「三毛猫ホームズの推理 女子大密室殺人」その3
- 2014/08/28
- 19:46
●

の、続きです。
ネタバレ注意!
学長たちが逮捕されて五日後、片山、石橋の上にホームズを膝に抱いて座り、
「私儀、この度一身上の都合により……」と、辞表を読み上げている。
片山「なぁホームズ、お前も止むを得ないと思うだろう?」
ホームズ「うにゃーう」
片山「そりゃあねえ、ご主人様の仇を取れないのは悔しいと思うかもしれないけど……」
猫にひとりでぶつぶつ話しかけていると、雪子が明るい笑顔を見せてやってくる。
雪子「あらっ、人と猫の抱き合い心中が始まりそうねっ」
片山「当たらずと言えども遠からずだよ」
雪子、文面を読んで顔色を変える。
雪子「退職願? ねえ、名刑事廃業するつもりなの?」

片山「ホームズに止められて迷ってるんだ」
雪子「未来の片山夫人が止めてもダメかしら?」
片山「……堪えるんだよなぁ、そう言う冗談は」
雪子「冗談じゃないわよ、本気よー、だけどね、新婚早々の夫が失業なんてあんまり冴えないんじゃない?」
出会って一週間しか経ってないのに、もう結婚の話である。
雪子は話を変えて、一枚の戸籍謄本を見せる。それは波多野靖子のもので、父親の欄には寮の管理人の小峰の名前が……。

雪子、その靖子と二人で寮の屋上で、洗濯物を干している。
雪子「学長は汚職容疑で逮捕されちゃうし、ほんとにこの学校どうなっちゃうのかしらね」
靖子「この学期が終わったら退学しようと思ってるのよ」
そこへすたすたと片山がやってくる。
靖子「片山さん、もっと奮起しないと雪子さんに嫌われちゃうわよ」
片山「奮起しましたよ僕は」
雪子「えっ?」
片山「密室殺人の謎が解けそうなんだ」
雪子「ほんとぉ?」
片山の言葉に、靖子も表情を変える。
片山「犯人の猿知恵に随分振り回されたけどね」
片山は自信たっぷりに、今夜、森崎教授の殺された時間に密室を再現できそうだと話す。
すぐ近くの工事現場のクレーンを見上げて、
片山「クレーンか……なるほど、こうして見ると小峰さんがクレーンを自分の娘のように可愛がったのが分かるような気がするな……」
その夜、言葉どおり、片山はひとりで控え室に入る。だが、外にいて犯人が現れたら警察に通報する手筈だった雪子まで入って来たので焦る。
と、何か金属の触れ合うような音がして、続けて機械の動作音が唸りだす。
片山「思ったとおりだよ。クレーンだよ、森崎先生はクレーンで殺されたんだ!」
雪子「ええーっ?」
控え室全体が傾き始めたのを見て、片山はすぐに部屋から出ようとするが、既にプレハブ小屋は宙に浮かんでいた。

そう、密室トリックは、クレーンでプレハブ小屋ごと吊り上げて、中の人間を落とすと言うものだった。
クレーンを操っているのは、かつて工事現場で働いていた小峰であった。下には靖子の姿も。
片山は雪子の手を掴み、必死でドアの取っ手に縋り付いて、反対側に落ちまいとする。
そう言えば、「トリックハンター」か何かでそっくり同じネタをやってたなぁ……。
実際はちょっと無理っぽいが、仮に成功しても一方の壁に被害者が「墜落」した痕跡が残ってしまうので、すぐにバレるような気がする。

夜空に浮かぶプレハブ小屋から、雪子の悲鳴が響き渡る。
気遣わしげに見ていた雪子は、我慢できずに運転席に上がり、「もうやめて、お父さんお願い!」と訴える。
小峰「靖子……」
「お父さん」が利いたのか、小峰は不承不承クレーンを操作してプレハブ小屋をゆっくり下に降ろす。
殺人犯に温情をかけられて命が助かる名探偵と言うのもかなり情けないものがある。
直後、野島課長たちが駆けつける。
片山「これでテーブルと椅子が消えた理由が分かりましたね」
野島「ああ、テーブルと椅子があったんじゃあ、建物を縦にした時、全部反対側に集まってしまう」
片山「森崎教授は寮の中に(売春の)アルバイトの手引きをしている者がいる筈だと言っていた。それは君だった。そうだろう?」
靖子「ええ、そうよ。あたしは森崎先生を好きだったわ。だから愛人になっただけ。あの人もきっとあたしのことを愛してくれてたんだと思うわ。でも、あたしが売春のリーダーだって気付かれちゃったのよ」
雪子「でも、何も殺すことは……」
靖子「あの人はあたしを愛しながら、それでもあなたたちにあたしを売ろうとしたんだわ……ビジネスに私情は禁物よ」
と言う殺害動機だったのだが、何回聞いても納得できない。「売春斡旋」より「殺人」の方が遙かに罪が重い。それに靖子はさっき退学するつもりだと言っていたのだから、売春ビジネスにそれほど執着があったとも思えない。だったら、森崎を殺すより、さっさと売春組織を解散してしまえば良かったのでは?
ちなみに小峰は、かつて娘の靖子と母親を捨てて蒸発した男だった。偶然この寮で再会し、靖子は負い目を感じている父親をいいように利用していたのだった。
また、控え室に鍵が掛かっていたことについては、
「森崎教授を呼び出したとき、『あたしの告白を誰にも聞かれたくない、誰にも邪魔されたくないから鍵を掛けて欲しい』と頼んだのよ」と、靖子に説明させている。
だから、森崎は部屋に入るなり自ら鍵を掛けたのだが、こういう場合、普通、人間はとりあえず部屋の中を確かめてから後ろを向いて鍵を掛けるんじゃないかなぁ? 犯行時、部屋には誰もおらず、テーブルも椅子もなかったのだから、いくら夜とは言え、入ったらすぐそれに気付くだろう。
あの脅迫状も靖子が出し、大中も(買春をネタに靖子に脅かされて)片山たちの目を寮にひきつけるため、あんな真似をしたのだった。
こうして森崎殺しは解明されたが発端となった女子大生殺しは依然、謎のまま。
ラスト、片山はひとりで三田村のマンションを訪れる。
片山「おじさん、三田村のおじさん」

片山の前に立ったのは、別人のように目をぎらつかせた三田村だった! わかりやすいっ。
その右手首にはホームズに引っ掻かれた傷があった。
片山「おじさん、やっぱりおじさんが……林さんは死ぬ直前、犯人を見たと言いました。僕たちは勘違いをしていたんです。林さんが最後に言いたかったのは、犯人を見たと言うことじゃなくて犯人の名前を言いたかったんだ。犯人はみた、犯人は三田村……」
三田村「美しい女は生まれながらに娼婦なのだ」
まるっきり別人の低い声で決まり文句を言う三田村。これは柳生博の声を加工してあるのか、別の俳優が吹き替えているのか不明だが、こうすると、いきなりホラーやSFっぽくなっちゃうんだよね。ここは柳生博の地声で良かったと思うけど。
三田村は奇声を発して片山に飛び掛る。片山が突き飛ばすと、頭を押さえて苦しみだす。
すると、憑き物が落ちたようにいつもの三田村に戻る。どうやら、脳腫瘍のせいで、ジキルとハイドみたいなキャラになってしまったらしい。
片山「おじさんは病気なんだよ、さ、病院行こう」
三田村「よっちゃん!! ……もう、分かってしまったのか」
片山「もう、何も言わなくていい。おじさんがやったんじゃないんだよ。全て病気のせいなんだ」
そこへ、雪子も心配してやってくる。
三田村「お嬢さん、事件は解決したよ。女子大生を殺したのも、あんたを襲ったのも、みんなこの私なんだ。どれくらい前からかな、妙な頭痛がするようになってな、時々、意識が欠落するようになったんだ。ふと気が付くととんでもない場所に来ていたりしてな。あの朝のこと忘れない。何時になく爽やかな気分で目が覚めて風呂場に入っていくと、血だらけの洋服とナイフが……そしてあの殺人事件の知らせを受けた」
三田村、片山に縋るように許しを請う。
三田村「そして私は林君まで……よっちゃん、許してくれ、このおじさん許してくれ」
片山「おじさんは、僕や妹のオヤジ代わりじゃありませんか」
三田村「本当か、本当にそう思うか」
片山「当たり前ですよ。ずーっと思ってきたし、今だってそう思ってますよ!」
三田村「ありがとう」
三田村は片山に刑事の辞表を出すのだけはやめてくれと懇願する。
片山「分かりました。オヤジの為じゃなく、おじさんの為に」
三田村「ありがとう、これでもう何も思い残すことない……君たちの結婚式に出られないのが残念だけどね」

三田村は咄嗟にベランダから身を躍らせる。
片山「おじさーん! ……ここ2階ですよ!」(註・嘘です)
本当は5階だったので、三田村は地面に激突し、絶命する。
言葉もなく雪子を抱き締める片山。
このシリーズ、他でも全く同じような結末があるんだよね。

事件が全て片付いた後、雪子は寮を引き払って片山のアパートの隣に越すことになる。
大学も辞めたのかどうか、はっきりしない。
片山「あれ、ホームズは?」
雪子「ホームズ! ホームズ!」
二人の縁を結んだ猫の名前を呼ぶ。

意外にも、ホームズ(♀)はイケメンのオス猫とじゃれあっていた。

雪子「やるわね~」
片山「チェッ、折角見せつけてやろうと思ったのにな」
二人は、ホームズとボーイフレンドを抱きかかえ、荷台に乗って出発する(妹が運転している)。
荷台でそれぞれ猫を抱く二人をバックに、クレジットが流れる(赤い字なのでとても見難い)。
以上、監督は手銭弘喜さんでした。
しかし、全く異なる系統の殺人が二つあったと言うのは、2時間サスペンスとしては邪道だよな。
2作目の「追跡」以降も、順次紹介していく予定です。

の、続きです。
ネタバレ注意!
学長たちが逮捕されて五日後、片山、石橋の上にホームズを膝に抱いて座り、
「私儀、この度一身上の都合により……」と、辞表を読み上げている。
片山「なぁホームズ、お前も止むを得ないと思うだろう?」
ホームズ「うにゃーう」
片山「そりゃあねえ、ご主人様の仇を取れないのは悔しいと思うかもしれないけど……」
猫にひとりでぶつぶつ話しかけていると、雪子が明るい笑顔を見せてやってくる。
雪子「あらっ、人と猫の抱き合い心中が始まりそうねっ」
片山「当たらずと言えども遠からずだよ」
雪子、文面を読んで顔色を変える。
雪子「退職願? ねえ、名刑事廃業するつもりなの?」

片山「ホームズに止められて迷ってるんだ」
雪子「未来の片山夫人が止めてもダメかしら?」
片山「……堪えるんだよなぁ、そう言う冗談は」
雪子「冗談じゃないわよ、本気よー、だけどね、新婚早々の夫が失業なんてあんまり冴えないんじゃない?」
出会って一週間しか経ってないのに、もう結婚の話である。
雪子は話を変えて、一枚の戸籍謄本を見せる。それは波多野靖子のもので、父親の欄には寮の管理人の小峰の名前が……。

雪子、その靖子と二人で寮の屋上で、洗濯物を干している。
雪子「学長は汚職容疑で逮捕されちゃうし、ほんとにこの学校どうなっちゃうのかしらね」
靖子「この学期が終わったら退学しようと思ってるのよ」
そこへすたすたと片山がやってくる。
靖子「片山さん、もっと奮起しないと雪子さんに嫌われちゃうわよ」
片山「奮起しましたよ僕は」
雪子「えっ?」
片山「密室殺人の謎が解けそうなんだ」
雪子「ほんとぉ?」
片山の言葉に、靖子も表情を変える。
片山「犯人の猿知恵に随分振り回されたけどね」
片山は自信たっぷりに、今夜、森崎教授の殺された時間に密室を再現できそうだと話す。
すぐ近くの工事現場のクレーンを見上げて、
片山「クレーンか……なるほど、こうして見ると小峰さんがクレーンを自分の娘のように可愛がったのが分かるような気がするな……」
その夜、言葉どおり、片山はひとりで控え室に入る。だが、外にいて犯人が現れたら警察に通報する手筈だった雪子まで入って来たので焦る。
と、何か金属の触れ合うような音がして、続けて機械の動作音が唸りだす。
片山「思ったとおりだよ。クレーンだよ、森崎先生はクレーンで殺されたんだ!」
雪子「ええーっ?」
控え室全体が傾き始めたのを見て、片山はすぐに部屋から出ようとするが、既にプレハブ小屋は宙に浮かんでいた。

そう、密室トリックは、クレーンでプレハブ小屋ごと吊り上げて、中の人間を落とすと言うものだった。
クレーンを操っているのは、かつて工事現場で働いていた小峰であった。下には靖子の姿も。
片山は雪子の手を掴み、必死でドアの取っ手に縋り付いて、反対側に落ちまいとする。
そう言えば、「トリックハンター」か何かでそっくり同じネタをやってたなぁ……。
実際はちょっと無理っぽいが、仮に成功しても一方の壁に被害者が「墜落」した痕跡が残ってしまうので、すぐにバレるような気がする。

夜空に浮かぶプレハブ小屋から、雪子の悲鳴が響き渡る。
気遣わしげに見ていた雪子は、我慢できずに運転席に上がり、「もうやめて、お父さんお願い!」と訴える。
小峰「靖子……」
「お父さん」が利いたのか、小峰は不承不承クレーンを操作してプレハブ小屋をゆっくり下に降ろす。
殺人犯に温情をかけられて命が助かる名探偵と言うのもかなり情けないものがある。
直後、野島課長たちが駆けつける。
片山「これでテーブルと椅子が消えた理由が分かりましたね」
野島「ああ、テーブルと椅子があったんじゃあ、建物を縦にした時、全部反対側に集まってしまう」
片山「森崎教授は寮の中に(売春の)アルバイトの手引きをしている者がいる筈だと言っていた。それは君だった。そうだろう?」
靖子「ええ、そうよ。あたしは森崎先生を好きだったわ。だから愛人になっただけ。あの人もきっとあたしのことを愛してくれてたんだと思うわ。でも、あたしが売春のリーダーだって気付かれちゃったのよ」
雪子「でも、何も殺すことは……」
靖子「あの人はあたしを愛しながら、それでもあなたたちにあたしを売ろうとしたんだわ……ビジネスに私情は禁物よ」
と言う殺害動機だったのだが、何回聞いても納得できない。「売春斡旋」より「殺人」の方が遙かに罪が重い。それに靖子はさっき退学するつもりだと言っていたのだから、売春ビジネスにそれほど執着があったとも思えない。だったら、森崎を殺すより、さっさと売春組織を解散してしまえば良かったのでは?
ちなみに小峰は、かつて娘の靖子と母親を捨てて蒸発した男だった。偶然この寮で再会し、靖子は負い目を感じている父親をいいように利用していたのだった。
また、控え室に鍵が掛かっていたことについては、
「森崎教授を呼び出したとき、『あたしの告白を誰にも聞かれたくない、誰にも邪魔されたくないから鍵を掛けて欲しい』と頼んだのよ」と、靖子に説明させている。
だから、森崎は部屋に入るなり自ら鍵を掛けたのだが、こういう場合、普通、人間はとりあえず部屋の中を確かめてから後ろを向いて鍵を掛けるんじゃないかなぁ? 犯行時、部屋には誰もおらず、テーブルも椅子もなかったのだから、いくら夜とは言え、入ったらすぐそれに気付くだろう。
あの脅迫状も靖子が出し、大中も(買春をネタに靖子に脅かされて)片山たちの目を寮にひきつけるため、あんな真似をしたのだった。
こうして森崎殺しは解明されたが発端となった女子大生殺しは依然、謎のまま。
ラスト、片山はひとりで三田村のマンションを訪れる。
片山「おじさん、三田村のおじさん」

片山の前に立ったのは、別人のように目をぎらつかせた三田村だった! わかりやすいっ。
その右手首にはホームズに引っ掻かれた傷があった。
片山「おじさん、やっぱりおじさんが……林さんは死ぬ直前、犯人を見たと言いました。僕たちは勘違いをしていたんです。林さんが最後に言いたかったのは、犯人を見たと言うことじゃなくて犯人の名前を言いたかったんだ。犯人はみた、犯人は三田村……」
三田村「美しい女は生まれながらに娼婦なのだ」
まるっきり別人の低い声で決まり文句を言う三田村。これは柳生博の声を加工してあるのか、別の俳優が吹き替えているのか不明だが、こうすると、いきなりホラーやSFっぽくなっちゃうんだよね。ここは柳生博の地声で良かったと思うけど。
三田村は奇声を発して片山に飛び掛る。片山が突き飛ばすと、頭を押さえて苦しみだす。
すると、憑き物が落ちたようにいつもの三田村に戻る。どうやら、脳腫瘍のせいで、ジキルとハイドみたいなキャラになってしまったらしい。
片山「おじさんは病気なんだよ、さ、病院行こう」
三田村「よっちゃん!! ……もう、分かってしまったのか」
片山「もう、何も言わなくていい。おじさんがやったんじゃないんだよ。全て病気のせいなんだ」
そこへ、雪子も心配してやってくる。
三田村「お嬢さん、事件は解決したよ。女子大生を殺したのも、あんたを襲ったのも、みんなこの私なんだ。どれくらい前からかな、妙な頭痛がするようになってな、時々、意識が欠落するようになったんだ。ふと気が付くととんでもない場所に来ていたりしてな。あの朝のこと忘れない。何時になく爽やかな気分で目が覚めて風呂場に入っていくと、血だらけの洋服とナイフが……そしてあの殺人事件の知らせを受けた」
三田村、片山に縋るように許しを請う。
三田村「そして私は林君まで……よっちゃん、許してくれ、このおじさん許してくれ」
片山「おじさんは、僕や妹のオヤジ代わりじゃありませんか」
三田村「本当か、本当にそう思うか」
片山「当たり前ですよ。ずーっと思ってきたし、今だってそう思ってますよ!」
三田村「ありがとう」
三田村は片山に刑事の辞表を出すのだけはやめてくれと懇願する。
片山「分かりました。オヤジの為じゃなく、おじさんの為に」
三田村「ありがとう、これでもう何も思い残すことない……君たちの結婚式に出られないのが残念だけどね」

三田村は咄嗟にベランダから身を躍らせる。
片山「おじさーん! ……ここ2階ですよ!」(註・嘘です)
本当は5階だったので、三田村は地面に激突し、絶命する。
言葉もなく雪子を抱き締める片山。
このシリーズ、他でも全く同じような結末があるんだよね。

事件が全て片付いた後、雪子は寮を引き払って片山のアパートの隣に越すことになる。
大学も辞めたのかどうか、はっきりしない。
片山「あれ、ホームズは?」
雪子「ホームズ! ホームズ!」
二人の縁を結んだ猫の名前を呼ぶ。

意外にも、ホームズ(♀)はイケメンのオス猫とじゃれあっていた。

雪子「やるわね~」
片山「チェッ、折角見せつけてやろうと思ったのにな」
二人は、ホームズとボーイフレンドを抱きかかえ、荷台に乗って出発する(妹が運転している)。
荷台でそれぞれ猫を抱く二人をバックに、クレジットが流れる(赤い字なのでとても見難い)。
以上、監督は手銭弘喜さんでした。
しかし、全く異なる系統の殺人が二つあったと言うのは、2時間サスペンスとしては邪道だよな。
2作目の「追跡」以降も、順次紹介していく予定です。
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