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「星雲仮面マシンマン」 第35話「さようなら今日は」


 

 第35話「さようなら今日(こんにち)は」(1984年9月21日)

 ほぼ丸2年にわたってお送りしてきた「マシンマン」も、遂に最終回となりました。
 厳密にはこの後、36話「戦いの名場面集」と言う総集編があるんだけどね。

 さて、勝と美佐は引き続きKとMのアジトに監禁されている。
 折も折、アイビー星から「1週間以内に帰国しないと大学を卒業できなくなるぞ」と言う知らせが届く。

 何度も言っているが、健は元々アイビー星から来た大学生で、表向きは地球人のことを調べて卒論を書く為に地球にとどまっているのだ。
 健は一刻も早く二人を見付け出そうと懸命に捜索する。

 勝と美佐はトンチンカンの手を逃れて脱走を試みるが、結局連れ戻される。
 トンチンカンは二人の鼻を削いで「小鼻の焼酎漬け」を作ろうとするが、

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 オウム「待て、Kのくしゃみが治まっているではないか、奴隷にしてこき使い、いじめながら暮らせば良い」

 可愛い顔してえげつないことを言うオウムの発案で、KとMは二人を身辺に置くことにする。つまり、子供アレルギーに対する耐性を作ろうということである。

 二人はKとMに色んな嫌がらせを受けることになる。
 こんな「悪の組織」、見たことない……と思ったが、よく考えたらショッカーも似たようなものか。

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 美佐、二人の為に料理を作らされるが、冷蔵庫を開けると生きたカエルやネズミ、ムカデなどがうようよいて、「なんじゃこりゃーっ」状態になる。

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 耐えかねて思わず床に手を付く美佐。

 M「はははっ、ガマガエルのムニエルは私の大好物なの。蛇の照り焼きはおじ様の好物」

 超若い嫁を、コスプレ好きの小姑がいびっているようにも見える。

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 M「困るじゃない、料理人がこんなことじゃ」
 美佐「私には出来ません、勘弁して下さーい!」
 涙ながらに許しを乞う美佐。秦暎花さんの名演もあって、真に迫った「いびり」となっている。

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 M「お前は私の命令通りに動く奴隷、さ、やりなさい!」
 カエルをむんずと掴んで、泣きじゃくる美佐の顔に押し付けるM。

 子供を心底苦しめているという点では、ショッカーを凌駕していると言えるのではないだろうか?
 ……ま、だからって世界征服には一歩も近付いてないけどね。

 勝は、Kたちに罵られながら部屋の雑巾がけをしていたが、トンチンカンに雑巾で顔をぐしゃぐしゃにされたりして、「マシンマン、早く来てくれ~」とぽとぽと涙を落とすのだった。

 他にも、美佐がカエルが苦手と見たMが、彼女を巨大なカエルの化け物(ダイナマンに出てきた怪人の流用?)のいる部屋に閉じ込めて怖がらせたりする。怯えて逃げ惑う美佐の姿がこれまた真に迫っているのだが、色々と差し障りがあるので画像は貼らないでおく。

 健はいつになく二人の居場所を探しあぐねていたが、遂に美佐の泣き声をとらえ、ドルフィンで敵のアジトへ向かう。

 まず人質を救出するのが先だと、ゴールデンモンスたちには目もくれず、アジトの壁を突き破って乱入する。

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 Mも、初めて戦闘スタイルになってマシンマンと激しく戦う。

 衣装チェンジする際のこのポーズが妙に可愛い。
 無論、実際に戦うのは男性スタントである。

 Mの攻撃を受け流しつつ、美佐と勝を助け出すマシンマン。

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 そしていよいよGモンスとの決戦となる。
 「星雲仮面マシンマン!」

 これが最後のポージング。

 最強のアンドロイド・Gモンスの猛攻にたじたじとなるマシンマン。
 「よし、あの勢いを逆に利用するしかない」と、戦闘中にも関わらず再びドルフィンを呼ぶ。

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 そしてドルフィンに乗って、Gモンスに突っ込む。
 「ドルフィン、フルパワー!」

 全然「逆に利用」してない気もするのだが、とにかくGモンスの勢いを止め、一転、攻勢に出る。

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 最後はマシンサンダーの餌食となるGモンス、終わってみればただのザコであった。

 マシンマンはトンチンカンも気絶させ、カタルシスウェーブを浴びせる。
 大幹部として非道の限りを尽くしてきたトンチンカンすら、カタルシスウェーブの前にはかたなしで、
 マ「これからは子供たちをいじめてはいけない」
 ト「はい、これからは心を入れ替えて子供たちのお役に立ちたいと思います」

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 ここで、トンチンカンが子供たちの為に「お巡りさん」「コック」「パイロット」などに変身するイメージシーンとなるが、演出といい音楽と言い、「デンジマン」の桃井あきらの七変化シーンとそっくりである。ただし、こっちには何の需要もなかったと思うが……。

 最終的には、

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 こんな姿になってしまうトンチンカン。

 ト「僕ちゃん、子供に戻ってみんなと遊んじゃおうっと!」
 マ(……)

 マシンマンは笑顔で彼を送り出すのだが、野放しにして良いのか?

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 マシンマンはアジトに取って返し、KとMにも制裁を加えようとするが、二人は地下にある大きな機械の中に仲良く座って彼の来るのを待っていた。

 K「マシンマン、我らは自然に返る。貴様の剣のサビにはならん。さらばじゃ!」

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 マシンマンが止める間もあればこそ、Kがスイッチを入れると、二人の体が光に包まれ、あっという間に消えてしまう。二人の笑い声を残して……。

 二人は潔く、自らを原子分解して消滅してしまった……のだろうか?
 あるいは、そう見せて別のアジトへ転送されただけだったのかもしれない。

 とにかく、悪の組織のボスの最期にしては極めて異例であった。

 さて、マシンマンに救出された勝と美佐、やっと帰ってきて姉や母親と抱き合って無事を喜ぶ。

 真紀は健の姿が見えないので気になっていたが、ちょうどそこへ亀太が、健からの手紙を持って現れる。手紙には「長い旅に出ます。きっともどります」と、ただそれだけ。

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 その夜、健の素っ気無い別れ方に不満の色を隠せない真紀。

 真紀「ひどいと思うのよね、せめて行き先くらい……冷たいわよ」
 勝「言えなかったかも知れないじゃないか、行き先をさ……宇宙人かも知れないじゃないか、健さんがさ……あ、お姉ちゃん見ろよ!」

 勝が夜空を指差すと、まさに、湖底から浮上した健のスペースコロニーが彼らの頭上を旋回して宇宙へ飛び立つところだった。

 真紀「健さん……」
 夜空を見上げる真紀の目に、健が優しく笑いかける姿が浮かぶ。それに、マシンマンの姿が重なる。

 真紀(そうだったの、健さんは……待ってます、いつまでも)

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 そして、真紀は、いつか本当に結ばれる日を夢見て、健と結婚式を挙げているシーンを思い描くのだった。

 最後、遂に健が真紀にキスをするのだが、唇ではなく額にするのがもどかしい。まぁ、しょうがない。

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 同様に、宇宙船の健も、遠ざかっていく地球を見ながら真紀のことを思っていた。
 健「綺麗だな、地球って、こんな美しい星は銀河中探してもないな」
 ボールボーイ「ほんとだね」
 健「真紀さんたち、何をしてるんだろうな?」

 ここで、各キャラに焦点を当てたハイライトシーンが流れる。やっぱりじわっと来るね。

 健「また会おう、真紀さん、地球の子供たちよ!」

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 ラスト、のっぱらで勝たちと元気に遊ぶ真紀。

 馬とびをした際に、真紀の胸元からブラが見えないかなとコマ送りをした管理人の心は腐り切っていると言えよう。

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 ラストカットは、真紀を中心に思いっきりジャンプする子供たちの図。まさに若さがはちきれんばかりに輝いているね。

 と言う訳で、「マシンマン」レビューはこれにて終了。長い間のお付き合い、ありがとうございました。


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コメント

「シャリバン」42話といい、湖条千秋さん魅力的です。
黒い戦闘スタイル、素敵です。
(正義側の)ヒロインだけでなく、悪女も美人だと、実にイイです。

Re:湖条千秋さん(12/20)  

影の王子様
>「シャリバン」42話といい、湖条千秋さん魅力的です。
>黒い戦闘スタイル、素敵です。
>(正義側の)ヒロインだけでなく、悪女も美人だと、実にイイです。

色っぽいですよね。
「レディMに憧れる」と言う女の子からのファンレターを貰ったことがあると、DVDのインタビューで話しておられました。

マシンマンを嫌いな人がいない

放送終了から早35年ですが、定期的に立つスレッドを見ると
「Amazonプライムで観た」という方が多いのか?結構人気が高い。
そして否定的な意見がほぼ皆無・・・

言われてみれば、僕も嫌だと感じるところが見当たりませんね。特にキャストの良さが抜群!

こうした「肩の力の抜けてるヒーロー」が人気を維持しているのは

販促の嵐で、敵のインフレ→ヒーローの強化、という展開ばかりなのに、皆飽きていたりして?

Re: マシンマンを嫌いな人がいない

> こうした「肩の力の抜けてるヒーロー」が人気を維持しているのは
> 販促の嵐で、敵のインフレ→ヒーローの強化、という展開ばかりなのに、皆飽きていたりして?

前にも書いた気がしますが、「特撮ドラマにアクションは不要ではないか」と言うのが、「魔女先生」を見た自分の意見です。

「マシンマン」も、予算がないせいでドラマ重視にならざるを得ず、かえって面白くなってるんじゃないかと思います。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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