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探偵・神津恭介の殺人推理7「呪縛の家」後編


 ↑だから高えよバカヤロウ

 つづきです。あと少しだけど。

 その夜、警察が厳重な警戒を敷く卜部家。だが、またもやダイナマイト真弓が現れ、家の前を車で走りながらダイナマイトを投げて爆発させる。

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 この人が出てくると、なんか調子が狂うのだ。

 卜部家の人たちは用心してそんな騒ぎにも外へ出なかったが、今度は一人でフラワー教室の準備をしていた烈子が、炎に囲まれて殺される。今度も周囲には誰もおらず、しかも烈子は火に包まれながら動こうとしなかった、一種の密室殺人であった。無論、これも予言に見立てた殺人である。

 居合わせた菊川が布団を被せて火を消すが、抱き起こすとまた短刀が刺さっていた。

 警察とは別に、恭介は着々と科学的データを積み重ね、推理を進めていた。
 筆跡から、脅迫状を出したのはやはり木下昌子だと判明する。
 恭介は、土地っ子の菊川医師から、昌子の死んだ母親も「祐光会」の被害者で、その土地をほとんど卜部に買い叩かれたと聞き出す。昌子には卜部を呪う確かな動機があったのだ。また、菊川に地域住民の血液型を教えてくれるよう頼む。

 恭介はその後、初めて舜作に会い、財産の相続権を持つ人間について尋ねる。
 恭介「もうひとり娘さんがいらっしゃるんじゃありませんか、腹違いの……木下昌子、あの子はあなたの娘ですね?」
 舜作「何の証拠でそんなことを」
 恭介「状況証拠と血液型です」
 舜作「血液型? どうしてそんなことが……」
 舜作はハッとして後ろにいた菊川医師を振り返る。
 舜作「お前、お前が何か見せたのか」
 菊川「捜査には協力すべきだと思いまして」

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 舜作「余計なことしてこのバカが、誰のお陰で医者になった?」
 激昂した舜作は菊川を殴るのだが、この時、宮崎達也さんのお尻がプリッと言う感じに動くのに御注目ください。
 舜作は、木下昌子が自分の娘だと認める。警察は財産目当ての昌子が犯人ではないかと指名手配をするが、昌子はいつの間にか雲隠れしていた。
 その昌子、祈り堂の奥の洞窟に身を潜めていたが、共犯者らしき人物に絞殺されてしまう。死体を発見した研三は、これも予言どおりではないかと言うが、恭介は「あくまでこれは番外だ」と主張する。

 昌子の絞殺に舜作のループタイが使われていたことから、彼は容疑者として尋問される。
 その間、データを揃えた神津恭介が二つの密室殺人の謎を実地に解いてみせる。

 それぞれ機械的なトリックなのだが、特に最初の澄子殺しは現実世界でも実行できそうな巧妙さである。ただ、本格ミステリーだと、逆にあまり魅力がないんだよね。やっぱり、「本陣殺人事件」や「斜め屋敷の犯罪」みたいな非現実的なトリックの方が、密室殺人には似合う気がする。
 それと、機械的トリックに早業トリックも加味されているが、これはいかにも無理だよなぁ。

 PDVD_013.jpg
 恭介は真犯人を指摘し、その動機も解明するのだが、まだ事件は終わっていなかった。犯人は、別室で取り調べられていた舜作を手紙で裏の竹林に呼び出し、リモコンでテープレコーダーのスイッチを入れ、舜作をある場所まで誘導し、仕掛けておいたトラップで首吊りにしようとする。

 これもまあ、どう考えても無理だけどね。
 しかし、舜作は絶命寸前で警察に助けられ、一命は取り留める。犯人は毒物自殺を遂げる。
 この場面で、恭介が女性とキスをすると言う珍しいシーンが見られる。

 PDVD_014.jpg
 舜作は死ななかったが、廃人同然になってしまう。
 残された土岐子は、やっぱり気が変わって財産を独り占め……するわけねえだろ。

 財産を処分し、継続的に被害者に弁償していくプランをマスコミに発表し、自身の念願を果たすのだった。

 途中、コメディみたいになるのが残念だが、シリーズ中ではまともな作品である。神津恭介の推理も、しっかりと科学的データを用いて丁寧に説明しているので満足できる。ぽすれんなどでレンタル可能です。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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