「ねらわれた学園」(1997)その2
- 2012/11/19
- 19:10
●
続きです。
図書室で、恭子先生と一緒に仕事をしている村田和美。

村田「みんな知らないって言うんです」
恭子先生「そんなことってあるわけないわ」
そこへ、パトロール隊がずかずか入ってくる。
恭子先生「ここには風紀を乱すような生徒は来ませんよ……静かにしてくださいね」
立ち上がって、優しく釘を刺す恭子先生。
彼らが立ち去った後、「あのパトロールは行き過ぎだわ」とつぶやく恭子先生。
少なくともこの時点では、恭子先生は正常だと分かる。

そこへ愛しの関君がやってきて、彼も屋上から落ちた友人のことを覚えていると告げる。

恭子先生が、図書室の奥の部屋に行くと、またパソコンをいじっている男子生徒たち。
恭子先生「またゲーム?」
生徒「違いますよ、ホームページですよ、校内パトロールへの皮肉ですよ」
恭子先生、このように、結構出番が多いのであった。見る前は、ほんのチョイ役だとばかり思っていたので嬉しい誤算だった。
この映画、学園SFサスペンスとしてはなかなか面白いのだが、ちょくちょく、村田和美と柏原収史のほのかな恋愛描写が挿入されて、話の腰をべきっと折ってしまうのが欠点だ。そういうのがあってもいいんだけど、その頻度があまりに高いのだ。

さてその夜、村田和美の女友達から当時珍しいケータイで電話がかかってくる。彼女はまだ消えた友人のことを調べているらしいのだが、話の途中で悲鳴とともに電話が切れてしまう。
村田和美は友人を探しに飛び出すが、ちょうど自転車の関君と出会い、その荷台に乗って一緒に探すことになる。友人の姿はなく、境内にケータイだけが落ちていた。二人は、その友人の自宅を訪ねるが、

なんか、すげーむかつく顔のガキ、いやお子様が出てくる。友人の弟だ。

村田和美は、お姉ちゃん(友人)はいないかと聞くが、

ここでも、子供は姉は最初からいないと突っぱねる。
そのあまりに不愉快な顔付きに、
村田和美は思わず膝蹴りを食らわすのだった。
子供「へぶっ」(註・管理人の願望です)
結局、もうひとりの友人も消されてしまったらしい。

翌朝、またしても関君の自転車の荷台に乗って登校する恋愛真っ盛りの村田和美。ね、状況は緊迫してるのに、こういうほんわかシーンが割り込んでくるのだ。
そして人気のない下駄箱で、彼女は誰かの「私も消される!」と言う、悲鳴のような心の声をとらえるのだった。

やっぱり美人だね。
で、またまた図書室にいる二人。ほかにも、パイレーツの片割れとか、学校の中で特殊能力を開花させつつあった連中がたむろしている。さっきの声はそのテレパシーを同じく超能力者である村田和美の拾ったものだった。

恭子先生「それじゃ後はよろしく」
恭子先生が消えた後、たむろしていた生徒たちは、二人に、以前から何となく集まって、それぞれ学校の様子が変で、自分たちだけそれを察知して孤立していると愚痴をぶつけあっていたと打ち明ける。
村田和美は、異変の起こる際、妙な電子音が聞こえると言い、その発生源を突き止めようと提案し、賛同した生徒たちと一緒に、翌早朝に、学校に来て調査しようと言うことになる。

ちなみに男子生徒のひとり、話し方とか狩野英孝そっくりで笑う。ひょっとして狩野本人かと思ったが、さすがに違うか。

で、翌朝、まだ誰もいない校舎の前に集合した6人。2人ずつになって、校内を探索して行く。ここはいかにも面白くなりそうなシーンなのだが、それぞれあっさりパトロール隊に捕まって消去されてしまうので、いまひとつ盛り上がらないのだ。

女生徒のひとりは図書室に隠れていたが、そこへ恭子先生を見つけて助けを求める。
恭子先生「パトロール? パトロールなら……」

その女子生徒がパイレーツの片割れです。

恭子先生「そこにいるわよ」
との言葉とともに、ずらっと並んだパトロール隊員が登場。
そう、いつの間にか恭子先生もおかしくなっていたのだ。

この女子生徒、歌手の我那覇美奈さんだと思うのだが、よく分からない。我那覇さんが出演しているのは事実だけど。
スカートをまくり、太腿を剥き出しにする女性隊員に怯えるパイレーツ。緊張が高まるが、そこで一旦音楽が途切れ、

恭子先生がこう言うのが一つのギャグになっている。ギャグじゃないけどね。

そのパイレーツの先輩である超能力少女は屋上に上がって、校内の様子を透視していたが、その中の高見沢みちるが、こちらが見えているかのように振り返るシーンがとても怖い。

超能力少女もあっさりと粒子のようになって消されてしまう。
それを挟んで、図書室の続き。

パトロール隊員は、スカートをたくし上げ、太腿にとりつけた銃を取り出すのだが、この時、スカートがめくれて一瞬パンツが丸見えに……なるかと思ったら、なんか短パンみたいな色気のない下着を着けているので糠喜びに終わる。ちくそう。

とにかく、SF的な銃でパイレーツを消してしまうのだった。
残ったのは村田和美と柏原のふたりだけ。
続きます。
続きです。
図書室で、恭子先生と一緒に仕事をしている村田和美。

村田「みんな知らないって言うんです」
恭子先生「そんなことってあるわけないわ」
そこへ、パトロール隊がずかずか入ってくる。
恭子先生「ここには風紀を乱すような生徒は来ませんよ……静かにしてくださいね」
立ち上がって、優しく釘を刺す恭子先生。
彼らが立ち去った後、「あのパトロールは行き過ぎだわ」とつぶやく恭子先生。
少なくともこの時点では、恭子先生は正常だと分かる。

そこへ愛しの関君がやってきて、彼も屋上から落ちた友人のことを覚えていると告げる。

恭子先生が、図書室の奥の部屋に行くと、またパソコンをいじっている男子生徒たち。
恭子先生「またゲーム?」
生徒「違いますよ、ホームページですよ、校内パトロールへの皮肉ですよ」
恭子先生、このように、結構出番が多いのであった。見る前は、ほんのチョイ役だとばかり思っていたので嬉しい誤算だった。
この映画、学園SFサスペンスとしてはなかなか面白いのだが、ちょくちょく、村田和美と柏原収史のほのかな恋愛描写が挿入されて、話の腰をべきっと折ってしまうのが欠点だ。そういうのがあってもいいんだけど、その頻度があまりに高いのだ。

さてその夜、村田和美の女友達から当時珍しいケータイで電話がかかってくる。彼女はまだ消えた友人のことを調べているらしいのだが、話の途中で悲鳴とともに電話が切れてしまう。
村田和美は友人を探しに飛び出すが、ちょうど自転車の関君と出会い、その荷台に乗って一緒に探すことになる。友人の姿はなく、境内にケータイだけが落ちていた。二人は、その友人の自宅を訪ねるが、

なんか、すげーむかつく顔のガキ、いやお子様が出てくる。友人の弟だ。

村田和美は、お姉ちゃん(友人)はいないかと聞くが、

ここでも、子供は姉は最初からいないと突っぱねる。
そのあまりに不愉快な顔付きに、
村田和美は思わず膝蹴りを食らわすのだった。
子供「へぶっ」(註・管理人の願望です)
結局、もうひとりの友人も消されてしまったらしい。

翌朝、またしても関君の自転車の荷台に乗って登校する恋愛真っ盛りの村田和美。ね、状況は緊迫してるのに、こういうほんわかシーンが割り込んでくるのだ。
そして人気のない下駄箱で、彼女は誰かの「私も消される!」と言う、悲鳴のような心の声をとらえるのだった。

やっぱり美人だね。
で、またまた図書室にいる二人。ほかにも、パイレーツの片割れとか、学校の中で特殊能力を開花させつつあった連中がたむろしている。さっきの声はそのテレパシーを同じく超能力者である村田和美の拾ったものだった。

恭子先生「それじゃ後はよろしく」
恭子先生が消えた後、たむろしていた生徒たちは、二人に、以前から何となく集まって、それぞれ学校の様子が変で、自分たちだけそれを察知して孤立していると愚痴をぶつけあっていたと打ち明ける。
村田和美は、異変の起こる際、妙な電子音が聞こえると言い、その発生源を突き止めようと提案し、賛同した生徒たちと一緒に、翌早朝に、学校に来て調査しようと言うことになる。

ちなみに男子生徒のひとり、話し方とか狩野英孝そっくりで笑う。ひょっとして狩野本人かと思ったが、さすがに違うか。

で、翌朝、まだ誰もいない校舎の前に集合した6人。2人ずつになって、校内を探索して行く。ここはいかにも面白くなりそうなシーンなのだが、それぞれあっさりパトロール隊に捕まって消去されてしまうので、いまひとつ盛り上がらないのだ。

女生徒のひとりは図書室に隠れていたが、そこへ恭子先生を見つけて助けを求める。
恭子先生「パトロール? パトロールなら……」

その女子生徒がパイレーツの片割れです。

恭子先生「そこにいるわよ」
との言葉とともに、ずらっと並んだパトロール隊員が登場。
そう、いつの間にか恭子先生もおかしくなっていたのだ。

この女子生徒、歌手の我那覇美奈さんだと思うのだが、よく分からない。我那覇さんが出演しているのは事実だけど。
スカートをまくり、太腿を剥き出しにする女性隊員に怯えるパイレーツ。緊張が高まるが、そこで一旦音楽が途切れ、

恭子先生がこう言うのが一つのギャグになっている。ギャグじゃないけどね。

そのパイレーツの先輩である超能力少女は屋上に上がって、校内の様子を透視していたが、その中の高見沢みちるが、こちらが見えているかのように振り返るシーンがとても怖い。

超能力少女もあっさりと粒子のようになって消されてしまう。
それを挟んで、図書室の続き。

パトロール隊員は、スカートをたくし上げ、太腿にとりつけた銃を取り出すのだが、この時、スカートがめくれて一瞬パンツが丸見えに……なるかと思ったら、なんか短パンみたいな色気のない下着を着けているので糠喜びに終わる。ちくそう。

とにかく、SF的な銃でパイレーツを消してしまうのだった。
残ったのは村田和美と柏原のふたりだけ。
続きます。
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