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亜愛一郎シリーズ


 無人島に一冊だけ本を持っていくとしたらという質問は、陳腐過ぎて逆に新鮮に聞こえるほどだが、自問してみると、うーん、容易には答えは出ないね。

 日本探偵小説全集9の「横溝正史集」か……。

 一冊に限らず、シリーズ物もありだったら、「シュロック・ホームズ」シリーズかな。シャーロックじゃなくて、シュロックね。パロディの。

 陳舜臣の「小説十八史略」も捨てがたい。
 漫画もありなら、「はいからさんが通る」かな(ふるーっ)。

 国内ミステリーの短編集なら、迷うことなく泡坂妻夫の「亜愛一郎」シリーズだな。

 知ってる人も多いと思うが、亜愛一郎(あ あいいちろう)と言うユニークな名前の美青年が、名前に劣らず奇妙な事件に遭遇し、卓抜した推理で快刀乱麻に謎を解く痛快連作ミステリーだ。

 ただ、実際は彼、外見と裏腹にトホホな性格をしていて(それがいいんだけど)、大抵は周りの人間から馬鹿にされているのだ。女性もその外見につられてよってくるが、白目を出したり、尻を突き出して起き上がったり、ミミズ踊りを披露したりするとたちまち避けられてしまうが、それくらいで嫌いになるなよ、と思う。

 無論、ミステリーとしても(出来不出来はあるが)極めて秀抜で、未読の人には是非手にとって欲しいのである。「狼狽」「転倒」「逃亡」と三冊しかないのが残念だけど、しょうがない。

 なお番外編の「亜智一郎の恐慌」もあるが、これははっきりいって面白くないのでわざわざ読まなくてもいいです。

 

 昔の表紙の方が好きだけど


 しかし、この素材、テレビドラマとしてはもってこいだと思うんだけどね。30分の一話完結ミステリーでやると面白そうだ。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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