「宇宙刑事ギャバン」の魅力を語り尽くす 第44話 後編

よろしく勇気宇宙刑事ギャバン 8 【DVD】 価格：3,024円（税込、送料別）

　最後です！

　首領ドンホラーと対峙するギャバン。
　ドンホラーは右手を伸ばして、ギャバンの体に巻きつけ、宙吊りにして苦しめる。

　
　ギャバンの襟のところが引っ張られてるような気がするが、気のせいだ。

　
　ギャバン、腕を切り落とし、「レーザーＺビーム」を撃ってから、ジャンプして相手の懐に入り、胸にレーザーブレードを突き立てる。

　しかしこうして見ると、魔空城と一体化したドンホラーの筋肉質の体は圧倒的な迫力だ。今だったら、ドンホラーが立ち上がって城と分離して、巨人となって戦う姿もＣＧで描けるのだが。

　
　そしてレーザーブレードで、首を刎ね飛ばす。

　呆気ない最期と思いきや、これは斬られたと言うよりドンホラー自らが首を分離したと見るべきだろう。
　サブタイトルにあるように、「ドンホラーの首」が宙を飛び、ギャバンに襲い掛かる。

　
　多少苦戦するが、最後はレーザーブレードで脳天をえぐって、勝負あり。

　
　ギャバン「トドメだ！」

　
　ギャバン「ギャバンダイナミック！！」

　数々の敵を葬ってきたギャバンダイナミックが、最後の敵・ドンホラーをも打ち砕く。

　
　ドンホラーの死と共に、魔空城も炎に包まれて墜ちていく。

　大迫力だが、これはミニチュアに実際に火をつけて撮影しているそうな。

　魔空城の中で、パニックを起こすダブルマンやホラーガールの姿。無論、全員お陀仏。合掌。

　
　ナレ「こうしてドンホラーと共に、マクーは滅びたのである」

　最後のポーズを取るギャバン。今まで何十回となく言ってきたが、それでも言おう。
　めちゃくちゃカッコイイ！

　再び富士山の麓へやってくるギャバン。ミミーとマリーンが笑顔で出迎えてくれる。

　
　更にコム長官と一緒に、42話でギャバンが助けた伊賀電（渡洋史）の姿もあった。

　コム長官「紹介しよう。今度地球地区を担当することになった、シャリバンだ！」
　伊賀電のアップと共に、再び「シャリバン」のＯＰが流れ出す。

　ギャバン「君は」
　シャリバン「シャリバンです。いつぞやはどうも」
　礼儀正しくお辞儀する。

　シャリバンは42話で重傷を負い、バード星へ治療の為に移送されていたのだ。

　
　ギャバン「そうかぁ、君が宇宙刑事に」
　シャリバン「感謝しています。危ないところを助けていただきまして」
　ギャバン「いやぁ、でも良かったぁ。仲間がひとり増えたんだもんな」
　シャリバン「頑張ります！」
　ギャバン「ああ、……しかし、長官、地球地区担当刑事は俺ですよ」

　コム長官（笑顔で）「君はクビだ」

　じゃなくて、

　コム長官「君は銀河パトロール隊の隊長に昇進した」
　ギャバン「銀河パトロール隊？」
　コム長官「地球のみならず、太陽系全域を見てもらうことになったんだ」
　ギャバン「ええっ？」
　マリーン「おめでとう、ギャバン」
　ミミー「良かったわね」
　ギャバン「あ、ああ……」
　突然のことで、戸惑い気味のギャバン。

　シャリバン「これからもお世話になりますよ、隊長！」
　ギャバン「隊長？」
　ミミー「あなたのことよギャバン」
　ギャバン「ああ、俺だ。よろしくシャリバン！」
　シャリバン「はい！」

　
　がっちり握手を交わす二人。

　コム長官「見ろよ、あの美しい富士を」
　コム長官の言葉に、みんな富士山の方を向く。ほんとに綺麗だ。

　
　ナレ「宇宙刑事ギャバンと宇宙犯罪組織マクーの熾烈な戦いはようやくギャバンの勝利に終わった。しかし、マクーが滅びても、またいかなる悪の組織がこの美しい地球を狙わないとは限らない。これからも頼むぞ、銀河パトロール隊隊長ギャバン、そして宇宙刑事シャリバン！」

　と言う訳で、終わりです。いやぁ、長かったけど、楽しかった。

　ちなみに次の「シャリバン」にも、引き続き、ギャバン、コム長官、小次郎、ミミー、マリーン、月子が登場する。

　
　なお、ＤＶＤ8には、カラオケの映像が特典として収録されている。

　2番まで収録で、1番は通常ＯＰ、2番は第1話のダイジェストシーンとなっている。

　「宇宙刑事ギャバン」の紹介は今回で終わりだが、近い将来、「宇宙刑事シャリバン」の紹介も始めたいと思っている。乞うご期待！