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「仮面ライダースーパー1」を再評価 46・47話


 第46話「悪魔元帥怒る!変身せよ鬼火!王女!!」(1981年9月12日)
 長らく続けてきたこの企画も残すところあと3話。
 今まで、ずーっと大学のサークルのように和気藹々と悪事を楽しんできた四人の大幹部たちだが、この3話でバタバタと斃れていく。悪の組織のさだめではあるが、憎めないキャラクターばっかりだっただけに、かなり切ないのである。

 さて、冒頭、ハルミとミチルは路上に捨てられていた可愛いフランス人形を見つけ、不憫に思って拾って帰る。

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 一方、最終回も間近いと言うのに例によってテーブルを囲んで談笑しているゆるゆるの大幹部たち。
 ただし、妖怪王女の姿はなく、三人だけ。

 そこへ珍しくファンファーレ抜きで、しかも2階から苛立った様子で降りてくる悪魔元帥。慌てて三人は立ち上がり、おべんちゃらを並べる。
 幽霊博士「これはこれはご機嫌麗しゅうございますなぁ」
 悪魔元帥「黙れ黙れ! ワシがどれほど怒っておるのか、お前たちには分からんのか!」
 元帥は剣を抜いて、青白い光線を彼らに浴びせる。元帥の怒りに初めて触れ、もがき苦しむ幹部たち。
 
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 魔女参謀「うわーおたすけー」
 割といい年(32才)こいて、ハイレグが眩しい魔女参謀こと藤堂陽子さん。

 悪魔元帥「このうつけものどもめが、いつまで経ってもたった一人のスーパー1ごときを倒せぬとはどういうことだ?」
 魔女参謀「そ、それは元帥閣下、スーパー1が主役ですので……」(註・言ってません)

 魔女参謀は既に、妖怪王女がフランス人形に化けて敵の懐に入り込んでいると釈明する。
 鬼火司令も、本来の姿になって妖怪王女と協力してスーパー1を倒すと豪語して、出撃する。

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 鬼火司令は、仮面ライダーと同じような腰のベルトのボタンを押し、その正体である超A級怪人オニビビンバに変身する。さらに、そのまま馬に乗ってしまう。
 馬(なんじゃこいつは……)

 オニビビンバ、配下の暗殺部隊「夜光虫」を率いて、森の中で拳法の訓練をしていた一也を襲撃する。一也はスーパー1に変身して応戦するが、さすがは大幹部と言うことで、かなり苦戦を強いられる。何とか引き分けに持ち込むが、両目を焼かれて目が見えなくなる。

 久しぶりに秘密のメンテナンス基地へ入った一也、コンピューターの診断では修理に三日かかるという。その後、妖怪王女が化けたフランス人形が、谷モータショップのバイクやジュニアライダー隊の自転車を超能力で操り、混乱を巻き起こす。

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 ハルミたちはフランス人形をうす気味悪がっていたが、シゲルと言う少年はいきなりラジカセ(ソニー製)のスイッチを入れ、狂ったように尻を振って踊り出す。

 と、そのラジオから「メアリーと言う女の子が落としたフランス人形を探しているので、心当たりの人は連絡を」と聞こえる。よく分からないが、DJの声は中尾隆聖っぽい。

 ハルミたちは翌日、そのメアリーの家へ人形を届けに行く。まだ目の見えない一也が顔を見せ、その話を聞くと「フランス人形はジン・ドグマと関係がある」と言う。……しかし、劇中では、一也が何故それを知ったのか、説明が抜け落ちている。

 ハルミたちはメアリーの家に行き、鬼火司令の化けた執事に人形を渡す。家の中でメアリーを待っていたが、フランス人形がそのまま人間になったような怪人サタンドールを見て驚き、逃亡を図るが、戦闘員に捕まってしまう。

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 彼らの前にサタンドールと執事が現れ、
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 それぞれ妖怪王女、鬼火司令に変身する。
 ハルミたちを捕まえんだからさっさと殺せばいいのに、例によって一也と一緒に処刑するとか言って、手を出さないのである。

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 ハルミ「一也さんがお前たちに負けるもんですか」
 妖怪王女「私と鬼火司令が組めば、一也ごときに負けはせぬ」
 と、巨乳を揺らしてハルミに近づき、二度三度とビンタする。何度も管理人の心を癒してきた妖怪王女(吉沢由起)、最後の胸の谷間である。敬礼!

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 で、いろいろあって、最後は海辺でサタンドール、オニビビンバと戦うスーパー1。
 依然として目が見えず、劣勢になる。

 サタンドールは、女優にドレスを着せてキバを生やしただけの、怪人史上、最も金のかかっていないデザインである。その超能力でスーパー1を人形のように操り、苦しめる。

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 横から見た図。スーパー1は後ろのサタンドールの動きにあわせねばならないので大変だ。スタッフの「はい、そこで腕上げてー」と言う声が聞こえてきそうだ。

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 そのまま行けば、スーパー1も倒されていたかもしれないが、ここでお家芸の仲間割れを起こすのがいかにも彼ららしい。
 オニビビンバ「どけこの、いつも邪魔ばかりしおって」
 サタンドール「邪魔しないで」
 サタンドールを演じているのは吉沢さんだが、声は沼波輝枝さんに変わってしまう。
 スーパー1、やっと視力が回復し、二人まとめて「スーパーライダー水平線キック」で倒す。

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 サタンドール、妖怪王女の姿に戻りつつ、「悪魔元帥、この恨みを晴らして~」と叫んで爆発する。最後の台詞も沼波さんの声なのが残念だ。

 鬼火司令は「無念」と一言だけ。

 スーパー1はそのまま走り去るが、

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 その背中を憎しみを込めて見据える幽霊博士が登場。
 幽霊博士「鬼火司令よ、妖怪王女よ、あんたらの無念はこの幽霊博士が晴らしてくれる」
 と、大事なサークル仲間の死にいつになくシリアスな表情を見せる。

 第47話「黄金の雨!幽霊博士最後のワナ!!」(1981年9月19日)
 続く47話では、そのまま幽霊博士がゴールドゴーストと言う怪人の姿になって、走行中のスーパー1の前に現れる。
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 「俺は闇の王国、ジン・ドグマより遣われしゴールドゴーストなり」

 で、ゴールドゴーストが東京に金粉をばらまき、欲に目の眩んだ人間たちを操って一也を(文字通り)市中引き回しにしたり、富士山に再建された宇宙開発局のロケット「ジュピタースーパー1」のパイロットに一也が選ばれたり、ハルミとチョロが一也がスーパー1であることを知ったり、悪魔元帥が「ジュピタースーパー1」を横取りする計画を立てたり、最終回に向けてどんどん話が進んでいくのだが、特に面白くないので割愛。

 一也は、ゴールドゴーストに操られた人間たちに監禁されていたが、谷たちがラーメン屋に扮してやってきて、人間たちの注意を惹く。

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 と、監視役の戦闘員も、
 「ラーメンってなんだ?」
 「人間の食い物じゃないのか」
 「人間どもがどんなものを食うのか、ひとつ見てみよう」
 「うん」
 てな感じで、持ち場を離れてしまい、その隙に一也は救出され、ゴールドゴーストは倒される。あらあら。

 幽霊博士の最後の台詞は、「スーパー1め、ジン・ドグマは永遠に不滅だ。悪魔元帥、万歳。幽霊博士は死なず、ただ消え去るのみ」と言う、真面目なのかふざけてるのか良く分からないものだった。

 そして宇宙開発局に異変が起こったと聞かされたスーパー1が、休む間もなく富士山へ向かうところで最終回へ続くのであった。

 いよいよ次で終わりです。


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コメント

配信で観直しましたが、サタンドールの声も吉沢さんにして欲しかった。
彼女以外全員怪人態の声を演じているのでなおさら・・・

しかし、3話で次々と4大幹部を撃破するスーパー1は「ひたすら強い」印象が残ります。
BLACKの場合、ビシュムは手を下してないし、バラオムはクジラ怪人のおかけで逆転
ダロムとはタッグマッチだったし
RXもゲドリアンとマリバロンは手を下していませんでした。

Re[1]:「仮面ライダースーパー1」を再評価 46・47話(04/25)  

影の王子様
>配信で観直しましたが、サタンドールの声も吉沢さんにして欲しかった。

自分も見ててがっかりしました。

>しかし、3話で次々と4大幹部を撃破するスーパー1は「ひたすら強い」印象が残ります。
>BLACKの場合、ビシュムは手を下してないし、バラオムはクジラ怪人のおかけで逆転
>ダロムとはタッグマッチだったし
>RXもゲドリアンとマリバロンは手を下していませんでした。

まぁ、ジンドグマの皆さんは基本的に大学のサークル活動みたいなおっとりした感じでしたからね。マジの奴には勝てないのは当然かも。

スーパー1って整い過ぎ  

スーパー1って、チェックマシンなるメカで身体を診たり修理したりしますが
これって沖一也が自力で作ったのかな?
1話で国際宇宙開発研究所が壊滅して、ヘンリー博士が死んでるからなぁ・・・
しかし、これなら体調不良も医療費の心配もないから、僕もスーパー1になりたいです。

Re:スーパー1って整い過ぎ(04/25)  

影の王子様
>これって沖一也が自力で作ったのかな?

そう言うユニットが研究所で作られていたと見るのが普通でしょうね。

Re:「仮面ライダースーパー1」を再評価 46・47話(04/25)  

鬼火司令も妖怪王女も幽霊博士もここで終りですか?どうも残念でしたね😅特に幽霊博士は冴えない最後でしたね😓せめて“ジン・ドグマに栄光あれ❗”ぐらいは言って欲しかったのですがね

お仲間が次々と

最終回近くになると恒例行事の如く悪の組織のお仲間がまた1人また1人と去っていく(所謂殉職)は辛いものがありますね😅

Re: お仲間が次々と

切ないですよね。

No title

ジンドグマがいよいよ総攻撃に向けての最終章突入と同時に、怪人に変身です。第46話の妖怪王女が変身したサタンドールは普通の人間の女性のままですね。次回の第47話の幽霊博士が変身したゴールドゴーストの右眼のみ見えないね。スーパー1の愛車であるブルーバージョンは最終回まで登場したかったけれど、その後、どうなってるの?

Re: No title

妖怪王女はイイですよねー。

No title

いよいよ、ジンドグマ全幹部が総攻撃及びスーパー1との最後の戦いに向けて、かつてのショッカーやデストロン等の幹部と同じく怪人に変身する3話続けての最終章に突入です。最終章全ての脚本は前作「スカイライダー」の最終章と同じくメインライター江連卓が伊上勝の後任として担当です。

Re: No title

スーパー1は目下、リテイク版の下書きを書き溜めているところです。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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