第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」 久しぶりのV3のお時間です。
深夜、とある核家族の家。どこからか変な物音がする。不審に思った夫が見に行くが、

戻ってきたら
岡八郎になっていたのでぶったまげる妻。(註・元からです)
それは相手そっくりに化ける特殊能力を持ったカメラモスキートと言う怪人であった。

ドクトル・ゲーに報告する怪人。
「ドクトル・ゲー、実験は成功だ。見ているかー?」
ゲー(なんでワシ、怪人にタメ口利かれてるんだ?) と、大幹部としての権威が揺らぎそうになるゲーであった。
もっとも、後の場面では怪人は普通に敬語を使っている。多分、戦闘員たちから「まずいっスよタメ口は~」とか注意されたのだろう。
前回、大首領が勝手に復活させた過去の大幹部四人が勝手に死んだ責任を背負わされて、ゲーもそろそろ首が危なくなってきた。
そんな折、インターポール所属のデストロンハンターなる捜査官たちがデストロンの機密情報を盗み出すことに成功する。そのひとり、佐久間健(川島健)は、これ以降、短い間だが準レギュラーとして活躍する。
マイクロフィルム(懐かしい)を巡る戦いが繰り広げられるが、

その最中、V3の背後に純子さんたちが囚われている姿が見える。通算10回目の人質と言いたいところだが、これが実は怪人の作り出した虚像であった。
結局、機密情報はV3に奪われ、ゲーの面目丸つぶれ。
「今一度チャンスを!」と、大首領に嘆願するが、
シカトされる。おまけにナレーターに「大首領にも無視され……」とわざわざ明言される始末。
第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」 志郎の掴んだ機密情報は、デストロンの日本における怪人製造工場の所在地を示す、結構重要なものだった。健たちデストロンハンターは装備を整えて工場を破壊しに行く。
仲間に装備を渡す健。
健「ガス弾に、時限装置だ。プラスチック爆弾に、拳銃だ」
(ベタベタなギャグを考え付いたが自粛しておく) 志郎は珍しく「そう言うことに関しては素人だからあなたたちに任せる」と同行を辞退する。
結果、健以外の隊員は殺されるが、破壊工作そのものは成功する。
失敗続きのゲー、遂に自ら怪人になってV3と決着を付けることになる。

おやっさんや純子たちは、スポーツショップに来た怪人や戦闘員に捕まる。
考えたら、デストロン、店の場所が分かっているのだから、志郎がいない時ならいつでも好きな時に彼らを人質に出来るわけだ。
とにかく、これで通算10回目の人質になる純子さん。ただ、向こう側で縛られているのであまり良く見えないのが残念だ。
ゲーは志郎の変身ポーズを何度も邪魔して善戦するが、結局変身されてあっさり倒される。
第31話「呪いの大幹部 キバ男爵出現!!」 前回のラスト、大首領の(どう考えてもその場の思い付きで)言った「デストロン第二攻勢」は、新たな大幹部キバ男爵とその一族の出現を意味していた。
とりあえずドクノイノシシに小淵沢の集落を襲わせ、占領する。
SOSを聞いて現地に急行したV3、土砂を積まれて生き埋めになる。

しかし「V3パワー」によって爆発と共に地上へ出る。
この、戦闘員の一人や二人死んでも構わねえだろ的な爆破シーン、過激である。人がゴミのようだ。
第32話「鬼火沼の怪 ライダー隊全滅!?」 鬼火沼にキャンプにやって来た少年ライダー隊一行。ペンションのオーナーはおやっさんと旧知の間柄だったが、事前にオニビセイウチと言う怪人が成り済ましていたのだった。

偶然、その正体を見てしまった純子さん、ちょっと面白い顔になりながら確保される。
厳密に言えば、これも人質経験としてカウントしても良いのだが、拉致される途中で助けられているので含めないことにする。

怪人に運ばれている純子さん。怪人の右手が、お尻の間に突き刺さっているようにも見える……。
第33話「V3危うし!帰ってきた1号.2号!!」 そのタイトル通り、1号2号ライダーが復活するエピソード。それまでにも映画や22話で、ライダーの姿やイメージ映像、声の出演としては復活していたのだが、藤岡弘、佐々木剛がそれぞれ生身で参加するのは2話以来の筈である。
怪人ユキオオカミによって志郎は凍結状態にされ、身動きが取れなくなる。

純子さんたちも捕まり、アジトへ連れて行かれる。通産11回目。
そして殺人光化学スモッグによって処刑されそうになる。志郎も動けず、かなりのピンチだったが、

そこへ1号ライダーこと本郷猛が颯爽と登場する。
キバ男爵「お、俺より濃い顔があったのか……」 さらに2号ライダーこと一文字隼人も現れ、志郎を助ける。
なお、1号は映画と同様「オーストラリア」から来たらしいが、2号は何故か「アメリカ」から戻ってきたらしい。
三人ライダーによる大人気ない攻撃で、ユキオオカミは倒される。
第34話「危機一髪!キバ男爵対三人ライダー!!」 引き続き1号と2号が客演するエピソード。

少年ライダー隊員にヘルメットを渡す本郷猛。
純子さん、このカットではいつもとちょっと違う顔に見える。若干髪型が違うからかな?
今回の怪人、100万年の眠りから覚めたスミロドーンは、普段は女性の姿をしている。

そして巨大なキバを模したイカしたバイクにまたがり、志郎と一騎打ちを演じる。
何度見ても凄いデザインである。
彼女も結構頑張ったけど、三人ライダーによる大人気ない攻撃で倒される。
第35話「キバ男爵最後の変身」 早くも自分ひとりになったキバ一族のキバ男爵は、吸血マンモスと言う怪人になって、日本を代表する三人の要人を誘拐し、その脳手術を行い、彼らの意のままに操ろうとする。
ダブルライダーの登場する33~34話では、健は姿を見せないが、35話から再び志郎と一緒に戦うようになる。
考えたら健、30話や35話ではV3を助けてかなり活躍してるんだよね。
キバ男爵、陽動作戦などを使って三人のうち二人を捕まえ、今まさに手術を行おうとしていたのだが、大首領が「三人揃ってからにしよう」と余計な注文を付けた為、結局全部おじゃんになって、男爵も倒される。どう考えても大首領のせいなのだが、反省の色は見えなかった。
第36話「空の魔人ツバサ軍団」 続いて今度はツバサ大僧正率いるツバサ一族が来日する。

少年ライダー本部にて、珍しく「なあ、いいだろう?」「いやん」と言うような感じでいちゃついている志郎と純子さん。全編通しても、こういうシーンは稀である。

後半、純子さんとシゲルは怪人の後をつけるが、逆に捕まってしまう。通算12回目。
つづく(の?)。