「影武者」「特撮」「金田一少年」「TRICK新作3」

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　ブログ開設500日目と言うことで、正月から最近まで見たテレビ番組について感想を書いていきたい。……あ、「関係ねーだろ」と言う雑なツッコミが聞こえました。

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　「影武者徳川家康」

　隆慶一郎の時代小説を映像化したもの。
　序盤は、妙に原作に忠実でちょっと期待してしまったが、所詮テレビ東京の新春大型時代劇なので、話が進むにつれてそこかしこに予算のなさが見えてきて、なんか悲しくなってしまった。スポンサーがヤマダ電機だしな。

　キャストも、西田敏行は役相応の年齢だからいいとしても、全体的にベテラン過ぎる俳優ばっかりで、つらいものがあった。チラッと栗塚旭さんが出てたのは嬉しかったけど。

　そんな中にあって六郎の高橋光臣、おふうの谷村美月の若さが眩しかった。
　ただ、高橋光臣、主君・島左近役の高橋英樹より背が高くて、バランスが悪かったな。

　一番納得いかないのは淀君役の名取裕子（56？）である。初登場時の淀君は30代の筈だ。さすがに無理があり過ぎ。他にもっと若くてギャラが安い女優はいるだろうに。

　秀忠役の山本耕史はなかなかハマリ役だったが、中盤以降、だいぶエピソードが端折られていたので、原作の秀忠の残忍さを発揮する場面があまりなかった。

　管理人が好きな柳生兵庫助（尾張柳生の祖）も、原田龍二と言う面白味のないキャスティングでがっかりだ。
　
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　ジェネレーションなんとか言う番組で、世代ごとの「特撮ヒーロー」について特番があったので、しっかり見る。

　しかし、キウイ世代とか、マンゴー世代とか、なんなの？

　内容的にはなかなか充実していた。自分も全然知らない大昔の白黒番組の映像が見れたのは収穫だった。

　「シルバー仮面」の柴俊夫さんがスタジオに来ていたのも嬉しい。「ミラーマン」についても言及されていたが、どうせなら「ミラーマン」のパイロット版の主人公を柴さんが演じていたこともトリビアして欲しかった。

　そうそう、伊藤かずえさんが、子供の頃「ストロンガー」とかに出てたと誇らしげに話していたな。このブログでしっかり紹介しているのでチェックしよう！（するかハゲ）

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　「金田一少年ＳＰ～獄門塾殺人事件」

　キャラのイメージとか、作品全体の雰囲気とか、なかなか良く出来ていた。テンポも良く、複雑な筋立てながらサクサク見れた。

　ただ、なんで舞台をマレーシア（だっけ？）に移し、さらに明智警視をリー警部に変えて台湾などの海外俳優を大量に動員していたのか、謎である。海外で売ることも視野に入れてのことだろうか？

　しかし、寸暇を惜しんで勉強している塾生がなんでわざわざマレーシアの密林まで行って勉強せにゃならんのだ。

　まあ、外部から隔絶した環境で集中的に勉強すると言う意味はあるかもしれないが、原作の日本の森の中の散歩を、そのまま密林で行わせていたのは無謀だ。しかも、さそりや毒グモなどがうようよいると言うのに、生徒たちを夜中に散歩させてたぞ。殺す気か。

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　「TRICK　新作SP3」

　映画公開にあわせて放送されたスペシャルドラマ第3弾。

　懐かしい、何もかもが懐かしい……。

　ただ、2時間の間、クスリとも出来なかったのはどういうことだろう？　商業的にはまだいけるとしても、作品的には完全に終わっている。仲間由紀恵や阿部ちゃん、見るからにやる気なさそうだったけど。監督もやる気なさそうだった。

　横溝ファンとしては、3rdシリーズに続いてがっつり「犬神家の一族」をパロディしてくれたのが嬉しかった。三姉妹の名前は、「獄門島」から取られていたけど。

　ギャグとしてもミステリーとしても平凡だったが、唯一、朝倉あきと言う女優さんが最後に鬼気迫る演技で他を圧倒していたのが印象に残る。仲間由紀恵の立場がないやんけ。

　しかし、最後最後と言いながら、どうせまたやるんだろうな……。今まで何度最後と喧伝してきたことか。

　個人的には「TRICK」はテレビの2ndシリーズまで。