「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第23話
- 2014/11/22
- 21:52
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第23話「サキ命です!ツッパリコンビの大熱愛」(1986年4月17日)
前回のラストの続きから。
白銅高校の加瀬コウジと仲井テツの二人が、何を思ったかサキのいる梁山高校へやってくる。
そして、サキのいるクラスに机と椅子を抱えて入って来る。転校生だと言って、西脇の止めるのも聞かず、勝手にサキとお京の後ろに机を置いて座ってしまう。
お京の手下の調査によると、
「あいつら二人、梁山の女に惚れた」と言うことらしい。
お京「にゃにぃ?」
手下「その女の近くにいたいばっかりに来たんだって」
サキ「ふーん、意外に純情なんじゃのう」
お京「相手は誰だろう?」
手下「考えられるのは、やっぱり、番長(お京)か、サキさんっすよ~」
言われて、思わず狼狽するサキとお京。

帰り道、妙に互いを意識して、言葉少なに歩いているサキとお京。
サキ「多分、コウジとテツはお京に惚れたんじゃろう」
お京「そんなことはないよ。あいつらが惚れたのはサキだよ」
サキ「いいや、うちは山猿じゃけん」

お京「サキの髪って綺麗だよな、黒くてツヤツヤしてて……」
指先でくるくる回していた小枝を、サキの髪に差してやるお京。
サキ「お京こそ、ショートカットがよう似合って可愛いぞね」
突然、互いを誉め合う二人。顔を見合わせて「おほほほ」と言う感じに笑う。
お京「さようなら」
サキ「ごきげんよう」
そのコウジとテツ、純喫茶カトレアにて、どうやってサキにアプローチすれば良いのか分からず、揃って溜息をついていた。その後ろの席に座っているのはお京。
お京「やっぱりお目当てはサキか……」
残念なような、ホッとしたような顔をした後、二人に話しかける。
お京「だけどてめえら、マジなんだろうな? もし半端な遊び気分でサキに手ぇ出しやがったら、このビー玉お京が許さねえからな」
お京は本気だったら仲立ちをしてやっても良いと提案する。ただし、ひとつの条件を付ける。

翌日、二人がセーラー服をまとって登校してくる。特注だろうなぁ、さすがに。
当然、他の生徒たちに笑われるが、「見せもんじゃねえぞ」と周囲を威嚇しながら教室へ行く。

サキ「あいつらオカマじゃったんか……」
お京「やるもんだねえ」
無論、それはお京が彼らの本気度を試すためにやらせていたのだ。

教室で腕を組んでふんぞり返っている二人を見ながら、
サキ「なんじゃて、テストでセーラー服に?」
お京「そっ、これで分かったね、あいつらお前さんに本気で惚れてるぜ」
サキ「そんな……」

二人がセーラー服姿で街を歩いていると、擦れ違った不良っぽい生徒たちにバカにされる。いい加減ストレスのたまっていたふたり、彼らをボッコボコにする。

お京と一緒に自分の部屋に帰ってきたサキ。
お京「なぁサキ、コウジとテツ、お前さん、どっちが好みだい?」
サキ「どっちかって言っても、うちはそういうこと、考えてみたこともないき」
言いながら、畳のケバを毟るように、絨毯の糸をちぎるサキ。
お京「およしよ、絨毯ボロボロになっちまうぜ……なぁサキ、とにかくあいつら一遍デートしてみないか」
サキ「デートぉ?」

お京「サキ、お前まだ、男の子と一遍もデートしたことないだろう? 青狼会だ、父の仇だってさ、女の子なんだからさ、二度と帰らない17才、思いっきり青春しとかないと後になって後悔するぜ」
サキ「けんどぉ~」
はにかむサキを、お京は最後は拝むようにして説き伏せるのだった。

コウジとテツが純喫茶カトレアにやってくる。
二人の後ろからひょいと顔を覗かせるお京。こうして並ぶと、お京がとても小さく見えてやっぱり女の子だなぁと言う感じがする。
お京「セーラー服がよくお似合いですこと」
テツ「サキちゃんからの返事は?」
お京「オッケイ

そして、オシャレな店に、お京に引っ張られるようにやってきたサキ。デートの際の服を買いに来たのだ。

お約束の試着タイム。
デートの前に、女友達とこういうことをすると言うベタな演出、最近のドラマではとんと見掛けない。何故なら、管理人は最近のドラマは一切見ないからだ。
服から靴、アクセサリーまで一通り買い揃えるサキ。会計の時、財布の中を覗いて心細そうな顔になる。そう言えば、サキの生活費ってどうなってるんだろう? スケバン刑事の給料で足りるのだろうか。

店を出た後、お京と手をつないで嬉しそうにぐるぐる回るサキ。
どう見ても、デートよりこっちの方が楽しそうだが、女の子と言うのはそんなものなのだろう(いい年して何を言うとるんだお前は)。
一方、コウジたちに殴られた不良たちは、ボクシングの心得のある兄貴分に頼んで、二人に仕返しをしようと暗い計画を練る。兄貴分は引き受けると同時に、彼らの弱味を押さえるんだと指図する。

デート当日、時間をかけて選んだ服を着て、「どうじゃろうか」と不安そうにお京にお伺いを立てるサキ。
お京「バッチシだぜ、どこのお嬢様かと思っちゃうよ」
サキは習慣でヨーヨーを持って行こうとするが、お京がそれを止めて、
「今日だけはスケバン刑事麻宮サキは忘れろよ。今日のお前はただのギャル、五代陽子だぜ」
お京に送り出されて、ドキドキしながら待ち合わせ場所へ向かうサキ。

途中、野良猫を見掛けて抱き上げる。
サキ「生まれて初めてのデートぞね」
猫「にゃーあー」
サキ「どがいな顔したらええんじゃろ。おまん教えとうせや」
だが、次の瞬間、何者かがサキの後頭部を棒で殴って気絶させる。
コウジとテツが待ち合わせ場所で待っている。しかし、サキの代わりにあの不良たちが現れ、地下駐車場へ二人を連れて行く。
と、サキが彼らに捕まり、ナイフを突きつけられていた。
二人は、不良とその兄貴分に無抵抗のまま痛めつけられる。
サキ「コウジさん、テツさん、うちのことは構わんき、反撃しいや、やり返しちゃり!」
必死で叫ぶサキ。その時、どこからかお京のビー玉が飛んできて、サキを捕まえていた男の手に命中。ナイフを落とした男を、サキは蹴り倒す。
コウジとテツは反撃に出て、不良たちを一蹴し、兄貴分とはぐだぐだな感じで戦って、何とか勝つ。
それを見届けたお京は、黙って姿を消して脇役に徹する。

テツ「サキちゃん、スマン」
コウジ「イヤな目に遭わせちまってよ」
サキ「ううん、おまんらうちをしっかり守ってくれたろう。うちゃ嬉しかった。一日は、まだ始まったばかりぞね」
コウジ「よっしゃ、デートのやり直しだ。サキちゃん何処行こう?」
テツ「何する?」
サキ「アイスクリーム」
テツ「えっ?」
サキ、恥ずかしそうに後ろを向いて、「アイスクリーム舐めながら、街を歩いてみたい」
二人「カワイイ~」
で、ラストは1対2の変則デートを楽しむサキたちの様子。
だが、その最中、西脇が現れ「指令だ、すぐ来い」と命じる。
サキは仕方なく、置き手紙を残して二人の前からそっと姿を消す。
手紙には「今日のことは生涯忘れませんき、おまんらは身を捨ててうちを守ってくれた。どんなデートよりか、うちには今日のデートが最高のデートじゃった。ありがとう」と、心温まる言葉が記されていた。
「ふられたのかなぁ」とがっくりする二人だが、彼らは後にサキと共に青狼会と戦うことになる。
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