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日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第19話 前編


 第19話「悲恋 破られたラブレター」(1977年6月8日)
 前回に続いて、恋愛がテーマ。

 テニスクラブで、八鹿(ようか)いぶきと言う女の子(遠藤薫)が友人たちから励まされている。
 いぶきは、勇気を出してある男性にラブレターを渡そうとしているらしい。

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 その意中の相手、石上新也を演じるのは寺泉憲(当時は哲章)さん。怖いくらいに爽やか。

 石上「毎日練習大変だねー」
 いぶき「あのー、あのー、もうすぐ夏ですね!」
 石上「うん? どうかしたの?」
 いぶき「いえっ」
 友人「あ、いぶきが何か渡したいものがあるんですって」
 石上「へーっ、何?」
 いぶき「いえ、違うんです。なんでもないんです!」
 ひたすら尻込みするいぶき。

 石上「なんだか変だなー、そうだ今度休みの日にみんなでどこか行こうか」
 友人「賛成!」
 いぶき「そんなーっ!」
 石上「あれー、ふられちゃったか。じゃあまたねー」
 石上は全然気付かず、ラケットを持ってあっちへ行ってしまう。
 いぶき、友人たちから消極的な態度を責められる。

 帰り道、公園中を歩いているいぶき。
 (ああ、いぶきのバカ、バカ、私ってこんな気が弱かったのかな……折角のチャンス逃しちゃって)

 ベンチに腰掛け、渡せなかったラブレターを破ろうとした時、「な、何をする!」と、男の切迫した声が響く。振り向くと、木立の中で年輩の男性が、数人のごろつきに囲まれていた。

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 男「デビル団だな、貴様らなんかにうちの会社を渡せるか」
 セントデビル「ふふふふ、これでもかな、石上さん?」
 ボスのセントデビル(阿藤海)は、ピストルを突きつけて脅す。

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 いぶき「あっ、石上さんのお父様だわ」
 その男性は、愛しい石上の父親だった。だが、逃げようとしてあえなく射殺されてしまう。

 セントデビルはいぶきに気付いて「あの娘を追え」と部下に命じる。
 セントデビルを演じるのは阿藤海さんだが、声は何故か渡部猛さん(ドンホラーの声の人)が吹き替えている。多分、阿藤さんの声ではドスが利かないからだろう(か?)。

 その時点では日が高かったのだが、次のシーンでは一気に夜中になっている。しかもまだデビル団から逃げているいぶき。そんなに長い時間逃げ続けたのだろうか?

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 最後は球場でとっつかまるが、その時、照明がパパッとついて、抑えの切り札と言う感じで、あのお方がゆっくりとマウンドに登場。そう、早川健である。
 早川「光が眩しい、灯りが怖い。吸血鬼のようなデビル団を退治しに来た男さ」
 回が進むごとに強くなっている早川、あっという間に下っ端たちに当身を食らわし、いぶきのところへ歩み寄る。

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 その場で固まっているデビル団を見て、
 いぶき「あの人たち……?」
 早川「すぅーっ、気絶してるだけなんですよ。分かりやすくしてあげましょうか。ギターを叩いてみてください」
 いぶき、無言でギターを叩く。

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 その振動音で、下っ端たちは一斉に倒れる。
 早川「ふっははははははっ……さあ送りましょう」

 いぶきが早川に言われるままギターを叩くところがツボ。

 朝靄のけぶる林を歩いていた二人を、今回の用心棒が奇襲する。

 早川「出てくるんだ、レッドフォード」
 レッド「俺の名前を知ってるとはな」
 早川「ああ、知ってるさ。セントデビルの用心棒、魔の鎖鎌師レッドフォード、ただし、その腕前は日本じゃあ二番目だ」
 レッド「二番目だと?」
 以下略で、例によって技比べのお時間。

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 レッドフォードは、カウボーイみたいな衣装で、それが鎖鎌をひゅんひゅん回す姿には違和感を拭えない。鎖鎌→投げ縄→カウボーイと言う連想なんだろう。

 先攻のレッド、いぶきの体に鎖を巻きつけ、高い枝に吊り下げる。
 これは女優さん本人が吊るされていて、なかなか怖い。

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 後攻めの早川は、その鎖を切って、いぶきを降ろす。

 これはトランポリンを使って撮影しているのだろうか?
 スカートを押さえる仕草に萌えますね手書きハート(好きなだけ萌えてろハゲ)

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 その体を、ちょっと面白い顔になりつつしっかり抱き止める早川。
 早川は更にレッドの足に鎖を絡ませ、逆さまに枝に吊るす。
 早川「鎖鎌ってのはそう言う風に使うもんだ。あばよ」

 今回の技比べもかなり地味だった。
 レッドを置いて歩き出す二人を、今度は銃撃が襲ってくる。

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 早川は、とりあえずいぶきを安全なところへ連れて行こうとするが、
 いぶき「その前に新也さんのところに行かせてください。あの人の力になってあげたいんです。私の父も母も、デビル団に去年殺されたんです」
 早川「デビル団に?」
 いぶき「はい、ですから、お父様を殺された新也さんの気持ちが良く分かるんです!」

 いぶきの一途な思いに胸を打たれる早川だったが、やはりいぶきの安全が第一と、目立たない場所に隠れ、東条に電話をして保護を要請する。
 だが、やってきた東条は、逆にいぶきを石上社長殺害容疑で逮捕すると言い出す。
 現場に、いぶきの指紋の付いた銃と、いぶきの定期入れが残されていたのだ。
 これは、逃走中にいぶきが落とした定期入れを使ってデビル団が仕組んだ偽装であった。

 早川は、隙を衝いていぶきを警察の手から守る。いぶきはどうしても石上のところへ行くと言って聞かない。早川も遂に折れる。

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 石上家に行き、必死に無実を訴えるいぶき。
 いぶき「あたしの言うことを信じてください。お父様を殺したのはセントデビルです。ほんとうです、あたし見たんです!」
 石上「分かってるさ、僕は君を信じてる」
 手を握ってそう言ってくれる石上の優しさに、思わず嗚咽を漏らすいぶきであった。

 石上「バカだなぁ、泣いたりして」
 いぶき「だって、新也さん、思ってたとおりの人だったんですもの」
 石上「あ、そうだ、お茶でも入れてこようか」
 石上はそう言って部屋を離れる。

 同じ部屋に控えていた早川の目が光る。

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 果たして、石上は信じるどころか、いぶきのことを警察に即通報するのだった。

 石上が何食わぬ顔して部屋に戻ってくると、既に二人の姿は消えていた。

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 石上家を見下ろす丘から、パトカーがサイレンを鳴らして走ってくるのを見ている二人。

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 いぶき「嘘です。嘘!」
 早川「認めたくない気持ちは分かりますが、あのパトカーが来たのが何よりの証拠ですよ」
 いぶき「でも、呼んだのはあの人じゃありません! あの人はそんな人じゃありません!」

 叫びながら泣きじゃくるいぶき。そこへまた東条たちが来て、厳然といぶきを逮捕して行く。

 一方、首領Lは、セントデビルの手並みを(珍しく)誉めていた。セントデビルは、護送されるいぶきを襲って殺すつもりだと告げる。
 しかし、L(はやみ竜次)より、部下のセントデビル(の声)の方が明らかに威厳があるのが悲しい。

 つづく。


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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