マニアックに追悼・坂口良子さん
- 2013/03/29
- 23:14
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こういう話題をとりあげるのはあまり気が進まないが、坂口さんの急死のニュースはちょっとショックだった。と言っても、最近のバラエティ番組などまず見ないので、現在の坂口さんについては全く知らないのだが……。
横溝オタクの管理人にとっては、坂口さんと言えば1976年の映画「犬神家の一族」の女中おはるちゃんしかないのだった。

そう言えば、劇中で石坂金田一と初めて口を利くのは、彼女だったなぁ。
金田一に「那須ホテル」の所在を尋ねられ、
おはる「ホテルなんて名前だけで古びた旅館よ」
金田一「いや、きったなくて構わんのですよ、そこに泊まれって言われたモンですから」
おはる「あたしそこの女中です」
金田一「……」
このつかみのやりとりが最高なんだよね。坂口さんは特別出演の横溝正史とも共演しているのだ。
おはるというのは原作には出てこないキャラ(女中はいるけどね)で、中盤以降も金田一の捜査の手助けをしたりするのだった。

金田一に頼まれた調査の報告を、うどん屋でしているが、金田一にあれやこれやと質問されて、うどんに集中できないおはるちゃん。
金田一「どうしたの、食べないの」
おはる「だって、食べてる暇がないんですもの」
金田一「あ、そー、(店の人に)お勘定してくださーい」
このやりとりも笑える。
他にも彼女が作ったご飯を金田一が食べた後で、何が一番美味しかったか訊いて「生卵」と言われてむくれるところなんか、めちゃくちゃ可愛かったですね。
この「犬神家」の成功の一端は、メインの陰惨な殺人事件とは対照的なこういうほがらかなシーンの存在だと思うが、そう言う意味でも横溝マニアは坂口さんに感謝すべきなのだ。
他にも彼女は「女王蜂」「獄門島」にも似たような役で出ています。
と言う訳で、ご冥福を祈ります。
こういう話題をとりあげるのはあまり気が進まないが、坂口さんの急死のニュースはちょっとショックだった。と言っても、最近のバラエティ番組などまず見ないので、現在の坂口さんについては全く知らないのだが……。
横溝オタクの管理人にとっては、坂口さんと言えば1976年の映画「犬神家の一族」の女中おはるちゃんしかないのだった。

そう言えば、劇中で石坂金田一と初めて口を利くのは、彼女だったなぁ。
金田一に「那須ホテル」の所在を尋ねられ、
おはる「ホテルなんて名前だけで古びた旅館よ」
金田一「いや、きったなくて構わんのですよ、そこに泊まれって言われたモンですから」
おはる「あたしそこの女中です」
金田一「……」
このつかみのやりとりが最高なんだよね。坂口さんは特別出演の横溝正史とも共演しているのだ。
おはるというのは原作には出てこないキャラ(女中はいるけどね)で、中盤以降も金田一の捜査の手助けをしたりするのだった。

金田一に頼まれた調査の報告を、うどん屋でしているが、金田一にあれやこれやと質問されて、うどんに集中できないおはるちゃん。
金田一「どうしたの、食べないの」
おはる「だって、食べてる暇がないんですもの」
金田一「あ、そー、(店の人に)お勘定してくださーい」
このやりとりも笑える。
他にも彼女が作ったご飯を金田一が食べた後で、何が一番美味しかったか訊いて「生卵」と言われてむくれるところなんか、めちゃくちゃ可愛かったですね。
この「犬神家」の成功の一端は、メインの陰惨な殺人事件とは対照的なこういうほがらかなシーンの存在だと思うが、そう言う意味でも横溝マニアは坂口さんに感謝すべきなのだ。
他にも彼女は「女王蜂」「獄門島」にも似たような役で出ています。
と言う訳で、ご冥福を祈ります。
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