FC2ブログ

記事一覧

「ウルトラセブン」傑作選 第18話「空間X脱出」 後編


 第18話「空間X脱出」(1968年2月4日)
 の続きです。

 ウルトラホーク3号で、アマギとソガの遭難した「霧のかかった森」を探すダンとアンヌ。しかし、たったそれだけの手掛かり、しかも目視では簡単に見つかる筈もない。

 PDVD_014.jpg
 その頃、アマギとソガは、パラシュートを木の間にかけて即席のテントとし、中で休んでいた。
 アマギはヘルメットの中に仕込んである「緊急お泊りセット」(仮称)の袋を開き、携帯食糧を取り出してソガに与え、自分も口にする。
 アマギ「さあ、これを食べて元気を出すんだ」
 ソガ「アマギ、救援を待ってはいられないよ。早くこの森を脱出しよう」
 アマギ「こういう場合は下手に動かん方がいい」
 ソガ「まるでクモの巣にかかった虫じゃないか。このまま喰われるのをジッと待てと言うのか」
 アマギ「そうじゃない、いざと言うときの為に備えてエネルギーを蓄えておくんだ」
 こういう状況だが、アマギは妙に嬉しそうである。ソガと二人きりになれたからだろう(やかましいわ)。

 例の、蝉の鳴き声のような、鈴の音のような奇妙な音が響き、二人は外へ出る。なんとなく上空を見上げた二人、唖然としてしまう。

 PDVD_015.jpg
 そこにはなんと、彼らのいる筈の地球が浮かんでいた!

 ソガ「あれは……月?」
 アマギ「どこがだよ!」(註・言ってません)

 ダンたちは虚しく本部へ帰還する。そこへ再びアマギから通信。
 アマギ「隊長、我々のいるところは地球じゃありません。どうもある空間に引っ掛かってるんです。脱出不可能です。救援願います!」

 PDVD_016.jpg
 マナベ参謀「疑似空間だ、キリヤマ!」
 キリヤマ「疑似空間?」
 マナベ参謀「2年前、私がワシントン基地に勤務している時、1度現れたことがある。大気圏内に不可思議な空間を作り、獲物を狙うんだ」

 つまり、マナベ参謀が言いたかったのは、「私はかつてワシントン基地にいたんだ。すげーだろ」と言うことであった(違います)。

 マナベ参謀「ベル星人に間違いない、あの鈴の音は、脳波を狂わす恐ろしい力を持ってるんだ」
 アンヌ「二人を早く助けなければ」
 マナベ参謀「それは非常に難しい。2年前、疑似空間に捕まった旅客機を救出する為に、200名の隊員が出動したが発見することさえ出来なかった」
 過去の苦い経験を語る参謀。しかし、発見すらできなかったのに、なんでベル星人の仕業だ、なんてことが言えるの?

 ここで、その旅客機がアマギたちの前に現れたらなかなか面白いのだが、さすがにそこまでの予算はない。

 PDVD_018.jpg
 代わりに巨大なクモが現れ、見事な操演でアマギたちに襲い掛かる。
 クモは緑色の毒ガスを吐いて二人を苦しめる。

 PDVD_019.jpg
 しかし、ソガがすぐにスパイダーと言う、バズーカ砲みたいな武器を使って倒す。

 素朴な疑問だが、スカイダイビングの訓練なのに、なんでそんな重火器を持ってたの?

 一方、キリヤマたちはホーク1号で再度二人の救出に発進する。
 今度は、ビデオシーバーの信号を頼りに、疑似空間の位置を突き止めようと言う作戦である。

 ホーク1号の前方に、雲の塊のようなものが出現する。電波はその中から発信されていた。キリヤマの命令で、ホーク1号は雲の中に突っ込む。

 ホーク1号は無事着陸し、キリヤマたちは別のクモや吸血植物に襲われている二人を発見する。
 ダン「早くウルトラホークへ、後は自分が!」
 キリヤマ「頼んだぞ」
 と、キリヤマたちはあっさりダンを一人残してホーク1号へ戻って行く。

 PDVD_020.jpg
 ダンはベル星人の発する音波に苦しみ、遂にその場に倒れ込んでしまう。
 腕を顔の前で交差させ、「でゅわっ」と叫ぶ。

 PDVD_021.jpg
 すると、その体が光の束になって消えていき、

 PDVD_022.jpg
 森の向こうに巨大な光となって移動、

 PDVD_023.jpg
 無事、ウルトラセブンに変身する。

 ……あの、変身するのにウルトラアイが必要じゃなかったの? ま、装着しなくても持っていれば良いのだろう。

 後はベル星人を倒すだけ。

 PDVD_024.jpg
 今回は、飛んで逃げるベル星人の後方を飛びながら、渦巻状のビームを放つセブン。
 地面に落下したベル星人を沼に投げ飛ばすと、ベル星人は力尽き、疑似空間も徐々に消えて行く。

 PDVD_025.jpg
 ホーク1号の隊員たちもそれに気付いて慌てる。
 キリヤマ「(ダンはほっといて)脱出だ」
 アンヌ「隊長、ダンがまだです、探してきます」
 アマギ「危ない、もう間に合わん」
 アンヌ「でも、ダンを見捨てるわけには……」
 アマギ「あれを見ろ」
 アマギの指差した方を見ると、どんどん沼や地面が消えていた。

 キリヤマ「位置に付け」
 ソガ「はい」
 アンヌも、自分の命>>>>>>>>金>>>>>>>ダンの命なので、簡単に諦めて座席に戻る。

 ホーク1号が飛び立つと同時に、疑似空間そのものが消滅して行く。

 PDVD_026.jpg
 ダンは人間サイズのセブンの姿でちゃっかり船内に入っていた。
 ここではウルトラアイを外して人間の姿に戻っている。

 キリヤマたちは疑似空間が消えていくさまを見ているが、ダンのことは一切心配しようとしない。

 PDVD_028.jpg
 キリヤマ「疑似空間を作り出すなんて、恐ろしい宇宙人だ。みんなこんな言葉を知ってるか? 『神なき知恵は、知恵ある悪魔を作ることがある』、どんな優れた科学力を持っていても奴は悪魔でしかないんだ!」
 ソガ(聞いてない)
 アマギ(聞いてない)
 フルハシ(いない)
 アンヌ(どうでもいい)

 PDVD_027.jpg
 キリヤマは「悪魔でしかないんだ!」と言う台詞と同時に、鋭く後ろを向く。

 アマギ「ええ」
 よく聞いていなかったが、とりあえず相槌を打つアマギ。

 そこへダンの声が響く。
 ダン「隊長、知恵ある悪魔から地球を守る我々の任務は非常に重要だと言うわけですね」
 アンヌ「ダン、何処にいるの?」
 ダン「β号です」
 ホーク1号は、キリヤマたちのいるメイン部分のα号と、β号、γ号と三つに分離できるようになっているのだ。

 キリヤマ「みんな無事だったのか! 良かった、良かった」

 さっさとダンを見捨てて離陸しておいて良く言うぜ、とか思っちゃいけません。

 おわり。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

『神なき知恵は、知恵ある悪魔を作ることがある』

これはこの回を執筆した金城哲夫氏の母校・玉川学園の校訓(?)なんだそうです。

しかし、現実世界で知恵を持ってるのは悪い奴ばっかり・・・

なお、この回は「東映まんがパレード」で上映されたそうです。
なぜ、この回が選ばれたのか?判りませんが。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第18話「空間X脱出」 後編(10/04)  

影の王子様
>『神なき知恵は、知恵ある悪魔を作ることがある』

>これはこの回を執筆した金城哲夫氏の母校・玉川学園の校訓(?)なんだそうです。

相変わらず勉強になるご指摘ありがとうございます。
てっきり聖書からの引用とか、キリスト教圏の箴言かと思ってましたが。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第18話「空間X脱出」 後編(10/04)  

降下恐怖症のアマギ隊員にとっては災難でしたね〜😅
ベル星人の擬似空間を作った意図は何でしょうか?

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第18話「空間X脱出」 後編(10/04)  

ふて猫様
>ベル星人の擬似空間を作った意図は何でしょうか?

蜘蛛と同じで、そこに引っ掛かった人間を食べる為でしょう。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のトラックバック

カテゴリー

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター