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悲しみに微笑んで喜びに頷いて「宇宙刑事シャリバン」第3話 前編


 第3話「久美子との約束」(1983年3月18日)
 パトロール中の伊賀電、ふと、小さな植物園のような温室に入る。

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 色とりどりの花の前にしゃがみこみ、しきりに話しかけている少女・久美子がいた。
 電「花とお話が出来るの?」
 久美子「ええ、花同士もお話しするのよ」
 電「へー」

 久美子を演じるのは片岡みえさん。現在は声優として活動されているようだが……。

 久美子と別れて再び町を走り回っていた電、ふと何かに気付いて車をバックさせてとある家の前に停める。

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 玄関先の小さな庭で自転車の練習をしているのだろう、ぐるぐる回っているのはさっきの久美子だった。

 久美子「あ、お兄ちゃん!」
 電「やあ、君んちここだったのか。ママは?」
 久美子「……ずーっと前にママは死んじゃった」
 電「パパは?」
 久美子「パパは遅いんだ、毎日」

 ここで、久美子が電に「平気よ、ご飯だって自分で作れるもん~ご馳走してあげましょうかハムエッグ」と言い、会ったばかりの成年男子を自宅に招き入れると言う、ありえない展開になるのがドラマである。

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 久美子「いらっしゃいよ」
 無邪気に電に呼びかける久美子の、ショートパンツから伸びる脚を見ながら、
 電「ハムエッグなら、僕の方が得意だよ。ぐふふ」(註・多少脚色してあります)

 ナレ「この少女との出会いが、大きな事件(家宅侵入罪・児童福祉法違反)に巻き込まれるきっかけになろうとは、その時、伊賀電は夢にも思わなかった」(註・多少脚色してあります)

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 ぬけぬけと、少女一人の家に上がり込み、台所に仲良く並んで料理をする電。
 自慢していたわりに料理は下手で、久美子に「だめねえ」と叱られる始末だった。

 久美子の年に似合わない手並みの良さに、感心するよりむしろ痛ましさを禁じ得ない電であった。

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 食卓に付き、久美子の手料理を味わう電。パトロールはいいのか?

 久美子「いかが?」
 電「とっても美味しい。いいお嫁さんになれるよ、久美ちゃんは。ぐふふ」(註・多少脚色してあります)

 そこへ久美子の父から電話があり、電話に出た久美子は声を弾ませるが、二、三の会話を交わすとつまらなさそうに受話器を置く。
 久美子「帰れないって今日も」
 電「今日もって、じゃ昨日も?」
 久美子「そう、昨日も、その前も、その前も……とっても忙しいのパパは」

 ナレ「伊賀電には日暮れて心細い少女の気持ちが良く分かった」

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 電は久美子の家を辞去する際、
 「何か怖いことがあったらこのボタンを押すんだ。ここから電波が出てお兄ちゃんのところへつながるようになっている」と、小型発信装置を渡し、それを久美子の持っているクマのぬいぐるみの中にぶちこむ。

 電「いつでも飛んできてあげるよ」
 久美子「泥棒さんが来ても?」
 電「勿論、お兄ちゃんがやっつけてやる」
 二人は、指切りをするのだった。

 で、グランドバースに戻った電は、久美子とのことをわざわざ上司に報告するのである。なんで?
 だが、優しいギャバン隊長は怒らずにちゃんと話を聞いてアドバイスしてくれる。

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 ギャバン「そりゃあちょっと不自然だと思うなぁ。その父親に会ってみたらどうだ?」
 電「ええ」
 ギャバン「帰りたくても帰れないこともある」

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 リリィ「どういうことぉ?」

 ギャバン(なんでタメ口なの?)「帰りたくても帰れないことさ」
 電「そうなんだ」
 ギャバン(キーッ、こいつもっ!)

 電は久美子の父親の不在に、マドーの影を(やや強引に)感じ取っていた。

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 夢の中で、怪物に追いかけられる父親の姿を見てうなされ、ベッドに起き上がる久美子。
 片岡みえさん、心に訴えかける愛くるしさがあるんだよね。しかも演技が上手い。

 久美子、さっきの発信機を押そうとするが、
 「我慢しなきゃ、夢を見ただけだもの!」と自制する。

 鳩時計は午前3時を指していたので、もしスイッチを入れていたら電にぶっ飛ばされていただろう。

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 電は久美子の父親が勤める「銀河エレクトロ研究所」へ行き、父親の上司から事情を聞く。

 上司「うちの制御装置は精密この上ないものでしてね。惑星探査ロケットに使用すれば火星や金星にも正確に着陸させることが出来るんです」
 電「そうですか」
 上司を演じるのはドクター・ポルターの吉岡ひとみさん。電はまだポルターには会ってないので気付かない。

 と、部品を組み立てていた父親が「早く帰りたいとは思ってるんですが」と、小声で電の背中に話し掛ける。

 上司「そのようなわけで、海外からの注文が殺到しましてね。24時間操業でも追い付かないくらいで」
 電「そりゃ大変だ」
 久美子の父親ひとりで組み立ててたら、そりゃ、追い付かないわな。

 電は一旦外へ出て、リリィに建物の前でバイクで暴れまわってもらい、その隙に建物内部に侵入する。

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 建物の地下深くでは、巨大なミサイルが作られていた。しかも、ガイラー将軍が変装もせずに立っているので電に丸分かり。

 彼らは久美子の父親にミサイルの制御装置を作らせていたのだ。
 ガイラー「早くグランドバースにぶちこんでやりたいものだ」
 ポルター「グランドバースは間もなくこうなる!

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 「こうなる」そうです。なんでイラストなの?

 で、いろいろあって、シャリバンとリリィの活躍であっさりミサイル基地は破壊され、久美子の父親も救出され、マドーの計画は頓挫する。
 魔王サイコは「シャリバンめ、このままでは済ませないぞ」と、怒り狂っていた。

 電は久美子の父親を連れて、意気揚々と久美子の家へ向かう。

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 しかし、彼らが帰ると同時に、久美子の部屋ではポルターガイスト現象が起こる。
 空中に持ち上げられ、悲鳴を上げる久美子。

 ここは、片岡みえさん本人が吊るされているようで、なかなかハードだ。
 電にもどうすることもできず、久美子は窓から外へ吸い出される。

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 夜空を滑空していく久美子。これも、本人だろうなぁ……。

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 ベランダから下へ降りる電と、その後ろで崩れ落ちるパパ。

 つづく。


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コメント

ポルターガイスト現象のシーン、凄い迫力です。

宇宙刑事の3大ラスボスでは、やはり魔王サイコが最強だと思います。

Re[1]:悲しみに微笑んで喜びに頷いて「宇宙刑事シャリバン」第3話 前編(08/24)  

影の王子さん
>ポルターガイスト現象のシーン、凄い迫力です。

昔は子役にもかなりハードなことをさせてますよね。それが良いか悪いかは別にして……。
何話だったか忘れましたが、千秋役の中川みどりさんがビルの屋上からぶら下げられてましたね。

片岡みえさん  

「サンバルカン」11話のアンドロイド少女を演じた片岡えみさん、可愛いし演技が上手いです。
こうした話では、ゲストの子役が可愛いか否か、演技が上手いか否かで成否が分かれますね。

あとドクターポルターの眼鏡コスがなかなか魅力的です。

Re:片岡みえさん(08/24)  

影の王子様
>「サンバルカン」11話のアンドロイド少女を演じた片岡えみさん、可愛いし演技が上手いです。

「デンジマン」の劇場版にも出られてますね。レビューしてませんけど。

>あとドクターポルターの眼鏡コスがなかなか魅力的です。

そうですね。ちょっと見落としてました。

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