「スカイライダー」を心ゆくまで楽しむ奴 第12話

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　第12話「暗闇のサンタクロース あぁ〜変身不可能」

　まずは予告から。

　
　本編の、基地潜入シーンから、

　
　変装していた洋が覆面を脱いで、「やあ、次はナメクジンとの戦いだ（後略）」

　相変わらず憎たらしいほど爽やかな村上弘明さんでした。


　さて、クリスマスと言う季節モノのテーマの第12話。

　酔っ払いが浮かれ歩く繁華街で、子連れの男性が地中に吸い込まれる。無論、ネオ・ショッカーの仕業である。

　
　そこへたまたま通りかかる、洋たち。嬉しいことに早速ユミちゃん（巽かおり）が登場している。できれば、この前に、三人でクリスマスっぽい会話をやって欲しかった。

　
　洋たちは残された子供を保護し、洋は単身、消えた父親の行方を捜す。

　
　今回の怪人、ナメクジン。なかなかデザインがかっこいい。

　
　子供は志度ハングライダークラブに連れて来られる。事務所にはでかいクリスマスツリーも飾られている。

　ネオ・ショッカー出現の報に、「東京の真ん中にも出たのか」とタヌキかイノシシでも出たみたいに言う志度会長。害獣と一緒かい。

　ところで、最近気付いたが、ミドリ（田中功子）さんのお尻が色っぽい。

　
　ここで、かなり久しぶりにユミちゃんのアップ。うう、待ち侘びていたのだよ。

　
　ユミ「洋さん、だいじょうぶかしら？」
　うぐー、可愛いなぁ、もう……あ、俺だけかコーフンしてるのは。

　その頃、洋はネオ・ショッカーの巨大な秘密基地に潜り込んでいた。ただ、なにせ規模がでかいので迂闊には戦えない。で、予告編にあったように敵の衣装を奪い、戦闘員のふりをして内部に入り、さらわれた男の消息を探るのだった。

　ま、今回のショッカーの作戦も、人間をさらい、労働力とか人体実験とか、そういうことに利用しようと言う単純なものである。ただ、今回登場する基地は、全編通してもきわめて広大で、そこが見せ場になっている。

　
　基地には、こういう本格的な通信室もある。通信員がやたら「ヨーロッパ支部」と連絡を取り合っている。

　で、まあ、あれこれあって、洋は正体を暴露されて、

　
　変身しようとする。ここの映像は影がくっきりしていて綺麗だ。

　
　しかしナメクジンの粘液で変身ベルトが動かなくなり、どうしても変身できなくなる。

　ここはかなり本格的にピンチに陥るライダー。最終的にはなんとか変身するのだが、この変身ベルトを動作不能にすると言う作戦方針はかなり有効だと思うのに、以後、ネオ・ショッカーが同様の作戦を実行する様子はなかった。ダメねえ。

　こうして敵を倒し、さらわれた人たちを救い、保護した子供の父親も無事に助け出され、親子が再会することができたのだった。が、後半、ユミたちの出番はなかった。ちぇっ。

　次回13話はひとつの節目の回である。気合入れていくぜ。