第23話「怪人ムササビ兄弟と2人のライダー」である。
まず予告編。

戦闘員の方と呼吸を合わせて、

洋「とぉーっ」
投げ飛ばした後、

洋「よっ、今日のはどうだった? 来週も面白いぜっ(以下略)」
さて本編。
今回は、一話完結なのに怪人が二体出て、さらにV3が客演するというちょっと豪華な回であった。もっとも怪人のデザインは兄弟と言うことでほぼ同じだし、V3は宮内洋の声だけで、役者自身は登場しないと言う、プチ節約型予算になっている。

冒頭、ネオ・ショッカーの通信員のバイクを岩を落として転倒させ、秘密の作戦計画書を写真におさめる、伊東と言う男。彼は妻と娘をショッカーに殺され、その復讐のために個人的にショッカーと戦っているらしい。
どうでもいいが、岩をそのまま放置して行くなよ。後続の車が往生するで。
彼は旧知の谷に連絡してきて、会って相談したいという。

谷が洋と横浜(の中華街)に行くと聞いて、自分たちも行けるものと大喜びするナオコとアキ。が、「バカモン遊びじゃないんだ、仕事しとけ」と言われてがっかりする。

その後で沼さんが「バカだなぁお前たちは怒らせちゃって」と余計な一言。このパターンは、以降、ちょくちょく出てきます。
とにかく、谷と洋は横浜中華街へ出向き、指定された店の一室で、伊東と会う。

伊東「この
キャメラでネオ・ショッカーの作戦計画書を撮った」
発音がオシャレな北村総一郎さんでした。
で、暗号を解読して、それが人間爆弾作戦だと判明する。つまり、人間をロボットのように操り人形にし、爆弾を取り付けて都心の高層ビルに派遣して一気に東京を壊滅させようと言う豪快な作戦だった。なんかほんとのテロリストみたいな手口でヤだけど。

今回の怪人は、ムササビ兄弟のおふたり。デザインも実は微妙に違うんだけどね。
二人の敵を相手に苦戦する洋。

なにしろ、はりきりすぎて、洋の背中とパンツが見えてしまうほどであった。
すべての人間爆弾を止められないとスカイライダーが諦めかけた時、

颯爽とV3のBGMに乗って現れたのは、V3であった。そりゃそうだ。
20話~21話のストロンガーでは声も別人だったが、今回は変身後の姿だけとはいえ、宮内洋本人が声をあてているのがポイントである。
こうしてV3の助力を得たスカイライダーは怪人兄弟をぶっ殺し、爆弾計画も阻止するのだった。

スカイ「V3、君のお陰だ」
V3「はははははっ」
相変わらず笑い声が魅力的な宮内氏でありました。
今回は特に見所も無くてスルーしても良かったが、一応全部レビューする企画なので、かなり駆け足で済ませた。
つづく。