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「宇宙刑事ギャバン」の魅力を語り尽くす 第44話 中編

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 続きです。

 いよいよ、サンドルバと雌雄を決する時が来た。

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 「宇宙刑事!」

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 「ギャバン!」

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 富士山をバックにカッコよくポーズを決めるギャバン。

 何回見てもカッコいいぜ。

 ちなみに今回は、変身後の「宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着する時間は~」と言うナレーションがない。

 数回切り結んだところで、早くもドンホラーが「ギャバンを魔空空間に引き摺り込め!」と命じる。これも親心の表れであろう。まあ、まともに戦ってはサンドルバに勝ち目がないことは過去の戦績が物語っているので、当然の措置かもしれないが。

 魔空空間に場所を移し、激しく戦うギャバンとサンドルバ。サンドルバも3倍の強さになっているので、ギャバンも苦戦する。さらに、

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 突然、ギャバンの前にミミーが出現し、ギャバンの進撃を止めさせる。

 無論、これは魔女キバの妖術である。
 それが分かっていても、ギャバンは親しい人たちを斬ることが出来ない。

 スタジオ撮影では、ミミーの他に陽一が出てくる。

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 本棚を置くスペースを手で測ってから、ニトリに走っている訳ではない。

 野外(富士山麓)に場面が変わると、わかば、陽一、月子が次々と登場。時折、魔女キバになる。
 思うように攻撃できず、ギャバンのコンバットスーツがサンドルバの矛でずたずたに切り裂かれる。

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 ここで、ギャバンの脳裏に、前回再会した父ボイサーの姿が浮かび上がる。

 ギャバン「負けてたまるか!」
 非業の死を遂げた父のことを想い、闘志を呼び起こすギャバン。

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 互いに飛び上がって、渾身の一撃を放とうとした瞬間、どこからか赤い球体が飛んできて二人の間に割って入る。自分も、今回チェックするまですっかり忘れていたが、

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 このタイミングで、次の「宇宙刑事シャリバン」の主人公・シャリバンが早くも登場していたのだ。
 あのまま戦っていれば、相討ちになっていたのだろう。

 ただ、これではギャバンが気合を入れ直したのがなんとなく空振りに終わってしまうので、ボイサーのことを回想するのは最後のドンホラー戦に持ってくるべきだったろう。

 話が前後したが、敵味方とも、意外な事態にしばし茫然とする。球体は山の上に飛んで行き、赤色のコンバットスーツを着た戦士に変わる。

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 サンドルバ「誰だ?」
 シャリバン「宇宙刑事シャリバン!」
 声は無論、伊賀電役の渡洋史さん。
 名乗ると同時に、「シャリバン」のOPのイントロがかかる。めちゃくちゃかっこいい。

 しかし、次回作の主人公がこんな形で出てくると言うのは、かなり珍しい演出だと思う。

 詳しい話は後にして、ギャバンは「おうっ」とだけ応じ、再びサンドルバと戦う。
 誰だか知らないが、宇宙刑事であれば自分の同僚なので、味方に決まっているからだ。
 (ただし、シャリバンはそれだけで、後は出てこない)

 いつものメカアクションを申し訳程度に描き、

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 前方のサンドルバ、後方のキバに挟まれるギャバン。

 魔女キバ得意の妖術で、ギャバンの動きを封じ、そこにサンドルバが突っ込んでくる。

 が、咄嗟にギャバンはレーザーブレードを槍のように投げて、後ろの魔女キバの角を折る。頭を抱えて苦しむキバ。
 真上に飛んでサンドルバの突進をかわし、宙に舞うレーザーブレードを掴んで、

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 必殺の「ギャバンダイナミック!」を叩き込む。

 哀れ、魔女キバとサンドルバは、親子揃って真っ二つにされてしまう。

 間髪入れず、ギャバンはサイバリアンで魔空城へ突入。

 あっという間に玉座に辿り着く。ま、時間もあまりないんで。

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 サンドルバが倒されても、魔空城にはまだたくさんのダブルマンが控えている。
 ドンホラー「ギャバン、良くぞここまで来た」
 ギャバン「貴様がマクーの首領、ドンホラーか!」
 ドンホラー「小僧!」
 ギャバン「ドンホラー、行くぞ!」

 ここでドンホラーが「お前たちは下がれ、一対一で勝負だ」とダブルマンたちを下がらせるのが男らしくてとてもカッコイイ。魔女キバに頼りっぱなしのサンドルバとはえらい違いだ。

 いよいよ、いよいよ、ドンホラーとの戦いが始まる……

 ……のだが、つづく。


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コメント

>名乗ると同時に、「シャリバン」のOPのイントロがかかる。めちゃくちゃかっこいい。

粋な演出ですね。しかも出番はこれだけで最終決戦に参加しないのがいい。

Re[1]:「宇宙刑事ギャバン」の魅力を語り尽くす 第44話 中編(07/13)  

>粋な演出ですね。しかも出番はこれだけで最終決戦に参加しないのがいい。

ですねー。「シャリバン」のラストは、二人で戦ってましたけど(笑)。

なんだかんだでサンドルバ強いと思いますよ‥ ダブルモンスターでもなくコンバットスーツも着てないのに… やはり何らかしらの強化措置はされてるのでしょうかね?

Re: タイトルなし

確かに、顔出しであれだけ戦えるんですもんね。

これは続編ゴーサイン出るわ

>最後のドンホラー戦
ガンダム対ビグザムみたいなものですから、魔女キバ&サンドルバの
コンビネーションを撃破したら後は勢いだったでしょうか。

大苦戦の中で父を想い闘志を奮い立たせ、後輩の登場で冷静さを取り戻し、
脚本&演出&殺陣と畳みかけるような展開と、絶好調だった上原先生。

Re: これは続編ゴーサイン出るわ

終盤の盛り上がりは鬼気迫るものがありますね。

それに比べてシャイダーは……

西田さんと渡部さん

ドンホラーとサンドルバの親子は、嫌味な悪役で定評のある人たちが演じていますが、この親子は悪役にしては優しいですね。敵には容赦ないが、ちゃんと仕事をする部下を褒めて陰湿な嫌がらせをしないのがいいです。
サンドルバはマザコンのダメ男ということで、ネタにはされますが、女性の部下に陰口を言われないのが意外です。部下に優しいので憎めないボンボンということで、慕われていたのかもしれません。ドンホラーも息子が組織内で人望があるのでギャバンに勝てれば赦すつもりだったのかもしれません。渡部さんのボスは基本的に傲慢で身内にも非情なので、粛清されてもおかしくないところではありました。最終決戦時のドンホラーはギャバンと差し違える覚悟を持っていたでしょうね。

Re: 西田さんと渡部さん

> ドンホラーとサンドルバの親子は、嫌味な悪役で定評のある人たちが演じていますが、この親子は悪役にしては優しいですね。敵には容赦ないが、ちゃんと仕事をする部下を褒めて陰湿な嫌がらせをしないのがいいです。

同感です。人間味がありますよね。

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