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探偵・神津恭介の殺人推理6「私は殺される」 前編


 近藤正臣の神津恭介シリーズ第6弾「私は殺される」のお時間です。

 1987年9月26日放送。

 このシリーズのDVD、今では入手するのがとても困難だが、ぽすれんなどでは普通に借りられます。

 東西テレビ30周年記念のテレビドラマ「黄昏の海」の記者発表の場面からスタート。ドラマに出演するため、アメリカのスター俳優マイケル・フォレストが来日、たくさんの報道陣が集まっていた。

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 その中には、神津以下、レギュラー三人の姿もあった。松下研三はその取材だが、神津はちょっとした知り合いの漆田香子(結城しのぶ)に会いたくて来たらしい。彼女はプロデューサー漆田(仲谷昇)の妻で、元女優である。ここへはマイケルの通訳として参加している。

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 控え室にいた主演女優の司ひとみに、葬式用の花束が届けられる。

 送り主は漆田の甥で、カメラマンの水上(辻萬長)であった。彼はかつてひとみと恋仲だったらしい。

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 その後、普通に制作発表会となる。
 だが、報道陣の中に、どっからどう見ても怪しい男が混じっていた(大和田獏のことじゃありません)。

 そして会見中、突然主演の司ひとみが胸を押さえて呻き声を発す。会場から何者かに銃を撃たれ、殺されてしまったのだ。あらあら。

 カバンから銃を仕込んだ特殊なカメラが出てきたことから、研三は兄でもある警視庁の警部・松下に逮捕されてしまう。
 警察に取り調べられる研三だったが、神津は事件直後にあの怪しい男が急いで会場を出て行ったのを目撃していた。男がひとみを撃ち、騒ぎに紛れて研三のカバンにカメラを入れて行ったのだろうということになり、研三は釈放される。

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 ひとみの代役をどうするかについて話し合う、漆田や橋爪監督たち。

 しかし、香子さん、いくらなんでも髪の量が多過ぎませんか? 気になってしょうがない。

 表面的には仲の良い漆田夫妻だが、実際はかなり険悪な様子。夜、寝室へやってきた夫を、香子は追い返してしまう。どうやら、漆田はひとみと愛人関係にあったらしい。

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 無罪放免となった研三、原宿で、神津の妹・信子とお茶を飲む。

 今回も、信子を演じるのは森口瑤子(灘陽子名義)である。

 研三「なんでも僕がブタ箱に入れられてる間、随分と心配してくれたそうで」
 信子「ええっ? してないわよ」
 研三「あれ、ご飯も喉を通らなかったって聞いたけどん」
 信子「やあねえ、兄さんねえ、面白がってすぐ話を作るんだから」

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 和気藹々の二人、だが、歩道橋を歩いている時、原宿駅前の広場で踊っていたパフォーマーたちの中に、あの怪しい外国人がいることに信子が気付く。

 研三は慌てて追いかけるが、逃げられてしまう。
 神津は、その男はプロの殺し屋で、誰かに雇われてひとみを殺したのではないかと推理する。

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 神津と研三は、漆田邸のディナーに招待される。

 そこで、ひとみの代役として橘沙織と言う女優を紹介される。演じるのは可愛かずみ。
 和やかな雰囲気で食事となるが、話はどうしても事件の方へ向いてしまう。

 退屈した沙織は、研三を誘って踊り始める。やがて、香子も神津に声をかけて踊りに加わるが、そのままベランダに出て、最近、妙な脅迫状を受け取っていると神津に相談する。手紙には「お前の命はあと十日」などと書かれてあった。

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 お開きになって、神津と研三は車で帰宅するが、何故か沙織もついてくる。
 後部座席から体を乗り出して、二人の会話に聞き入ってるところとか、めちゃ可愛いのだ。

 研三「どうも水上がにおうんですよねえ。三ヶ月前に香港に行ってるんですよ。凶器のカメラを手に入れるのだってそう難しい話じゃない」
 沙織「へえ、これがプロの推理って言うの?」
 神津「しかし水上に殺し屋を雇うだけの金があったかね」
 沙織「怪しいのは他にもいるわよ。橋爪監督と香子さん、あの二人絶対デキてる!」
 はしゃいだ声で口を挟む佐織。

 研三「でも、だからってどうして司ひとみを?」
 沙織「あ、それは……先生、どうしてかしらねえ」
 神津「さあ、そこまではまだ……」
 沙織「そうよねえ、あたしってプッツンよね!」

 この「プッツン」、「セーラー服反逆同盟」でもしばしば出てくるフレーズである。当時、相当流行ってたんだろうなぁ。

 一方、漆田邸では、沙織の言ったように香子と橋爪が抱き合っていた。元々彼らは恋人同士だったようだ。その様子を密かに見詰める漆田はしかし、怒るよりコーフンしていた。なにやら変態の予感がする。

 その後、例の殺し屋、リチャード・パウエルが自分のアパートで他殺死体となって発見される。司ひとみの兄が容疑者として逮捕されるが、無論これはただの当て馬に過ぎない。

 神津は独自に部屋を調べ、漆田の写真を発見する。そのことから、パウエルは元々、ひとみではなく隣にいた漆田を殺すよう依頼されていたのではないかと言うことになる。つまり、ひとみは狙いが外れて殺されただけで、犯人の狙いは漆田だったのではないか。

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 ドラマの方は、順調に撮影が進む。

 ……ほんとに30周年記念作品なのか、これが?

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 漆田が自分の車に乗ろうとすると、既に沙織が乗り込んでいた。

 漆田は沙織にも手を出しているようで、自宅の居間で、香子の前でわざとらしくいちゃついてみせる。

 沙織「あの、演技のお勉強ですよ、ねえ先生」
 漆田「香子、何処行ってたんだ?」
 香子「……」
 沙織「野暮ねえ、先生も。橋爪監督とデートでしょー」
 実際、香子は直前までラブホテルで監督と愛し合っていたので、何も言えない。黙って自室へ下がる。

 漆田「喋り過ぎだな」
 沙織「だって、先生だって知ってるんでしょお? あっ分かった。先生、変態なんでしょう。あたしの目の前で奥さんを苛めて、それであとでゆっくりと楽しもうってんじゃないのー」
 沙織はどうやら酔っ払っているらしい。急に醒めた顔になった漆田に追い出されるように帰される。

 それにしても、可愛かずみさん、可愛いだけじゃなく芝居も達者だ。早過ぎる死が惜しまれる……。

 ところで、実は沙織が口にしていることは全て事実を射抜いていて、彼女の台詞だけ追っていけば、真相はおのずと明らかになるのだ。

 沙織がいなくなった後、夫婦は決定的な破綻を示す。

 そして、脅迫状の指定する夜と言うことで、香子のことを案じていた神津のところへ、香子から「助けて、私殺される!」と言う電話が。神津が駆けつけると、しかし、殺されていたのは漆田だった。香子は漆田に殺されそうになったため、抵抗して逆に彼を殺したのだと、正当防衛を主張する……。

 後編につづく。


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コメント

刺青殺人事件は、まあまあでしたが
2作目からは…( ;´Д`)

ただの2時間ドラマになってました (^^;;

Re[1]:探偵・神津恭介 (03/19)  

美女シリーズや横溝正史シリーズに遠く及ばず、と言ったところでしょうか。

近藤正臣の神津って、嫌いじゃないんですけどね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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