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優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第29話

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 第29話「見たか!? 口裂け女」(1979年8月18日)
 1979年当時、日本各地の子供たちは「口裂け女」の噂に夢中だった。実際、子供たちが怯えるので集団下校をさせた学校もあったそうな。
 この29話は、その社会現象とも呼べるブームの最中に「口裂け女」を題材として取り上げたエピソードである。

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 三人の女子高生(中学生?)たちが「どわっはっはっはっ」と言う感じで、大口を開けて人目もはばからず爆笑しながら歩いている。
 その三人の口の中のアップが出てきて、唾液が糸を引いていると言うマニアックな映像まで見える。

 変態の人は要チェック!

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 と、早速白いマスクをした女が現れ「私、美人かしら?」と古典的(?)な台詞を投げてくる。
 女生徒「ええ、とっても美人ですよ。でも、顔はマスクで分からないけど」
 女「それならマスクを取るわ……これでも美人かしら?」

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 マスクを取った女の顔がたちまちこんな風になる。女の子たちは悲鳴を上げて逃げて行く。

 実際の「口裂け女」は、マスクを取ると口が耳元まで裂けていると言うものだが、リアルにそう言うメイクにすると、子供向け番組として怖過ぎるので、こういう形になったのだろうが……。田村正和みたいだ。

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 トモコの妹ユキも、「口裂け女」の噂に夢中であった。実際に見たと言う友達の話に熱心に耳を傾ける。
 桃子「私、お母さんに頼まれて豆腐を買いに行ったのよ。横丁の角を曲がったらさ、髪を肩まで垂らした女がマスクをしてジッと私を見てるじゃない。私を見て、『お嬢ちゃん、私、美人?』て聞いて来たのよ」
 ユキ「それで、あんたなんて答えたのよ」
 桃子「私、悪いと思ってさ、美人よって答えたのよ。そしたらマスクを取って、『これでも美人?』って言うじゃない……そしたら、口が耳のところまで裂けていたのよ」

 真ん中にひとりだけ男の子がいて、悟りを開いたような顔をされている。

 歩きながら「100メートルを6秒で走る」「空を飛べる」「鎌を持って追いかけてくる」「豆腐が大好物」などなど、「口裂け女」に関する情報をまことしやかに話す少女たち。

 ユキは、みんなと別れて桃子と二人だけになる。と、電信柱の陰から「お嬢ちゃん」とマスクをした女が声をかけてくる。二人はそれを見ただけで飛ぶように逃げ出す。

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 ユキ、転がるように自分のマンションに逃げ帰る。
 ユキ「豆腐が大好物で、100メートルを6秒で走って、マスクをしているのよ!」
 トモコ「バカモン! そう早口にまくし立てたって、何がなんだかわかんないじゃないのよ。もっと順序正しく言ってご覧」
 ユキ「口裂け女が出たのよ」

 一方、バトルフィーバー本部では、クーラーが壊れてみんな困っていた。

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 京介「マリア、君一人だけ涼しそうな顔してるね」
 京介に聞かれたマリア、読んでいた本を見せる。
 マリア「うふっ」
 京介「日本の幽霊? 納得、頭も使いようね~」

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 そこへトモコから通信が入る。
 トモコ「大事件発生、こちらトモコです」
 京介「事件はなんだ、殺人か、強盗か、それとも銀行襲撃か」
 トモコ「口裂け女が出たのー」
 京介「口裂け女ぁ?」
 トモコ「そうなのよ、至急、バトルフィーバーの緊急出動を要請します」
 京介「馬鹿、そんなことでいちいち連絡してくるな。豆腐の角に、頭でもぶつけて死んでしまえ!」
 暑さでイライラしていた京介、思わず罵る。

 トモコ「その豆腐が問題なのよ。口裂け女はね、その豆腐が大好物なんですって」
 ケニア「あかん、トモコの奴、この暑さで頭やられてますねえ」
 京介「トモコ、お前の知性をほんとに疑っちゃうよ。切るよ!」
 京介は一方的に通信を切る。

 だが、ひとりマリアだけは「面白そうね」と、トモコのところへ向かう。

 トモコの方は馬鹿にされて怒り心頭。
 「むぉっ、悔しい、知性を疑うとは何たる侮辱! ユキ、あんたがいい加減なこと言うから、お姉ちゃん恥かいちゃったじゃないの!」
 トモコは真偽を確かめるべく、嫌がるユキの手を引っ張って、ユキが目撃したと言うその場所へ行く。

 ユキ「お姉ちゃん、イヤだってば」
 トモコ「ここで引き下がったら、お姉ちゃんの沽券に関わるのよ!」

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 出て来たらやっつけてやると強気のトモコだが、実際に白いマスクの女が現れるとその場に固まる。
 ユキなどは、姉の背中にしがみついて女を見ることすら出来ない。

 女「お嬢さん、私、美人?」
 トモコ「び、美人です」
 女「これでもほんとに美人かしら?」
 女がマスクを外し、再び「口裂け女」になって二人に迫る。「口裂け女」はトモコに噛み付こうとするが、背後で様子を見ていたマリアが、ミス・アメリカとなって飛び出す。

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 「口裂け女」はミス・アメリカを見ると、すぐ逃げ出す。追いかけるミス・アメリカ。
 ……ま、どっちも似たようなもんか。

 「口裂け女」はその噂どおり、猛烈なスピードで走り、さらに宙を飛びながら逃げてしまう。
 マリアはケニアたちにそのことを知らせる。彼らの出した結論は無論、「エゴス怪人」であった。

 マリア「と、すると、目的は何かしら」
 京介「意外とマリアが標的かもな。マリアは怪談好きだからな」
 と、ケニアがラジオをつけて、「口裂け女の話題で売り出し中のディスクジョッキーがいるんだ」

 DJ「皆さん、もうすぐ夕暮れ時ね。口裂け女が出ないかどうか戦々恐々としている私のお友達、みんな元気?」
 ラジオから若い女の声が聞こえてくる。

 ケニアによれば、DJは高坂静香と言い、パッとしなかったが、「口裂け女」のことを話題にするようになって急に人気が出たのだと言う。
 ここで、DJが「口裂け女」の正体について語る。豆腐屋の娘が、自分の容貌が気に入らず、美容整形を繰り返すうちに、醜い「口裂け女」になってしまったという、実際に流布していた有名な説を披露する。

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 マリアと京介が、生放送中のスタジオへやってくる。高坂静香を演じているのは中田彩子さん、どっか別の番組で見たことあるんだけど、思い出せない。

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 マリアはスタジオから出てきた静香に週刊誌の女性記者を名乗り、インタビューを申し込む。
 京介の方は、静香の恋人だという男性に話を聞く。

 彼らはお好み焼き屋か、もんじゃ焼き屋か、よく分からないのだが、とにかく食材を焼きながら話す。
 静香「おバカさんね、私の話を本気で信じてらっしゃったの」
 マリア「え、じゃあ、全部作り話だったんですか」
 静香「良いこと、私は口裂け女を現代の怪談として話してるつもりなのよ」

 少し離れた席で、京介が静香の恋人と話している。彼によれば、ここ数日で急に彼女の様子が変わり、彼は振られてしまったのだという。具体的には、以前は辛いものが好きだったのに豆腐が好きになり、朝から晩まで豆腐ばかり食べるようになったと言う。
 実際、マリアと話しながら静香はたくさんの豆腐を焼いていた。

 二人は静香を尾行するが、彼女はそれに気付いて、車からエゴスに連絡する。
 静香「ミス・アメリカは我が術中に嵌まったぞ」
 サロメ「皇女様、どうかあのにっくきミス・アメリカを粉々に砕いて下さいまし」
 ヘッダー「案ずるなサロメ、皇女様の歯はどんな物質でも噛み砕く特別な金属で作られているのだ」
 やはり彼女はエゴス怪人だったのだ。普通は、「皇子(みこ)」と呼ばれるのだが、今回は女性と言うことで、「皇女(おうじょ)」と呼ばれている。

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 静香は自宅マンションにマリアを誘い込んで襲い掛かるが、ケニア、フランスが加勢に来て、逆によってたかって暴行を受ける。
 口裂け怪人が逃げた後、マリアは押入れの中で本物の静香が縛られているのを見付け、助け出す。

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 後は、一連の戦闘シーンが描かれる。
 今回、最初から皇女の分身である巨大ロボットが登場するのがちょっと珍しい。

 口裂け怪人の強力な歯に苦戦するも、最後はバトルフィーバーが勝利を収める。
 口裂け女の噂に怯えていた少女たちが明るさを取り戻し、元気に遊んでいるシーンで幕。


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コメント

久々の『バトルフィーバー』ですね。これは女性の水着姿が多いから好きです。やっぱりなんと言ってもミスアメリカからは目が離せません。

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第29話(11/12)  

ウルトラファンレオ様
>久々の『バトルフィーバー』ですね。これは女性の水着姿が多いから好きです。やっぱりなんと言ってもミスアメリカからは目が離せません。

ミスアメリカ、良いですよね。

Re:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第29話(11/12)  

ユキとトモコの姉妹がバトルフィーバーの知り合いではなかったら今回の作戦は成功していたのかもしれませんね😅それよりも何故エゴスはバトルフィーバーの回りの人間関係を把握していなかったのでしょうか?何とも不可解ですね😓

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第29話(11/12)  

ふて猫様

それにしても画像が少ないですね。追加したいです。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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