第1話「惑星用改造人間の大変身」(1980年10月17日)
と言う訳で、「スーパー1」のお時間がやってまいりました。
この作品も、「ストロンガー」や「V3」などと同じく、自分がレビューを始めた頃に紹介していたもので、以前からみっちり書き直したいと思っていたものである。
改めて説明するまでもないが、「仮面ライダースーパー1」は、1980~81年に放送された仮面ライダーシリーズ第7弾で、全48話である。
記念すべき第1話だが、最初の舞台は日本ではなく、アリゾナの荒野、降るような星空の下に横たわる国際宇宙開発研究所であった。

瑠璃を散りばめたような夜空を感慨深い眼差しで見上げているこの青年こそ、本作の主人公・沖一也であった。
演じるのは、自衛隊レンジャー部隊所属と言う異色の経歴を持つ高杉俊价(現・俊介)さん。
と、警報ブザーが鳴り響き、英語で「スーパー1、手術の始まる時間が来たで」と言うアナウンスが聞こえてくる。

次のシーンでは、早くもパンツ一丁になった一也が、特殊な手術台に仰向けに横たわり、ショッカーの改造手術のようなことをされようとしている。
いや、「ような」ではなく、一也はこれから実際に改造人間に改造されようとしているところなのである。
ただし、本郷猛などとは違い、あくまで自分の意思によるものである。

執刀するのは一也の恩師でもあるヘンリー博士。
演ずるのは特撮作品に縁の深い大月ウルフさん。
手術の模様を映しつつ、一也のモノローグによって物語の基本設定が語られる。
一也の声「俺の名前は沖一也、国際宇宙開発局にある改造人間プロジェクトチームの研究員だ。我々のチームは所長のヘンリー博士と10人の研究員で構成されている。アメリカ国務省の発表によれば21世紀に地球人口は100億を突破、食糧難を始め、様々な困難が人類の前に横たわっていることが明らかになった。そこで、我々は、人類の未来を宇宙に求め、直ちに惑星S1に前線基地を作ることにした。だが、S1には人間の想像を越えた困難が待ち構えているかもしれない。そこで、我々は、どのような障害にも耐えられる、超人間的な、改造人間の研究に着手した」
と、簡にして要を得た説明で、改造人間の必要性が訴えられる。
仮面ライダーXが、もともと深海活動用改造人間だったことを思い起こさせる設定だが、こちらはより具体的な説明がされていて、説得力が格段に増している。
しかし、「前線基地」って、異星人と戦争でも始めるつもりなのだろうか?
そして一也がその改造人間第1号に選ばれたのは、みんなに嫌われていたからでも、借金のカタに臓器を売る必要が出てきたからでもなく、自ら志願してのことだった。
ある日、一也はその旨、ヘンリー博士に打ち明ける。

一也「ヘンリー博士、改造人間手術第1号には僕が志願します」
ヘンリー「一也、この手術を受ければ、ニ度と普通の人間に戻れないんだ。普通の人間の生活は出来ないんだ」
一也「博士、僕も科学者です。十分に考えて決心しました」
ヘンリー「一也、君は科学者である父と母を失い、孤児としてこの研究所で育てられた。そのために自分を犠牲にしようとしてるんではないのか?」
一也「違います、僕が志願したのは、父の遺志を継ぎたいからです。父は人類の未来を宇宙に賭けていました」
慎重なヘンリー博士も、遂に一也の熱意に負け、
ヘンリー「一也、改造人間1号には君になってもらおう」
一也「はいっ」
こうして一也は、
ヘンリー「一也、明日のシフトには君が入ってもらおう」
一也「はいっ」
と言う台詞と差し替えてもなんら違和感のない実に軽い口調で、人生最大の決断を下したのだった。
手術は一滴の血を見ることもなく無事完了し、
ヘンリー「スーパー1、スーパー1、目覚めよ、スーパー1」
一也「ヘンリー博士、手術は?」
ヘンリー「一也、そのまま……」
ヘンリーが二階の副調整室のようなところでメカを操作すると、

ベッドの下からまばゆい光が照らされ、

一也が、変身シークエンスなしにスーパー1の姿に変わる。
蜂をモチーフにしたスーパー1のデザイン、実にクールでスタイリッシュである。

ヘンリー「一也、手術は成功した、今日から改造人間第1号、コードネーム・スーパー1になったんだ」
ライダー「ヘンリー博士、皆さん、ありがとうございました」
新たに生まれたライダーの第一声にしてはいささか間の抜けた台詞を言うスーパー1に対し、恒例の、性能テストが実施される。
研究所の近くの実験場に出たスーパー1に、ヘンリー博士がその部屋から指示を出す。

ヘンリー「スーパー1、我々は君に、宇宙開発に必要な様々な力を与えた。中でも五つの機能、ファイブハンドは君の力の基本となるべきものだ」
ライダー「ファイブハンド?」
ヘンリー「そうだ、いま君がしているシルバーハンドはスーパーハンドだ、スーパーハンドには破壊力300トンのスーパーパンチが秘められているんだ」
スーパー1が、ベーシックスタイルとも言うべきシルバーハンドで、左右に吊るされた巨大なサンドバッグを正拳突きすると、いともたやすく貫通する。
ヘンリー「そのスーパーハンドは未知の惑星で君を襲うかもしれん、宇宙怪物から君を守るだろう」
ライダー「そんなもんがいるんですか?」
ヘンリー「いや、いたら面白いんじゃないかなぁって……」
ライダー「……」
途中から嘘だが、実際のところ、その存在も確認されていない怪物のためにそんな機能をつけるだろうか?
ヘンリー「第二はレッドハンド、パワーハンドだ」
ライダー「パワーハンド?」
いや、一也も、自分がどんな風に改造されるかぐらい、手術の前にちゃんとカタログ見とけよ。

スーパー1は頭上から落ちてきた巨大な鉄球を、レッドハンドで軽々と受け止める。
ヘンリー「パワーハンドには50トンの物体の落下を受け止め、それを投げ返す力が秘められている!!」
……
いや、シルバーハンドの300トンより落ちてどうすんだ!!
ま、300トンの破壊力と、50トンの重量を受け止めるというのは全然違うことではあろうが、数字だけ比べると、パワー重視のレッドハンドが基本ハンドより劣っているように感じられるのは問題だろう。
ここは、300トンと50トンを入れ替えるべきだったのではないかと……
続いて、3億ボルトの電流を作り出すことが出来る、ブルーハンドことエレキハンドのデモンストレーション。
万一の場合のバッテリー代わりの機能で、これに関しては大いにその必要性を納得できる。

ヘンリー「次はグリーンハンド、冷熱ハンドだ。右手は鉄をも溶かす超高温の炎が……左手は超低温の冷凍ガスを発するという特色を持ってるんだ」
スーパー1、右手から炎を吹き出して鉄球を赤熱させると、左手から冷凍ガスを噴射して一瞬で元に戻す。

ライダー「右手は炎、左手は冷凍ガス……」
「あとでマジックで書いとかなきゃ」と思うスーパー1であったが、嘘である。
ヘンリー「最後の五つ目、レーダーハンド。スーパー1、そのゴールドハンドがレーダーハンドだ。レーダーハンドを天に翳せば、半径10キロメール四方の情報を手に入れることができるんだぞ」
スーパー1、実際に右手の偵察用小型ロケットを射出するが、
ライダー「ヘンリー博士、当研究所500メートル先の崖の上に怪しい人影が見えます」
ヘンリー「なんだと」
スーパー1、早速その機能を使って侵入者の存在を探知する。

研究員がモニターのスイッチを入れると、そこに得体の知れない格好をしたものたちが映し出される。
彼らは知る由もなかったが、ドグマの大幹部メガール将軍と、戦闘員たちであった。
ヘンリー「何者だ、あの男たちは?」
驚いて研究員たちのほうを振り向いたヘンリーは、その中に、見知らぬ男がひとり紛れ込んでいるのに気付く。
ヘンリー「待ちたまえ、君は誰だ?」
男は速やかに部屋から逃げ出し、メガールたちも姿を消す。
翌日、研究所からの帰り、横から突然車が飛び出して道を塞いだので、ヘンリーは慌てて急ブレーキをかける。
車を運転していたのは、研究室にいた不審者だった。

ヘンリー「何をするんだね、君は? おう、君は昨日研究室にいた男だ。一体何者だ、君は」
猿渡「闇の王国・ドグマの使者、猿渡剛介、メガール将軍の命により、貴下を連行する」
ファイヤーコングと言う怪人の人間態を演じるのは、ご存知、石橋雅史さん。
割りとアグレッシブな博士、そのまま車を発進させて男を轢き殺そうとするが、

男は素手で車を止めると、助手席にいた研究員に銃を撃たれても、平然としている。
研究員がいきなり発砲するとは、さすがアメリカである。
両手を顔の前でクロスさせた男が異形の怪物ファイヤーコングの姿に変わるのを見て、
ヘンリー「うわぁーーーっ!!」
驚きのあまり口を全開にして、咥えていたパイプを落とすヘンリー博士。
研究員はあえなく焼き殺され、博士もファイヤーコングに掴み掛かられる……と言うところでCMです。
CM後、意外にもヘンリー博士は危害を加えられることなく、ドグマの本拠地へ連れて来られていた。
メガール「馬鹿め、丁重にお連れしろと命じた筈だぞ」
ファイヤーコング「はっ」
出迎えたメガールは、部下のファイヤーコングを叱り飛ばしてから、博士を縛っているロープをほどかせる。
メガール「博士、ご無礼の段、平にご容赦願いたい」
ヘンリー「一体君たちは何者なんだ?」
メガール「我ら闇の王国ドグマに生まれ、帝王テラーマクロに忠節と絶対服従を誓いしものだ」
ヘンリー「ドグマだと、一体なんだ?」
メガール「我らは人類を滅亡から救い、ユートピアを地球に打ちたてようとするものだ」
ヘンリー「一体君たちはどんなユートピアを目指しているのかね」
豪胆なヘンリー博士は、恐れる色もなくその真意を問い質す。

メガール「我らは体の弱いものや、頭の悪い人間を憎む、そのような人間を抹殺して美しいもの、優れた人間たちの王国を建設するのだ」
ヘンリー「なんだと、弱いものを抹殺して美しいもの、優れたものの王国をだと?」
メガール「そうだ、博士、ブタのような愚かな人間どもがネズミのように繁殖して地球を破滅に追いやろうとしている。我々はこの危険から人類を救おうとしているのだ」
それに対し、メガールも正々堂々、そのよって立つ理念を並べ立てる。
その正否はどうあれ、「悪の組織」の大幹部が、これだけ論理的且つ具体的に自分たちの正当性を主張するのは極めて異例のことである。
と、同時に、正義と悪とが、人口爆発に伴う食糧難および環境破壊と言う、人類未曾有の危機への対策として、一方は宇宙開発、一方は人口削減と、それぞれ全く異なったアプローチで問題に取り組もうとしているのが実に興味深い設定となっている。
無論、ヘンリー博士が、ナチスの亡霊のような彼らの「ドグマ」に共鳴する筈もなく、
ヘンリー「待ってくれ、人間は、誰でもひとつは優れたものを持っている、優しい愛を秘めてるんだ、誰にも人間を区別することなど許されておらん!!」
拳をふるって反論するが、メガールは議論には応じず、
メガール「テラーマクロの命令を伝える。ヘンリー博士、改造人間スーパー1をドグマに提供せよ」
ヘンリー「バカな、断る」
メガール「6時間の猶予を与える、今夜12時までにスーパー1をドグマに提供せよ」
ヘンリー「ふんっ」
メガール「お帰り願え!!」
ヘンリーはまとわりつく戦闘員を腹立たしそうに振り払うと、肩を怒らせて帰っていく。
その直後、背後から不気味な鐘の音が鳴り、闇の中に玉座に座った人影が浮かび上がる。
ドグマの支配者テラーマクロである。
テラーマクロ「メガール将軍、ヘンリー博士をなんと見た?」
メガール「は、人間の一部には決して我らに服従しないものがおります」

テラーマクロ「ふっふっふっふっ、はっはっはっはっ、ヘンリー博士はその一部だと申すのだな?」
メガール「はっ、いかが致しましょう?」
テラーマクロ「殺してしまえ、殺すべきだ。我らの味方にならなければ仕方がない。殺してしまえ、バラバラにな」
メガール「……」
テラーマクロの要領を得ない命令に、一瞬、
「結局どうしろって言うのよ!!」と叫びたくなったメガちゃんだったが、たぶん、ほんとだと思う。
これでは、「即座に殺せ」なのか、「断ったら殺せ」なのか、どっちとも判然としないからである。
現に、もし前者の意味なら、さっさとファイヤーコングたちが攻撃を仕掛けていただろうに、実際はリミットの12時まで行動を開始しなかったのだから、メガールがテラーマクロの真意を掴み兼ねていたのはほぼ間違いない。
ついで、一也が体操選手みたいなランニングを着て、トランポリンや跳び箱を使って、自分の力で変身するコツのようなものを探ると言う、面白くもなんともないシーンとなる。
そう、スーパー1、ライダー史上初の、自分で変身することができないダメライダーだったのである!!
でも、宇宙開発用の人造人間として作られたのだから、ボタンひとつで変身できる機能ぐらいありそうなもんだけどね。
そんな中、坂田と言う研究員が突如銃を乱射して研究室のメカを破壊するという事件が起きる。
仲本工事みたいな格好をした一也が、めちゃくちゃフツーの感じで入ってきて、

一也「これは一体?」
研究員「坂田の仕業だ」
一也「坂田さん、これはどういうことなんですか」(棒読み)
坂田「こうしなければ家族を殺すと脅かされて……」

ヘンリー「この男だな? これは監視テレビが映したもんだ。坂田、君はこの男をコンピュータールームに手引きしたなぁっ!!」
まるで悪鬼羅刹のような形相で猛り狂い、坂田を問い詰めるヘンリー。
大月ウルフさんの熱演ではあるのだが、直前の一也の演技がアレなので、いささかオーバーアクトに感じられる。
坂田「申し訳ありません、しかし私は、見学はさせましたが、スーパー1の極秘資料は一切明らかにしてありません」
ヘンリー「君の科学者としての良心を信じよう」
坂田の訴えを聞いて、ヘンリーは忌々しそうにその襟首から手を離す。
ヘンリー「一也、これで君はコンピューターの指令によってスーパー1に変身することが不可能になった。ワシについてきたまえ」
一也「はいっ」
一也が連れて来られたのは、アメリカのポリスが乗ってそうな、ごついバイクの置いてある部屋だった。

一也「博士、これはなんですか」
ヘンリー「これは強力なジェット噴射を持ったVマシーンだ」
一也「凄いマシンだ」(棒読み)
ヘンリー「一也、あと5時間、12時までに変身の呼吸を身につけてくれ」
と言う訳で、ここからまた、楽しくもなんともない一也のマット運動タイムとなる。
一方でヘンリー博士は、日本のある人物に国際電話を掛けていた。

ハルミ「はい、こちら、谷モーターショップ……キャアッ、大変!!」
谷「どうした?」
ハルミ「マスターにアメリカから電話」
それは前作にも出ていた谷源次郎で、それを最初に受けたのがヒロインのハルミであった。
もっとも、今回はただの顔見世である。
ブランカの名残か、モーターショップなのに自分をマスターと呼ばせている谷、ヘンリーからの電話を受け、一也の身柄を預かることを承知する。
谷と一也の関係などについては、次回以降、改めて説明がされる。
さて、約束の12時が迫る中、一也は結局自力で変身する方法を見付けられず、ヘンリーも諦めて、一也を通路の窓際に連れて行き、崖の上に並んでいるメガール及び戦闘員たちの姿を示す。
一也「何者なんですか、奴ら?」
ヘンリー「あとでこれを読んでくれ、いいか、一也、君はここを脱出するんだ」
ヘンリーはあらかじめ書いておいた手紙を一也に渡すと、壁のボタンを押して外部に抜け出せる秘密の通路のシャッターを開く。
そこには既にVマシーンが置かれていた。

ヘンリー「このVマシーンに乗って脱出するんだ」
一也「博士、ご一緒に」
ヘンリー「ワシはここに残る」
一也「博士!!」
ヘンリー「行くんだ、そして一日も早く変身の呼吸を身につけるんだ。ゆくんだ!!」
一也「はいっ」
だが、一也が走り出す前に、早くもドグマ軍団が建物に侵入して、研究員たちを次々と殺していく。
考えたら、6時間も余裕があったのに、他の研究員を避難させておかなかったヘンリー博士も、相当のボンクラである。
つーか、政府の機関なんだろうから、軍隊呼んで守ってもらえば良かったのに……
それはともかく、戦闘員を引き連れて現れたのは、メガールではなく、カンフー服に着替えた猿渡であった。
猿渡「博士、我らの命令に背いたな、たーっ!!」
猿渡、戦闘員の槍を奪って投げつけ、ヘンリー博士の胸に深々と突き刺す。

ヘンリー「おおっ!!」
一也「博士ー!!」
ヘンリー「ワシに構わず逃げるんだ、一也」
一也「そうはいきませんよ」

一也「その技は?」
猿渡「拳法・猿渡拳」
一也「まんまですね」
猿渡「ほっとけ」
途中から嘘だが、本物の空手家の石橋さんがこういう構えを取ると、めちゃくちゃ強そうに見える。
いや、実際、強いんだけどね。
腕に覚えのある一也、なんとか猿渡に立ち向かおうとするが、その正体が怪人である猿渡には変身しない限り歯が立たないのは明らかであった。
ほとんど一方的にボコられた上、瀕死の博士を放って逃げるという、ヒーローにあるまじき醜態を見せる一也、いつの間にかファイヤーコングになった猿渡に襲われ、

壁に背中を押し付けられ、ネックハンギングツリーで持ち上げられる。
と、お取り込み中の怪人の背後に戦闘員が立ち、

戦闘員「爆破準備、完了しました!!」
ファイヤーコング「……」
「今それどころじゃない!!」と叫びたいのをグッと堪えると、
ファイヤーコング「ようし、爆破しろ」
戦闘員「了解」
一也の体を投げ飛ばし、さっさと退却してしまうのだが、これも相当に変である。
彼らの狙いはスーパー1を手に入れることだったのだから、そのまま一也をお持ち帰りしようとするのが普通ではないか。
ファイヤーコングは、一也がスーパー1になるところをはっきり見てるんだし。
また、スーパー1に関する貴重な極秘データが残されている研究所を、ろくに調べもしないで性急に爆破するなど、これまた賢いやり方とは思えず、圧倒的強さを見せ付けつつ、1話にして早くもドグマ王国の未来に危ういものを感じる管理人であった。
ともあれ、研究所は木っ端微塵に吹っ飛ばされ、ヘンリー以下研究員は全滅、一也も炎の海に飲まれてアリゾナの露と消えたと思われたが……
親衛隊「メガール将軍より暗号無線が入っております。流れ星消えた……以上でございます」
テラーマクロ「そうか、惜しい男よのう、これも運命じゃ」
このテラーマクロの言う「惜しい男」だが、ヘンリー博士のこととも、一也のこととも、どっちにも取れるんだよね。
まあ、普通考えればヘンリー博士のことだろうけど。
実際に、アリゾナの砂漠に流れ星が落ちるが、それは流れ星ではなく、

自分でもどうやって変身したのか分からない、いささか頼りない仮面ライダースーパー1であった。
そして、Vマシーンに乗って砂漠の中の道路を突っ走るスーパー1の姿を映しつつ、次回に続くのであった。
以上、初回なのにライダーが戦うシーンがひとつも出て来ない、異色のエピソードであった。
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