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探偵・神津恭介の殺人推理9「こだま号遠隔マジック!?」中編


 続きでやんす。

 滋子の葬儀にて、妹の佳子は百合子に自分の代わりに父親である松平実彦のところへ行くよう指示する。実彦は現在、入院加療中なのだ。
 そこへ、神津と研三も焼香に訪れる。神津はピシッと礼服だが、研三が普段のデニムジャケットなのは、さすがにどうかと思う。

 ミドリと一発やってすっきりしたのか、喪主の水谷が落ち着いた様子で席に戻ってくる。
 水谷は、神津に、自分が先に犯人を捕まえてやると断言する。

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 佳子の名代として、実彦を見舞う百合子。佐藤は彼の主治医でもあった。
 実彦はまだ二、三度しか会ったことのない百合子を実の娘以上に気に入っている様子だった。

 神津は、楽屋で拾った糸クズを調べ、それが屋上で見付かった水谷のボタンについていたもので、真犯人が水谷を罪に陥れる為、ボタンを切り取って屋上に落としていたのだろうと推理する。

 その後、新宿で別のアマチュアマジック大会が催される。水谷たちが参加すると言うことで、神津と研三も見物に行く。

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 このドラマの登場人物は、一時も恋人や愛人がいないとおさまらない奴が多く、佳子、今度は演出家の布施といちゃついていた。布施を演じるのは「バイオマン」の太田直人。

 佳子「あなたも私のいいなりになるのね。小さい頃から私はずっとおさがりばかりだったの。一番良いものは全部お姉様に取られてしまうの。ピアノもテニスもお姉様にはかなわなかったわ……キスはどう? もうお姉様はいないのよ……私の他に誰があなたのお芝居のスポンサーになってくれるの?」

 布施は、死んだ滋子と愛人関係にあったのだ。

 さて、マジックコンクールが開かれ、水谷は再び舞台に立つ。
 今回は、水を入れた巨大なミルク缶の中から、水着美女が脱出すると言うマジックであった。
 今回もパートナーは佳子が務める。

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 佳子のビキニ姿を見て、目を細める水谷。男の方は、だいたい皆さんこういう顔をされますね、ええ。

 ただ、カネボウのキャンペーンガールだったこともある栗原景子さんが折角ビキニを披露していると言うのに、カメラがその肢体をほとんど映してくれないのはかなり不満だ。

 それはさておき、佳子はミルク缶に入り、両手に手錠をかけられ、缶の中に潜る。さらに、蓋をしてそれにも錠を掛ける。

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 で、水谷が反対側に置いてある檻をピストルで撃つと、その中から佳子が出てくると言う段取りだったのだが、何故か、檻は空っぽ。

 怪訝な顔をする水谷、やがて血相を変えてミルク缶の蓋の鍵を外す。
 果たして、佳子はミルク缶の中で冷たくなっていた。

 松下警部以下、警察がやってきて捜査が始まる。

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 マジックの仕掛けそのものには不備がないことを証明しようと、水谷はその場でもう一度マジックを行う。
 ミドリが代役を務め、ちゃんと水も入れ、鍵も掛け、本番と全く同じ方法である。
 ただ、そうすると現場をいじることになるし、直前に人が亡くなったミルク缶によく平気で入れるものだと、この展開は、やや疑問だ。

 せめて、ミルク缶の蓋はしないで行うべきだろう。
 それはともかく、水谷はマジックのネタばらしをしつつ、説明する。
 ミルク缶の底は、スイッチひとつで簡単に抜けて水が奈落へ流れるようになっていた。で、ミルク缶の底から奈落へ降り、隣にある檻の下から舞台へ戻ると言う、単純なトリックであった。

 今度は何の問題もなくマジックは成功する。
 だが神津は、佳子は溺死ではなく、青酸化合物による毒殺だと指摘する。
 その言葉どおり、その後の警察の調べで、ミルク缶の中から微量の青酸化合物が発見される。

 ……よく、ミドリが死ななかったな。
 ま、最初に佳子が死んだ時に、ほとんど流れ出ていたのだろうが。

 マジックに使われたミルク缶は、中山が自分の倉庫からひとりで会場に運んだものだった。途中、手を触れたのは他に水谷と布施だけで、警察は二人を取り調べる。当然、二人とも関与を否定する。

 水谷は、将来、莫大な資産を相続する金の卵のような佳子を殺す訳がないと開き直る。

 神津は、中山の店を訪れ、ミルク缶の置いてあった倉庫を見せてもらう。

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 その際、奥さんのまゆみが、意味ありげな目付きで神津を見るのだが、実際は何の意味もないのだった。
 紛らわしい顔すんな!
 ま、こうでもしないと、松井紀美江さんの見せ場がゼロだからねえ。

 正直、このまゆみと言うキャラ自体、不要なんだけどね。

 地下の倉庫には、マジックで使われたのと全く同じミルク缶が置いてあった。

 さて、医師の佐藤が電話で神津に、松平実彦が何か頼みたいことがあると伝える。神津が病院へ行くと、実彦は佐藤に口添えされつつ、事件の解決と、そして、百合子の身元調査を依頼される。実彦は気立ての良い百合子をすっかり気に入ったとかで、養女にして亡くなった二人の娘の代わりに相続人にしたいと意向を漏らす。
 神津はそのどちらも快く引き受ける。

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 神津と研三は、新幹線こだまで、百合子の実家のある静岡へ向かう。
 と、偶然、ビュッフェで佐藤医師と出会う。

 佐藤は、京都で学会があると言う。
 彼らが話していると、神津に電話がかかっていると車内アナウンスがある。
 電話は信子からで、今度は、水谷社長が殺されたと言う。

 神津は急遽、次の熱海で降りて東京へ引き返すことにして、百合子の調査は研三に託す。

 事件現場は、水谷の自宅で、死因は佳子と同じく毒物によるものだった。
 当時、水谷邸にいた百合子によれば、水谷は愛人のミドリと激しく口論していたと言う。

 百合子が会社へ戻った後、ミドリの悲鳴を聞きつけたお手伝いが駆けつけると、水谷が血を吐いて倒れていた。その場には、ミドリしかいなかった……。

 警察は当然、ミドリを容疑者と考える。
 神津はミドリに会い、事件前後の状況を聞く。

 ミドリの話によれば……、

 二人はあれから結局仲直りしていちゃついていたが、そこへ電話がかかってきた。
 電話は佐藤医師からで、何かフーディーニ(有名な奇術師)に間して知りたいことがあるようだった。そんな際だったが、水谷は親切に自分の書棚から文献を取り出して、佐藤の質問に答える。

 しかし、ほどなく、急に水谷は苦しみ出してその場に倒れてしまったと言う。

 警察の調べで、死因はアコニチンによる毒死で、右手の人差し指にちょっとした傷があったと分かる。
 松下は、無罪だと主張するミドリを無理矢理連行して行く。

 だが、この殺人トリックはちょっと分かりやすいなぁ。
 それ以前に、タイトルでもう「遠隔マジック」って、ネタばらしされてる気もする……。

 つづく。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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