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「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編


 第29話「ひとりぼっちの地球人」(1968年4月21日)

 ナレ「京南大学。日曜の午後は人影もなく静かだ……」

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 チャイムの音が響く、荘厳な雰囲気の学内を歩いているのは英文科2年の南部冴子である。

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 と、ある部屋の前を通り掛かった時、中から雷が落ちるような不審な物音が聞こえる。

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 冴子が恐る恐るドアを開けて覗き込むと、得体の知れない生き物がパッと机の下に隠れる。冴子はその正体を確かめる勇気もなく慌てて逃げ去って行く。

 その後、物理学科主任教授の仁羽(成瀬昌彦)が何事もなかったようにドアを閉める。
 成瀬氏は、43話「第四惑星の悪夢」でも、ロボット長官を演じている。

 ウルトラ警備隊本部にて。
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 その京南大学が、教育機関としては史上初の科学観測衛星を打ち上げたと言う英文雑誌の記事を読んでいる(ていの)ソガ。
 ソガ「一介の私立大学に過ぎなかった京南大学の名は、一躍世論の注目を集めている……(指を鳴らして)どうだ、おい」

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 ソガ「凄いじゃないか、おい、見たか、これ」
 と、フルハシの読んでいた(ていの)英文雑誌を押しのけて、その記事を見せびらかす。

 フルハシ「うるさいな、凄いのは分かってるよ」

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 ソガ「分かってないねえ~」

 日本ドラマ史上、「むしょうにグーで殴りたくなる顔」ベスト10に余裕でランクインしそうな顔である。

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 と、横からアンヌの笑い声がする。
 アンヌ、読んでいた(ていの)英文雑誌を置いて、
 「フルハシ隊員、分かって上げなさいよ! ねー、ソガ君!」

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 ソガ「ソガくぅ~ん? ソガ君とはなんだ、ソガ君とは? ……君、分かってんの?」
 アンヌ「南部冴子さん、京南大学英文科2年生、うっふふふふ」

 嗚呼、アンヌのおっぱいに顔を埋めたい!(管理人の魂の叫び)

 フルハシ「変な声出すなよ! ……で、なんなの、その冴子さんて」
 アンヌ「未来のソガ夫人、ねー、ソガ君!」

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 ソガ、照れ隠しに頭をかきながら、ヘタクソな口笛を吹く。

 お芝居も、ここまでわざとらしいと、むしろ立派である。

 フルハシ「おい、ほんとかい?」
 アンヌ「10日前に婚約したんですって」

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 ソガ、調子に乗って今度はアマギにも雑誌を無理矢理読ませようとするが、
 ソガ「見たか、婚約者の大学なんだ」
 アマギ「それはあまり自慢できんな。そいつが今司令部で問題になってるんだ」
 ソガ「えっ、冴子さんが」
 アマギ「バカッ、人工衛星の方がだよ」

 そこへダンが作戦室へ入ってきて、そのまま隣接する司令室(?)へ秘密調査部からの資料を持って行く。
 キリヤマ「それで、仁羽教授のことは?」
 ダン「やはり、ニセモノでした」
 タケナカ参謀「するとスパイか……」

 彼らは仁羽教授が打ち上げた人工衛星の正体を気にしていた。
 しかし、場所が大学なだけに、荒っぽい捜査は出来ない。とりあえず、ソガが私服で大学の婚約者を訪ねる。

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 ソガ「しばらく」
 冴子「しばらくもないもんよ。大事な婚約者をほっぽらかしにしていいの、ソガ君?」
 ソガ「そのソガ君と言うのはよしてもらいたいなぁ」

 疑惑の仁羽教授と、並んで歩いている若い男の姿を高いところから見下ろしているソガと冴子。
 冴子「仁羽博士と、一の宮さんよ」
 ソガ「一の宮を知ってるのか?」
 冴子「高校時代からの先輩なの。あの頃はとっても親切な人だったのにすっかり変わってしまったわ」

 ソガは、一の宮が宇宙人かもしれない仁羽教授に利用されているんだと説明し、冴子に一の宮を正門のところまで連れ出してくれるよう頼む。

 冴子は車で一の宮の横を走りながら誘い、彼を乗せて走りながら「教授は宇宙人かもしれないんです」と率直に話す。だが、ウルトラ警備隊の名前を聞くと、一の宮は突然ハンドルを奪い、車を人気のない墓地まで移動させる。

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 一の宮「教授が宇宙人だということを何故知ってる?」
 冴子「それじゃあなたは?」
 一の宮「教授が宇宙人なら、どうだと言うんだ?」
 冴子「だったら、侵略者じゃないの!」
 一の宮「はっはっはっはっはっは、宇宙人といえばすぐ侵略者か、教授は違う。彼は僕の電送移動機を作ってくれた。地球の学者が見向きもしなかった理論を、あの宇宙人だけが認めてくれたんだ」
 冴子「あなたは利用されてるんだわ。あなたは地球人じゃないの」
 一の宮「君たちに何が分かる。僕は人間を信じちゃいない! これ以上邪魔をしないでくれ」

 一の宮は、ダンの運転するポインターが近付いてくるのを見て、その場を離れる。

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 同じ頃、仁羽教授のところを訪れているソガ。眼鏡を外し、銃を構えながら、
 「勘付かれたとなれば、話がしやすい。仁羽教授とは仮の名、シリウス系第7惑星のプロテ星人と言うのが、貴様の正体だろう?」

 変装用の眼鏡をしているので、実際はこの前に、ソガが新聞記者にでも成り済まして、教授に話を聞こうとするシーンがあったのかもしれない。時間の都合でカットされたのかも。

 仁羽「で、私がプロテ星人であると言う証拠は?」
 ソガ「貴様が打ち上げた科学衛星から、プロテ星に送った超音波を逆探知したのが最初のきっかけさ! 宇宙人でもない限り、地球防衛軍の秘密基地などには用はない筈だ」

 超音波は、ちょっと無理なんじゃないかと……。一応、宇宙なので。

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 仁羽「なるほど、で、もし私がその宇宙人だったら?」
 ソガ「しばらく眠ってもらう!」
 ソガは引き金を引いて、スロー過ぎて欠伸が出そうな(byケンシロウ)光弾を撃つが、仁羽教授は涼しい顔。

 仁羽「次は私の番だね」
 と、ピースサインを作り、その指先からビームを放ち、ソガを気絶させる。

 何度見ても、このピースサインビームは(色んな意味で)凄い。

 続く。


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コメント

この回は29話です。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

ウルトラファンレオ様
>この回は29話です。

ご指摘ありがとうございます。下書きの時に間違えて、直すのを忘れてました。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

>≧「勘付かれたとなれば、話がしやすい。仁羽教授とは仮の名、シリウス系第7惑星のプロテ星人と言うのが貴様の正体だろ?」と変装用の眼鏡をしているので、実際はこの前に「ソガが新聞記者にでも成り済まして、教授に話を聞こうとするシーン」があったのかもしれない。

>前に読んだ市川森一さんのシナリオ集「夢回路」に掲載された「ひとりぼっちの地球人」のシナリオによると、ソガ隊員が「僕は科学日報のものです。科学衛星のことで少々伺いたいのですが・・・」と仁羽教授にコンタクトを求めるシーンがあるそうですが、恐らくこのシーンのことじゃないかと思います。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

マシンX2000様

>前に読んだ市川森一さんのシナリオ集「夢回路」に掲載された「ひとりぼっちの地球人」のシナリオによると、ソガ隊員が「僕は科学日報のものです。科学衛星のことで少々伺いたいのですが・・・」と仁羽教授にコンタクトを求めるシーンがあるそうですが、恐らくこのシーンのことじゃないかと思います。

いつもながらためになるご指摘ありがとうございます。やっぱりそう言うシーンがあったんですね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

仁羽教授のピース光線は今見てもインパクトがありますね😅かなり頭がヤバい(ハゲ)のが気になるのですがね😓

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

ふて猫様
>仁羽教授のピース光線は今見てもインパクトがありますね

笑ってしまいますが、逆に印象に残りますよね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

>ソガ「えっ、冴子さんが」
アマギ「バカッ、人工衛星の方がだよ」
このやりとり何回観ても笑ってしまいます。

「スローすぎてあくびがでるぜ」
シンの配下のダイヤの棒を受け止めたシーンですね。

僕は本当に「北斗の拳」が大好きなのですが
管理人様はストーリーの何処までを「認め」ますか?
僕は「修羅の国」篇(カイオウの死)まで(アニメもここで終わった)ですね。
その後のラオウの子供が出てきてからは完全に「蛇足」と思います。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第29話「ひとりぼっちの地球人」 前編(10/20)  

影の王子様
>このやりとり何回観ても笑ってしまいます。

アマギの天然ぶりが良く出てますよね。

>僕は本当に「北斗の拳」が大好きなのですが
管理人様はストーリーの何処までを「認め」ますか?
僕は「修羅の国」篇(カイオウの死)まで(アニメもここで終わった)ですね。
その後のラオウの子供が出てきてからは完全に「蛇足」と思います。

ま、やっぱりラオウが死ぬまでかなぁ。個人的にはキバ一族あたりまでが一番好きですけどね。

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