fc2ブログ

記事一覧

「ケータイ刑事 銭形泪」セレクション 第9話


 第9話「ドラマ公開収録!~超能力殺人事件」(2004年2月29日)
 このシリーズ、BS放送の30分ドラマと言うことで、低予算ながら地上波では出来ない色んな試みがされているのが特色のひとつである。今回も、舞台劇をそのままドラマとして流すと言う面白いことをやっている。

 時間の都合か、今回はいつもの「銭形泪17才、警視総監を祖父に持ち~」と言うナレーションの後、OPなしで本編になる。

 PDVD_000.jpg
 舞台劇と言っても、ステージで行なわれる超能力ショーで事件が起き、観客席にいた泪たちが捜査すると言う設定である。でも、ちゃんと一般の観覧客を入れて撮影されている。
 MCを「警視庁から入電~」と言う着ボイスを担当している小林麻耶アナウンサーが演じているのも楽しいお遊び。

 麻耶「レディー・リン超能力ショーにようこそ! 私、司会進行を担当させていただきます、笑顔が魅力のTBS新人アナウンサー小林麻耶です!」
 最前列に陣取っている五代や柴田、鑑識員が騒ぎ立てる。

 主役のレディー・リンが厳かにステージに登場。演じるのは坂井真紀さん。

 PDVD_003.jpg
 手始めに、テレキネシスを見せると言い、五代のタバコを彼の手の平で立てると言う手品を披露する。
 コーフンした五代、リンに狼藉を働こうとしてMCに「警察を呼びますよ」と警告され、
 泪「あたしたち警察なんです」
 五代「あの軽率でした。なんちゃって!」

 五代の、と言うか、山下真司のおやじギャグに客席の柴田たちがずっこける。アドリブかなぁ?

 で、ややわざとらしいが、二人はそれぞれ階級と名前を名乗り、そのままステージに残る。

 PDVD_005.jpg
 続いて、箱の中に入った数字とクッキー入りの100個のカプセルの中から、指定された番号を選び出すと言う超能力を演じようとしたところ、客席から「あんたのイカサマは全てこのカメラに収めさせて貰った」と、若い男が壇上に上がる。

 彼は柏崎と言うカメラマンで、「俺を殺してみろ、あんたの超能力で」とリンを挑発する。
 リンは、柏崎がカバンの中に劇薬を持っていると見抜く。柏崎が出したのは青酸カリだった。

 五代「オイ、青酸カリじゃないか。オイ、こう言うの毒物及び……ええと、ほにゃらほにゃら違反て言うんだよな」
 泪「毒物及び劇物取締法違反! そんなんで昇進試験受かりませんよ」(観客の笑い)
 柏崎「フィルムの現像に使うんですよ。ちゃんと許可は取ってあります」

 リンは致し方なく挑戦に応じ、カプセルのひとつを開け、クッキーに青酸カリを塗って元に戻す。
 それを柏崎に選ばせ、毒入りクッキーを食べさせると言うのだ。
 柏崎は、「ふっ往生際の悪い奴だな。イカサマ師だって証明されるのが怖くて1/100の確率に縋り付こうって訳か?」と言うのだが、「殺してみろ」と言い出したのは柏崎の方なんだから、この台詞、何かおかしくないか?

 100個のうち99が毒入りで、リン自身が無害なものを選ぶ、と言うのなら分かるんだけどね。
 それはさておき、柏崎は目隠しをした上でカプセルを選び、クッキーを食べて死亡する。

 PDVD_006.jpg
 柴田たち鑑識チームがすぐ壇上に行き、捜査を開始。
 だが、泪は柏崎が死んで約1分後、「うるむ、悪の雫」といつもの台詞を決めてから、
 「あなたが殺したんですね」と、リンに告げる。

 リンはそれを認めつつ、「超能力で人を殺しても罪には問われないわ」と強弁する。
 ま、今回、柏崎の自殺と言う可能性もあるが、犯人はリンしかいないのは分かりきっているので、ミステリーとしてはどうやって柏崎を殺したかが焦点となる。

 泪は「謎は解けたよワトソン君」と、早くも謎を解いた時の決め台詞を放ち、柴田に残りのカプセルを調べさせる。泪の推理は、リンが柏崎に目隠しをした時、柏崎の手にこっそり青酸カリを塗っておいたと言うもの。つまり、柏崎は毒の付いた手でクッキーを触り、それを食べた為に殺されたと言うのだ。だから、リンが毒を塗ったクッキーが、99個の中に残っている筈なのだが……、

 柴田「出なかったよ、毒物反応」
 泪「えーっ?」

 珍しく泪の推理が外れる。
 リンは一旦扉の奥へ引っ込む。

 残った五代と泪は、引き続き捜査を行う。
 泪は、柏崎のカメラにフィルムが入っていないのを不審に思う。
 また、柏崎の服のポケットから、右手の治療費の領収書が出てくる。
 泪「怪我をしたのは今日……あ、今度こそ、謎は解けたよワトソン君!」

 PDVD_007.jpg
 五代「ちょっと待てよ、この会場にワトソン君がいるのか? あの、眼鏡かけたオヤジさんか?」

 台本に書いてあるのか、山下真司のアドリブか、客席を指差す五代。

 PDVD_008.jpg
 指差された観客のおじさん、照れ気味に首と手を横に振る。
 これぞ第4話で五代が言っていた「客いじり」である。

 泪「違いますよ!」
 五代「違うんですか。分かりにくいリアクションしないで下さい」(観客の笑い)

 この後、死体が担架に載せられて運ばれる際も、柏崎の足がはみ出ているのを指摘したり、さすがベテランの山下真司、余裕綽々である。

 PDVD_010.jpg
 泪は改めてリンを呼んで、自分にも同じことが出来ると豪語する。
 毒入りカプセルの代わりに青く塗ったカプセルを入れ、五代に目隠しをさせて選ばせる。
 ちゃんとテレパシーを送る演技をする芽以ちゃんが可愛いのである。

 PDVD_011.jpg
 最初は失敗するが、泪が五代に何か耳打ちをすると今度はちゃんと青カプセルを選び出す五代。

 この時、目隠しをした五代がわざと泪にぶつかって、黒川芽以ちゃんが「おい、こっちですよ」と慌て気味に応じるところなんか、いかにもナマモノの舞台らしい。

 泪「やっぱりあたしたちって、以心伝心名コンビですね~あははは」
 嬉しそうに五代と握手をする泪だが、
 泪「なぁんて、嘘、こんなの誰だって出来るんですよね、リンさん」

 PDVD_012.jpg
 泪の言葉に険しい顔になるリン。坂井真紀さんって透明感があって綺麗だよね。

 五代「これは、表面がざらざらしたものが青だと教わりました」
 泪に耳打ちされたことを発表する五代。

 毒カプセルにはあらかじめ細かい傷がつけられていたので、手で触ればすぐ分かるようになっていたのだ。

 泪は、柏崎が最初からリンとグルだったこと、計画では毒は致死量以下で柏崎は死なない筈だったこと、などを指摘する。カメラにフィルムが入っていなかったのもそれで説明がつく。
 無論、それでリンが超能力者として脚光を浴びる為の芝居だったのだ。

 PDVD_013.jpg
 泪「柏崎さんの存在そのものが全てこのショーに組み込まれていたイカサマだったんじゃないかって」

 だが、リンは尚も罪を否定する。傷のある毒入りカプセルも、柏崎が(わざと)踏み潰していたので証拠にはならない。

 PDVD_014.jpg
 リンがステージを降りようとすると、水滴が落ちるSEがして、舞台が暗くなり、鑑識員が赤いネットを直接リンに被せ、ドラマでのお仕置きシーンを再現する。

 泪「証拠ならありますよ、あの箱の中のカプセルに、被害者の指紋が(噛んだ)残ってる筈ですから」
 リン「当然でしょ」
 泪「左手じゃありません。怪我をして使えない筈の右手の指紋です。柴田さん」
 柴田「了解」
 泪の指示でカプセルの指紋を調べる柴田。

 柏崎は今日、右手を怪我して包帯を巻いていたのだから、カプセルには左手の指紋しか残っていない筈だ。

 PDVD_015.jpg
 泪「きっとあなたと被害者は前以て何度も練習していた筈です。100個の中からたったひとつ手触りの違うカプセルを選び出す練習を、右手で!」
 柴田「出たよ、被害者の右手の指紋」
 五代「うん、随分早く出たなー」(観客の笑い)

 リンも観念して罪を認め、切々と動機を語るが、特に面白くないので割愛。

 舞台にOPテーマが流れる中、泪たちは一旦扉の向こうにはけるが、

 PDVD_017.jpg
 被害者や犯人も含めた全キャストが登場し、カーテンコール。
 泪のホイッスルに歩調を合わせて元気に行進するのでありました。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

カテゴリー

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター