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「俺たちは天使だ!」 第12話 後編

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 第12話「運が良ければキッスができる」(1979年7月22日)
 の続きです。

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 麻生を探しに新妻署にやってきた久美、麻生たちのことを毛嫌いするゴリラにガミガミ怒鳴られる。
 ゴリラ「来てないって言っただろ。こっちはな麻生探偵事務所のお守をしてるんじゃないからな、分かったか!」

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 久美「そんな言い方しなくたっていいでしょ! あなたねえ、ひょっとして何かこじつけて麻生さんを不当に逮捕したんじゃないの?」
 ゴリラ「なにぃ、き、貴様、侮辱罪でぶちこむぞ!」
 久美「侮辱罪? ぶちこむ? それがレディに対して言う言葉ぁ?」
 ゴリラのネクタイを引っ張って逆にゴリラをタジタジさせる勇ましい久美。

 金沢が割って入って、麻生は本当に来てないんだと釈明する。

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 そこへ館野が入ってくる。
 館野「金沢さん、やっと刷り上りましたよ、復顔の手配書」
 金沢「どうも、持ってきて貰っちゃって」
 館野「いや……おー、しばらくだねえ、元気?」
 久美「元気? ふふふふ」

 館野「金沢さん、このホトケの身元、一日も早く割り出してやって下さい」
 久美「この人が、問題の女性ね」
 久美も、しげしげとその手配書を見る。

 手配者は街のあちこちに貼られて、衆目に触れる。

 結局、久美もジュンも手ぶらで事務所に戻ってくる。
 久美はそこで、杉田が置いていった娘の写真を見て、それがあの手配書の顔とそっくりだと気付く。

 折も折、漸く麻生とダーツが仲良く手をつないで帰ってくる。
 だが、二人とも朦朧とした様子で、久美たちが事件のことを話しても全く話が通じない。

 ジュンがすぐ催眠術にかけられているのだと気付き、催眠術の本を開いて解決方法を調べる。
 ジュン「こういう場合は、中枢神経を刺激し、本能を呼び覚ますとある。その時は、異性などの触発によって簡単に目覚める場合がある。……たとえばさ、くちづけとかさ」

 と言う訳で、かなり強引だが、久美がダーツと、ユーコが麻生とそれぞれ「キッス」をすることになる。

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 ダーツの体を引き寄せて、豪快にキスする久美。

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 ユーコは、密かに愛する麻生に、ここぞとばかり濃厚なキス……ただし、どちらもふりだけで、実際には唇は合わせていない感じ。

 それを横で見ていて、ジュンは「ナビさん沖縄で良かったなぁ。こんなとこ見たら大変なことに」と、変な想像をする。

 で、実際に、麻生とユーコがキスをしているところへナビさんが帰ってくると言う仮定のシーンとなる。
 ユーコに惚れているナビは、麻生を殴り倒してから、ユーコの唇を奪う。

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 筈だったが……、

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 ナビ「ああー」
 ダーツ「あーら、ナビさん手書きハート
 ナビ「ああーっ!!」

 こういうシーンをしっかり絵にするのがこのドラマの素晴らしいところだ。

 麻生たちはなんとか正常になって、記憶を取り戻す。

 だが、その頃、谷口は手配書を見たと言って新妻署を訪れ、例の死体を妻だと認めて、遺品を抱き締めて嗚咽していた。
 金沢「奥さんに間違いありませんね」
 谷口「間違いございません……間違いございません……あ゛あ゛ーっ!!

 役者顔負けの演技を披露する谷口。

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 谷口は神妙な顔で遺骨を抱いて帰宅する。
 谷口「しかし、焼き場にいた時には妙な気分になったよ。女房に死なれた亭主ってのはあんな気持ちになるんだろうな。しかしこれでねえ、白骨死体が出て、手配書が出回るのを待った甲斐があったと言うもんだよ。亜沙子、やっぱり外国行くだろう? 保険金が下りたら」

 タバコをくわえてベラベラ喋る夫をよそに、亜沙子は遺骨を見て事故で亡くした赤ん坊のことを思い出して、涙を流していた。

 谷口「あれは事故だったって忘れなさい。……もっとも、あの事故がなかったら、お前そっくりのあの女には巡り会えなかったんだ。お前が入った病院に偶然居合わせたあの看護婦……彼女に会わなかったらこんなうまい話は思い付かなかったね」

 つまり、あの死体は、亜沙子そっくりの顔の看護婦(杉田の娘)だったのだ。4ヶ月前、谷口たちは彼女を毒殺して発見されにくい場所へ埋め、白骨死体となって発見されて、復顔術で亜沙子そっくりの手配書が出回るのを待ち、谷口がそれを妻だと主張して引き取り、亜沙子にかけておいた保険金を受け取ろうという、非常にまわりくどい犯罪計画だったわけだ。

 しかし、ややこしくて、一回見ただけでは筋が理解できない。

 さて、麻生は杉田を伴って、手配書の遺体を引き取ろうと科研へ出向く。
 が、遺体は谷口が引き取った後で、父親の杉田は、「自分の娘じゃなくて良かった」と胸を撫で下ろす。

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 館野「麻生さん、ひとつだけ引っ掛かることがあるんですが……僕の知る限りでは、あの死体に出産経験はありません。それなのにあの谷口と言う人は、これで妻も子も失ってしまったと、確かそうつぶやいてます」
 麻生「杉田さん、行きましょう」

 麻生は杉田を連れてすぐ科研を後にする。

 ダーツの調べで、谷口が妻に1億の保険金をかけていることが判明、事件のからくりが麻生たちにも分かる。
 麻生「よし、その1億円は娘さんを殺された杉田氏のところへ行くべきだ。とりあげるんだ!」
 ダーツ「とりあえず報酬は500万てとこ」
 ジュン「ひとり頭100万」
 麻生「むーっふふふふっ」

 例によって犯罪者から小金を巻き上げようとセコイことを考えた麻生たちは、再び谷口の屋敷へ赴く。

 で、色々あって、谷口の仲間の運転手(片桐竜次)が金を持って逃げ、それを麻生たちが追いかけると言うアクションシーンを経て、麻生たちが見事1億円ゲット! ……したのも束の間、駆けつけた警察に没収されてしまうと言ういつものパターンになる。

 それでも今回は杉田から30万円の報酬は得ているのだから、タダ働きにはならなかった。

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 ラスト、麻生はユーコを催眠術にかけようとして逆にユーコに催眠術をかけられ、みんなで小鳥になって可愛く囀った後、

 ユーコ「単純!」
 一同「俺たちは、天使だ!」
 と、夢うつつで決めポーズを取る。

 さて、このストーリー、いくつかシナリオ上の欠陥が見られる。

 一つは、谷口が、手配書が出た際に、本人である杉田の娘の家族・知人が名乗り出ることを考慮していない点だ。家族は勿論、杉田の娘は看護婦として働いていたのだから、同僚や患者がそれを見て谷口より先に杉田さんだと通報することは十分考えられた筈だ。

 もう一つは、手配書の死体が毒殺されたと分かっているのに、谷口の妻・亜沙子だと認定された後でも、警察が谷口に失踪時の事情を聞いたり、亜沙子の交友関係などを調べたりする様子がないことだ。警察が本腰を入れて調べれば、亜沙子がまだピンピンしていることなど一発で分かっただろう。
 それに、亜沙子も自分が死んだことになっている訳で、その後の社会生活が困難にならないか?

 そもそも、赤ん坊を亡くした悲しみを今も強く引き摺っている亜沙子が、夫のそんな計画に乗るとも思えないのだが……。身代わりにする為に、杉田の娘まで毒殺している訳だしね。

 麻生が出会った女が、実は既に白骨死体となって発見されていたというプロローグは魅力的だが、それを合理的に説明しようとして、苦しい辻褄合わせをやった結果、ストーリー全体がいびつになってしまった気がする。


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コメント

>こういうシーンをしっかり絵にするのがこのドラマの素晴らしいところだ。

同感です。コメディとしての演出が徹底されています。
これが根強い人気の秘密でしょう・・・

Re[1]:「俺たちは天使だ!」 第12話 後編(12/18)  

影の王子様
>同感です。コメディとしての演出が徹底されています。
>これが根強い人気の秘密でしょう・・・

昔の柴田さん、おちゃめですよね。もうこんなことやってくれないだろうな。

「・・・すみませんね~いつも」  

>≧麻生たちが見事1億円ゲット!……したのも束の間、駆けつけた警察に没収されてしまうと言ういつものパターンになる。

>ジュンが「今度こそこれで俺たち金持ちだー」と叫んで「金持ち金持ち―」と大喜びなキャプテンたちだったが…ダーツ?の「不吉な予感・・・」と言う一言を挿んで警察が到着する展開でしたよね。この時金沢が「すみませんね、いつも」と言い、ゴリラが「またお前らか…」と言う場面があったと思います。

この回と言えば、麻生から「数少ないアラビア産の洋モク」をもらうゴリラと金沢→だが、ゴリラが手にした洋モクから火花が飛び出してきた!と言う場面もあったような気がします。

Re:「・・・すみませんね~いつも」(12/18)  

マシンX2000様
コメントありがとうございます。

>この時金沢が「すみませんね、いつも」と言い、ゴリラが「またお前らか…」と言う場面があったと思います。

はい、怒った麻生がライフルをゴリラに向けると言うむちゃくちゃなシーンもありました。

>この回と言えば、麻生から「数少ないアラビア産の洋モク」をもらうゴリラと金沢→だが、ゴリラが手にした洋モクから火花が飛び出してきた!と言う場面もあったような気がします。

はい、ありました。長くなるので省きましたが。
洋モクで情報を聞き出すと言うのが時代を感じさせますね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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