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「俺たちは天使だ!」 第4話 後編

俺たちは天使だ! VOL.2(DVD)

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 続きです。

 仕事から帰る途中、はるみは紅興業のチンピラたちに取り囲まれる。
 そして、彼らに脅されて、警察へ電話をかけさせられる。
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 はるみ「(川上)吉次さんのナイフ、あたしがアパートに預ってるんです……今まで隠していて申し訳ありませんでした!」
 半べそかきながら、言われたとおりのことを話すはるみ。可愛い……(変態かワシは)
 電話を受けた金沢たちはすぐにアパートへ向かうが、一足早くやってきたナビが、そこに用意してあったナイフを持ち逃げしまう。

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 ナビは、科警研の館野のところへ行き、
 ナビ「木曜スペシャルって番組があるでしょ。あれでね、警察の裏方にスポットを当てようってことになりましてね……なるほど、ルミノール反応ってのはそうゆう風にやるんですかぁ」
 適当なことを言って、ナイフに血痕がついているのを調べて貰う。

 ナビ「じゃ、本番には出演してください。あんたハンサムだもんね。もしかしたらスカウトされるかもしれないよ~しかし……大きいねえ、国際スターだよ」
 191の中康次さんを見上げてのたまうナビ。

 おだてられた館野、ナビが出て行ったあと、思わず鏡に自分の顔を写すのだった。

 ナビは急いでその発見を公衆電話から麻生に知らせようとしたが、その最中、紅興業のチンピラたちに襲われ、ナイフを取り返されてしまう。
 逃げ帰ってきたナビから話を聞いた麻生と藤波は、
 藤波「女の子のアパートにナイフがあったってのは、調子が良過ぎるな」
 麻生「ナイフの柄が半分欠けていたってのが気になりますね」
 ナイフは本物の凶器だが、柄の部分に真犯人である東条のイニシャルか名前があったのだろうと推理する。

 そこへ、金沢とゴリラがどかどかと入り込んでくる。彼らははるみのアパートからナビが出て行くのを見ていたのだ。二人は令状をたてに、麻生と藤波の両事務所を家宅捜索して、ナイフを探す。

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 ある筈のないナイフだったが、藤波の事務所にいつの間にか置いてあったのが発見される。
 ゴリラ「やっぱり隠してやがったな!」
 久美子「やがったとはなんですか、やがったとは。そんなもんあたし知りませんよ!」
 藤波「出た以上、仕方ないな……」
 藤波は証拠隠滅容疑で連行され、取調べを受ける。

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 その後、麻生や久美子たちが藤波に会いに来る。
 久美子「先生の好きなインスタントラーメン、差し入れますから……お気を落とさないで……」
 藤波「ありがとう、ありがとう」
 藤波は泣き出した久美子を優しく抱き締めてやる。

 麻生と桂は、仲良く足漕ぎボートに乗って、事件について話す。

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 桂「かなりまずいぞ、藤波さんの立場は」
 麻生「藤さんがナイフを隠していた訳じゃない」
 桂「弁護士が不利な証拠を隠していたと取られても仕方のない状況だ」
 麻生「桂、藤さんを罠にかけなきゃならないほど、紅興業は焦ってるってことなんだ……お前が藤さんに俺の名前を出したと聞いて、俺はこの件に乗ったんだ。場合によっちゃあ、警察の尖兵となってだなぁ……」
 桂「ついでにひと儲けってのが本音じゃないのか?」
 麻生「可愛くないわねえ~そりゃ運が良ければの話!」

 だが、桂から、紅興業のライバル潮会の会長が最近出所して、その出所祝いが明日行われることを聞かされた麻生は、態度をコロッと変え、「優しい人ねえ~」とその肩に腕を回して、桂に胸を小突かれる。
 麻生「あたたたた……」

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 事務所に戻った麻生は、紅興業が東条を使って潮会会長を暗殺しようとしていると、自分の推理を披露する。
 だからこそ、紅興業は身代わりまで立てて、東条の傷害事件を揉み消そうとしたのだ。
 ダーツ「やばいやろ、そんなの首つっこんだら」
 麻生「藤さんを助けるにはそれしかない」
 ダーツ「そんなのヤクザ同士勝手に殺し合いさせときゃいいじゃないかよ!」
 ナビ「俺はやる。兄の為だ」
 すっかり、藤波の義弟、つまりユーコの亭主気取りのナビさん。

 麻生は他の二人を乗り気にさせるため、潮会会長の命を救えば、3000万の謝礼が貰えると大風呂敷を広げる。ただし、今回は麻生は欲得抜きで藤波を助けたいと思っているので、あくまでこれはダーツとジュンを加わらせる為の疑似餌に過ぎない。

 さて、翌日、麻生、ナビ、ダーツ、久美子は出所祝いの行われるレストランへ行く。ジュンは東条の車をつけていたが、途中でまかれてしまう。

 で、ナビと久美子は従業員に変装して会長の周辺で護衛に当たり、麻生とダーツは東条がどこから会長を狙撃するか、その場所を探し回る。

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 テレビ局から拝借した警官の衣装をまとい、おどけた感じで走り回るダーツ。やがて、ジュンも合流する。

 予定通り出所祝いが始まるが、潮会も警戒してすべてのカーテンを閉めていた。
 と、突然室内に煙が入ってきて、警報ベルが鳴る。紅興業の仕掛けた罠だったが、会長達は泡を喰って、テラスの非常階段で逃げようとする。

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 反対側のビルの屋上からそこを狙っている東条だったが、ぎりぎりで麻生がその姿を発見する。
 で、背中に背負っていた特大のブーメランを構え、思いっきり投げる。

 ブーメランが見事命中し、狙撃は失敗。
 他のメンバーも集まって、東条は遂に確保される。
 そのまま、身柄を潮会に持って行って謝礼にありつこうとするが、いつものパターンで、レストラン周辺を張っていた金沢とゴリラに東条を横取りされてしまう。失望のあまり、今度は麻生を追い掛け回す三人だった。

 今回も、ほぼタダ働きで終わるかと思われたが……、

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 ラスト、警察から解放された藤波、川上が麻生事務所で話している。川上の婚約者・はるみも一緒だ。
 藤波「身代わり自首は初犯のことだし、執行猶予がつく。安心して、私に任せなさい」
 はるみ「本当に何から何までお世話になって……あたしたち、田舎に帰って結婚します!」
 麻生「トレビアン!」
 藤波「そうか、それはおめでとう」
 はるみ「これ、先生と皆さんに……」
 はるみは、バックから小さな紙袋を取り出して藤波に渡す。中から、川上からプレゼントされたと言う例のダイヤが出てくる。無論、麻生たちはそれを偽物だと思っているので、驚きもしない。

 はるみ「あたしたち、他に何もないんです。恥ずかしいんですけど」
 藤波「ありがとう」

 二人が出て行った後、
 ユーコ「あーあー、これが本物だったら200万はするのになぁ……」
 ナビ「いいじゃねえの、二人の一生懸命の感謝の気持ちが表れてるよ、なぁ」
 ユーコ「本物だったら、ガラスに傷が付くんだけどなぁ」
 諦めきれないユーコ、目の前のグラスをダイヤで擦ってみる。

 麻生「よし! 決めてみよう」

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 麻生の掛け声で、「せーのー、俺たちは天使だ!」と、いつもの台詞とポーズを後ろ向きで決める4人。

 だが、直後、ユーコの「付いた!」と言う声に一斉に振り向く。確かに、グラスに鋭利な傷が付いていた。

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 麻生「じゃ、これは!」
 一同「本物ぉ!」

 と言う、意外なオチになるのだった。
 つまり、麻生たちは思いがけず200万相当のダイヤをゲットしたわけだ。

 で、このダイヤ、はるみは藤波と麻生たちへ、と言っていたから、藤波と麻生で山分けするのが筋だが、今回は麻生たちが藤波の為に命の危険を顧みず奮闘したことを思い合わせると、藤波の性格からしても、そっくり麻生たちに譲ったのではないだろうか。少なくとも、半分以上は、麻生たちの手元に渡ったに違いない。

 どっちしても、今回、麻生事務所は100万円以上の利益を出したことになって、めでたしめでたし。
 しかし、このエピソード自体は、特に面白味のないストーリーであった。麻生、藤波、桂たちの男臭い友情がしっかり描かれているのが救いだ。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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