FC2ブログ

記事一覧

「スーパーロボット レッドバロン」セレクション第26話


 第26話「鉄面党デビラーの最後」(1973年12月26日)
 気がつけばかなり久しぶりになってしまったレッドバロンの時間だよ。

 23~24話で、鉄面党宇宙支部からの刺客エンジェルキリーと戦い、傷付いたレッドバロン。
 続く25話では、レッドバロンは浜松の秘密工場に運ばれ、矢沢博士の指導の下、ニューバロンニウム装甲をはじめとする7項目の強化手術を受ける。だが、デビラーは最強のロボット、キングデビラーを作り、大作の弟・大助を騙して秘密工場の存在を知り、攻撃を仕掛けてきた。

 そして25話の最後、出撃したレッドバロンはあっさりとキングデビラーに倒されてしまう。

 その様子を見て悔しがる真理たちと、勝利の凱歌を上げるデビラー総統。だが、

 PDVD_000.jpg
 キングデビラーに破壊されたレッドバロンは影武者で、本物は温存されていたのだ。
 熊野「さっきやられたのはなんだ?」
 健「あれはシャドー作戦ですよ」
 ボス「この地下工場は二重構造になってるんですよ。本物のレッドバロンを下の格納庫に潜り込ませ、上の格納庫のニセモノが出て行ったって訳です」
 熊野「さすがSSIのリーダー、畏れ入りました」
 ボス「あ、哲也、大作から何の連絡もないか?」
 哲也「ええ、今のところ別に……」
 大作は、前回、砂丘でデビラーたちに捕まって行方知れずとなっていたのだ。

 ボス「大作はレッドバロンの7つの秘密を持ってる。もしあれが鉄面党にばれたら、折角の補強策も水の泡だ」
 大作は、7つの補強項目に関する極秘データの入った腕時計をボスに託されているのだ。

 PDVD_002.jpg
 その大作、鉄面党の海底基地に連れてこられ、腕時計の中に何か機密が隠されていることをあっさり見破られる。ただし、タイムロックになっていて、一定の時間が経つまで開かないようになっていた。

 保積ペペさん、子役から活躍しているので、背が低いと言う印象を抱きがちだが、デビラーと並んでみると、実は結構背が高い(180)ことが分かる。

 PDVD_003.jpg
 デビラー、手袋を外して、真っ赤な、骨だけの不気味な手を出す。
 デビラー「私にたてつくものがどうなるか、教えてやる」

 デビラーは大作の顔にその赤い手を押し当てる。手は高熱を発しているらしく、触れられた大作の顔が煙を上げて焦げる。

 だがここで、さっき倒したレッドバロンがニセモノだったと、部下から報告が入る。
 デビラー「なにぃ、SSIめ謀りおったか!」

 大作「あははは、ニセモノ倒して大喜びか、デビラーちゃんよ、お前もドジだね」
 デビラー「こやつの体内に時限爆弾を埋め込み、人間爆弾にしてSSIに接近させるのだ」
 冗談の通じない困ったデビラーは、大作をあっさり人間爆弾に仕立ててしまう。

 PDVD_005.jpg
 大作は、右腕に爆弾をつけられて解放され、ボスと健を巻き込んで爆発しろと命令される。
 余計なことを話せば、即座に爆発するとも。

 大作は、砂丘で彼を探していたボスたちとすぐに再会する。
 大作は右腕の爆弾をボスに見せ、
 大作「ブレスレットはデビラーが腕にはめてます。それからボス、この先に……」
 ボス「どうした?」
 大作「みんな元気で。大助、大きくなれよな」

 PDVD_006.jpg
 事態を察した大助、「兄ちゃーん! 行っちゃやだーっ!」と涙を流して叫ぶ。

 PDVD_008.jpg
 大作「ばっきゃろー、そんなことじゃ、SSIの隊員にはなれねえぞ。鉄面党を憎め。そして戦うんだ。ボス、この先に、海底基地の秘密通路があります。じゃあみんな、元気で!」
 大作、最後まで明るく振る舞いながら、砂丘の向こうへ走って行く。

 PDVD_009.jpg
 大作の姿が小さくなっていくのを、涙を堪えて見守る真理たち。
 大助「兄ちゃーん、兄ちゃーん!」

 PDVD_010.jpg
 弟の懸命の叫びも空しく、デビラーが起爆スイッチを入れ、大作は爆死する。

 いやぁ、ハードだ。特に大作のようなコミカルなキャラなだけに、この悲愴感は胸に迫るものがある。

 PDVD_011.jpg
 泣き伏す大助の肩を、優しく真理が抱く。
 厳粛な面持ちで立ち尽くす仲間たち。
 健(大作……!)
 ボス(そうだったのか、鉄面党の秘密を俺たちに伝えたくて、それでお前は地上に死に場所を求めたのか)

 熊野「泣くな大助、君の兄さんは、笑顔を残して死んで行ったんだぞ……」

 デビラーは再びキングデビラーを出撃させる。健は本物のレッドバロンで迎撃し、ボス、哲也、真理の3人は海底基地へ潜入を図る。

 基地への入り口はすぐ見付かり、3人は内部に時限爆弾を仕掛けて、再び外へ出てくるよう打ち合わせをして侵入する。だが、爆弾を仕掛けた後、ボスは真理と哲也に先に脱出させ、自分はブレスレットを取り戻すべく、単身、デビラーの司令室へ向かう。

 PDVD_013.jpg
 ボス「そのブレスレットを返して貰おうか」
 デビラー「仕方がないな」
 デビラーは右手を差し出すと見せて、ボスの銃を叩き落す。

 PDVD_015.jpg
 銃を拾おうとしたボスの手に、デビラーの赤い手が重ねられる。
 ボス「あっ、ああーっ、ぐわーっ」

 PDVD_016.jpg
 超高熱に悶え苦しむボス。
 続けてデビラーが赤い手をボスの頭に乗せた瞬間、ボスの銃が火を吹き、デビラーの体を貫通する。

 デビラー「海底基地を破壊されても、我々には宇宙基地がある……」
 それがデビラーの最期の言葉だった。

 SSIの仕掛けた爆弾で海底基地は破壊されるが、直前に、彼らのいる司令室はそのまま宇宙船となって基地から分離する。

 海から出て、自動操縦で空を進む司令室。一時気を失っていたボス、やがて意識を取り戻す。デビラーの死体を見ると、その体はサイボーグだった。
 ボスはデビラーからブレスレットを奪い返し、「大作、ブレスレットは取り戻したぞ」とつぶやく。

 さらに、キングデビラーの設計図を見付け、すぐに健に連絡し、キングデビラーの弱点が腹部だと教える。

 と、通信を聞いていた矢沢博士が、「腹部の弱点を衝くなら、良い武器がある。ドリルアローだ」と、直ちに新しい武器を戦闘中のレッドバロンに送り届ける。

 PDVD_018.jpg
 肩の上にちょこんと乗ったドリルアローが、キングデビラーの胴体に打ち込まれる。
 ドリルアローは、敵の体内にめり込んだ後、激しく回転してその内部を破壊する凶悪な武器だった。

 こうして最強のキングデビラーも遂に倒される。

 ボスを乗せた司令室は、そのまま宇宙へ飛び出す。
 健「ボス、ボス!」
 ボス「大郷だ」
 健「ボス、今何処にいるんです?」
 ボス「俺は今、宇宙にいる……どうやら宇宙基地へ回収されているらしい」

 PDVD_019.jpg
 ボス「健、哲也、真理、聞いてくれ。鉄面党は宇宙にも基地を持ってるんだ。デビラーを倒し、海底基地を爆破したくらいではビクともしない組織を持ってるんだ。油断するな、奴らは宇宙から改めて来るぞ。だが、力を合わせれば必ず勝てる。頼むぞ」
 健「はい!」
 真理「ボス……!」
 哲也「うう」

 熊野「大郷くん、心配するな。この若者たちならきっとやり遂げる。いかなる困難も突破できるぞ」
 ボス「健、ブレスレットは取り戻した。もう心配要らないぞ」
 ボス、持っていた時限爆弾のスイッチを入れる。

 ボス(さらば地球、さらばSSI)
 心の中で別れを告げ、目を閉じるボスこと大郷実。

 次の瞬間、司令室は木っ端微塵に砕け散る。

 同じ1話で、2人のレギュラーが爆死すると言う壮絶な展開となる。

 PDVD_020.jpg
 ラスト、ボスと大作の顔が浮かぶ夕焼け空を見上げている健たちの姿を映して幕。

 次回からは、宇宙からの新たな敵との戦いが始まるのだ。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

>同じ1話で、2人のレギュラーが爆死すると言う壮絶な展開となる。

アニメ「ゲッターロボ」の最終回もムサシが爆死します。
どちらも上原先生のシナリオ。
上原シナリオの真骨頂でしょうか・・・

なお、ゲッターロボでは当初、ムサシだけでなくリョウも死ぬ予定でした。

今では、あまりこうした描写はない(できない)ようですが?

Re[1]:「スーパーロボット レッドバロン」セレクション第26話(11/27)  

影の王子様
返事が遅れてごめんなさい。

>今では、あまりこうした描写はない(できない)ようですが?

善玉が(最終回でもないのに)爆死するなんて、まずありえないですよね。

前半終了時点で二人のレギュラー陣が殉職(死亡)ですか?かなりハードな展開のようですね😔

Re: タイトルなし

最終回ならともかく、中盤では珍しいですよね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のトラックバック

カテゴリー

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター