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シルバー假面DVD2&3



 なんか、急に醒めてしまい、2と3を立て続けに見てしまう。見るといっても、特典映像がメインディッシュなんだけどね。

 2の方は、本編からしてダメである。

 ストーリーの大部分は、ザビーネ(ニーナ)の少女時代のドイツでの回想シーンに費やされている。とにかくドイツ人を集めて撮影されているのだが、

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 彼ら、「日本語」で芝居をするのだ。

 つまり、日本語のできるドイツ系外国人ばっかり集めてきて、日本のシナリオで演じさせているのだ。何を考えているのか監督の頭の中を見てみたいが、こういう場合はどう考えてもドイツ語で喋らせて、字幕をつけるか、せめて声優の吹き替えで見せるのが常道だろう。

 とにかくカタコトの日本語での芝居、この脱力感はタダモノではない。あまりにひどいので、管理人はちゃんと見たことがありません。だからどういう話なのかよく分かりません。

 ぼんやりと要約すると、ザビーネとその母親がドイツの農村に世話になるが、母親の持つニーベルンゲンの指輪を狙うカリガリ博士に襲われてサア大変! と言う感じである。
 そしてザビーネの母親は死に、指輪を託されたザビーネはシルバー假面として日本にやってきた、と言うことなんだろう。……たぶん。

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 また、ザビーネの父親・森鴎外(笑)が、ドイツに遊学した時に変な魔物と知恵比べみたいなことをするシーンは、全て俳優の実写と紙芝居のようなアニメを合成したローコスト形式で作られている。静止画では分かりにくいが、とにかくこの辺の脱力ぶりも凄まじいものがある。

 で、漸く現代に物語が戻り、シルバー假面に変身したザビーネと怪人との戦いが展開する。


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 ま、相変わらず動きにくそうなスーツでの殺陣はへぼいのだが、今回はCGを大胆に使うことで、それなりにスピード感と爽快感のあるバトルシーンが描かれている。

 CGも、かなりチープなんだけど、まあ低予算だから目をつぶろう。

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 カメハメ波を撃つ怪人。

 ゲスト俳優では、堀内正美さんが出てるのが嬉しいくらいだ。

 んで、気になる特典映像だが、これが作品の撮影風景などはほぼゼロで、かわりにシルバー假面のスーツのデザイン、造型などに焦点が当てられ、原口智生の作業風景やらインタビューやら、アクションシーンとか、そんなのばっかりである。造型に興味のある人ならともかく、自分はひたすら退屈であった。

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 無論、自分たちで考えて自分たちで作ってるんだから、悪口とかは聞こえない。「このデザイン、ダサくないですか」とか口走る若手スタッフは出てこない(当たり前だ)。

 なお、この原口さんの仕事場のポスター、「さくや妖怪伝」のものなので、我らが安藤希ちゃんが見える(左端)。

 劇中の一応アクションシーンは一応女性スタントが演じているのだが、部分的にはニーナ自身がスーツを被るところもある。

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 その撮影風景を見たけど、はっきりいって、このスタイルの方が絶対カッコイイと思うんだけどね。つまり、この状態で仮面をつけず、素顔を晒して戦ったほうが……。ま、そうするとスタントが使えないと言う制約が生じるからダメなんだろうけど。

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 うーん、でもアクションシーンなんかどうでもいいから、こっちの方がいいや。

 さて3である。

 3は、本編自体が3つの中では最も出来が良い、と思う。

 帝都ではカラスなどが原因不明で墜死する事件が発生していた。一方、謙ちゃんの息子たち憲兵は、カリガリ博士と飛行船の行方を追っていた。

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 数少ないエキストラと大道芸人をいかにもフレームの中に集めました、と言う映像。

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 大正時代はやっぱりいいなぁ。

 また、ザビーネたちが無声映画を見ていたら、サブリミナル効果で観客が暴れ出したり、

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 フィルムの中にカリガリ博士が現れ、さらに怪人(鋼鉄のマリア)が現実世界からフィルムの中へ入ってしまうというなかなか面白いアイデアが映像化されていて、この辺なんか普通に感心してしまった。

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 また、「トゥーレ協会」と言うあやしいゲルマン民族主義者なんてのも出てくる。

 そして訳の分からないことを口走る。一応オリジナルに出てきた「光子ロケット」にちなむ設定がここで語られるんだけどね。


 ついでにこんな人も出てくる。
 
 PDVD_023.jpg

 知るかっ

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 また、サブリミナルについて嶋田久作にレクチャーする科学者を、アンヌ隊員ことひし見ゆり子さんが演じてらっしゃる。

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 今回は全体的にドラマがしっかりしている。

 もっとも美男美女の濡れ場も、ニーナさんの素人芝居で台無しだが……。

 で、いろいろあって(手を抜くな)、カリガリ博士は姿を消し、帝都に平和が訪れたのだった。

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 そしてエピローグで、ドイツに転属することになった渡辺大を、港まで見送りにきた平井太郎のちの江戸川乱歩(水橋研二)が、誇らしげに見せるのは、

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 「新青年」に掲載された乱歩のデビュー作「二銭銅貨」だったと言うオチ。

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 ラスト、船上でドイツに帰国するザビーネと一緒になる大ちゃん。謙ちゃんそっくりだね。

 やがて起こるであろう戦乱の暗い予兆を匂わせつつ、物語は幕を閉じる。

 で、3の特典映像は、主にアクションシーン。殺陣の練習風景とか見ると、あんなへぼいアクションでもやってるほうは苦労してるんだなぁと感心するが、その凄さが、画面上にほとんど表現できていないのは、監督の罪だろう。

 まあ、どっちにしろ、大したアクションシーンではないのだが。

 インタビューでは佐々木守、中野貴雄の新旧のライターが語っている。こちらはまあまあ内容がある。

 結論すると、個人的には大好きな素材が集まった筈なのになんでこんなつまらない作品になってしまうのかと悲しくなるのだった。

 DVDについても、はっきりいってこんなコンテンツではバカ高い金を払ってまでセル版を見る必要はない。レンタルで十分である。まあ、DVDにはそれぞれ薄ーい解説書が入っているけどね。

 メイキングをもっと充実させる、出演者による座談会、オーディオコメンタリーの追加、CG制作の過程とか、やろうと思えばいくらでも付加価値をつけられると思うんだけどね……。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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