第14話「フォーカスの罠」
の続きです。

ルリたちは実力でスケバン二人をねじ伏せて、上原に命令されて、涼子を罠に嵌めたことを白状させる。

一方、九条と別れた上原はスタジオに戻り、縛っておいたユミを軽く尋問する。
ユミは、逆に上原の撮ったスクープ写真がもとで自殺した岩崎涼子についてその責任を追及するが、上原は「彼女が勝手に死んだんだ」と平然とうそぶく。
ユミ「抜け抜けと……、罠に嵌めたんでしょっ!」 寝転がったまま、上原を睨みつけるユミ。
こういう、もっと強い憎悪を言葉に乗せるべきシーンでも、なんとなくおっとりした言葉遣いになってしまうところに、ユミの育ちの良さが滲み出ている。

上原は、つべこべ言わせず、ユミに対してもエッチな写真を撮って、自分の操り人形にしようとする。
まず、制服のスカーフをひっぱり、

自らも上着を脱いでタンクトップ姿になる上原。完全な変態である。
ここの、堀田真三さんの演技は必見ですよ、奥さん。

ユミの貞操のピンチだとワクワク、いや、ドキドキしたが、ユミは咄嗟に相手の股間を膝蹴りし、上原がもんどりうってる間に逃亡を図る。

だが、両手を縛られ、まだ体調も万全でないユミは思うように動けず、非常階段を降りる途中でへばってしまう。ここのユミのへばり具合も、萌えますなぁ。
しかも、立ち直った上原の足音がどんどん近付いてくる。なかなかのサスペンスである。
が、その時、影の支援者であるミホがあらわれて、寸前のところでユミを救出するのだった。もっとも今回は中山美穂のスケジュールの都合か、実際には別の女優に代役をさせているんだけどね。その後、バンク映像で出てくるけど。
気を失っていたユミが目覚めると、いつの間にか自分の部屋のベッドに寝ており、ルリやケイたちに見守られていた。
ユミは、自分が部屋の外に放置されていたことを聞かされ、ミホが助けてくれたのだと直感する。

さらにケイたちに、上原は今回の件以外でも、スクープを捏造して有名スポーツ選手を陥れていたことを聞かされ、怒りに燃える。
以下は戦闘シーンになります。

夜の遊園地に再び呼び出されたスケバン二人は、不平を口にするが、
上原「甘ったれんじゃねえ、バカヤロウ! お前たちズベ公(死語)のスペアなんていくらでもあるんだ。この俺様に相手をして貰って感謝することだな!」 と、女性上位のこのドラマでは滅多に聞けないタンカを切る上原先生でした。
上原は、手下のあらくれ男たちにスケバン二人をズタボロにさせ、その模様を撮影して写真週刊誌に売り込むつもりだったらしいが、

そこへいつもの白いセーラー服軍団が現れて、上原たちをぶちのめすのだった。
戦闘シーンは面倒なので割愛する。上原さん、最後にユミにボコボコにされるまで、カメラを手放さなかった。そりゃ負けるわな。でも、カメラマンの鑑と言えるだろう。
エピローグでは、雄太が「へへっアクションカメラ(死語)」と言ってユミたちのスカートの中にカメラを入れて写真を撮ろうとする。

ラストは、今回の一件から何の教訓も得ていない雄太の態度に起こった三人娘が雄太を追いかけているシーンで締めましょう。
終わりです。