「暴れん坊将軍」を彩る女優さん～その15

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　前回から実に3ヶ月ぶりの「暴れ」であります。

　現在シリーズ放送中の「時代劇専門チャンネル」で、素材が揃うまで時間がかかったのである。ただ、5や6以降になると全体の話数も減り、内容的にも見るべきものが少なくなってくるのでネタになるエピソードを集めるのが難しくなる。

　今回から第5シリーズを紹介したい。1993年～94年放送で全44話。


　さて、いきなり第11話（初回SPを加えると12話）に飛ぶ。
　要するに、10話まで、好みの女優が一人も出なかったと言うことですね。

　「悲恋の仇討ち免状」

　
　とりあえず、第5シリーズのオープニング。

　
　冒頭、新しく加わっため組の小頭（小野ヤスシ）たちと飲み屋街を談笑しつつ歩いている将軍吉宗。


　毎度のことだが、


　小野ヤスシと飲み屋で酒飲む将軍がいるかぁーっ！


　一応、ツッコミを入れておく。

　さて、楽しく飲み歩いていた吉宗たちは、

　
　仇討ちをしたくてむずむずしている感じの三人組に訳もなく襲われる。
　ゲストヒロインは生田智子さんです。

　吉宗は事情が分からないまま、彼らを撃退するが、逆に彼らの相談に乗ってやって、見事本懐を遂げさせてやるのだった。……45分のドラマを2行で片付けてしまったが、時代劇のストーリーなんてみんなそんなものである。

　
　5のレギュラーギャルたち。伊藤つかさ（左）、田中綾子（右）のお局組に挟まれているのは、ニューフェイスのおつる役、周栄良美さん。なかなか可愛いが、橘いずみと言う芸名でポンキッキの歌のお姉さんをやってらしたそうです。全然知らんけどね。

　
　折角なので、生田さんの画像をもう一枚。


　引き続いて18話（SP込みで19話）の、

　「おんな密偵の初恋」

　には、自分的には「暴れ」の準レギュラー的存在である、

　
　辻沢杏子さんが出演されている。

　今回は、下総から特産品の結城紬のチェックなどのために江戸に出てきた身分ある女性の役。

　市場で売られていたニセモノの結城紬にケチをつけ、あらくれものたちに襲われる。

　
　だが、彼女は武術の心得があって群がる男たちを投げまくる。

　向こうが勝手に飛んでくれるのでアクションの苦手な女優さんでも安心である。

　当然、待ち構えていたかのように吉宗＆め組が助勢にかけつける。
　彼女は怪我をした中間の手当てをめ組でしてもらい、自分の目的などを話す。

　
　藩の勘定吟味役に就任した辻沢さん。思わず取り締まってもらいたくなる凛々しさである。

　
　彼女の上役の、江戸家老か誰か。

　時代劇は、顔を見ただけで悪役と分かるので、お年寄りにとても好評です。

　ちなみに「初恋」とあるから、過去の事例によって、今回も吉宗に恋をするのかと思ったが、さすがにその年で初恋はないだろうということか、その相手は別の藩士で、それも幼い頃の話だそうだ。

　で、彼女は藩内の不正を暴き、初恋相手との恋も成就してメデタシメデタシなのだった。

　
　女学生のような袴姿の辻沢さん。よく似合う。

　それほど彼女の魅力が引き出されているとは言えないエピソードだが、あまり贅沢を言うと取り上げる話がなくなってしまうのであった。



　続く。