶ濡れのめぐみを助け起こす。

その際、久しぶりのチラが拝めるかと思ったのだが、ぎりぎりのところで見えず。
ただ、ミニスカの中の明度からして、以前と同じ青い見せパンを着用しているようである。
重ね重ね残念である!!
勇介がめぐみを、丈が純一の体を支えてその場から離れようとするが、早くもロボヅノーが追いついて攻撃を仕掛けてくる。
だが、まだロボヅノーを鉄ちゃんロボだと信じているカズオがやって来て、ロボヅノーの足にしがみついて止めようとしている隙に、4人は何とか逃げることがで来た。
子供だと思って軽視したのか、それでもカズオを殺そうとはせず、人質にもしようとしないロボヅノーであったが、マゼンダ、過去の「悪の組織」の戦いから、子供を人質にしても勝てないことを学んでいるのかもしれない。
考えたら、ボルトの幹部って、基本的に子供を人質にするケースが少ない気がする。
(自称)天才たちの集まりなので、子供なんか相手にしてられないというプライドがそうさせているのだろうか。
例外は27話でブッチーたちが幼稚園バスをジャックしたことくらいだが、あれも実は本物の園児じゃなかったからね。
一方、森の中で倒れていた張本人の鉄也が、漸く意識を取り戻す。
自分でも何故助かったのかと不思議に思うが、

鉄也「……」
そう、直前にカズオから貰った勲章に偶然短剣が突き刺さり、鉄也の命を守ってくれたのだ。
鉄也が着ぐるみを脱いでふらふら歩いていると、向こうからカズオがやってくる。

カズオ「鉄也さん、大変だ、鉄ちゃんロボを止めて」
鉄也「ええっ?」
カズオはまだ鉄ちゃんロボが暴走しているのだと思い込んでおり、必死に鉄也にお願いする。
カズオ「どうしてあんなロボットを作っちゃったの?」
鉄也「違うんだよ、あれは本当の鉄ちゃんロボじゃないんだよ」
カズオ「じゃあ本当の鉄ちゃんロボは?」
鉄也「ある……」
鉄也は額から流れる血を拭こうともせず、カズオから貰った勲章を握り締めて立ち上がる。
その頃、勇介たちはライブマンに変身する余裕もなくロボヅノーに追撃され、とうとう崖下に追い詰められる。

……
いやぁ、やっぱりめぐみのコスチュームはこれが一番だよね。
白いタイトスカートと青いニーハイに挟まれた「絶対領域」が眩し過ぎる!!
しかし、いくら負傷して疲れているといっても、ライブマンに変身する余裕さえないと言うのはかなり不自然なんだけどね。
などとやってると、彼らを見下ろす丘の上に、もう一体のロボヅノー、いや、本物の鉄ちゃんロボがあらわれる。
続いて、カズオも駆けつけ、勇介たちはカズオのそばに移動する。

鉄也「僕が本当の鉄ちゃんロボだ」
カズオ「本当だ、俺の勲章をしている」
無論、その中身は鉄也なのだが、あくまで鉄ちゃんロボとして、自分の胸にぶら下げた勲章を指差してアピールする。
ちなみに一瞬アップになる勲章だが、その正体が、「カリフォルニア ハイウェイパトロール」の巡査部長のバッジであることが分かる。
水野晴郎かっ!!
鉄也「そう、君がくれた勲章が僕の命を救ってくれたんだ、ニセモノめ、許さん!!」
と、吠える鉄也であったが、考えたら、ニセモノはほんとは鉄也のほうで、相手は曲がりなりにも本物のロボット(?)なんだけどね。
いずれにしても「本物」が出て来たとなれば芝居を続ける必要もなくなり、

ロボヅノー「この俺に勝てると思っているのか、頭脳獣ロボヅノー」
自らその本性をあらわし、自分が頭脳獣であることを明らかにする。
鉄也はその着ぐるみを着たまま、無謀にもロボヅノーに戦いを挑むが、当然、勝負にはならず一方的にダメージを食らう。

鉄也(負けるものか、俺が鉄ちゃんロボなんだ……カズオ君の鉄ちゃんロボなんだ)
それでも、カズオの友情に応えるため、自分こそが本物の鉄ちゃんロボだと証明するため、不屈の闘志で立ち上がる。
と言っても、気合だけで勝てれば世の中苦労はない訳で、互いに飛び上がってパンチを繰り出し、相討ちに持ち込むのが精一杯で、しかもその衝撃でマスクが外れ、カズオに正体を見られてしまう。

カズオ「鉄也さん」
丈「鉄ちゃんロボってお前が入ってたのか」
鉄也「ごめんよ、カズオ君、俺に作れるのはこの程度のロボットだったんだよ。ごめん」
鉄也、騙していたことを詫びるが、それで怒り出すほどカズオも子供ではなく、

カズオ「いいんだよ、鉄也さん……
これからずーっと奴隷でいてくれたら」
鉄也「え゛っ?」
にこやかな笑みを浮かべて背筋の凍るような台詞を吐くのだったが、嘘である。
勇介「鉄也、良くやった」
めぐみ「ほんと」
バカはバカなりに、子供の純真な心に応えようとした鉄也の奮闘を、勇介たちが先輩ヅラして褒め称える。
さて、こうなればもう詳述する必要もない。
ロボヅノーとのラス殺陣&巨大ロボバトルを制して事件は解決する。
ちなみに今回の巨大ロボバトルでは、ライブロボとライブボクサーが合体してスーパーライブロボとして戦っている。
先々週がライブボクサー、先週がライブロボ、そして今週がスーパーライブロボと、バランスよく毎週違うロボットが活躍しているあたり、いかにもスポンサーが裏で糸を引いているような構成であった。
ラスト、鉄也がまたあの着ぐるみを着用して、鉄ちゃんロボとしてカズオと相撲をとっている。

ま、そんなのはどうでもよくて、左手を突き上げ、飛び跳ねるように応援しているめぐみがめっちゃ可愛いのである!!
無論、手加減した上でのことだろうが、鉄也はカズオに綺麗に足を刈られて倒される。
勇介「今度は本物のロボット作ってやるからな」
カズオ「ううん、俺、今の鉄ちゃんロボでいいよ」
鉄也「えっ、あっ、待ってくれよ、それだけは勘弁してくれ、大変なんだから重くて」
それを聞いて、汗だくの鉄也が思わず悲鳴を上げるが、

めぐみ「何言ってのよ、ダメよね、ほらっ、もう一番頑張って」
ここでめぐみが本来のサディストぶりを発揮して、

脱げたマスクを無理やり鉄也の頭に被せる。
……
どうせならもっと別のものを被せて欲しかったなぁ……

めぐみ「行け、行け」
と言う訳で、最後は、ワンコのように可愛らしいめぐみの笑顔で締めましょう。
どうでもいいが、この顔、なんとなく若い頃の柏木由紀子さんに似てるような気がする。
以上、ゲストが男子なのであまり楽しくはないが、鉄也と子供の友情を爽やかに描いた、久しぶりにカラッとした余韻が味わえる力作であった。
ただ、これって何の解決にもなってないんだよね。
鉄也がずーっとここにいられる訳じゃないんだし……
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