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「スカイライダー」を心ゆくまで楽しむ奴 間奏曲2



 最終盤のエピソードに入る前に、間奏曲2として、喫茶店「ブランカ」の女子従業員の適正人数に関する考察をしてみたい。間奏曲1はこちら

 あ、自分にしか興味のない話なので、無理して読まなくていいですよ。

 さて、本作の主人公達のホームグラウンドは、2~13話までは「志度ハングライダークラブ」と言う経営実態のない会社組織であり、女の子も多少の変動はあるが、ほぼミドリ、ミチ、ユミの三人で固定されている。

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 客がひとりも来ないハングライダークラブ。これで給料貰うの?(4話)

 志度会長が谷源次郎に交代すると同時に、洋たちの活動拠点は大原町にある喫茶店「ブランカ」に移り、以後、最終回まで変わらずメインの舞台として使われる。

 14~54話と言う長いスパンであるため、ブランカの女子従業員の構成は時期によって大きく異なり、それに応じて全体を4期に分けることができる。

 第1期……14話以前(洋たちが合流するまで)
 第2期……14話~17話(ミドリたち初期メンバー3人)
 第3期……18話~32話(第2のライダーガール、ナオコとアキの2人)
 第4期……33話~54話(初期メンバーのユミが復帰し、3人に増える)

 厳密には、15話を最後にミチが何の説明なくいなくなっているので、第2期はさらに14~15話と16~17話に分けられるのだが、あまりに煩雑なので、ここでは同じものとして考える。

 まず第1期、と言うか、前時代と言うべきかもしれない、14話以前について。要するに、洋たちレギュラーが、新たにブランカにやって来るまでの経営状態についてである。

 洋が志度会長の指示で、ブランカを訪れたとき、既に店は以前から商売をしていたらしい。そこにはしかし、厨房担当の沼さんひとりが待っていて、マスターの谷は「富士急ハイランド」に(ネオ・ショッカーの動きを探るため)出掛けていた。

 元々、谷は妻子をネオ・ショッカーに殺されたことから、復讐を誓い、洋と同様、ネオ・ショッカーと密かに戦っていたらしい。この時も、店をほったらかして外出していることから、喫茶店経営はあくまで身過ぎ世過ぎと、カモフラージュのための仮の仕事だと考えられる。もっとも、ネオ・ショッカーが滅んだ暁には、一介のマスターとして暮らしていくつもりだったのだろうから、仕事は仕事として真面目に働いていたこともいくつかのエピソードで確認できる。

 しかし、洋が最初に店に来たとき、店員は沼さんだけで、ウェイトレスらしき女の子の姿は皆無であった。普段は谷とふたりでやっていたのだろうが、さすがに沼さんひとりでは客の対応から厨房までこなすのは難しいのではないか。一方で、15話を境にミドリたち三人が一度に雇われていることから、画面に出てこない先任のウェイトレスがいたとは考えにくい。

 第2期はたったの4話分なのだが、15話でミチがいなくなっているのは、3人ものウェイトレスに支払う給料に耐え切れず、谷がミチに辞めて貰ったと推測するのはあまりに索漠としている。ミチは個人的な事情で、ネオ・ショッカーとの戦いから離脱したと見るのが妥当だろう。

 第3期をずっと2人のウェイトレスで間に合わせていたことからも、第2期の残り、16話以降、ミドリとユミだけが勤めているのは自然であったが、17話で二人とも怪我をして、加療入院することとなる。

 第3期の冒頭では、早速空いた穴を埋めようと、谷がウェイトレス募集の貼り紙を出している。ただ、それには定員は「1名」と明記されている。大抵、客のいないブランカとしては、行きがかり上、ミドリとユミの2人を雇うのは許容できるが、基本的に業務上必要なのは1人だけだと言うことが窺える。

 ただし、募集に応じてきたナオコとアキが友達同士で、「給料は1人分でいい」と言う条件まで提示されたため、谷も折れて2人とも採用することとなる。結局、給料の取り決めはどうなったのか、作中では触れられていないが、2人は4期のユミと違い、ちょくちょく仕事をサボったり、遊びに出たりすることが多く、それを谷が大目に見ていることから、実際に、規定の半分の給料しか払われていないのではないか。つまり、給料を実際の半分しか貰っていないのだから、勤務もそれに応じた程度でいいだろうという考えである。

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 唯一、三人揃って仕事をサボったケース。ただし、ネオ・ショッカーと戦うためである(37話)

 第4期になって、何故かユミだけが復帰する。ミドリはどうなったのか、全く言及されていない。恐らく、ユミより怪我がひどく、引き続き入院していたのだろう。仮にミドリが退院して復帰しようとしたとしても、さすがに4人のウェイトレスは過剰であり、誰かがクビを言い渡されていたことだろう。

 第4期では、ごく稀に店が客でいっぱいになること(45話)もあったが、概して暇で、オセロ(36話)や将棋(46話)をして遊んでいる姿がしばしば見られる。一方、前述したように、ナオコとアキの仕事に対する情熱はますます冷え、ユミひとりを残して店を空けるケースが多く見られるようになる。谷も、彼らがいなくてもユミさえいれば良いと言うような台詞を吐くこともあり(34話)、珍しく3人ともサボった時(37話)は、真っ先にユミの自宅に電話をしていることからも、ウェイトレスとしてはユミを一番頼りにしていた節がある。

 ところで、47話では女の子たちが「休みがない」と不平を漏らしていたことから、客は少なくてもシフトはなかなかタイトだったことが分かる。谷としては、2人分の給金で3人のウェイトレスを雇っていることになるので、経営者としては満足すべき状態だったのではないか?

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 たった一日の休みで大喜びする従業員(47話)

 しかし、沼さんを含めて3人分の給料を払い、かつ、自身の食い扶持を稼ぐには、ブランカの集客ぶりはいかにも心細い。それでいて、経営が苦しいなどと言う素振りは一切見せていないのだから、谷は以前はもっと割りの良い事業をしており、それによって稼ぎ貯めた資金があったのではないだろうか。

 唯一人、一切仕事をしようとしない洋も生活に困窮している様子は見えなかったが、谷が後援者として洋の生活費も賄っていたと考えるのは突飛だろうか? 終盤で急に持ち出された洋の父親が高名な科学者だったと言う設定を信じれば、洋には両親の遺産が結構あって、働かなくてもネオ・ショッカーとの戦いに専念できる程度には余裕があったと言うことになるかもしれない。どっちにしても、正義のヒーローとしてはいささか情けないが。

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 唯一、洋が仕事らしいことをしているシーン(11話)

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 満員のブランカにやってきた洋、手伝えとも言われず、「もう洋さん邪魔邪魔」と追い出される(45話)

 さて、以上をまとめると、ブランカの適切なウェイトレス数は2人と言うことになるのではないか。谷が店にいれば、1人でも足りるだろうが、ネオ・ショッカーとの戦いで店を留守にすることの多い谷にすれば、2人いたほうが心強いだろう。そう言う意味ではやはり、働き者のユミと、給料半額のナオコとアキの3人が在籍していた第4期が、経営者・谷としては最も好都合な布陣だったかもしれない。

 ま、あくまでナオコとアキが1人分の給料で働いていると仮定しての話なのだが。


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コメント

確かに資金がなければ活動する事もままならないと思いますね😅何処かで別に事業をしていてその資金を元手に活動していると考えた方が納得ですね

Re[1]:「スカイライダー」を心ゆくまで楽しむ奴 間奏曲2(03/07)  

ふて猫様
>確かに資金がなければ活動する事もままならないと思いますね😅何処かで別に事業をしていてその資金を元手に活動していると考えた方が納得ですね

完全自己満足記事にコメントありがとうございます。

割と好きなんです、こういうネタ。

活動期間

谷さんと沼さんだけではブランカの仕事もままならないと思いますがね😅ユミちゃん達3人が入って何とかなったと言うべきでしょうか?

Re: 活動期間

まあ、逆に多過ぎだと思いますが。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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