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「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編


 第1話「姿なき挑戦者」(1967年10月1日)
 の続きです。

 ウルトラ警備隊の元へ、人間消失事件の犯人クール星人が挑戦状を叩き付ける。

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 クール「地球防衛軍の諸君に告ぐ。即座に武装解除して我々クール星人に全面降伏しろ」
 ヤナガワ「地球防衛軍はこの極東基地だけではないぞ。人類がそうたやすく地球を見捨てたりはしない」

 ヤナガワ参謀はそう言うのだが、地球、別に人類がいなくても立派にやっていけると思うけどね。と言うか、人類がいない方がよっぽど幸せだろう。

 クール「人類なんて我々から見れば昆虫のようなもんだ。これを見るが良い」
 右側の画面が切り替わり、宙に浮いて助けを求めている誘拐された人たちの映像になる。

 これは、異なる二つの画面を合成しているので、当時はかなり大変だったんじゃないかと思うが?

 それでもヤマオカ長官がきっぱり降伏勧告を拒絶すると、クール星人は無言で映像を切る。

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 クール星人は、石油コンビナートに攻撃を仕掛けてくる。

 この巨大なセット、30分のテレビ番組とは思えない金と手間の掛け方である。

 相手が見えない宇宙船なので、防衛軍も手をつかねて見ているしかなかった。



 アマギ「隊長、京浜工業地帯は全滅です!」
 さらっと恐ろしいことを報告するアマギ。

 それに対するキリヤマの反応は「なにっ」の一言だけ。

 アンヌは、作戦室にいたダンに「あなたの地球がピンチに立たされているのよ、何か敵を倒す方法はないの?」と一縷の希望を託す。

 ダンは「ひとつだけある。敵の宇宙船を見えるようにすることだ。あの宇宙船は保護色を使って姿を隠しているんだ。特殊噴霧装置を利用してこちらで色を噴き付けてやれば相手の正体が分かる筈だ」と即答する。

 なんで訊かれるまで黙ってたの?

 見掛け倒しのボンクラ揃いの防衛軍首脳、結局、キリヤマの進言を受け、民間人の提案した「特殊噴霧装置作戦」を採用することとなる。

 特殊噴霧装置が完成し、ダンはウルトラ警備隊の臨時隊員の資格が与えられ、他の隊員たちと一緒にウルトラホーク1号に乗って出撃する。

 PDVD_020.jpg
 で、高感度レーダーを頼りに、特殊噴霧装置(と言うかミサイル)を発射する。
 作戦は図に当たり、赤く染まった宇宙船の姿が視認できる。

 ただ、レーダーでおおまかな位置は分かるのだから、とりあえず攻撃すると言う選択肢はなかったの?

 PDVD_021.jpg
 ウルトラホーク1号は3機に分離して、追跡、攻撃する。

 何となく見ているけど、この操演技術って、神業だよね。

 しかし、岩山の陰に着地した宇宙船に攻撃され、(合体した)ウルトラホーク1号は不時着する。ダン以外、みんな気絶する。宇宙船の中から、小型戦闘機がわらわらと出てきて、無防備のウルトラホーク1号に迫る。

 PDVD_023.jpg
 ダンは機外へ出て、ウルトラアイで変身……するのではなく、「ウィンダム、頼むぞ」と、何故かカプセル怪獣を放り投げる。

 ま、今回は巨大怪獣も巨大星人も出てこないので、セブンに変身するまでもなかろうと踏んだのだろうか?

 PDVD_024.jpg
 全般に、役に立ったことのないカプセル怪獣だが、この場面でのウィンダムはかなり善戦する。数機の戦闘機をビームで撃ち落しているからね。
 しかし、結局合体した戦闘機に攻撃され、膝から落ちる。

 ダン「ウィンダム、戻れ!」
 ウィンダムを元のカプセルに呼び戻した後、いよいよ最初の変身。

 PDVD_025.jpg
 今回は岩の上から「じゅわーっ!」とジャンプし、

 PDVD_026.jpg
 その顔に、どこからか飛んできたウルトラアイが張り付いて変身すると言う変則的な方法である。

 セブンの出現に、戦闘機はすたこらさっさと宇宙船の中に戻る。
 セブンは人間サイズになって、宇宙船の内部に入る。

 コントロールパネルを破壊すると、背後の空間にクール星人が現れる。

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 セブンは問答無用でアイスラッガーを飛ばし、クール星人の巨大な頭部を切断する。

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 切断された頭部が、リアルな断面を覗かせつつ後ろに落ち、ゆっくりとクール星人は絶命する。

 しょっぱなからグロいわぁ。

 セブンは誘拐された人たちを助け出し、宇宙船を宇宙空間へ運んでからエメリウム光線で破壊する。

 事件解決後、
 フルハシ「いやぁ、今度の事件になくてはならなかったのは、あの風来坊だな」
 アンヌ「そう言えば彼、何処行ったのかしら?」

 PDVD_029.jpg
 ヤマオカ「ここだよ諸君。紹介しよう、モロボシダン隊員だ。今日からウルトラ警備隊として早速勤務に就いてもらう」

 正式にウルトラ警備隊6人目のメンバーになったダン。だが、着任の挨拶はなし。

 この第1話、ドラマとしては特に見所はないが、その特撮技術の高さに痺れます。


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コメント

>アマギ「隊長、京浜工業地帯は全滅です!」
さらっと恐ろしいことを報告するアマギ。
それに対するキリヤマの反応は「なにっ」の一言だけ。

昭和のウルトラシリーズの隊長でキリヤマが一番好きですが
このものごとに動じない姿がなんとも・・・

後々出てくる「とりあえず攻撃!」も・・・

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

影の王子さん
>昭和のウルトラシリーズの隊長でキリヤマが一番好きですが
>このものごとに動じない姿がなんとも・・・

これで40前と言うのが凄いですよね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

あまりにありがちなツッコミですが
最終回で「レントゲン検査をすれば僕が宇宙人であることが判ってしまう」
という台詞があるので、入隊時の健康診断はどうしたんでしょうか?

やはりアンヌに「僕ねぇ・・・レントゲン検査が嫌いなんだ」とかお願いしたんでしょうか?

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

影の王子様
>最終回で「レントゲン検査をすれば僕が宇宙人であることが判ってしまう」
>という台詞があるので、入隊時の健康診断はどうしたんでしょうか?

そんな台詞がありましたか。セブンの最終回って、自分は意外と思い入れがないんですよね。いずれレビューするつもりですが。

しかし、セブンって、キャブ画を見るだけでクオリティの高さが分かりますね。

「お望みどおり青く美しい地球を、心を込めてダンに差し上げるわ」  

どうもご無沙汰しております。

>≧アンヌは作戦室にいたダンに「あなたの地球がピンチに立たされているのよ、何か敵を倒す方法はないの?」と一縷の希望を託す。

>「あなたの地球がピンチに立たされているのよ」と言うアンヌの一言は第1話の名台詞ですよね。その反面「いつから地球はダンの所有物になったんだ?」と言う疑問を感じますが、第1話のシナリオでは”メディカルセンターで「地球のために戦ったあなたにお礼がしたいわ。ダンが今欲しいものは何?」と質問するアンヌに「地球!僕が戦ったのはこの美しい星を守るためだ」とダンが答える…と言うシーン”が用意されてたそうで、このシーンの後で「あなたの地球がピンチに立たされているのよ」に繋がっているのではないか?と気づきました。

この「僕が戦ったのはこの美しい地球を守るためさ」と言うダンの一言があれば、「ウルトラセブンはなぜ地球のために戦うか?」と言う重要なテーマが描かれていたのではなかろうか?と感じました。

Re:「お望みどおり青く美しい地球を、心を込めてダンに差し上げるわ」(08/29)  

マシンX2000 様
お久しぶりです。コメントありがとうございます。

>「あなたの地球がピンチに立たされているのよ」と言うアンヌの一言は第1話の名台詞ですよね。

レビューではさらっと流してしまいましたが、確かに良い台詞ですね。

>「地球!僕が戦ったのはこの美しい星を守るためだ」とダンが答える…

そんな台詞が用意されていたとは知りませんでした。
これも印象的な台詞ですね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

どうもアイスラッガーという武器は倒される怪獣(或いは宇宙人)にとっては、グロいですね〜😅当時リアルタイムで見た子供達は何とも思わなかったのでしょうか?

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

ふて猫様
>どうもアイスラッガーという武器は倒される怪獣(或いは宇宙人)にとっては、グロいですね〜😅当時リアルタイムで見た子供達は何とも思わなかったのでしょうか?

でも、ワルモノだろうと殺すことは残酷なことなんだということをスタッフが子供たちに伝えたかったのではないでしょうか。

シュピーゲル号VSウルトラホーク1号  

ウルトラホーク1号が3機に分離・合体するのは
前番組「キャプテンウルトラ」のシュピーゲル号を「参考にした」と何かで見ました
(「キャプテン」は観たことないですが)。
矢島信男特撮監督によると数日間徹夜の撮影が続いたそうです。
が、「キャプテン」1話を観た金城さんたちは「大したことないな」「楽勝だ」とか・・・

Re:シュピーゲル号VSウルトラホーク1号(08/29)  

影の王子様

自分もキャプテンウルトラは見たことないですね。一度は見ておきたいと思ってますが。

「6人目の隊員が誕生した、ひょっとしたら7人目の隊員も誕生したかも?」→「7番目の隊員だからウルトラセブン」  

2018年もよろしくお願いします。

>≧ヤマオカ「ここだよ諸君。紹介しよう、モロボシダン隊員だ。今日からウルトラ警備隊として早速勤務に就いてもらう」てなわけで正式にウルトラ警備隊6人目のメンバーになったダン。だが、着任の挨拶はなし。

>昨日、広島そごうの紀伊国屋で購入した「ウルトラセブンの帰還」という白石雅彦さんの著書によると「姿なき挑戦者」のシナリオには、ヤマオカ長官のダンの紹介の後、以下のような展開があったそうです。

(ヤマオカ長官の「早速勤務についてもらう……」という紹介の後に)
ダン「ダンと呼んでくれ」
フルハシ隊員「おめでとう!」
ダン「よろしく!」と肩を叩きあって喜ぶ一同
キリヤマ隊長「6名の隊員が誕生したわけか・・・・・・いや、ひょっとしたら7人目の隊員も誕生したかもしれん。」
アマギ隊員「ピンチを救ってくれた幻のヒーローですね」
キリヤマ隊長「うん。7人目の幻のヒーローだからな、ウルトラセブンとでも呼ぶか」
フルハシ隊員「いい、最高にいい名前ですよ!」と一同、明るく笑いあう

この後、富士山に向かって立つダンをバックに「今日からウルトラ警備隊のモロボシ・ダンとして地球防衛のために働く・・・・・・僕が宇宙人だということは絶対の秘密だ・・・それがM78星雲人のおきてだ。」という地球防衛のためにウルトラ警備隊で働くことを誓うダンのモノローグが流れて終わる

キリヤマ隊長の口から「6人目の隊員が誕生した、ひょっとしたら7人目の隊員も誕生したかも?」→「7番目の隊員だからウルトラセブン」とセブンの名前が誕生するシーンは、ウルトラセブンの名付け親がキリヤマ隊長だったことを印象付けていますが、これを踏まえると第2話でワイアール星人とセブンの戦闘シーンで「ウルトラセブンがんばってー」と叫ぶアンヌのシーンにもつながるのではないか?と感じましたね。

負傷したフルハシ・ソガ隊員をポインターで基地まで運んでアンヌに応急処置してもらうダンに「地球のために戦ったあなたにお礼がしたいわ。ダンが今欲しいものは何?」と質問するアンヌに「地球!僕が戦ったのはこの美しい星を守るためだ」と返すダンのシーンとともに「事件解決し、6番目の隊員とともにウルトラ警備隊7人目の新隊員が登場した…」のシーンが完成映像からカットされたことが惜しまれるところです。

Re:「6人目の隊員が誕生した、ひょっとしたら7人目の隊員も誕生したかも?」→「7番目の隊員だからウルトラセブン」(08/29)  

マシンX2000様
>2018年もよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。

>昨日、広島そごうの紀伊国屋で購入した「ウルトラセブンの帰還」という白石雅彦さんの著書によると「姿なき挑戦者」のシナリオには、ヤマオカ長官のダンの紹介の後、以下のような展開があったそうです。

貴重な情報ありがとうございます。

>負傷したフルハシ・ソガ隊員をポインターで基地まで運んでアンヌに応急処置してもらうダンに「地球のために戦ったあなたにお礼がしたいわ。ダンが今欲しいものは何?」と質問するアンヌに「地球!僕が戦ったのはこの美しい星を守るためだ」と返すダンのシーンとともに「事件解決し、6番目の隊員とともにウルトラ警備隊7人目の新隊員が登場した…」のシーンが完成映像からカットされたことが惜しまれるところです。

そんなシーンがあったんですか。確かに惜しいですね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

確かに地球防衛軍のお偉い様の皆様方はボンクラ揃いですね😅
確かに(当時の)合成シーンは神業ですね

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第1話「姿なき挑戦者」 後編(08/29)  

ふて猫様
>確かに(当時の)合成シーンは神業ですね

素晴らしいですよね。

No title

今から54年前の今日、放送されました。来年はいよいよ、放映開始55周年記念突入です。唯一欠番となっていた第12話「遊星より愛をこめて」を是非リテイク版として、入れて欲しいです。待ってます!

Re: No title

うーん、素材があれば書きますが……自分が持ってるのは昔ネットで拾っためちゃくちゃ汚い画質しかないからなぁ。

No title

新年明けましておめでとうございます!そして今年は、「ウルトラセブン」放映開始祝55周年記念突入もおめでとうございます!「デュアッ!」

No title

新年明けましておめでとうございます!そして、「ウルトラセブン」は今年でなんと放送開始祝55周年記念突入で「デュアッ!」おめでとうございます!

Re: No title

今年もよろしくお願いします。

Re: No title

55周年ですね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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