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「高速戦隊ターボレンジャー」 第15話「ヤミマル!必殺の照準」



 第15話「ヤミマル!必殺の照準」(1989年6月3日)

 冒頭、武蔵野学園高校の中庭に聳える大樹を、たくさんの生徒たちががやがや言いながら見上げている。

 力たちが何事かと行ってみると、幹にナイフで流星から力たちへの挑戦状が刺さっていた。

 それは良いのだが、

 
 果たし状をワープロで打つのはやめてほしい。

 番長的キャラが、ワープロの前に座ってる姿を思い浮かべると、萎えてしまうではないか。

 ここはやっぱり墨痕鮮やかな筆で書き殴って欲しかった。

 つーか、目の悪い人には読めんぞ。

 力「挑戦状、炎力、山形大地、浜洋平、日野俊介、森川はるな、三時ここで待つ。高校流れ者・さすらい転校生、流星光……」
 はるな「何故ぇ?」

 突然の挑戦状に戸惑う5人であったが、それでも放課後、律儀にその場所に向かう。

 流星、いきなり力たちに殴りかかるが、なにしろその正体が流れ暴魔ヤミマルなので、生身の力たちでは到底太刀打ちできない。

 
 その人間離れした動きに、見物の生徒たちも目を見張る。

 ちなみに右端に立っているのは、たまたま通りがかった布袋寅泰さんですね。

 
 女生徒「流星さん、しびれるぅ~」

 また、いつの世にもミーハーな奴はいるもので、いわれなき暴力をふるう流星を嫌忌するどころか、アイドルでも見るような憧れの目で見たりする。

 勝負は流星の圧勝となる。

 大地「一体お前は何者なんだ」
 流星「いずれ分かるさ」

 そこへやっと教師たちが駆けつけたので、流星はひとっとびで校舎の上に飛び上がり、

 流星「俺は狙った獲物は必ず仕留めるぜ」

 悠々、その場から立ち去る。

 バカを見たのは力たちで、一方的に暴力を振るわれただけなのに教師たちに叱られ、

 
 洋平「なんでこうなるのっ!!」

 職員室の前に水の入ったバケツを持って立たされると言う、昔懐かしい体罰を受けるハメとなる。

 一方、太宰博士は新しい必殺武器の開発に取り組んでいた。

 5人も学校が引けるとすぐ駆けつけ、骨身を惜しまず協力する。

 
 太宰「気をつけるんだ、あの小型エネルギー炉はパワーは凄いがちょっとしたショックで爆発するからな」
 洋平「はい」

 洋平と俊介は、ガラス越しにマニピュレーターを操作し、新型兵器の心臓部とも呼べる小型エネルギー炉の調整に当たる。

 同じ頃、街では、金属製の円柱を輪切りにしたような奇妙な物体がいくつも出現して転げまわり、見境なく通行人を襲うと言う事件が発生する。

 太宰「これは一体なんなんだ」
 力「俺たち三人で……」
 太宰「頼む」

 手の離せない俊介たちを残し、力、大地、はるながターボレンジャーに変身して出動する。

 マッハターボで体当たりして、その物体を弾き飛ばすが、物体は一箇所に集まって積み上がり、その横にヤミマルがあらわれる。

 

 
 ヤミマル「ぬうっ」

 ヤミマル、巨大なハンマーのような武器でその物体をダルマ落としの要領で打ち抜き、レッドたちに飛ばしてくる。

 物体をまともに胸に受け、吹っ飛ばされる三人。

 
 ヤミマル「ターボレンジャー、もうこれで終わりだな」

 ついで、積み重なった物体が変化して、暴魔獣の姿になる。

 その名も、

 
 ダルマオトシボーマ「暴魔獣ダルマオトシボーマ!!」
 レッドたち「まんまじゃねえかっ!!」
 ヤミマル「えっ?」

 ……と言うのは嘘だが、管理人が思わずツッコミを入れたのは事実である。

 ま、この傾向は前作「ライブマン」から見られるものだが、ひたすらちびっ子にも分かりやすいネーミングを求めた結果なのだろう。

 前回同様、大剣を振り回してターボレンジャーに猛然と襲い掛かるヤミマル。

 三人のピンチを知った洋平と俊介は、太宰博士の許可も得ずに、試作品の必殺武器を持って戦場へ向かう。

 
 ブルー「ヤミマル、俺たちの必殺武器でぶっ飛ばしてやるぜ!!」

 今まさにトドメを刺そうとしていたヤミマルに向かい、定番のパワーバズーカタイプの武器を発射するが、

 
 試作品、しかもたった二人では照準が定まらず、暴発する。

 
 結果、ヤミマルだけでなく仲間たちまで吹っ飛ばしてしまうが、何とかヤミマルを退けることが出来た。

 その際、力は、ヤミマルが左手から赤い血を流しているのを目撃する。

 撃った俊介たちもその反動でぶっ倒れていたが、幸い、全員軽傷で済む。

 洋平と俊介は抱き合って喜ぶが、

 太宰「危ない、小型エネルギー炉の制御装置が壊れてるぞ!!」

 太宰博士の叫びにたちまち青褪める。

 博士は素早くコンピューターで計算し、

 太宰「このままでは、あと1時間で限界に達し、爆発してしまう……もし爆発したら半径500メートル以内のものを消滅させてしまう」
 力「500メートル以内?」

 などと言ってるそばから、保母さんに連れられた子供たちがわらわら近くの公園にやってくる。

 太宰「大至急、安全な海岸に運ぶんだ、制御装置が壊れたからどんな小さなショックでも爆発する、気をつけるんだ」

 力、大地と一緒にエネルギー炉を持ち上げようとするが、

 
 俊介「力、俺達にやらせてくれ」
 力「ええっ」
 洋平「俺たちの責任だ、こいつは俺と俊介で必ず処理する」
 俊介「頼む」
 力「気をつけろよ」

 力も二人の気持ちを汲んで、彼らに一任する。

 CM後、ラゴーンの命を受けたズルテンが、かっとびズルテンになって徒歩で運搬中の俊介たち目掛けて突っ込んでくる。

 しかし、もし爆発したらズルテンも死ぬ訳で、ズルテンにしてはいささか勇敢過ぎる行為である。

 いくら手柄を立てても、自分が死んでしまっては意味がないではないか。

 ここは、ラゴーンたちが総力を挙げてアウトレンジ攻撃を仕掛けるべきだったろう。

 こんなチャンス、滅多にあるものではないのだから。

 それはともかく、絶体絶命のピンチを救ったのは、意外にも流星であった。

 横から飛び込んできて、軽くズルテンを蹴飛ばすと、

 
 流星「同級生のよしみで助けてやったぜ」
 力「なにぃ」

 続いてジンバやウーラーたちが襲ってくるが、流星は力たちと共にウーラーをぶちのめす。

 洋平「お、お前、ツッパリだけど、本当はイイ奴だったんだな」

 目の前で流星がウーラーを倒すのを見た洋平たちは、お人好しにも流星のことを見直す。

 流星「照れるじゃねえか、さあ、急げ、でもゆっくりとな」
 洋平「難しいこと言うなよ」
 流星「ブツブツ言ってるとそいつ(エネルギー炉)が黙っちゃいねえぜ」

 二人が行った後、力は流星が左手から血を滴らせているのを見る。

 そしてジンバと戦っている最中、自分の手から流れる血を見て、

 力「そうか、ヤミマルと流星は同じ奴だったのかっ!!」

 漸くそれに気付く力。

 力「洋平たちが危ない!!」

 力が睨んだとおり、流星の真の狙いは彼らを助けることではなく、

 
 自らの手でエネルギー炉を爆破させることだった。

 離れた場所から狙撃すると言う、実にクレバーな方法を選ぶが、

 
 横から飛び込んできたレッドが、自らの体で銃弾を受け、爆発を防ぐ。

 レッド「流星光、いや、流れ暴魔ヤミマル、卑怯な真似は許さないぞ!!」
 流星「ふっふっふっふっ、やっと今頃分かったか、そうさ、人間界にあっては高校流れ者・さすらい転校生、流星光、そしてその実態は……」

 多羅尾伴内みたいな決め台詞を放つと、くるりと背中を向け、

 
 流星「流れ暴魔ヤミマル!!」

 学ランの流れ星の刺繍から青い閃光を放つと、

 
 ヤミマルの姿になり、仮面をパカッと外して白塗りの素顔を見せる。

 なんでこんな仮面をつけているかと言うと、無論、アクションシーンで、スタントとの入れ替わりを容易にするためである。

 レッドたちがヤミマルを食い止めている間に、俊介たちは人気のない場所までエネルギー炉を持って行こうとするが、何処に行っても人がいて、なかなか処理できない。

 そのうちタイムリミットが迫ってくる。

 
 洋平「どうするんだ、もう爆発するぞ!!」

 切羽詰った二人は、ちょうどこちらに突進して来たダルマオトシボーマ目掛けてエネルギー炉を放り投げ、

 
 エネルギー炉もろとも爆死させる。

 
 ここは、それと同時に二人が海に飛び込むと言う、難度の高い爆破ショットとなっている。

 ただ、どう見ても半径500メートル圏内にいるので、二人とも死んでなきゃおかしいんだけどね。

 まあ、海に飛び込んで難を逃れたと言うことか。

 悔しがるヤミマルであったが、ちゃんとダルマオトシボーマを復活巨大化させて、指揮官としての最低限の務めを果たす。

 レッドたちはそれぞれのターボマシンに乗って飛んで行くのだが、

 
 ブルー「あのー」
 レッド「なんだ?」
 ブルー「最初から、これで運べば良かったのでは?」
 レッド「……」

 この期に及んで、気付いてはならないことに気付いてしまう5人であったが、嘘である。

 嘘だけど、これで運ぶことを思いつかなかったレッドたちがアホに見えるのは事実である。

 戦いの後、5人があの海岸に行くと、流星がこちらに背中を向けて口笛を吹いていた。

 
 力「ヤミマル……」
 流星「お前たちが都立武蔵野学園高校の生徒だってことは暴魔には内緒にしといてやるからな」
 洋平「何故だ」
 流星「お前たちを倒すのはこの俺でなければならないからだ」
 力「ヤミマル、いや、流星光、何故お前の血は赤いんだ?」
 流星「……」
 力「俺は今まで暴魔一族で赤い血を持った奴を見たことがない、それなのに何故お前は?」
 流星「流れ流れて2万年、昔のことは忘れたぜ」
 力(だろうなぁ……)

 まぁ、何しろ2万年前ですからねえ。

 管理人なんて、昨日何食べたかも良く覚えてないくらいなので、それが2万年ともなれば、流星もガチで忘れちゃってる可能性が高く、カッコつけたつもりが、あんまりカッコつけた台詞になってないのが悲しい光ちゃんであった。
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コメント

えっ、てか暴魔の血って赤くないんだ……

衝撃与えちゃいけないんで多分発進時の加速でもアウトだったんでしょう、……でもターボロボで穴掘って投げ込むという手は使えたよなあ(松本零士の漫画で手榴弾対策として穴を縦に深く掘って、中に手榴弾を放り込むと穴が砲身の役割をして爆風は上に吹き上がるだけ、というのがあった)

それより太宰博士、ちょっとしたショックで爆発する代物を最前線で使う兵器に使わんで下さい、仮に完成しても危なくて仕方が無い

最近流星って名前のタレント多いですね。本名らしいですが

えらいことになってますね。2話に分けたほうが良かったのでは。廊下に立たされた生徒会長というのも珍しいですね。

今回の怪人の名前

今回の怪人の名前は“タルマオトシボマー”ですか?少し舌を咬みそうな名前のようですね😓

Re: えっ、てか暴魔の血って赤くないんだ……

> 衝撃与えちゃいけないんで多分発進時の加速でもアウトだったんでしょう

確かに、そう簡単には行かないでしょうね。

Re: 最近流星って名前のタレント多いですね。本名らしいですが

時代を先取りしてたんですね。読み方は違いますが。

Re: 今回の怪人の名前

芸がなさすぎですね。

つーか、2万年前にダルマ落としなんかなかったと思いますが。

女子高生3人、オラ的には左側の方が好み。

なぜ流星さんの事を不思議に思わないのでしょうか?
はるなさんはバケツ1つ?
どうせなら制服のままスクワットか尻叩きが良かったです。(はるなさんのみ)

Re: タイトルなし

> どうせなら制服のままスクワットか尻叩きが良かったです。(はるなさんのみ)

同感です。

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