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俺が正義だ「巨獣特捜ジャスピオン」セレクション 第8話


 第8話「草原に輝く笑顔 ロットとサチが駆ける」(1985年5月24日)
 珍しく単身、夜の繁華街を歩いているジャスピオン。
 やがて、人気のない劇場のようなところへ入って行くと、客席の最前列に座っていた男が手を挙げる。ジャスピオンはその男の前に立つ。
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 ブーメラン「よおっ」
 言わずと知れたブーメラン(渡洋史)、いつものようにほんのりお化粧している。
 ジャス「俺に何の用だ」
 ブ「ま、座れよ」
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 ブ「マッドギャランの軍団から逃げた男と女がいる。命を狙われてるんだ」
 驚いてブーメランの顔を見返すジャスピオンだが、ブーメランがこんな目付きで振り向くものだから、思わず目を反らしてしまう。
 ジャス(ひょっとして、こいつ俺に気があるのでは?)
 などと考えてしまうジャスピオンであったが、嘘である。ワシは腐女子か?

 ジャス「自分ひとりでやればいいじゃないか」
 ブ「今度ばかりは俺の手に余るんでね」
 ジャス「ふぅーん」
 ブ「疑ってるのか? 俺がマッドギャランの回し者じゃないかって」
 ジャスピオンは相手のことを全面的に信じた訳ではないが、ブーメランに協力することにする。
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 で、次のシーンでは何故かディスコで歌っているジャスピオン……と言うか、黒崎輝。
 「くどきたいのにくどけない~♪」と言うしょうもない歌を熱唱する。ブーメランはその後ろでドラムを叩いている。別に遊んでいるわけではなく、その店でブーメランの言う二人、ロットとサチが働いているので、そのガードをしているのだ。
 この時期、JACは所属俳優をアイドル路線で売ろうとしている形跡が見られる。正気を取り戻せ。

 そこへ早速、マッドギャランと手下たちが乱入してくる。
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 剣で切られてのけぞるサチ。ドアで指を挟んだわけではない。
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 こういう場所では、マッドギャランの黒いバトルスーツがとても映える。
 ジャスピオンがメタルテックスーツをまとってマッドギャランと戦っているうちに、ブーメランは二人を連れて逃げる。
 三人は劇場の控え室に身を隠し、ジャスピオンもすぐに合流する。
 ロット「どうもありがとうございました」
 ジャス「何処から来た?」
 ロット「スカイ星からです」
 ジャス「オリオン座だな。何故マッドギャランの軍団に?」
 ロット「甘い誘惑に乗ってしまったんです」
 なんかこの台詞、おかしい。自分で「甘い誘惑」なんて言う奴いないよな。

 ロットは、スカイ星にやってきたマッドギャランに高価な宝石で誘われ、2年間の年季奉公に出たのだ。
 ジャス「地球では何をさせられていたんだ?」
 ロット「主にスパイ活動、それに……将校に成り済まして防衛軍に潜入し、新兵器の設計図を奪ったり……」
 サチ「私は大商社の秘書課に配属されました。大商社にいると、世界の動きがたちどころに分かるんです」
 二人がスパイ活動をしている様子が映し出される。

 やがて二人はマッドギャランが怖くなって、逃げ出したと言う。
 彼らが話していると、マッドギャランの手下が早くも嗅ぎ付けてくる。ここでもジャスピオンが敵を防ぐ間、ブーメランが二人を廃ビルの奥まったところへ連れて行き、身を潜める。

 だが、翌朝、その隠れ場所もマッドギャランたちに見付かってしまう。ブーメランは二人を守って戦いながら逃走を試みる。手下には勝てるブーメランだが、マッドギャランには歯が立たない。やられそうになるが、そこへジャスピオンが駆けつける。

 しかし、混戦の中、ロットが敵の手に落ちてしまう。

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 母艦ダイレオンで、アンリに傷の手当てを受けているブーメラン。
 アンリ「よし、これでだいじょぶだ」
 ブ「ありがとう、アンリさん」
 アンリ「うふっ、君が初めてだよ、おいらのこと『さん』付けで呼んだの」
 ブ「『おいら』はいけないなぁ、ふっ、美しいお嬢さんが」
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 アンリ「聞いたかジャスピオン? 美しいお嬢さんだってよ! 話せるねえキミぃ」
 お世辞を言われて舞い上がり、思わずブーメランの傷を叩いてしまうアンリ。
 ブ「あっ、痛い!」
 アンリ「ご、ごめん」

 ジャス「聞かせてもらおうか。何故それほどまでにサタンゴースを憎む? どうしてロットとサチを助けようとした?」
 ジャスピオンが改めて質問する。
 ブ「俺の兄貴はマッドギャランの軍団にいたんだ。兄貴はインターポールだったんだ。そうとも知らず、マッドギャランは兄貴に誘いを掛けてきた。そこで兄貴は奴らの正体を突き止めようとわざと軍団に潜り込んだんだ……」
 サチ「あたしとロットに脱走を勧めたのも、お兄さんなんです」
 ジャス「それでブーメランに助けを求めたのか?」
 サチ(頷いて)「弟は頼りになるからって……それなのに!」
 ジャス「それなのに?」
 サチ「ぜんっぜん頼りにならないの!」

 ブーメランの兄は正体がばれて、マッドギャランに殺されてしまったと言う。
 ジャスピオンはロットを助けに向かおうとするが、
 ブ「ロットを助け出したら、スカイ星へ送り届けて欲しいんだ。サチさんとふたり」
 アンリ「それくらいお安い御用だよ、な、ジャスピオン?」
 だが、ジャスピオンは今は地球を離れられないと難色を示す。

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 その頃、マッドギャランは裏切り者ロットに「死の制裁」を加える儀式を行っていた。
 ただし、それは、
 マッド「これからロットと巨獣の細胞が合体する。ロットは巨獣の一部となるのだ」
 と言う、巨獣オニデビラーとロットの体を融合させると言う死よりもおぞましい制裁だった。

 ロットは一瞬、巨獣の体に取り込まれるが、ぎりぎりのタイミングでジャスピオンが現れ、阻止する。
 後は、いつものように巨獣をダイレオンで倒して終了。

 ロットとサチは、ジャスピオンが暇になってスカイ星まで連れて行ってくれるまで、ブーメランの世話した人里離れた牧場で働きながら待つことになる。
 二人はこの後も準レギュラーとしてしばしば登場することになる。

 


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コメント

「シャイダー」→「ジャスピオン」

本放送時「主役はJAC(黒崎さん)に戻ったし、アクションも特撮もテンコ盛りでイイな」
(だんだん失望に変わった)

現在「身の回りに忍び寄る恐ろしさを描いてた「シャイダー」に比べるとなんか幼稚に思える」

魔神とか銀河聖書とか黄金の鳥とかスケールはデカいけど心に響かなくなってきました。
「素材」の良さに「調理」が追いついていないもどかしさを感じるんですよね。

逆にマッドギャランはますます好きになってます。

Re[1]:俺が正義だ「巨獣特捜ジャスピオン」セレクション 第8話(04/17)  

影の王子様
>現在「身の回りに忍び寄る恐ろしさを描いてた「シャイダー」に比べるとなんか幼稚に思える」

オンエア時は、どっちも低評価でしたが、今はえらい差がついて見えます。

>魔神とか銀河聖書とか黄金の鳥とかスケールはデカいけど心に響かなくなってきました。

そうそう、あれは萎えました。……と言っても、オンエアの時はほとんど見てなかったと思いますが。

ロットはスクールウォーズのキャプテン

ロット役の佐藤弘さんは尾本の次のキャプテン玉川役の人ですね。
ジャスピオンをネット配信で見たときに佐藤さんの名前を検索したらスクールウォーズにあたって分かりました。

Re: ロットはスクールウォーズのキャプテン

> ロット役の佐藤弘さんは尾本の次のキャプテン玉川役の人ですね。

そうですね。画像は貼ってないのか……

No title

>「くどきたいのにくどけない~♪」と言うしょうもない歌を熱唱する。

この曲は黒崎さんがジャスピオンの放送中に出た月曜ドラマランド版仮面の忍者赤影のテーマ曲ですね。この赤影もまたJACの迷走を象徴する番組です。

Re: No title

ご教示ありがとうございます。

そんなドラマがあったとは知りませんでした。見たいなぁ。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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