17話「デビルスプレーは死神の武器」 神父に化けた怪人は、デビルスプレーと言う特殊な病原菌の被験者を探していた。

おあつらえむきに、結婚式を挙げたいが金がないので出来なくて悔しいナと言うカップルがいたので親しげに話しかける。
神父「どうじゃな、私のところで式を挙げなすっては? 全て用意はしてあげますよ」
青年「いや、いいです」(キッパリ)
神父「……」
こうしてデビルスプレー作戦は中止される。
……ことはなく、貧カップルは彼の甘言に乗り、山の上の教会で式を挙げることになる。ただし、神父の条件では参列者はひとりだけと言うことなので、だったらそもそも結婚式の費用なんてほとんど掛からないんじゃないかと思う。

ドクトルG「実験台が見付かったようだな」
神父「明日1時に実行します。デ
ブルスプレーで40度の熱が2日続き……」
ここで、指を2本出し、
「……3日目には悶え死ぬでしょう」
普通なら、ここで指を3本に増やすと思うのだが、何故かこの人、
2本のままなのだ。

神父「とくとご覧下さい、あっははははははははっ」
G(いつまでピースしとるんだ)

で、その唯一の招待客と言うのが、我らが純子さんだったと言う偶然。
結婚式へ出るため、めかしこんで入ってきた純子さんをからかうシゲルに対し、ちょっと面白い顔で応じる。

三人はデビルスプレーの実験台にされそうになるが、志郎が駆けつける。それはいいけど、志郎の登場に対して、純子さんがあまりに嬉しさ全開の笑顔なのが気になる。一応、周りは敵だらけなんだから、もう少し控え目な笑みにすべきだろう。
新郎がデビルスプレーを浴び、高熱を発して倒れてしまう。
担ぎ込まれた病院の医者は、志郎の友人でもあった。
医者「これはあの人の血液だが、まあ覗いて見ろよ」
志郎がどれどれと顕微鏡を覗くと……、

志郎「ハッ、これはペストだ」
医者「いや、ミドリムシだ」 志郎「ミドリムシに似た病原菌?」
医者「いや、正真正銘、ただのミドリムシだ」
志郎「なんでそんなもの見せる?」
医者「好きなんだ、ミドリムシが……」
(念の為、2行目以下は嘘です)
ちなみにこの部屋の壁には「日本昆虫学界のポスター」が貼ってある。
その後、スポーツショップに変な男がやってくる。

男「助けてください。デストロンのアジトから逃げてきたんです」
純子「あなた、どうしてデストロンを知ってるのぉ?」 男「デストロンに捕まってたからじゃ!」 と、思わず男が怒鳴りたくなるほど、純子さんの台詞はピントがずれている。
男は中に担ぎ込まれるが、案の定それは別の怪人の化けた姿だった。
色々あって、V3は教会ごと爆破される。
第18話「悪魔の裏切り 危うしV3!」 志郎は死ななかったが、爆破のショックで気を失う。さっさと殺せばいいのに、ドクトルGはわざわざ基地へ運び入れ、高圧電流の流れる鎖で巻きつけて処刑しようとする。

志郎「汗をかいた手で、手(鎖?)を握る。ショートした一瞬に力を加えれば脱出できるかもしれない」
と言う、訳の分からない理屈でなんとか鎖を引き千切る志郎。

さらにGを人質にして、その場から脱する。
確実にV3を殺せるチャンスを逃し、その上自分が人質にされてしまうと言う失態を演じたG。そのせいか大首領も18話までは「V3はまだ始末できんのか」などと言っているが、19話以降、「V3に作戦を気付かれるな」などと、諦めムードの忠告をするようになる。

V3は2体の怪人と戦うが、戦いの途中、何を血迷ったか、一方の怪人が仲間の怪人を「お前はもう役に立たん」とか言って殺そうとするのである。
仲間に殺されそうになった怪人はV3に保護される。これはその怪人がデストロンを裏切ったと思わせ、V3を罠に誘い込むための凝った作戦なのだが、結構有利に戦いを進めていたのに、あえてそんなややこしい作戦を展開するのはどうも解せない。
純子は「一思いに殺してしまえばいいんだわ!」と、顔に似合わず物騒な発言をする。
志郎は罠と知りつつ、怪人を連れてアジトへ向かう。解毒剤を得るためだ。

ここでも、Gは、マサカリでV3を攻撃しようとして壁を壊し、その中から解毒剤が出てきてしまうと言う信じられないヘマをする。
第19話「ハリフグアパッチの魚雷作戦!!」 
エプロンとお腹の隙間が僅かに見える純子さんの貧乳ぶりに萌える。

立花藤兵衛の命令を聞かず、勝手に事件の現場まで来てしまった時のイチゴ柄のプリントシャツ姿も可愛い。
第20話「デストロン四国占領作戦」 20~21話は、劇場版と並行して撮影された2話構成で、ロケ場所が映画とほとんど一緒である。
デストロンの活動を知って、「さんふらわあ」で四国の松山へ向かう志郎たち。志郎は船内で怪しい男を見掛けて追いかけるが、逆に海に突き落とされてしまう。

その後、久しぶりに人質ポイントをゲットする純子さん。通算3回目。しかも、ロープで乳が上下から挟まれていると言う、理想的な状況である。
純子「きっと志郎さんが助けに来るわ」
シゲル「V3だって」
怪人「風見志郎は海へ落ちた。V3が出る筈もない」 だが、直後、笑い声がして、颯爽とV3登場。
怪人「うぬーっ海へ落ちたと見せかけたのかーっ」 この怪人の台詞を吟味したら、志郎=V3と言う結論に達しても不思議ではないのだが、既にそう言う方向へは話は進まないようになっていて、純子もシゲルも全然気にしない。
松山へ上陸し、デストロンから逃げた科学者を保護する志郎たち。

だが、科学者は怪人にウィルスを打たれ、怪人の操り人形になっていた。志郎が出かけた隙に、純子たちは再び捕まる。4回目。
つづく。