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「俺たちは天使だ!」 第6話 後編


 第6話「運が良ければ痛み分け」(1979年5月20日)
 の続きです。

 カマロで、江ノ島から東京へ戻る麻生たち。
 麻生は、吉本が死んでいないと光子に教えてやる。

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 光子「ほんと? ほんとにあの人生きてるんですか?」
 麻生「君が死んだと聞いたのは別人だ」
 光子「良かった……」
 麻生「大瀧剛造の屋敷で一体何があったのか、話してくれますね」
 光子「はい」

 光子によれば、丸の内商事の重役が大瀧の屋敷に段ボール一杯の札束を運び込む現場を目撃したため、監禁されていたのだという。麻生は、その金が疑獄事件の揉み消し料だと推測する。

 その重役が、経理担当の田中と言う男だと分かったものの、先手を打たれて、その田中は飛び降り自殺に見せ掛けて始末される。

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 大瀧に、秘書・横井が報告に来る。
 横井「どうやら警察も諦めたようです。後は探偵どもに奪われた光子の件ですが」
 大瀧「ほっとけ、今更何を喋ったところで、所詮タワゴトだ」
 横井「しかしあの麻生と言う男、先生には異様な敵意を抱いておりますので、もうしばらく目を離さないほうが良いかと」

 大瀧を演じるのは重鎮・宇佐美淳さんで、横井を演じるのはスナフキンの声の西本裕行さん。
 宇佐美さん、この翌年に69歳で急逝されているのだ。西本さんは今もご健在。

 江ノ島に先回りされたこといい、田中の自殺といい、敵の動きの手回しの良さに、ダーツやナビは内部に裏切り者がいるのではないかと疑う。

 麻生も、マンションの下に怪しい車が停まっているのを見て、事務所に盗聴器が仕掛けられているのではないかと気付き、それを見付け出す。
 そして、今度はそれを逆用して、大瀧たちを罠に嵌めることを思いつく。

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 具体的には、シナリオを用意して、わざとそれを盗聴させると言うもの。
 それぞれシナリオを手に、ラジオドラマでも収録しているような感じで話す。テレビ局でADのバイトもしているジュンが、ディレクターを務める。

 田中の自殺のことを話した後、
 光子「証拠ならあります。写真です」
 麻生「あなたが、現場を写真に撮っていたんですか?」
 光子「はい、健二さんから隠し撮りの方法を教えてもらって……」
 健二と言うのは、吉本の名前。

 無論、そんな写真は存在しないのだが、車の中で聞いていた大瀧の部下は、真に受けて大瀧に慌てて報告しに来る。ちなみにその部下を演じるのは、阿藤海さん。

 ちょうどそこへ麻生から電話。麻生は強気の態度で、証拠写真を「アタッシェケース一杯の札束」で買ってくれないかと提案する。応じなければ、マスコミに流すと脅して電話を切る。

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 結局、大瀧は取引に応じ、港へやってくる。
 麻生「しばらくでしたね、先生……もう忘れました? 6年前、あなたに手錠を打った……」
 横井「無駄口を叩いてる暇はない。フィルムは持ってきたのか」
 麻生「交換は同時にやりましょう。先生の出番です。直接手渡したいんですよ」

 麻生は、大瀧自身にその役をさせようとする。

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 麻生の狙いは、その瞬間を別のところにいるナビさんに撮影させて、本当の証拠写真をゲットすることだった。だが、あいにく、コンテナが運ばれてきて、ナビさんの視界を塞いでしまう。

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 麻生は、フィルムとケースを交換するが、阿藤海がすぐに銃を突きつける。
 阿藤「動くな」
 麻生「君じゃ迫力が足らん」

 麻生はあくまで強気で、フィルムが本物かどうか確かめさせる。
 無論、フィルムには何も映っていない。

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 麻生「甘かったな大瀧、こんなはした金で大事なフィルムが売れると思ってんのか?」
 大瀧「貴様、どこまでワシを愚弄すれば!」

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 阿藤海が麻生を撃とうとするが、麻生はウルトラマンのようなポーズを取って、一撃で倒す。

 そこへ、ダーツの電話を受けたパトカーのサイレンの音が近付いてくる。
 大瀧たちは、慌てて現場から立ち去る。

 こういう場合、大抵、桂や南雲にアタッシェケースを没収されるのがオチなのだが、今回は無事に持ち帰ることが出来た。結局最後は金目当てだったのかと言う気もするが……。

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 事務所に帰った麻生を、仲間が興奮の面持ちで出迎える。
 麻生「ご期待に応えて」
 ドンと、ケースを机の上に落とす。

 ナビ&ダーツ「猫にゃんにゃんにゃん、犬わんわんわん、子豚が出てきてブーブーブー」
 麻生がケースを開けると、中には札束がぎっしり。

 途端に、照明もピンク色に変わる。
 ジュン「少なく見積もっても3500万あるぜ!」

 しかし、正確な額を調べようと札束を手にしたジュンが悲鳴を上げる。
 「がーん! 外だけ一万円札で、中は新聞紙だーっ!」

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 今度は一転、真っ青になる部屋。
 ユーコ「そんなーっ」
 麻生「やられた! あーん」
 ダーツ&ナビ&ジュン「びりーばぶー!」

 さすがの彼らもがっくりしてその場に崩れ落ちる。

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 横井「フィルムの話はやっぱりハッタリでした。マスコミ関係を当たってみたんですが、そんな話は何処にも……まあ今回は痛み分けってことですか」
 大瀧「そんなところだな。しかしあの麻生と言う男、いずれは……」

 ……決着を付ける筈だったのだが、この後、大瀧は再び登場することはなかった。

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 すっかり元気になった吉本と光子の睦まじい様子。麻生から贈られた花束を見ている。

 祭りの後の虚脱したような空気が漂う麻生事務所。
 せわしなく電卓を叩いていたジュンが今回の事件の収支結果を発表する。
 ジュン「黒字だ!」
 ダーツ「いくら?」
 ジュン「495円……ひとり頭99円の配当」

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 三人、へろへろになって部屋を出て行く。
 麻生「おい、そんなに気を落とさないで……ほら、みんなー、俺たちは……」

 普段なら、麻生の言葉にダーツたちが跳んで戻ってきて、「天使だ!」と声を揃えるのだが、今回は相当がっくり来ているのか、無視。

 悄然と窓際の椅子に座った麻生。
 と、「猫にゃんにゃんにゃん……」と、ダーツたちの歌声が聞こえる。

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 窓を見ると、三人が外から窓に張り付いていた。

 麻生「ああー、ナビ、ジュン、ダーツ」
 いとおしそうに、窓越しに三人の顔を撫でる麻生。そして、
 麻生「せーの、俺たちは」
 全員「天使だーっ!」
 で、締め。

 その後の沖雅也の笑いは、演技と言うより素で笑っているように見える。

 しかし、長々と綴ってきたが、麻生の過去が明らかになる意外、これと言って捻りもなく、平凡なエピソードであった。


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コメント

>≧大瀧を演じるのは重鎮・宇佐美淳さんで、横井を演じるのはスナフキンの声の西本裕行さん。宇佐美さんは、この翌年に69歳で急逝されているのだが、西本さんは今もご健在。

>宇佐美淳さんと言うと、「黄金仮面2 桜の国の美女」で白銀ビルのオーナーを演じた方ですね。自分としては円谷プロの「ミラーマン」で主人公・鏡京太郎の親代わり的存在の学者の人と言うイメージが強いですが。

それにしても、大瀧の「しかしあの麻生と言う男、いずれは……」と言う台詞を読むと、最終回近くで大瀧が再登場し、麻生と決着をつけるストーリーがあっても良かったんじゃない?と思いました。

Re[1]:「俺たちは天使だ!」 第6話 後編(07/26)  

マシンX2000 さん
>>宇佐美淳さんと言うと、「黄金仮面2 桜の国の美女」で白銀ビルのオーナーを演じた方ですね。自分としては円谷プロの「ミラーマン」で主人公・鏡京太郎の親代わり的存在の学者の人と言うイメージが強いですが。

「キョーダイン」とか、特撮作品にもたくさん出てらっしゃいますね。「ミラーマン」もいつか紹介したいと思ってますが。

>それにしても、大瀧の「しかしあの麻生と言う男、いずれは……」と言う台詞を読むと、最終回近くで大瀧が再登場し、麻生と決着をつけるストーリーがあっても良かったんじゃない?と思いました。

自分もてっきりまた出てくるんだと思ってました。まあ、スケジュールの都合とか、色々あるんでしょうね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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