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「不良少女とよばれて」第12話 前編

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 第12話「ザ・シークレット」(1984年7月3日)

 モナリザの実母・長沢真琴の21回目の法要が近付いていた。久樹路泰から出席を求められている笙子は、(モナリザを救えるのは哲也さんしかいない、よし、哲也さんのことを諦めよう。……あれ、前にも同じこと決意しなかったかしら? ま、いいか)と、固く心に誓っていた。

 哲也のことを忘れる為にも、暇を見つけては舞楽の稽古に打ち込む笙子。

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 同室の友人たちも、見よう見まねで手足を動かしてみる。

 と、麻里暴行の罪をひとりでかぶって反省房に入れられていたエリカが入ってくる。モナリザの部下(白百合組のメンバー)がエリカに「ご苦労様でした」と頭を下げる姿は、ほとんどヤクザである。

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 笙子は、麻里の仲間だった多恵、美奈(字は適当)たちにも一緒にやらないかと声を掛ける。

 子供が生まれたら、自分が舞う姿を見せてやりたいと夢を語る景子はどうでもよくて、その左後ろの弥生がめっちゃ可愛いので貼りました。ほんと、弥生ってくるくる表情が変わってコマ送り職人としては、一瞬も油断できないのだ。

 同じ部屋にいたモナリザの部下たちが「不良は何処までいっても不良なんだ」「赤ちゃんが生まれたからってそのレッテルが取れるのかよ」と、辛辣な野次を飛ばす。

 例によって、モナリザたちと笙子たちの激しい言い争いになる。
 だが、そんなことをやっていると、アレが来るぞ、アレが……

 愛育女子学園に出没すると噂される、あの説教妖怪が!

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 園長「待ちなさい、今そこで君たちの話を聞いて、私はひっじょうに情けないぞ!」

 ほら、出た。

 園長「不良と言うレッテルを貼られて悔しい思いをしたのは君たちじゃあなかったのか! その君たちが仲間に不良と言うレッテルを押し付けようとするのかっ」

 モナリザたちは、災厄から逃れようとそそくさと部屋から出て行こうとするが、

 園長「待ちなさーい! そこでワシの話を聞きなさい」
 説教妖怪はそれほど甘くはないのだ。

 で、園長のクソ長い話をまとめると「人生、ネバーギブアップだぜ?」と言うことだった。

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 それはともかく、園長の話を神妙な顔で聞いているふりをしている弥生が可愛いので貼ってみました。

 さて、笙子あてに、白百合組からの呼び出し状が来る。五月たちは当然行くべきではないと止めるが、笙子はあえてそれに応じ、夜の中庭で、彼らと会う。

 彼らは意外にも、笙子に白百合組の幹部として仲間にならないかと持ちかける。
 笙子は返事をする前に、素早く総番超の覆面(風呂敷)を毟り取り、その下の素顔を晒す。確認する必要もないことだったが、総番長の正体はモナリザだった。

 モナリザは、他の幹部たちにも覆面を取るよう命じ、笙子にひとりひとり紹介する。
 しかし笙子は「誰かに命令されたり支配されたりするのは真っ平だ」と、きっぱりと申し出を蹴る。

 同時に「哲也さんを忘れることにした。哲也さんはあなたに譲る」と告げ、また、長沢真琴の法要にも出席しないと明言する。

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 彼らの前では気丈な態度を崩さない笙子だったが、ひとりになると(これでいい、哲也さん、私はひとりでも大丈夫、あなたはずっと葉子さんのそばにいてあげて)と、涙ぐみながら心の中で哲也に別れを告げるのだった。

 何回別れを告げれば気が済むの? ねえ?

 一方、その久樹家。

 路泰は、達筆をふるい、葉山家や曽我家への法要への案内状をしたため、妻に見せていた。
 信子は当然、何の関係もない人たちまで呼ぶことに強く反対する。そりゃそうだよね。

 路泰「何もかも明らかにしない限り、葉子は救われんのだ。哲也も笙子さんも恭子さんも救われんのだ」
 あれやこれや御託を並べて、自分の計画を押し通そうとする路泰。

 しかし、彼がどれだけそれらしい言葉を重ねても、「シナリオがそうなってるから」としか思えないのが苦しいところだ。

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 その手紙を受け取った葉山家、曽我家の様子がそれぞれ描かれる。
 葉山「謹啓、若鮎渓流に躍る季節とあいなり……」

 ここ、手紙を読むのは葉山だが、声は路泰なので、物凄く違和感のあるシーンとなっている。

 なんか、「美女シリーズ」で、他人に化けていた明智さんが自分の声で話し始めるシーンみたいだ。

 読み終えた葉山は、他人の秘密など我々が知る必要はないとニベもない。

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 娘の恭子は「私は出席致します。今の私は哲也さんのことならなんでも知りたいんです」と美しい眉に決意を込めて言う。

 恭子「確かに私が夢見ていた哲也さんとの幸せな結婚は破れてしまったけど、私の哲也さんに対する思いは変わっておりません! 私は愛する人の全てを知りたいのよ!」

 いい加減に目を覚ました方が良いと思うが、まだ恭子は哲也と結婚できる可能性があると信じていた。

 恭子に説かれて、結局葉山夫妻も出席することになる。
 曽我家の二人も、戸惑いながら、出席することにする。

 さて、農作業に従事していた笙子、ダメケイに肩を叩かれて指差す方を見ると、愛しの哲也さんが立っているではないか。

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 ダメケイに押されるようにして、いそいそと哲也のところへ向かう笙子。

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 つい先日あんなことを言っておきながら、そんな態度を見せられては、そりゃモナリザもこんな目になります。

 無論、哲也は、笙子にも是非法要に出席して欲しいと頼みに来たのだ。
 「でも葉子さんの気持ちを思うと」などと渋っていたが笙子だったが、哲也にあれこれ説得されると、

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 笙子「哲也さん、私、出ます!」
                                 「出るんかい!」>モナリザ

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 哲也は笑顔を見せて去っていくが、その姿が完全に消えないうちに、誰かの手が笙子の髪をむんずと掴んで引き摺り倒す。

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 女子「てめえきたねえじゃねえか、一度は出ないと言っておいて、なんだよ!」

 ごもっともな怒りを爆発させて笙子に焼きを入れようとするモナリザの部下たち。

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 厚かましい笙子もさすがに(やべえ)と焦る。

 それでもなんとか反撃して立ち上がると、「こんな真似は二度としないでよね!」と逆ギレしてその場を切り抜ける笙子だった。

 後編に続く。


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コメント

今ケーブルTVで懐かしく観ており、ちょうどこの記事を見つけました!
すごく面白いです(^^)
よくよく見たら今日更新されたのですね⁈
楽しみに読んでいます♩

Re[1]:「不良少女とよばれて」第12話 前編(12/19)  

まいこ様
コメントありがとうございます。

>今ケーブルTVで懐かしく観ており、ちょうどこの記事を見つけました!
>すごく面白いです(^^)
>よくよく見たら今日更新されたのですね⁈
>楽しみに読んでいます♩

光栄です。
これからも気合を入れて書いていきます。

Re:「不良少女とよばれて」第12話 前編  

>そりゃモナリザもこんな目になります。
伊藤かずえさんの演技は素晴らしいです!
しかし、モナリザって憎々しいですよね~。

Re[1]:「不良少女とよばれて」第12話 前編(12/19)  

影の王子様
>しかし、モナリザって憎々しいですよね~。

でも、千鶴子などに比べれば全然許せるキャラです。

まだ我慢出来る

モナリザは千鶴子に比べたらまだ我慢出来るようですね😅キャラは立っているようですね

Re: まだ我慢出来る

少なくとも二重人格ではないですからね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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