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「ウルトラセブン」傑作選 第34話「蒸発都市」

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 第34話「蒸発都市」1968年5月26日放送

 「蒸発都市」と言えば、何と言ってもダンドンダンドン!ですね(説明しません)。

 ナレ「大都会の動脈を作る工事がいつもどこかで行われています。昼も夜も、それは私たちが見慣れている風景……だが、安心してはいけません。侵略者は私たちの心の隙を狙って何を企むか分からないのです」

 夜のオフィス街で、黙々と作業員達が何かの工事を行っている。

 そこを通り掛かったダンとソガの乗るポインター、ダンはその優れた聴力でその工事が特殊な機械によって進められていることを察知し、作業員達に声をかけるが、シカトされる。

 と、一台のバンが急発進して逃げ出す。ダンたちはポインターで追跡するが、ある所まで誘導された後、一瞬で姿を消されてしまう。宇宙人によって誘拐されたのだ。

 急報を受けて、隊長たちが現場へ駆けつけるが、手掛かりはない。

 アマギ「ダンとソガは計画的に消された?」
 キリヤマ「どうやらひと波瀾ありそうだ」ニヤリ

 ひと波瀾って……既に部下が誘拐されてるんですけど。

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 翌朝、何気ない出勤風景を見せるオフィス街だったが、鉄筋のビルが次々と蜃気楼のように消えて行く。

 それを見た通行人が走って角を曲がる際、スタッフの影がかなりはっきりビルのガラスに映っている。

 都市そのものが消えたと言う知らせを受け、隊長とアマギはヘリに乗って上空からその様子を調べる。
 更地になってしまったオフィス街を飛んでいると、大量の泡が地面から吹き出てきた。

 キリヤマ「よし、撃ってみろ!」

 人には慎重に行動しろと言う割に、隊長の命令は雑であった。ま、撃っても何も起きなかったけど。

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 フルハシとアンヌがタケナカ参謀に会うためホテルへ向かっている。

 フルハシ「街もスモッグや排気ガスでくたびれてんだよ。でっかいビルを乗っけて、やれ地下鉄だ下水管だって、年がら年中掘りくじ返されてんだ。人間なら当の昔に『おらぁ死んじまっただぁ』ってとこだな。河は干からびてしまう、並木は枯れてしまう、これじゃあ街だって蒸発したろうって気になるね」

 アンヌ「……」(聞いてない)

 この辺の台詞は、いかにも金城哲夫らしい脚本だ。

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 ホテルのフロントで、フルハシが「タケナカ参謀見えてますか」と聞いて、案内の女性が「お二階のロビーです」と答えるのだが、その声、同じ画面に映っているひし見ゆり子さんの声に聞こえるんだけどね。彼女がアフレコの際、女性の声も吹き替えたのだろうか?

 タケナカ参謀と落ち合うと、意外なことを聞かされる。

 タケナカ「ユタ花村と言う女性を知ってるか?」
 アンヌ「ええ、非常に優れた霊媒師」
 タケナカ「うん、ウルトラ警備隊に会見を申し込んできたんだ。会見の内容が今度のビル蒸発事件だと言うんだ。だとしたらこちらから出掛けて行くのが礼儀だろう」

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 ホテルの一室へ入ると、神秘的な眼差しの女性、ユタ花村が、勝手に部屋を改装して待っていた。

 演じるのは勿論、真理アンヌさん。その名前の通り、スタッフからアンヌ役としてイメージされていた女優さんである。インドと日本のハーフだっけ?

 彼女は街を消した宇宙人と、警備隊との連絡係に選ばれたのだった。

 ユタ「我々は太陽系からそう遠くない星から来たものだ。一時的な宇宙乱流を避けるために……しばらくの間地球の住人となる。」

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 で、ユタ花村の中の人の映像も出てくるのだが、これが似ても似つかぬヒゲ面のおっさんであった。

 おっさん「我々は今日住むためのビルを頂戴した。そして自分たちの居住区を決めた。私たちが無断でやったのは相談している余裕がないからだ。我々の居住区に近付くな。約束を守るなら君たちの仲間は返してやる」

 ユタ花村を通じ、彼は「ただし、手を出したら二人の命はない」と脅迫めいた言葉を残し、一方的に通信を切る。

 警備隊は宇宙人居住区を捜索し、その中へ乗り込む。

 街はがらんとしていて、都市と一緒に連れて行かれた通行人達が、そのままの姿勢で固まっていた。

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 面白いのはその通行人たちの目が、彼らの監視モニターとして利用されているところだ。

 宇宙人は、彼らの行為を違約だと見なし、ユタ花村を通じてタケナカ参謀へ電話で宣戦布告する。律儀な宇宙人であった。

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 ダンは彼らに洗脳されていて、命じられるままセブンに変身し、アンヌたちを襲う。

 アンヌ「気でも狂ったの?」

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 セブン、アイスラッガーを飛ばし、割と本気で彼らを殺しにかかる。

 だが、コントロールルームへ潜入したフルハシによってヒゲ面はあっさり倒され、コントロール装置も破壊され、セブンは正常に戻る。

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 そして、先ほどの泡から、今度はもきゅもきゅっとした怪獣が出現する。なんか、無理矢理シャンプーさせられた小動物みたいである。

 ちなみに名前はダンカンです。

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 こんな愛くるしい怪獣なのに、

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 セブンはいつもながら大人気なく、動物虐待の嵐!

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 セブンにぷん投げられて、ハリネズミのようにまるまって転がるところなんか、めっちゃ可愛いんだけどね。

 最後はビームを受けて、泡のように溶けてしまう。

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 事件は解決し、隊員たちは晴れやかな笑顔を見せる。ただ、ひとりだけ姿が見えないダンのことを、アンヌをはじめ、誰も気にしないところが悲しい。

 おわりです。


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コメント

あれほどダンの事を心配していたアンヌの態度も明らかに不自然ですね😅真理アンヌさんは、
どうも悪役での登場が多いようですね

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第34話「蒸発都市」(01/14)  

ふて猫様
>真理アンヌさんは、
どうも悪役での登場が多いようですね

そう言えばそうですね。

この話も書き直したいと思ってるんですが、なかなかやれずにおります。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第34話「蒸発都市」(01/14)  

フルハシの台詞にある『おらぁ死んじまっただぁ』は1967年12月に発売された
大ヒット曲「帰って来たヨッパライ」の歌いだしのフレーズです。
なお、「帰ってきたウルトラマン」のネーミングは生前の円谷英二監督で
「ヨッパライが帰って来たんだから、ウルトラマンも帰ってきてもいいだろう」とか・・・

しかし、この宇宙人は「我々」と言っているのに、フルハシに倒された男しか見えないし
泡=ダンカンとの関連も釈然としませんね。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第34話「蒸発都市」(01/14)  

影の王子様
>フルハシの台詞にある『おらぁ死んじまっただぁ』は1967年12月に発売された
大ヒット曲「帰って来たヨッパライ」の歌いだしのフレーズです。

そうなんですか。ご教示ありがとうございます。

このレビューも手を入れたいと前から思ってるんですけどね、なかなか……。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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