「プロメテウス」(2012)
- 2013/01/12
- 21:55
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最近新作の映画のDVDを紹介してないことに気付いたので、ちょっとやってみるダス。
関係ないが、この前「るろうに剣心」のDVDを見たのだが、主人公の佐藤健のことを亀梨和也だとばかり思って最後まで見てしまった。ま、どっちでもいいんだけどね。
さて、今日見たばっかりの「プロメテウス」だが、
ネタバレ全開なので注意
それにしてもリドリー・スコットって、「エイリアン」「グラディエーター」「ハンニバル」とか、悪趣味な映画ばっかり撮ってるな。
今回「プロメテウス」を見て、コイツは頭がおかしいのではないかと思った。
ストーリーは、人類の創造者の手掛かりを求めて地球を飛び立った宇宙船「プロメテウス」が、銀河の彼方で「エンジニア」(創造者)の施設に辿り着き、例によってえげつないモンスターなどによって滅ぼされるという、まんま「エイリアン」である。

冒頭、違いの分かる白い男が登場する。
違いの分かるコーヒーを飲むのだが、あまりに不味かったせいか、そこから落っこちて死ぬ。
(註・ほぼ嘘です)
さて、地球の遺跡から手掛かりを得た考古学者のヒロイン(ノオミ・ラパス)たちがウェイランド社の仕立てた宇宙船プロメテウスに乗り込み、長い航海の果てに、目的の星に到着する所から物語はスタートする。
このヒロイン、これも見終わるまで「ミレニアム」のピアス姉さんだと気付かなかったが、あまり美人ではないが、生命力がとても高い。
あと、日本語吹き替えが妙に下手だった。ほかは、てらそままさきとか実力派なのに、彼女だけなんかたどたどしいというか、違和感があった。最初は坂本真綾かと思ったのだが、それにしても下手糞過ぎる。
とにかく我慢して見たのだが、最後に吹き替えキャストが表示され、疑問が氷解。
「ごり押し」で検索するとすぐ出てくる剛力彩芽さんだった。にゃるほどね。

なお、宇宙船の中で一番偉い人をシャーリーズ・セロンさんが演じていられます。このつかみの腕立てシーンが一番良かった。あとはペシッと潰れて死ぬだけ。
シナリオなどについてはとても不満のある作品だが、ビジュアルは確かに凄い。

宇宙船が不毛の惑星に降り立つところとかね。
巨大な地下施設の中をホログラフが動き回るところも。
で、調査員は中に入ってあれこれ調べるが、ポッドのようなものがあるだけで、「エンジニア」の姿はない。落胆するヒロインだが、ウェイランド社のアンドロイドによって、恋人の博士をエイリアン菌みたいなものに感染させられ、さらにその状態でエッチしたため、エイリアンのようなモンスターを妊娠してしまう。
会社の命令でアンドロイドはそのモンスターを(生物兵器として)胎内に残した状態で地球に連れて帰るつもりだったのだろう。この辺も「エイリアン」と同じである。
その後、いろいろとあって調査員はどんどん悲惨な死に方で退場して行く。

最悪なのが、ヒロインで、コールドスリープされそうになるが間一髪で脱出し、医療ポッドと言う、自動で手術などをしてくれる最新設備に入り込み、コンピューターに指示して意識のあるまま、自分の開腹手術をさせるのである。うひーっ。
ブラックジャックじゃあるまいし。

で、レーザーで開いたお腹から、こんなのが顔を出す。
このシーンを見て、リドリー・スコットは頭がおかしいと気付いた。

しかも、密閉されたポッドの中なのである。
タコの赤ちゃんみたいなのとふたりきり。
こういうのが苦手な人が見たら卒倒しそうなシーンである。
ヒロインは何とかポッドから抜けて、部屋を密封して出て行く。
終盤、「エンジニア」がひとりだけ生き残っていたが、コイツも何も考えてなくて手当たり次第に人を殺すだけで、とにかく乱暴な映画である。しかも、宇宙船(エイリアンに出てきたドーナツみたいなやつ)に乗って、地球を滅ぼしにいくらしい。
ここに来て、男臭い船長たちが、ヒロインの要請を受けて急に自己犠牲の精神に目覚め、その宇宙船に体当たりをするのである。この流れも、とても唐突だった。
その過程で、シャーリーズ・セロンは壊れた宇宙船が倒れてきてぷちっと言う感じで死にます。あまりと言えばあまりにひどい死に方だった。
その後、生きていた「エンジニア」に殺されそうになるヒロインだったが、自分が産んで放置しておいたタコの怪物と噛み合わせ、見事にピンチを切り抜ける。

「エンジニア」を食べたタコさん。げろげろ。
ただ、タコの赤ちゃん、何を食べてここまででかくなったのか、謎である。出産後、部屋の中に密閉されていたはずだが……。
ヒロインは、別の宇宙船で辛くも脱出することが出来た。

で、タコに食べられた「エンジニア」の死体から、我々の良く知るエイリアンが登場、と言うオチで締め括られる。
ただ、正直言うと、もうこのフォルム、見飽きたね。うんざりだ。
と言う訳で、グロいシーンが見たい人にはうってつけの珍作でした。
それにしても冒頭の違いの分かる男は結局なんだったんだろう。
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