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探偵・神津恭介の殺人推理11「密室から消えた美女」その3


 続きです。

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 部屋に入った女がなかなか出て来ず、電話しても応答がないので、山下と香織は三崎の部屋へ走る。
 部屋は内側から施錠されており、しかも、少し開いた窓から、三崎の他殺死体が見えた。
 山下「管理人がスペアキー持ってる筈だ」
 香織「はいっ」

 香織は管理人室へ行き、管理人を説得して鍵を持って来させる。
 ドアを開いて踏み込むが、中には三崎の死体があるだけ。
 山下は荒々しく「女を捜せ!」と指示する。香織と管理人は慌てて部屋中を調べるが、女の姿は何処にも見えない。しかも、窓にはすべて鍵がかけられていた……。

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 居間に戻った香織、テーブルの上に部屋の鍵が置いてあるのに気付く。
 香織「キーは確か2本しかないんですよね?」
 管理人「ええ、それは確か、三崎さん自身のキーです」
 管理人は自分の持ってきたスペアキーと並べて見せる。

 こうして、ドラマにしか出てこない完全な密室殺人が行われた訳だが、犯人サイドから見て、わざわざこんなトリックを使う必要はなかったと思う。三崎を殺し、さっさと部屋を出ていけば済む話である。

 それはさておき、警察の捜査が開始され、我らが神津恭介もやってくる。
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 田沢「あなたが管理人を連れてこの部屋に帰ってくるまで何分くらいかかりましたか」
 田沢警部が香織に尋ねると、横から山下が、
 山下「3分くらいじゃなかったかなぁ?」
 しかし、香織自身は「5分はかかったわ。5分よ」と訂正する。

 部屋からはこれと言って手掛かりになるようなものは発見されずじまい。

 その後、芦ノ湖でスーツケースに入れられた城山の死体が発見される。

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 香織が、今度は神津を伴って春佳の父親北島がやっている喫茶店「FARAWAY」を再度訪れる。
 神津「FARAWAY……遙か……娘さんにちなんでお付けになったんですね」
 北島「あんた」
 神津「福島が死に、三崎が死に、失踪届けの出ていた城山が今朝、芦ノ湖で死体となって発見されました。死因は福島と同じ、青酸性の毒物……」
 北島「ふっはははははは、あんたたちの考えてるとおりだよ、春佳はケダモノのような男三人に犯された。ナイフで脅かされて、ホテルへ連れ込まれたんだ」

 ここで、春佳がホテルのベッドで無理矢理ナニをされている回想シーン。

 北島「春佳はまるで魂が抜けてしまったように、ぼろきれみたいになって帰ってきた……心も体もぼろぼろ……そうだよ、俺が奴らを殺したんだ。もし生き返ったら何度でも殺してやる!
 と、ヤケクソ気味に叫ぶ北島。

 北島は、春佳が拾って帰った福島の財布から彼の身元を割り出し、脅迫電話をかけたことは認める。
 神津から、福島が横領を働いていたと聞かされ、
 北島「なんて奴だ。良く殺してくれたよ、何処の誰だか、本当に良く殺してくれたよ」

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 店を出て、歩きながら話す二人。
 後ろの歩道で、撮影に気付いたおばちゃんがごっつうこっち見てる。
 神津「北島さんも、あの三人を殺してやりたいと心底思ったかもしれない。しかし彼はやっていないな」
 香織「もう一人いるってことですよね。脅迫電話をかけた男が」
 神津「ケダモノのような人間は何度でもケダモノになる……」
 香織「春佳さんの他にも、三人にレイプされた女性がいる?」

 神津は、城山と三崎を殺したのは女だが、男の共犯者がいると断言する。

 彼らは、福島と同棲していた陽子もそのひとりではないかと、彼女の勤める銀行を訪ね、公園で話を聞く。

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 陽子「もうすぐ(福島と)結婚するって言ってたでしょ? あれ、嘘……あいつは私をおもちゃにしてただけ……」

 ここで、陽子が福島にレイプされた時の回想シーン。

 香織「もしかして、城山や三崎にも?」
 陽子「……」
 神津は、春佳のことを聞くと、陽子はその名前は知らないが、彼らがそう言う女子大生のことを面白がって話しているのは聞いたことがあると言う。
 陽子「福島も、三崎も、城山も殺されて当然よ! 自業自得よ! 違います? あの手の男は女なんて人間じゃないと思っているのよ。自分たちのセックスの為のおもちゃ、泣いたり笑ったり、怒ったりする出来の良いおもちゃ……思いっきり辱めて、脅かせば逃げ出す心配のないおもちゃ……」
 香織「陽子さん……」
 三人に陵辱されてきた陽子の悲痛な叫びに、神津も香織も言葉を失う。

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 二人は今度は、麻布にあるディーラーで働いている浩子に会う。
 香織が陽子の写真を見せて、福島が殺された時に、その近くに彼女がいなかったかと訊ねる。
 神津「見覚えないですか?」
 浩子「あるような、ないような……」

 しかし、同棲していた福島のビタミン剤に毒薬を仕込んで殺すのなら、わざわざ福島のそばに陽子が行く必要はないんだけどね。

 神津「いや、しかし、良い車ですね。以前はね、外車に乗ってて故障するともうお手上げだったんですが、最近はそんなこともなくなったし……勿論、ここにも整備工場を完備してるんでしょう?」
 浩子「ええ、すぐ裏に」
 神津はぶらぶらとその整備工場へ足を向ける。

 神津と香織が神津邸に戻って、研三に頼んで取り寄せて貰った福島の死体写真を見ていると、男の声で電話があり、この事件から手を引けと、神津を脅してくる。

 神津は急に福島たちがよく通っていた雀荘へ行きたいと言い出す。
 神津「三人はいつもつるんで麻雀をしていたそうだが、麻雀ってのは大体4人でするもんだからなぁ」

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 で、その雀荘の主人を演じるのが、宮口二郎さん。1作目の「刺青殺人事件」でも重要な役を演じていた。
 主人「ああ、あの3人のことなら警察も聞きに来ましたけどね。警察には恨みはあっても協力する義理はこれっぽっちもねえから、何も知らねえって追い返してやりましたよ」
 香織「マスター、じゃあ何か知ってらっしゃるんですね」
 主人「ああ、名探偵の神津先生にお会いできたんだ、隠し事はしねえ」
 神津「ふふ、どうも……」
 主人「人間のクズだよ、あいつら! お嬢さんの前じゃちょいと言いにくいんだがな、今の話の女子大生のことだって、自慢たらたら、麻雀の合いの手に面白おかしく喋ってやがった」
 彼は、陽子のことも知っていた。

 さらに、三人の友人の桑畑(大河内浩)と言うブティックのオーナーが、麻雀をしながら別の女性のことを話しているのを小耳に挟んだと、重要な証言をする。

 神津たちはそのブティックに行くが、桑畑はほとんど店には顔を出さないと言う。そこへ山下が合流する。神津は、明日の昼にでも桑畑のマンションに出直そうと提案する。

 神津邸で、事件について話す研三たち。
 研三「桑畑の口から、第3の女が特定できて、もしその女性が福島たち三人を殺した犯人だとしてもですよ、そもそも彼女こそが被害者じゃないですか。それを思うと……」
 香織「ほんと」
 研三「おまけにさ、桑畑が彼女をレイプしたことに関してはその彼女が告訴しない限り何の罪にも問われないんだもん……はぁーっ」
 事件のやりきれなさに溜息をつく研三。

 深夜、酔っ払って車で帰ってきた桑畑、自分の部屋に入ろうとしたところを、尾行してきた何者かに襲われ、侵入される。

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 男は、問答無用で桑畑をナイフで刺し殺そうとするが、その瞬間、部屋の明かりがつき、姿見に名探偵・神津恭介の姿が浮かび上がる……。


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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