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「ウルトラマンレオ」 第38話「決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟」(リテイク版)



 第38話「決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟」(1974年12月27日)

 MAC&レギュラーメンバー全滅前のニ連続エピソードであるが、どうせなら、ウルトラ兄弟のいざこざじゃなくて、百子さんたちにスポットを当てて欲しかったところである。

 ウルトラの兄弟喧嘩なんて、倉庫からスーツ引っ張り出せば済むことなんだから、これっきり芸能界を引退してしまった丘野さんの麗姿を少しでも多くフィルムに残しておくことのほうがどれだけ価値があったことか……

 それはともかく、冒頭、戦闘機でパトロールをしている佐藤隊員。

 佐藤「こちらマッキー2号、全く異常なし」
 ダン「了解、早く帰ってこい」
 佐藤「あ、隊長、コーヒー飲んでますね?」

 
 ゲン「さすが先輩、良い勘してるな」

 二週間後に怪獣に食われるとも知らず、実にのんびりした時間を過ごしているMACの人たち。

 今更だけど、最終回でもないのに怪獣やっつけ隊員が全員死亡!! は、ないよね。

 
 百子「わあ、良いお天気、あっふふっ」

 ここで早くも百子さんの姿が映し出され、小躍りする管理人であったが、

 
 何故か、トオルやカオルたちはおらず、百子がひとりで伸びをしたり、

 百子「ああーっ、ほら、ピコ、ほら、仲が良いこと、ピコちゃーん、でもね、今日は何か良いことありそうよ」

 飼っているインコに話し掛けたりする、他愛のない日常生活がスケッチ的に描かれるだけなのが、実に物足りない。

 
 百子「はいはい」

 それでも、電話が鳴ったので電話に駆け寄る時のカットで、白いセーター越しにうっすらとブラのラインが見えることに気付いて、ちょっと嬉しくなる管理人であった。

 
 百子「はい、もしもし、はい……ああっ」

 それはともかく、電話に出た百子さん、いかにも楽しそうにあれこれ話しているが、具体的な会話の内容までは分からない。

 そして舞台はM78星雲・ウルトラの星へ飛ぶ。

 
 美しい二重のオーロラの下、オリンピックの聖火台のような巨大なモニュメント、ウルトラタワーが聳え、そのてっぺんで赤々と炎が燃えていたが、

 
 宇宙の彼方から飛んで来た、鎖のついたアンカーのようなものがそのくびれの部分に巻き付き、それを引き倒そうとする。

 以前のレビューでも指摘したと思うが、ウルトラの星の防空システム、ゆる過ぎないか?

 まあ、宇宙最強の戦士たちが常に合宿中のウルトラの星に、よもや直接攻撃を仕掛けてくる命知らずのおたんちんがいるとは思わず、監視員が油断していたと言うことはありうる。

 ウルトラの星のシンボルとも言えるウルトラタワー倒壊の危機に、さすがに暢気な警備陣も目を覚まし、

 
 地表のシャッターが左右にスライドしたので、そこからレーザー砲塔でもせり出してくるのかと思いきや、

 
 警備隊長のゾフィー兄さん本人が、オコジョのようにひょこっと出て来たので、小学生の時にオコジョについての作文で賞をもらったことのある(実話)管理人、思わず吹く。

 さらに、ゾフィーに続いて、ウルトラマン、新マン、Aと、お馴染みのウルトラ兄弟がぞろぞろ出て来てダッシュでウルトラタワーへ向かうのだが、いくらウルトラ戦士が優秀だからって、警備がすべて人力と言うのは、さすがにローテク過ぎる。

 せめて飛ぼうよ。

 あと、野暮を承知で突っ込ませてもらうと、ウルトラ戦士の本星なのに、出てくるのが地球にゆかりのある人達ばっかりと言うのも、よくよく考えたら変な話である。

 地球の60倍もあるというウルトラの星に住んでるのが、ウルトラ兄弟だけと言うのはありえないことで、ほんとは地球人の知らないウルトラ戦士たちがうじゃうじゃ出て来ないとおかしいんだけどね。

 だが、4人が辿り着く前に、割と安普請のウルトラタワーは真ん中からポキッと折れてしまい、地面に激突して大爆発を起こす。

 その衝撃で、ゾフィーたちは大地に体を投げ出すように伏せるが、

 

 
 若干の時間差で、4人がむくっと顔を起こすのが、何度見てもツボである。

 あと、良く見たら、最初に飛び出したのはゾフィーなのに、いつの間にかウルトラマンに抜かれてるぞ。

 ああ、ゾフィー兄さん……

 ウルトラマン「ウルトラタワーの炎が消えた」
 ゾフィー「誰だ、誰の仕業だ」
 新マン「暗黒宇宙の支配者」
 A「ババルウが来たのだ」

 いちいち台詞を分けて言う、ウザい兄弟。

 一方、倒壊したウルトラタワーの中に何者かが侵入していた。

 
 そう、レオの弟アストラである。

 このセットがまた、下手なSF映画顔負けの美しさなのである。

 アストラ、誰にも見咎められることなく、巨大なウルトラキーと言う鍵を易々と引き抜く。

 この鍵こそ、ウルトラの星のエネルギーをコントロールしている、ウルトラの星にとっては命とも呼べる大事なアイテムなのである。

 アストラが鍵を抱えて逃げ出すと同時に、タワー内部で連鎖的に爆発が起き、タワーが完全に崩れる。

 アストラがウルトラキーを抜いたせいなのかどうかは分からない。

 ……

 あれ、でも、アストラ、最初ゾフィーが出て来た地表の入り口から出ているなぁ。

 だとすると、ウルトラキーはウルトラタワー内部ではなく、地下基地の奥深くにあったようにも見える。あるいはウルトラタワーの地下にあったのか?

 ウルトラ戦士たちもすぐ気付いてアストラを捕まえようとするが、あっさり逃亡を許す。

 
 ウルトラタワーの火が消え、ウルトラキーが奪われたことで、ウルトラの星はたちまち冷たい死の星となり、さらに、本来の軌道を離れて放浪を始め、ついでに地殻変動によって大地が割れ火山が噴火し、科学の粋を集めて作られたハイテク都市も次々と爆発炎上していく。

 まさに天変地異のフルコース状態であった。

 ま、ウルトラの星には地球のような海がないようなので、津波が起きないのがせめてもの救いだった。

 ウルトラの星は誰かに操られているかのように、真っ直ぐ太陽系に向かって飛んでいく。

 
 その接近は直ちにMACステーションのメカに影響を及ぼし、レーダーが狂い、計器が火を吹く。

 いや、さすがに火は吹かないと思うんですが……

 レーダーの電源を切ることで司令部は何とか沈静するが、宇宙監視所とも連絡が取れず、依然として状況が全く分からず右往左往するMAC隊員たち。

 と、ふとレーダースクリーンを見ていたダンの目が異様な輝きを帯び、ノイズの海の中に時折見える文字のようなものに釘付けになる。

 佐藤「隊長!!」
 ダン「いや、なんでもない……佐藤、梶田とコンピューター室へ行け」
 佐藤「はい、わかりました」

 数分後、

 佐藤「コンピューター室に行って来ました!! 相変わらずコンピューターで一杯でした!!」
 ダン「いや、そう言うことぢゃなくて……」

 と言うのは嘘だが、「コンピューター室へ行け」だけじゃあ、まともな指示になってないのは事実である。「コンピューター室へ行って状況を分析させるんだ」くらいは言わないと。

 ダン、そんな状況の中、ゲンを連れて体育館のような施設に移動すると、

 ダン「ウルトラの星のウルトラキーが盗まれた」

 前置き抜きで、重大な事実を告げる。

 ゲン「なんですって?」
 ダン「コントロールを失って太陽系に進入して来た」
 ゲン「すると、それが原因で……」
 ダン「そうだ、俺はさっきレーダースクリーンでウルトラサインを受けた。アストラが来る」

 アストラの名を聞くや、ゲンはたちまち笑顔になる。

 
 ゲン「えっ、弟が? そうかぁ、これで百人力だ。ようし、二人で力を合わせ、必ず、ウルトラキーを奪い返します!!」

 だが、ダンはニコリともせず、

 ダン「詳しい事情は分からんが、ウルトラキーを奪ったのはアストラだ」
 ゲン「嘘だ」
 ダン「嘘じゃない!!」
 ゲン「嘘だっ、どうしてアストラがそんなことを……」
 ダン「ウルトラの兄弟たちアストラを追っている。兄であるお前が弟からウルトラキーを奪い返さねばならん」

 いや、「も」って、他に誰かアストラ追いかけてる人がいるの?

 ダン「ウルトラの兄弟たちはお前を見張れと言ってきている」
 ゲン「僕を? どうして僕を?」
 ダン「レオ兄弟に悪魔の心が乗り移ったと……レオ、アストラに会って疑いを晴らすんだ」
 ゲン「セブン、あなたは……」
 ダン「言うな、俺はレオを信じている」
 ゲン「セブン……」

 隊長と隊員としてではなく、ウルトラ戦士同士として互いの名を呼び合う二人。

 ゲン、ダンの言葉に救われたような顔を見せる。

 しかし、アストラはともかく、今まで地球のために命懸けで戦って来たレオが、その地球を滅ぼしかねない企みに加担するとはとても思えず、ウルトラ戦士たちが、この段階でレオまで疑うと言うのはあまりに先走り過ぎている。

 ダン「子供の時、俺はウルトラキーが武器として使われるのを見た。ウルトラの父が恐ろしい悪魔の星デモスを攻撃したのを見たんだ。ウルトラの父が手に持ったウルトラキーがまばゆいばかりに輝いた時……」

 と、ここで、ダンがウルトラキーの凄さを教えるため、ゲンに自分の幼時の体験談話を聞かせると言うレアなシーンとなる。

 ダンの台詞にあわせ、

 
 若き日のウルトラの父が、ウルトラキーをギターのように構えて引き金を引き、

 
 デモスと言う星にビームを放ち、

 
 それを一撃で破壊すると言う、イデオン顔負けのパフォーマンスが再現映像で描かれる。

 ダン「悪魔の星デモス一等星は、粉々になって吹っ飛んだ」
 ゲン「……」

 ダンのいつになく重苦しい表情から、ウルトラキーの凄さを想像し、慄然とするゲン。

 ダン「ゲン、出動しろ」
 ゲン「はい……」

 ダンの命令に反射的に応じて歩き出したゲンだったが、途中で立ち止まり、「何処へ?」と、首を傾げるのだったが、嘘である。

 でも、ほんと、何処に行けばいいんだろう?

 この後、地上をロディーで走っているゲンであるが、よくよく考えたら彼らがいるのはMACステーションなのだから、むしろウルトラの星から遠ざかっているように見えるのである。

 入れ違いに、佐藤隊員が息せき切ってやってきて、

 佐藤「至急、コンピューター室へ来て下さい」
 ダン「よし」

 
 声「太陽系に進入した謎の星は(中略)地球接近中、14時26分頃より地球は影響を受ける」
 佐藤「8分後だ」

 コンピューター室で、コンピューターの分析に耳を傾けているダンたち。

 でも、レーダーもまともに働いていない状況で、そんな精密な予測が良く出来るものだと感心する。

 ゲン(アストラ、俺はお前を信じている……ところで俺は何処に向かってるんだ?)

 途中から嘘だが、ロディーを走らせているゲンの姿に続いて、暗黒星雲の彼方から飛んでくる巨大な氷塊と言う新たな謎が呈示されたところで、CMです。

 CM後、再び百子さんのマンション。

 
 百子「ピコちゃん、これからお出掛けするのよ、うっふふ、分かる?」
 ピコ(分かるか)

 いささかまどろっこしいことに、百子さんはまだ部屋にいて、インコに語りかけていた。

 鏡台の前に座ってブラッシングしていると、

 
 突然ゴーッと言う音がして、部屋全体が激しく揺れ始める。

 そう、早くも14時26分となり、世界各地で地震に地割れに高潮に津波、火山の噴火に台風並みの強風と、天変地異のフルコースが始まったのだ。

 
 危なっかしい足取りで窓際に行き、何故か窓を開けちゃう百子さん。

 いや、いくらなんでもこの状況で窓を開ける人はいないのでは?

 それにしても、結局百子さんは誰と何処へ行くつもりだったのか、それは永遠の謎となってしまったが、少なくともゲンでないことは確かなので、ひょっとして百子さん、ゲンのほかに付き合ってる男がいたんじゃあるまいな? いや、百子さんに限って、そんな不埒なことをする筈がない。

 引き続き、コンピューターによる分析を行っている佐藤たち。

 
 声「175時間後に地球は消滅」
 佐藤「そんなバカな……1月3日」
 松木「7日後だわ」
 佐藤「コンピューターが狂ったんだよ」

 コンピューターに計算をやり直させようとする佐藤隊員であったが、そうしている間にも、カタストロフィーの到来を予感させる非現実的な災害の報告が次々と入ってくる。

 佐藤「いや、狂ってない……」

 その後、葦の生い茂る原野に立って、強風吹きすさぶなか、意味もなくアストラの名を呼んでいたゲンの前に、ウルトラサインでウルトラ兄弟たちからせっつかれたダンがやってくる。

 ダン「アストラが来るぞ」
 ゲン「えっ、アストラが」
 ダン「俺と力を合わせてアストラからウルトラキーを奪い返すんだ、いいな?」
 ゲン「待って下さい、アストラと話をさせてください」
 ダン「まだそんなことを言ってるのか? あれを見ろ」

 
 ダンが杖を上げて空の一角を指すと、そこには肉眼でありありと見えるほどに接近したウルトラの星があった。

 ダン「このままでは7日後にあのウルトラの星のために地球は消滅する」

 え、この状態から地球に激突するまで7日もかかるの?

 遅くね?

 年末年始は運休するから?

 あ、まあ、ウルトラの星は地球の60倍だから、かなり遠くにあってもこれだけでっかく見えると言うことなのかな?

 ともあれ、やがてアストラが地表に降り立ち、ダンはウルトラ念力でアストラの動きを封じに掛かる。

 
 アストラ「ああ、苦しい、レオ兄さーん!!」

 ダン、ゲンにレオに変身してウルトラキーを奪うよう命じるが、

 
 ゲン「隊長、やめてください!!」

 ゲン、何をトチ狂ったか、今まで何度もダンにぶつけてきたお馴染みの台詞を言いながら、アストラではなくダンに掴みかかる。

 ゲン「気でも狂ったかぁっ?」

 いつもはゲンの肩を持つことの多い管理人だが、このシーンに関しては、100パーセント、ダンに同意である。

 いくらブラコンとは言え、この緊急時に公私混同も甚だしい、この幼稚な行為、見ていて殺意を掻き立てられるほどである。

 そもそも、ダンはアストラを殺せとか言ってるわけじゃなく、ウルトラキーを取り返せと言ってるだけなんだから、ゲンがそこまでムキになるのが、シナリオの進行としても不自然に感じられるのである。

 ゲン「隊長、やめて下さい!!」
 ダン「ゲン!!」

 死に物狂いで掴みかかるゲンの顔をおもっいきり殴るダン。

 これも見慣れた光景だが、見ていてこれほどスカッとしたのは初めてである。

 二人がくんずほぐれつしている間に、早くもウルトラ兄弟たちも到着し、アストラからウルトラキーを奪おうとするが、

 
 客演ウルトラマンの宿命で、アストラひとりにいいように振り回され、過去の実績が僅か数秒で地に落ちるが、ゾフィーだけは最初から実績がなかったので平気であった。

 ダン、食い下がるゲンをなんとか地に這わせ、もう一度ウルトラ念力を使おうとする。

 今更だが、変身できないダンのウルトラ念力でもそんなに威力があるのなら、現役のウルトラ兄弟たちが同じような力を使えば、簡単にアストラを捕獲できたような気がするのだが……

 実際、ウルトラマンも似たような技使ってたよね?

 あるいは、新マンのウルトラブレスレットを使うとか……

 まぁ、実家の住所が秒単位で変わっていくと言うありえない状況を前に、さすがのウルトラ戦士たちも極度に動揺して、そんな余裕すらなかったのかもしれない。

 なお、混乱の中でも、ダンの頬にシャドーが入っているのが芸が細かい。最初のウルトラ念力で早くもやつれてしまったのである。

 アストラ「苦しいよーっ、レオ兄さーんっ!! レオ兄さん!! 苦しいーーーっ!!」

 再び身動きを封じられ、妙に人間臭い言い方で兄に助けを求めるアストラ。

 このアストラの感情剥き出しの声が、なんとなくムカつくんだよね。

 
 ゲン「やめろ、やめろっ!!」

 で、さらにムカつくのが、理性を銀河の彼方に飛ばしてしまったと見える、ゲンのあまりに理不尽な行為であった。

 無防備なダンをボコボコにして、再びアストラをフリーにしてしまう。

 ほんと、殺したくなる。

 特撮ヒーロー番組の主人公に対し、管理人がこれだけ強烈な殺意を覚えたのは初めてである。

 ゲン、やっとレオに変身すると、ウルトラ兄弟を相手に獅子奮迅の戦いを演じ、アストラを助け起こすと、一旦ウルトラ戦士たちに「タンマ」と言ってから、

 レオ「アストラ、ウルトラの火を消したのもお前か?」
 アストラ「……」
 レオ「ウルトラキーを盗んでウルトラの星を狂わせたのはお前か?」

 兄としての威厳を滲ませつつ、単刀直入にアストラを問い質すが、

 
 アストラ「……」

 それに対し、アストラがしれっとした顔で首を横に振ってしらばっくれるのが、かなりのツボである。

 続いて、いまさら隠しようもないウルトラキーをそっと背中に隠そうとするのが、これまた妙に人間臭い仕草で笑ってしまう。

 レオ「そのウルトラキーはなんだ?」
 アストラ「……」
 レオ「どうして返事が出来ないんだ?」

 と、痺れを切らしたウルトラマンが憤然と、「レオ、俺たちはアストラを殺す!!」

 レオ「待ってくれ、時間をくれ、頼む」
 ウルトラマン兄弟「ダメだ」

 レオが必死に頼むが、4人は冷たく首を横に振って却下する。

 再びウルトラ兄弟とレオ兄弟のバトルロイヤルとなるが、レオが本気のキック技を使ってきたのを見て、

 
 目には目をとばかり、ゾフィーを除く三人による、豪華必殺技の競演……と言いたいところだが、光学作画がいかにも雑で、オリジナル技とは似ても似つかぬテキトーなビームになってるのが悲しい。

 にしても、どうせオリジナル技とは無縁のビジュアルなんだから、ゾフィーも混ぜてやればいいのに……

 

 
 レオ「ぐわーーーーっ!!」

 で、そのビームをアストラが兄の体を盾にして、しれっと防ぐのが、これまたツボである。

 天変地異に見舞われる地球の様子、刻一刻と迫るウルトラの星、そして、ぐるぐる回りながら地球目掛けて飛んでいる謎の氷塊を映しつつ、次回へ続くのであった。
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コメント

アストラは大場順さん

ここのアストラは大場順さんが声をあてています。
声の出演「丸山純二」とクレジットされてます。
本話ラストのナレーションにかぶるBGMはレオがアトラー星人に負けた時の曲で、円盤生物シリーズにおいてほぼ毎回ラストシーンに使用され、ナレーションと合わせて陰鬱な空気を醸し出してました。

仲間外れ?

此処でもゾフィーだけ仲間外れに見えるのは小生だけでしょうか?どうもゾフィーだけ孤独を感じてしまうのは小生の錯覚でしょうか?

疑問

その1 ウルトラキーを奪われて軌道を外れたウルトラの星が300万光年の彼方からなんで1週間という速さで地球に来たのですか?
まさか、宇宙戦艦ヤマト完結編(1983年)のアクエリアスみたいにワープを繰り返して来たのですか?
太陽系に近づくと減速して来ましたが。

その2 ウルトラの父は昔(彼の甥のセブンが少年期の時)、ウルトラキーを光線銃として使い、ウルトラの星に迫っていたデモス一等星を破壊しましたけど、彼はその時ウルトラの星の動きを考えていましたか? そもそもウルトラキーが外されるとウルトラの星の動きは変わってしまいますけど。

故郷の星何処

『タロウ』でも語られているがウルトラの星のある恒星系の太陽は3万年前に爆発している、その為ウルトラの星が新しい星系の中心になり他の惑星はウルトラの星を中心に回っているとの事
……じゃあウルトラの星が軌道外れてどっか行ったらそれらの星は宇宙の彼方に飛んで行ってしまうのでは、ウインダムの故郷メタル星もミクラスの故郷バッファロー星もアギラの故郷アニマル星も

>無防備なダンをボコボコにして

今まで、ダンがゲンに課してきた特訓の成果が自身にぶつけられる皮肉www

最終回の名残?

レオが3クール打ち切りだった場合のラストの盛り上げとして大風呂敷を広げたのかな?
レオが光線技の集中砲火を浴びるのは完全に自業自得。
このアストラの正体を考えれば正直、イタすぎますね。

Re: アストラは大場順さん

> ここのアストラは大場順さんが声をあてています。

えーっ、そうだったんですか。全然分かりませんでした。

ご教示ありがとうございます。

Re: 仲間外れ?

哀愁がありますね。

Re: 疑問

> その1 ウルトラキーを奪われて軌道を外れたウルトラの星が300万光年の彼方からなんで1週間という速さで地球に来たのですか?

そう言うこと言い出すと、きりがないですけどね。

> その2 ウルトラの父は昔(彼の甥のセブンが少年期の時)、ウルトラキーを光線銃として使い、ウルトラの星に迫っていたデモス一等星を破壊しましたけど、彼はその時ウルトラの星の動きを考えていましたか? そもそもウルトラキーが外されるとウルトラの星の動きは変わってしまいますけど。

さっと撃ってさっと戻したんでしょう。

Re: 故郷の星何処

> ……じゃあウルトラの星が軌道外れてどっか行ったらそれらの星は宇宙の彼方に飛んで行ってしまうのでは、ウインダムの故郷メタル星もミクラスの故郷バッファロー星もアギラの故郷アニマル星も

どえらい迷惑ですね。

Re: >無防備なダンをボコボコにして

今までの恨みが爆発したのかもしれませんね。

Re: 最終回の名残?

> レオが3クール打ち切りだった場合のラストの盛り上げとして大風呂敷を広げたのかな?

なるほど、打ち切りの可能性もあったんですね。

> レオが光線技の集中砲火を浴びるのは完全に自業自得。

考えたら、レオって頑丈ですよね。

光線技の描写

>光学作画がいかにも雑で、オリジナル技とは似ても似つかぬテキトーなビームになってるのが悲しい。

予算がカツカツだったりオイルショックの影響があるにせよ、最低限光学作画はサボらない方が良かったですね。
光線を出すときの構え方が気持ち雑になっている気がしました。

>ゾフィーも混ぜてやればいいのに……
「とりあえず、光線技だけは出そう。名称は後から何とでもなる」という体すら取れなかったのが何ともです。

No title

丘野さんの伸びのポーズなんて、視聴者サービスの意味合いもあったんですかね。この回の彼女の服装も、彼女によく似合う白のセーターであり、あるいは降板直前ということで、それなりの花道のつもりだったのかも。40話は、あってなきがごとしの出演だったし。窓を開けるシーンの彼女のシルエット、ウェストの細さが驚異です。

なお何枚か収録されている藍とも子さんやっぱり美人ですね。先日「水もれ甲介」でに出ていた彼女を見まして、ドラマでもだいぶ「美人」という扱いでした。たぶn「レオ」降板後の最初の一般ドラマでの出演だったと思うし、「メカゴジラの逆襲」と並行しての撮影だったかと思いますが、その後の彼女を見るとちょっと残念でした。

>これっきり芸能界を引退してしまった丘野さんの麗姿を少しでも多くフィルムに残しておくことのほうがどれだけ価値があったことか……

Wikipediaによると、レオ以降の丘野さんの芸能活動は、「銭形平次」と「ザ★ゴリラ7」でしょうが、前者はBSフジか時代劇専門チャンネルであるかもしれない再放送を待つということになりそうですが、後者はソフト化されているので、それだけでも観てみたいですね。管理人さんは、ご覧になりましたか。

予算が底を突かなかったら

ウルトラの星を巻き込んだ宇宙大戦争を計画していたそうですが、この2話は3ヶ月間アストラに疑惑を掛けたまま引っ張っていたのか?
それとも、数あるエピソードの中の2話だけだったのか?
正直、そっちの方が観たかった気がします。

No title

エースの声が古谷徹さん説を見ましたが、明らかに違いますね。
なお、僕はウルトラマン同士の会話が嫌いです。字幕を出すべきですね。

Re: 光線技の描写

> 予算がカツカツだったりオイルショックの影響があるにせよ、最低限光学作画はサボらない方が良かったですね。

あれはないですよね。

> 「とりあえず、光線技だけは出そう。名称は後から何とでもなる」という体すら取れなかったのが何ともです。

仲間外れされてるみたいでかわいそうです。

Re: No title

> 窓を開けるシーンの彼女のシルエット、ウェストの細さが驚異です。

公開時に画像はカットしましたが、心配になるくらいの細さですね。

> なお何枚か収録されている藍とも子さんやっぱり美人ですね。先日「水もれ甲介」でに出ていた彼女を見まして、ドラマでもだいぶ「美人」という扱いでした。

ちょっと損な役でしたね。

> Wikipediaによると、レオ以降の丘野さんの芸能活動は、「銭形平次」と「ザ★ゴリラ7」でしょうが、前者はBSフジか時代劇専門チャンネルであるかもしれない再放送を待つということになりそうですが、後者はソフト化されているので、それだけでも観てみたいですね。管理人さんは、ご覧になりましたか。

いえ、まだ見てないです。そう言えば「レオ」が最後と言うわけではなかったんですね。

Re: 予算が底を突かなかったら

そうだったんですか。オイルショックが恨めしいです。

Re: No title

> なお、僕はウルトラマン同士の会話が嫌いです。字幕を出すべきですね。

ああ、わかります。

自分はそもそもウルトラ兄弟と言う設定がイヤです。

No title

>警備隊長のゾフィー兄さん本人が、オコジョのようにひょこっと出て来たので、小学生の時にオコジョについての作文で賞をもらったことのある(実話)管理人、思わず吹く。

ウルトラ兄弟が出てきて何もできないというカタルシスのないシーンにイベント曲「真紅の若獅子」は選曲のセンスがないと思いました。この曲は2010年にレオのイベント編がBSで放送された際によくかかっていました。レオが1話で初登場した時の曲で、アストラやウルトラマンキング初登場回の戦闘シーンにも使用されたレオ勝利確定の曲です。V3の仮面ライダー讃歌やセブンの戦闘テーマと同様主人公優勢の時の曲で、この曲がブチ切れることで暗転という演出もされてます。

レオが兄弟4人と戦うBパート後半で再びこの曲が流れた際はしらけてしまったことをMXの録画を見ながら思いました。

2009年秋から2010年初頭にかけて放送された「ウルトラ兄弟セレクション」ではトリがババルウ星人編でした。

三重のピンチ

改めて見ると今回は三重のピンチが重なってしまったようですね😅
①地球上の天変地異
②ウルトラの星の危機
③謎の氷塊が地球に迫る

Re: No title

いつもながら詳しい解説ありがとうございます。

しょうもないギャグを考えるのに一生懸命で、BGMまでは気が回りませんでした。

Re: 三重のピンチ

ワクワクしますね。

重いラスト

ここから、アトラー星人戦敗北シーンの曲がラストに多用され、毎回のラストが陰鬱になっていきます。

V3は前後編で不安を煽るナレーションやBGMがあってもそこまで重くなりませんが、レオは暗い宇宙空間にナレーションとBGMがかぶるのでどうしても重くなりますね。

Re: 重いラスト

オイルショックで日本全体が暗くなってた時代ですからね。

バトルミュージックがギャグ演出に暗転した典型例

>しょうもないギャグを考えるのに一生懸命で、BGMまでは気が回りませんでした。

ウルトラ兄弟登場シーンにおける曲の使用そのものが寒いギャグになっていて、ババルウ星人編及びレオの作品全体の評価を下げる要因の一つであると88年の再放送で認識しました。この時点では「真紅の若獅子」という曲名までは知らなかったです。
真紅の若獅子は通常編での失敗が耳につく曲でもあります。

Re: バトルミュージックがギャグ演出に暗転した典型例

> ウルトラ兄弟登場シーンにおける曲の使用そのものが寒いギャグになっていて、ババルウ星人編及びレオの作品全体の評価を下げる要因の一つであると88年の再放送で認識しました。

そうなんですか。選曲って何気に大事ですね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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