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「仮面ライダースーパー1」を再評価 35・36話



 第35話「怪奇イス人間! 処刑の部屋!」(1981年6月27日放送)

 数人の成人男女が、防毒マスクを付けた状態で狭い部屋に無理矢理押し込められる。頭上のノズルからガスが噴射され、苦しむ人々。その様子をモニターで観察している悪の人たち。ジン・ドグマの毒ガス実験である。

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 幽霊博士「ワシの作ったドクロガスは5秒で人間を溶かす」

 その言葉どおり、しばらくして戦闘員たちが防毒ガスを外すと彼らはみな白骨化していた。
 ぬるい描写の多いジン・ドグマ編ではかなりハードなシーンである。

 幽霊博士「いかがですかな、元帥閣下」
 悪魔元帥「うん、最新型の防毒マスクでも防げぬドクロガスか! よかろう、ドクロガスを大量生産し、地上にばら撒け」

 そんな折も折、ドクロガス計画の責任者・大田が脱走したと言う報告が入る。
 後の展開で、大田がいなくてもドクロガスは生産できるらしいので、そんなのほっとけばいいと思うのだが、幽霊博士は大田を捕まえようとする。

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 その頃、公園で、ジュニアライダー隊が「スーパーボール」投げの訓練をしていた。
 ベニヤで作った戦闘員のパネルに好き勝手にスーパーボールをぶつけるのである。

 訓練って言うんやろか、これ。

 と、そこに現れたのはその大田さん。大田ヒロコと言う女の子に手紙を渡してくれと頼む。

 ヒロコと言うのは当然大田の娘である。手紙を見たヒロコは、学校へ向かう。ジュニアライダー隊も気になって彼女を追跡する。

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 彼女が駆け込んだ教室には大田が先回りしていて、親子再会を果たす。

 ヒロコを演じるのは横関志磨子さん。なかなか綺麗である。

 そこへ幽霊博士や怪人イスギロチンが現れて、大田を処刑しようとするが、ジュニアライダー隊や一也によって阻止される。

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 大田親子は谷モーターショップに保護される。

 大田「私は騙されていたんです。私の研究がみんな恐ろしい毒ガスに利用されるとは知りませんでした」

 堂々と自分の責任を否定する大田。

 無論、ほんとは毒ガスだと気付いていた筈だが、娘の手前、そう言うしかなかったのである。谷たちも「ジン・ドグマめ!」と、あえて大田個人を追及しない。

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 一也は毒ガス研究所へ潜入する。元レンジャーである高杉氏の身体能力を生かしたアクション。今までこういうシーンがなかったのが不思議なくらいだ。

 だが、あっさりと罠に落ちる。

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 一也を捕獲した幽霊博士、爆発しそうな愉悦を抑えて悪魔元帥に報告する。

 幽霊博士「閣下に是非ともお見せしたいものが……お喜びになると思います。ぐふふふふ……くっくっくっくっ」
 魔女参謀「もったいぶらないで早くしなさい!」
 鬼火司令「俺は忙しいのだ」
 妖怪王女「またドクロガスの実験なら、見飽きてよ!」

 相変わらず仲の良い四人組。最後の妖怪王女の喋り方がとても可愛い。

 さんざんもったいつけた幽霊博士、モニターに毒ガス室に拘束されている一也の姿を映し、悪魔元帥を驚喜させる。

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 幽霊博士「それではこれより、悪魔元帥閣下の名の下に、死刑を執り行う。ドクロガス、ふうーーーんしゃっ!

 悪の組織にしては仕事が早いのだが、毒ガスを噴射した後、怪人たちが調べに入ると、当然スーパー1になって生きている一也。

 そもそも、宇宙開発のために改造されたスーパー1には、毒ガスなど端から効かないのだった。

 スーパー1は毒ガス研究所を再起不能なまでに破壊し、幽霊博士の面目丸潰れとなる。

 スーパー1はさっさと帰ろうとしたが、イスギロチンがわざわざ戦いを挑んでくる。スーパー1はあっさりと怪人を撃破。大人しくしていれば死なずに済んだのに自分から無謀な戦いを仕掛けてきた怪人に対し、スーパー1の評価は厳しい。

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 やれやれと言うように微かに首を振りつつバイクにまたがり、

 「愚かな奴だ」

 で、そのまま「つづく」のである。

 第36話「ハサミ怪人のチョキンチョキン作戦」(1981年7月4日放送)

 ……サブタイトルからして逃げ出したくなるが、続ける。

 街角で切り絵を披露しているピエロがいた。だが、彼の周辺では花屋や床屋、病院で使われているハサミが勝手に動き出し、様々なものを切り刻むと言う怪奇事件が発生する。

 で、いろいろあって、いつものようにジン・ドグマの悪だくみだと判明する。

 ハサミが勝手に電気コードを切断してしまうため、都内では大規模な停電が発生、市民生活にも影響が出る。

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 で、いつも以上にまったりしている仲良し四人組。ドライアイスの入った杯を前にして、だべっている。

 鬼火司令「この鬼火司令様の作戦、全てに卒がないわ」
 魔女参謀「今までのところはねー」
 幽霊博士「そ、大概そこまではうまく行くわけ」

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 妖怪王女「そっそ、大風呂敷は大恥のもとよん!」
 鬼火司令「うぬらの相次ぐ失敗こそ、大恥よぉ、ふはははははっ」

 「うぬら」って……ラオウみたいですね。

 幽霊博士「何をいっとるかぁ、てめえのことは棚に上げやがって」
 こちらは急にべらんめえ口調になる。

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 そこへファンファーレと共に入場する悪魔元帥。

 いきなり「ジン・ドグマ憲法! 人間に与える恐怖、暴力、略奪、破壊!」と叫ぶ。ひょっとして、ボケが始まってるんじゃないかと思うが、続けて「鬼火司令、今回は何を進める?」と下問する。

 鬼火司令「東京全域に大混乱を引き起こし、その機に乗じて東京を一挙に占領いたします」
 悪魔元帥「よかろう、存分にやるが良い」

 既に10回以上スーパー1に計画を阻止されてきたと言うのに、悪魔元帥は初めて作戦を実施するかのように寛大な態度で部下を励ます。理想的な上司ですね。

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 後はまあ、スーパー1にやられるだけなのだが、今回の怪人、ハサミンブラッドは、造形的になかなかかっこいい。日常生活は不便極まりないだろうが。また、声も声優の故・曽我部和行(和恭)氏が渋く決めている。

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 スーパー1のキックを空中で受け、そのまま爆発すると言う珍しい死に方をしている。

 つづく。


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コメント

ジンドグマって悪の「組織」というより、同好会、サークルって感じでイイですね。
実際「愉快犯」的な作戦が多いし・・・

「もうすぐ首領の寿命が尽きる」(ゴルゴム)
「もうすぐ祖国が崩壊する」(クライシス帝国)
のように「差し迫った事情」が無いから、ユルいんでしょうけど・・・

ジンドグマ篇、ジュニアライダー隊以外は「いいかも」と思えてきました。

Re[1]:「仮面ライダースーパー1」を再評価 35・36話(01/27)  

影の王子様
>ジンドグマって悪の「組織」というより、同好会、サークルって感じでイイですね。
>実際「愉快犯」的な作戦が多いし・・・

こういう牧歌的な「悪の組織」って、他にはあまりないですよね。

ほのぼの

他の方が仰るとおり悪の組織の皆さんがアイス食ってるシーンって皆無ですよね😅
このほのぼのとした雰囲気は、コントみたいで面白いですね🤣

Re: ほのぼの

今からレビューし直すのが楽しみです。

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