天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ「仮面ライダーストロンガー」32~34話

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仮面ライダーストロンガー VOL.4 【DVD】

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 岬ユリ子がいなくなってから、めっきりレビューする意欲がなくなったが、最後までやり抜きたい。

 第32話「必殺!超電三段キック!!」
 前回、倒される筈のないドクロ少佐がストロンガーに敗れたのを訝しがるシャドウ。まだこの時点では超電子ダイナモによるチャージアップのことをシャドウは知らないのだ。
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 岩石男爵「当たって見りゃすぐ分かるじゃろが。ストロンガーに新しい力があるのかどうか。俺が確かめてくるって!」
 シャドウ「……ま、それが一番だが」
 岩石男爵「ストロンガーの首を持ってくるってことなんよ。分かるかや」
 そう言って、岩石男爵は出撃する。それを見送るシャドウの目は氷のように冷たい。
 シャドウ「ふんっ救いようのない単細胞、柄の悪さだが、まああれはあれなりに使い道はある」

 とりあえず岩石男爵は子供たちを襲い、城茂をおびき出す。だが、茂はまだ手の内は明かせないと、チャージアップしないで戦う。
 その様子を見ていたシャドウ、「俺の思い過ごしか」と、引き揚げる。

 その後、岩石男爵は部下たちと特訓をしていたが、そこへまた新しいキャラ「狼長官」が現れる。
 狼長官「この狼長官は栄光ある狼男の子孫だ。シャドウごとき成り上がりものの命令は受けん」
 狼長官は、単純極まりない(バカとも言うが)岩石男爵に、手を組んで一緒にシャドウを倒し、デルザー軍団を仕切ろうではないかと持ちかける。

 シャドウも、彼らの動きを察して城茂の前に現れ、一時休戦しないかと提案する。城茂は突っぱねるが、シャドウを狙って狼長官が爆弾を投げてくる。その混乱の中、シャドウは立花藤兵衛を連れ去ってしまう。

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 で、今度は狼長官が茂に話を持ち込む。
 狼長官「俺は岩石男爵を焚きつけてシャドウを始末させる計画だ。どうだ力を貸さんか?」
 茂「生憎だな、俺はシャドウに人質を取られてしまった」
 狼長官は、ならばその人質を助け出してやるから、シャドウ抹殺に手を貸せと交換条件を出し、茂もとりあえず応じる。

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 岩石男爵は狼長官に命じられて、立花藤兵衛を基地の外へ連れ出す。
 狼長官と岩石男爵は、茂にシャドウをおびき出すためのエサになるなら、藤兵衛を渡してやると言う。
 しかし、岩石男爵の動きを察知していたシャドウが自らやってくる。
 シャドウ「後ろで糸を引いていたのはお前か」
 狼長官「いや、まあ待て、これも計画なのだ。ストロンガーを倒すためのな」
 シャドウを前にすると、急に卑屈になる狼長官であった。

 茂の前で言い争うデルザー軍団の三人。デルザー軍団も、初登場の時はなんかやってくれそうな予感がしたのだが……。
 最後は、岩石男爵の頭をキックで刈り飛ばして倒し、終了。

 第32話「ストロンガー、満月に死す!?」

 ご先祖である狼男の肖像に祈りを捧げている狼長官。
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 狼長官(声が前回と違う)「我らが父なる狼男様~どうか私に新たな力をお授け下さい」
 と、肖像画が普通に喋るのである。
 狼男「狼長官、良く聞け、満月に子供の命を捧げればお前のプラズマエネルギーは最高に達する。そうすればシャドウはおろか、ストロンガーを倒すであろう」
 ……また子供か。

 狼長官はお告げに従い、偽の歯科医を開設し、集まってきた虫歯の子供たちを攫う。
 茂は子供たちを助けようとアジトへ潜入するが、
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 透明な箱の中に閉じ込められ、ガスを浴びて眠ってしまう。

 ……その無防備なところをさっさと殺せばいいのにと思うが、狼長官は今夜が満月と言うことで儀式の方を優先させようとする。
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 そこへ隊長ブランクと言う新しいキャラが登場。今度はフランケンシュタインの末裔らしい。

 ブランクはマシンガンですぐストロンガーを銃殺しようとするが、狼長官がそれを許さない。狼長官は手を出すなと釘を刺してから子供たちのところへ向かう。結局ブランクは我慢できず、ストロンガーを殺そうとするがストロンガーは単に眠ったふりをしていただけだった。

 ストロンガーはブランクを打ち捨てて、狼長官の祭壇へ急ぐ。
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 最後は狼長官を蹴り殺して子供たちを助け出す。
 満月と言うことで、狼長官は夜中に爆発すると言う、割と珍しい死に方をする。実際に、夜間に撮影していたわけではないだろうが。

 第34話「ヘビ女の吸血地獄!」
 仲間がいちいち足の引っ張り合いをしたり、さては自分に楯突いたり、なかなか上手く行かず悩むシャドウ。
 そこで、「誰か頼りになるものをひとり……」と、トランプ占いで選ぶ(そんなもんで選ぶな)。
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 選ばれたのはヘビ女と言う新キャラであった。

 ヘビ女「イッヒッヒッヒッヒ、あたしをお呼びかいゼネラルシャドウ」
 シャドウ「おおヘビ女か、良く来てくれた。実は是非お前の力を借りたいことがあってな」
 ヘビ女「い~ともさぁ、シャドウ様の為とあらば、どんなことでも、イーッヒッヒッヒッヒッヒッヒ」
 シャドウ「むぅ~はっはっはっはっ」
 二人で高笑いしつつ、ドクログラスをカチンと合わせる。

 シャドウが自ら選んだだけあって、今までのキャラとは違ってシャドウに協力的である。
 しかも、巨乳、いや、爆乳!

 ただ、他のキャラのように男爵とか参謀とか、肩書きがないのがちょっとかわいそう。

 さて、茂、母親が病気だと泣いている幼女を見付け、早速その家へ行く。

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 すると、その母親、こんな顔になっていた。

 茂「じゃ僕はこの辺で……」
 早速引き取ろうとする茂だが、嘘である。

 気がつけば、娘も同様の凄い顔になっていた。彼らはヘビ女に噛まれてこんな顔になってしまったと言う。また、相手が城茂だと知ると、彼の血を吸おうとする。なんでも、茂の血を飲めば治るとヘビ女に言われたらしい。
 そこへ当のヘビ女が現れ、茂と一戦交える。途中、隊長ブランク(まだいたのか)も出て来て、ブランク軍団と戦う茂。母娘の元へ戻り、二人の額の鱗を外すと、あっさり治ってしまう。

 その後、スケッチをしていた子供たち(またか……)と立花藤兵衛がヘビ女に捕まり、アジトへ連れ去られる。茂は彼らを助けに潜入するが、
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 いつの間にか彼らもヘビ人間にされていて、逆に茂に襲い掛かってくる。
 茂は彼らを気絶させて、さっきと同じく、額の鱗を剥がして簡単に元に戻す。

 その後、ヘビ女を退けた後、隊長ブランクと決戦となる。ブランクは怪力でストロンガーを苦しめるが、所詮、チャージアップしたストロンガーの敵ではなかった。
 このブランク隊長、デルザー軍団の様々な敵の中でも一番目立たない、影の薄いキャラであった。合掌。

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 だが、事件解決後、目の前に聳える山を見ながら、
 茂「あれを御覧なさい」
 立花「奇岩山?」
 茂「俺は今に途方もなく恐ろしいことが起きるような不吉な予感がする」
 と、眉間に皺を寄せる茂だった。これは最終回に向けての一応、伏線である。

 一方、アジトのシャドウとヘビ女。
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 シャドウ「実はな近いうちにこの日本で世界中がひっくり返るような事件が始まる」
 ヘビ女「デルザー軍団の手で?」
 シャドウ「無論だ。世界が俺達のものになるのも遠くはないぞ」
 ヘビ女「では、その日の為に……」
 シャドウ「乾杯!」

 再びドクログラスを合わせる仲良しコンビであった。
 出来れば、彼らの夢を実現させてやりたいところだが、次回、マシーン大元帥が現れると、シャドウは世界征服どころかデルザー軍団の指揮権まで失ってしまうのである。合掌。


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