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「三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎」その1


 「三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎」(1980年6月14日)
 前回からだいぶ時間が経ってしまったが、「三毛猫ホームズ」シリーズ第2弾であります。
 原作は赤川次郎の「三毛猫ホームズの追跡」、例によって未読です。

 今回は、女性専科、つまり女性向けのカルチャースクールを舞台にした連続殺人事件がテーマ。

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 OPからヒートアップしているホームズ。

 舞台は新都心教養センターと言う新宿副都心にあるカルチャースクール。フランス語会話、料理教室、ビューティー体操(エアロビ)など、女性向けの講座がたくさん用意されている。ヒロインの雪子(坂口良子)は、そのセンターで受付のアルバイトをしていた。

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 ビューティー・ルームを覗き込み、レオタード姿の受講生たちの動きに合わせ、大きく足を振り上げている雪子。
 そのはしたない格好を、後ろから目の遣り場に困ると言う風情で見ている事務員の曽根(高村昌彦)、山村と言う講師を見なかったかと雪子に訊く。

 雪子「いいえ……うーん、グッドタイミング、受付の時間、失礼!」
 曽根「ちゃっかりしてんねえ、現代っ子は、アルバイトしながら講習受けようってんだから……花柄だったかなぁ……」

 その山村、白川コーポの屋上から落ちて死亡する。死ぬ間際、「俺が一人でやったんじゃない……」と言う謎めいた言葉を残して。
 警視庁の野島課長(内藤武敏)が、事件について部下に説明している。「新都心~」と言う名前を聞いて、主人公の片山義太郎(石立鉄男)が思わず抱えていた書類を落とす。恋人の雪子のバイト先だったからだ。

 警察では自殺と見ていたが、死に際の言葉と、半年前に同じ建物から会計事務所に勤めていた若い女性が飛び降り自殺をしていることを鑑み、野島は義太郎と新米の石津(赤塚真人)に事件の調査を命じる。

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 その女性の飛び降りのイメージシーンがあるのだが、この時点では名前は不明だが、演じているのは「仮面ライダースーパー1」の妖怪王女こと、吉沢由起さんである。こちらの方が1年ほど早いのだが。

 義太郎はまず、映画評論家の山村が講師をしていた新都心教養センターから調べると言って、雪子のことを知っている野島から冷やかされる。

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 雪子が受付をしていると、石津を連れた義太郎が何食わぬ顔で話しかける。
 義太郎「料理教室に入りたいんですが」
 雪子「はい……あれっ、……お料理でしたら奥様にお任せになればよろしいのに」
 義太郎「まだ、独身なんです。一応、予約済みの女性がいるんですが、毒舌家の上に、料理がからっきしダメなもんで」
 雪子、カチンと来てボールペンで義太郎の手を刺す。

 義太郎、山村のことで事件があると曽根に言い、奥の所長室に通される。
 所長は竹森幸子(奈美悦子)と言い、一緒にいた事務員の相良みどり(市毛良枝)ともども、なかなかの美人であった。

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 30年以上前の作品だから、当たり前だが、キャストがみんな若い。
 当時30くらいの市毛さん、肌がツヤッツヤしてます。

 幸子を見てボーっとしている義太郎の腕をつねって、雪子は部屋を出て行く。

 義太郎、山村の孤独な境遇を聞いて、
 「寂しい人だったんですね。ビルを飛び降りる時、彼を引き止めるものは何もなかったのかなぁ。たとえば、誰かのほんのひとかけらの優しさがあれば、人間って死ぬ気にならないんじゃないでしょうか?」
 と、刑事らしからぬ感想を述べる。

 幸子はその言葉を聞き、義太郎に何か惹かれるものを感じていた。

 その間、雪子は料理教室の大町(根上淳)に紅茶を持って行き、受付に戻ると、全身黒ずくめでサングラスにマスクをした女が立っていた。

 女は極端に無口で、喋る声も聞き取りにくい。
 しかも、24つのクラスを全て受講すると突拍子もないことを言い出す。
 雪子「あの、全部ですと重複していてお出になれないクラスも……」

 雪子は注意するが、女の不気味な雰囲気に気圧されるようにして、結局、申し込みを受け入れ、総計44万の受講料を領収する。

 女がエレベーターに入ったあと、雪子は大急ぎで義太郎と石津に女のことを話す。二人は別のエレベーターで先回りして、1階で待っていたが、エレベーターからその女は降りて来なかった。

 ま、その女が事件と関係があるのかどうか、分からないのだが……。

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 クラスの合間に、事務室でくつろぐ講師たち。
 ビューティー体操担当の泉田(倉石功)、来期の受講生名簿を何気なく見ていたが、さっきの黒ずくめの女性の書いた「金崎沢子」と言う名前を見付けて、ギョッとする。

 なお、倉石さんの他、講師役で岩城力也さん、刑事役で相馬剛三さんなど、東映作品だけあって、このブログでちょくちょく目にする俳優さんがたくさん出ている。

 泉田「あ、この人」
 雪子「金崎さんのことですか?」
 泉田「郵送ですか?」
 雪子「いえ、先ほど御本人がお見えになりましたけど……」
 泉田「ええーっ、本人が?」
 雪子の言葉に、ますます顔色が悪くなる泉田。

 その夜、雪子はアパートの隣の部屋に住む義太郎とその妹・晴美(千野弘美)のところを訪れる。義太郎にではなく、三毛猫ホームズにご飯を持ってきたのだ。
 雪子は前回の最後にちょうど空いていた義太郎の隣の部屋へ引っ越したのだ。

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 義太郎は「なんだよひどい差別だな」と、自分のメザシと、ホームズのステーキを見比べて文句を言う。
 ま、どう考えても、ホームズはステーキよりメザシの方が好きだろう。

 前回、ホームズのボーイフレンドも一緒に引っ越した筈だが、その猫は登場しない。

 雪子は、昼間の幸子のことで、義太郎を責める。

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 横で聞いていた晴美、「あ、婚前交渉まだなんでしょう?」と言って、二人をまごつかせる。

 「婚前交渉」って、奥床しい言葉だよね。

 義太郎「バカッ、芸能人みたいな言い方するな!」
 ホームズ「にゃーお」
 義太郎「ほら、ホームズだって恥ずかしがってるじゃないか」
 雪子(小声で)「期待してるんだけど、ぜんぜんお預けなの」

 その後、雪子と晴美が、例の黒ずくめの女のことを話題にする。雪子の漏らした「金崎沢子」と言う名前を聞いて、今度は義太郎がギョッとする。
 義太郎「そんなバカな!」

 義太郎はあれから山村の飛び降りた白川コーポへ行き、同じ場所から飛び降りたOLが「金崎沢子」と言う名前だったことを管理人から聞いていたのだ。

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 泉田は「あの子が生きてる? まさか……」などと分かりやすくつぶやきながら夜道をひとりで帰っていたが、後ろから突っ込んできた車にはねられて、あえなく死亡する。

 警察は、二つの事件に関わっている「金崎沢子」に着目する。
 義太郎の調べでは、沢子は北海道から上京し、会計事務所に勤めていた。生駒さとると言う婚約者とのいさかいが自殺の原因ではないかと両親は考えているらしい。

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 部屋で、ホームズを抱いている雪子。ホームズ、クソ可愛い。

 雪子は昨夜いじめた代わりに、今夜は義太郎にご馳走してやろうと意気込んでいた。

 そこへ義太郎から電話があり、泉田の事件を知らせて寄越す。
 雪子は、これは殺人事件で、あの黒ずくめの女が犯人だと決め付けて、電話を切る。

 ホームズ「にゃーお」
 雪子「ホームズ、やっぱりあなたもそう思う? だってそうでしょう、犯罪を犯す下心がなければ、あんな顔を隠して44万もの大金を払ったりする訳がないわ」
 ホームズは、自分からバスケットの中に入り、外出の催促をする。

 雪子はバスケットを抱えて、勇ましく出勤する。だが、途中、カフェで義太郎と幸子が二人きりで会っているの見て、再び機嫌を悪くする。

 幸子は義太郎に気があるらしく、かなり露骨に誘ってくる。義太郎も満更ではなく、キスでもしようかと言う雰囲気になるが、

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 雪子がわざと置いていったのか、勝手にバスケットから抜け出たのか不明だが、ホームズが幸子の足に爪を立て、邪魔をする。

 つづく。


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コメント

自分はCSでこのシリーズを一挙にDVDにダビングして保存してあります。
この女性専科連続殺人の中で幼い頃の記憶と少し違ってたシーンは、犯人の市毛が一人目の山村を殺す時に、二人が乗ってるブルーのビニールシートを市毛がツイストダンスをするように左右に動かして山村をビルから落としたと思ってましたが、実際は手でシートの片側を持ち上げて落としてたことです。
こういう記憶違いが土曜ワイド劇場等で幾つあることやらという感じですww

Re[1]:「三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎」その1(10/09)  

おいでリンス様
コメントありがとうございます。

>この女性専科連続殺人の中で幼い頃の記憶と少し違ってたシーンは、犯人の市毛が一人目の山村を殺す時に、二人が乗ってるブルーのビニールシートを市毛がツイストダンスをするように左右に動かして山村をビルから落としたと思ってましたが、実際は手でシートの片側を持ち上げて落としてたことです。

そう言えば、1人目を殺した時の具体的な方法を書いてませんでしたね。

残り4作も、いつかレビューしたいと思ってますが……。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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