「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第14話
- 2014/07/10
- 20:42
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第14話「危うしサキ!恐怖の刺客七人衆」(1986年2月13日)
この14話は、次の15話と2話構成になっている。

冒頭、歌舞伎の連獅子のような扮装をした人物が、6人の仲間と共に「影の総統」の前に参上。

部下「始めます!」
総帥の横の部下がポンと手を叩くと、6人は部屋に立ててあったデク人形を一瞬で切り倒す。
最後に、リーダー格のお獅子が、頭にかぶった赤い鬣(?)を振り回し、デク人形を両断して見せる。
部下「恐車七人衆、麻宮サキの周囲のものをすべて倒し、真綿で首を絞めるように追い込み、動きを封じ込めた後、倒す。刺客としては申し分のない働きをするはずです」

総統「面白い」
意地でも顔を隠そうとする総統。

総統、立ち上がって、「貴様ら、面を上げい!」

総統の言葉に、順繰りに顔を起こす七人衆。
「おほほほほほっ」
総統が意外とちっちゃかったので、つい笑ってしまう(註・嘘です)。

そんな時、サキのクラスに珍しく転入生。
西脇「転校生の井上貴子さんです」
貴子「よろしくお願いしま~す

特に美人と言うわけではないが、愛嬌があってなかなか可愛い。演じるのは金久保美幸さん。
上原たち三バカトリオはたちまち彼女の虜になる。

お京「どうする?」
雪乃「わたくし、あのようなぶりっ子は嫌いです!」

お京(お前が言うな)
と、内心思いつつ(註・管理人の妄想です)、
お京「そうじゃねえよ! サキのことだよ」
サキの姿は教室になかった。遅刻か、欠席か。

上原たちが尚も貴子のことで騒いでいるのをよそに、サキの机の上に顎を乗せ、
お京「フケるか?」
雪乃「フケましょう!」
二人はさっさと学校を抜け出て、サキの行方を探す。
西脇も、体育館でスーパーマンのように一瞬で身なりを変えて、サキを捜しに行く。
結局、お京がある寺の墓地にいるサキを発見する。
サキが竹を削っているのを見て、
お京「何作ってんだよ」
サキ「位牌。うちは身一つで攫われるように東京に連れてこられたきぃ、母上の位牌は持ってこれんじゃったがよ。誰やらとも分からん墓じゃけんど、母上の一周忌の供養に拝ませて貰おうと……」
サキは削った竹の内側に、さらさらと戒名を書く。

お京「じゃあ、あたいがお経上げてやるよ」
サキ「おまん、お経が読めるがか?」
お京「うん、爺ちゃんが毎朝やってたから、覚えちゃったんだ」
お京の意外な一面が顔を覗かせる。
お京「○○○○か、良い戒名だね」←悪い戒名とかあるんか?
お京は、「かんじーざいぼーさつーぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじしょうけんごーうんかいくうどういいっさいくーやーくーしゃりしーしきふーいくふーふいしきしきそくぜーくう……」と、正確に般若心経を唱える。
そんな彼らの後ろ姿を見ていた西脇は(いつかお前にも本当のことを話さねばならん時が来るだろう。許してくれ……)と、静かに頭を下げる。

下校時刻、上原たちにちやほやされながら校門から出て来た貴子。ちょうどそこへ、サキとお京が反対側からやってくる。
上原「サキ、授業が終わってから来たって遅いんだぞ」
サキ「ちっくと用があったき」
中野「きたねえよなぁ、何かって言うと『用があったき』だもんなぁ」
お京「てめえらうるせえんだよ、何か文句があるんだったらあたいが相手になるぜ」
上原「おっかねー、行こう貴子ちゃん」
貴子「さよならっ」
サキ「なんじゃあのぶりっ子?」
お京「今日転校して来た、井上貴子とか言ってたな」
サキは何故か突然、「うちも一遍ぶりっ子をやってみようか」と言い出し、お京に「さようならー」「気をつけてねー」などと、甘ったるい声をかける。お京は本気で気持ち悪がる。
その後、お獅子の命令で、三バカトリオが次々とお面を被った刺客に襲われて、ボコボコにされる。

屋上の隅で話しているサキと西脇。
西脇「今朝三人の様子を見てきたんだが、上原は両腕、中野は両足、高田は両方の鎖骨を全て一撃で折られていた。しかも三人が襲われたのは全く同時刻だ」
サキ「ちゅうことは相手が三人以上……やっぱり青狼会の仕業じゃろうか?」
西脇「しかし何故あの三人が襲われたのか、分からん」
続けて、今度はサキと挨拶を交わした新聞配達の少年、電車でサキの尻を触ったサラリーマン、そしてお京の子分三人が立て続けに襲われる。
再び屋上で話す二人。西脇にも相手が何者か分かったらしい。
西脇「恐車の術と言ってな、狙った人間がほんの一時でも関わった人間を次々と倒して行く。そのことに気付いた敵は、身動きが取れなくなる。どうやらお前はその術を仕掛けられたらしい。今日はもう帰れ、家でじっとしていることだ」

その西脇が帰ろうとしていると、貴子が親しげに話しかけてくる。
貴子「駅まで御一緒してよろしいですか」
西脇「はいはい」
貴子「うれしーっ!」
あれこれ話しながら歩いていると、突然黒いバンが歩道に横付けになり、中から面を付けた黒装束の男たちが飛び出してくる。
男「梁山高校2年B組の西脇だな」
西脇「そっ、そーですけどぉ!」
男たちはよってたかって西脇を攻撃する。西脇は、そばに貴子がいるので本来の力を見せることが出来ず、殴られるまま殴られ続ける。
お京から連絡を受けたサキ、西脇の病床へ駆けつける。
西脇は「動かず、向こうから誘ってくるのを待て」と忠告する。

サキとお京、雪乃となかなか連絡が取れず心配していたが、雪乃の運転手の宮本が倒れるようにしてサキの部屋へ入ってくる。
サキ「宮本さん!」
宮本「お嬢様が……顔に奇妙な面を付けた男たちがお嬢様を……」
サキ「しまった、裏をかかれたち」
お京「雪乃が……どうすんだよサキ! サキぃ!」
と言う緊迫した状況で、15話に続くのだった。
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