第3話「切り札はアンドロイドX」 3~4話は、ストーリーが連続しているのでまとめて紹介する。
冒頭、デビラーの指示で前回無残に殺された健の兄、健一郎博士そっくりのアンドロイドが製造される。ニセの健一郎を使って、健を惑わそうと言う作戦であろう。
しかし、こういうのは普通、健一郎が死んでからある程度時間を置いて使われるべきプロットだと思うのだが、健一郎を特別出演的な石田信之氏が演じていることから、2話であっさり殺してしまったものの、監督に
「ついでにもう少し出とく?」とか言われて、引き続き石田氏が出演できるようなストーリーが考えられたのではないだろうか……などと、どうでもいいことを考えているのには日本でも俺だけだろう。
さて、敵の出現を探知したSSIメンバーは調査へ赴く。と、東南アジア連邦出品の「アグンガルーダ」と言う分離合体ロボットが現れ、攻撃してくる。健はレッドバロンで戦い、その間に真理たちはロボットを遠隔操作している場所をつきとめる。

単身、敵のアジトへ潜入した真理、鉄面党の戦闘員たちと(ゆったりと)格闘する。ここは牧れいさんの、「あっ」「あふん」「はぁっ」「えいっ」「あっうう」などと言う色っぽい喘ぎ声が堪能できるものの、期待したような事態(註1)は発生しなかった。

そこへ大作たちも駆け付けて乱戦になるが、真理の頭上からネットが振ってきて、真理が捕まってしまう。
大作たちは仕方なく抵抗をやめる。
ここで真理がトホホな感じで「ごめん!」と謝るのが可愛いのじゃい。
だが、今度は熊野警部が助けに来て、真理は救出される。ガルーダを遠隔操作していたのは健一郎の姿をしたアンドロイドXだったが、潔く基地を放棄して退去する。

普段はカメラマンをしている真理は咄嗟に小型カメラでその顔を撮影する。お、ミラーマンだ。

健はガルーダを仕留められず、秘密基地へ戻ってくる。
健「申し訳ない、逃がしてしまって」
大作「それより、見ろよこれ!」
こちらを向いている真理のお尻が可愛いのじゃい。
健は渡された写真を見る。
ボス「本当に紅博士か」
健「自分の兄貴くらい少々ピンボケでも分かりますよぉ」
ボス「これが紅博士なら、お前の兄さんは生きていることになる」
健「なんですって」
真理「さっき映したの。アグンガルーダを遠隔操作していたわ」
ショックを受けた健は、2話の冒頭で、兄が爆死したシーンを思い浮かべる。もっとも、粉々に砕けてしまったので死体は見付かっていないのだが。
そこへデビラーの部下の女がやってきて、健一郎からの手紙を見せる。二人きりで会いたいと言うのだ。健の前に現れたアンドロイドXは、兄・健一郎としか思えなかった。健一郎は「レッドバロンを渡してくれないか」と話し、そうしないと自分の命が危ないと訴える。健は、兄が以前のようにデビラーに操られているのだと考え、必死に説得する。
で、色々あって、健はもう一度レッドバロンでアグンガルーダと戦い、今度は勝利する。

しかし喜びも束の間、休む間もなく次の敵ロボットが近付いてきた。
真理「あっ、見て!」
(貼りたいだけ)

しかも今度は我が日本の出品した「飛龍」と言うロボットだった。そう言えば、レッドバロンは博覧会には出品されてなかったんだよね。
闘志を燃やす健だが、操縦席を見ると、なんと健一郎が座っているではないか。
第4話「必殺! フェニックス戦法」 前回の続きで、飛龍と対峙しているレッドバロン。だが、兄が操縦しているため、健は攻撃できず、一方的にやられてしまう。
一旦退却したレッドバロンだが、戦闘回路が故障してしまい、戦えなくなってしまう。根本的な修理のためには設計図が必要なのだが、その所在を知っているのは健一郎だけだった。
デビラーはレッドバロンが戦えないと知ると、大々的に人間狩りを開始する。奴隷人間に改造してこき使おうと言う魂胆である。

その魔手は熊野警部と一緒にいた大作の弟やその友人達にも伸び、中でもひとりの少年は
M字開脚させられながら拉致されると言う屈辱を味わうのだった。
熊野警部から知らせを受けたSSIメンバーが救出のために出動する。
こういう場合、悪の組織はまったりと子供たちを監禁し、正義の方たちが助けに来るのをじっと待つのが普通なのだが、鉄面党はシャレの通じない組織で、即座に子供たちを手術台に縛り付けて改造手術をおっぱじめるのだった。

先行した健と警部も捕まり、今度は健が改造されそうになる。毎度のことだが、さっさと殺せばいいのにな!
だが、いつの間にかナースコスプレをして潜入していた真理が入ってきて、ややぎごちないウィンクをして健に合図する。同時に、拘束を外して反撃する健。
真理「警部、ここは任せて!」 敵を引き受け、警部と子供たちを逃がす真理。いやーん、頼もしい~

飽きてきたので後は簡単に済ます。その後、ボスの撮影した健一郎の映像を分析して、それがアンドロイドだと判明する。しかし、レッドバロンの設計図がない限りレッドバロンは再び戦えない。

健はひとりレッドバロンの前に立ち、「兄さん、もう一度力を貸してくれ」と祈ると、その祈りが天に通じたのか、月の光が降り注いでレッドバロンに反射し、健のブレスレットに当たる。そしてそこから伸びる光の先に、設計図をしまった隠し金庫があったのだ! レッドバロンは漸く元通りに動けるようになる。
心置きなくレッドバロンで飛龍と戦う健だが、デビラーの仕掛けた罠にはまり、飛龍ともども超高熱の火炎でバーベキューにされてしまう。
あまりの高熱に、飛龍がアンドロイドともども溶解してしまったほどだ。火が消えると、レッドバロン自体は無事だった。だが、見守る仲間たちは高熱で中の健が死んでしまったのだと嘆き悲しむ。
しかし、健はレッドバロンの特殊合金で守られて無事だった。再び歩き出すレッドバロンを見て、歓声を上げる仲間たち。

俯いていた真理も、さっと顔を上げて笑顔になるのだった。
(貼りたいだけ)
つづく。
(註1……パン チラ)