fc2ブログ

記事一覧

「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編


 第5話「怪人かまきり男」(1971年5月1日)

 深夜の中央地震研究所。

 PDVD_000.jpg
 突然鳴り響く電話のベル。研究員・雨宮ちか子(水上竜子)が受話器を取る。
 雨宮「私が地震予知学会の雨宮ですが……本日、最終設備がすっかり整いまして、ええ……新聞にも出ましたように大変画期的な……あ、もしもし、失礼ですがどちら様でしょうか?」

 相手も確かめずにべらべら喋っちゃう気さくなちか子さんでした。

 電話が一方的に切れると同時に、部屋の照明が消える。
 ちか子がおろおろしていると、廊下をカコンカコン近付いて来る足音があった。

 PDVD_001.jpg
 ドアの窓に映る影から、守衛かと思ってドアを開けると、守衛は守衛でも、既に何者かに殺された死体だった。守衛はばったり床に倒れると、白骨化して消えてしまう。

 今回の死体消失表現は、白いビーズを骨に見立てて、それがスルスルと画面外へ引き寄せられるという斬新な手法が使われている。

 ……是非、NGにして欲しかった。

 PDVD_003.jpg
 恐れおののくちか子が急いでドアの鍵を閉めると、今度は巨大なカマを持つ怪人の影が立つ。

 怪奇ムード満点だが、その後、怪人がドアノブをがちゃがちゃやって「ちくしょう、開かねえ」と言って退散するのが悲しい(註・嘘です)。

 翌日、本郷猛がバイクの練習をしていると、ちょっとした地震が起きる。

 PDVD_004.jpg
 立花「おい、だいじょぶか」
 猛「ええ」
 立花「この頃、やたらと多いじゃないか、今のはマグニチュード5くらいかな」
 猛「ははは、マグニチュードってのはねえ、震源地で発するエネルギーの大きさのことで各々の土地で感じる強さは震度4だとか5だとかで表すんですよ」
 立花「あ、そうか、今の今まで気付かなんだ」

 丁寧に震度とマグニチュードの違いについてレクチャーする本郷。とても分かりやすい。
 最初の頃の本郷って、たまに少年っぽい笑顔をするよね。

 PDVD_005.jpg
 で、それを早速自分の知識のように、アミーゴの連中に講釈するおやっさん。

 PDVD_006.jpg
 が、すぐ本郷が入ってきて、受け売りだとバレる。
 ルリ子「分かったわ、その知識の震源地は猛さんなのね」

 相変わらず客が来ないアミーゴ。

 おやっさんが、雨宮ちか子が行方不明になっているという新聞記事を本郷に見せる。本郷とちか子は幼馴染みだったのだ。早速調査に乗り出した本郷。

 PDVD_009.jpg
 地震研究所に残されていた地図を同僚に示して、
 「良く見たまえ、こんな都市の郊外のあたりで地震が起こってるなんて変じゃないか」

 地震は、別に上っ面に何が乗っていようと、起こる時は起こると思うんだけどね……。

 PDVD_010.jpg
 さらに本郷は、地図から放射性物質を検出すると、「ショッカーの奴らめ、地下で小さな核爆発を起こして地震に見せ掛けているに違いない。と言うことは、テストだ。7回もテストをして規模を段々大きくしてるんだ。つまり人工的な大地震を起こそうと企んでるに違いない」と、IQ600がダテじゃない鋭い推理を働かせる。

 しかし、ショッカーの皆さん、核爆発を起こせるのなら、別に地震を引き起こさなくても、地上で普通に爆発させれば簡単に人類を滅ぼせる気がするのだが?

 その本郷のところに、ちか子から助けを求める電話がかかる。
 ちか子は人工的に地震を起こそうとしている者たちの本拠を突き止めたと言う。
 ただし、それはショッカー本部で怪人に脅されながらちか子がかけている、本郷をおびき出す為の罠だった。

 ……これもねえ、別にわざわざ本郷を誘い出さなくても、淡々と地震計画を推し進めればいいだけのことだ。
 しかも計画に不可欠なちか子を囮にしてまで行う作戦とは思えない。

 本郷はすぐ指定された場所へバイクを飛ばし、藪の中でちか子と合流するが、

 PDVD_012.jpg
 ちか子に背中を押され、深いコンクリート製の穴に落ちてしまう。

 PDVD_014.jpg
 地上から、かまきり怪人が顔を覗かせ、小気味よさそうに笑う。
 怪人「もうどうしようもないぞ、逃れる道はたったのひとつもないのだ」

 これは、セットじゃなくて本当にこんな深い穴に入って撮影しているのだろうか?
 あるいは、建設中の建物の底に本郷がいて、怪人が屋上から見下ろしているのか?

 PDVD_015.jpg
 怪人「もうお前なぞ改造し直さなくても良い、すぐに死んで貰う。この爆弾はとびきり上等だからな、あと1分30秒さ、どわっはっはっはっ」

 例によって嘘偽りない正確なタイムを教えてくれる親切な怪人。

 ちなみにこんなことを言っておきながら、後に本郷を捕まえた時にはまた性懲りもなく脳改造を行おうとする一貫性のないショッカーであった。

 本郷は何とか穴を這い上がろうとするが、取っ掛かりがなく、さすがの改造人間にもどうすることも出来ない。
 猛「負けないぞぉ、最後の最後まで頑張る。……もしこのまま僕が死ねば、日本はショッカーの大地震に見舞われる」

 本郷の決意も空しく、爆弾はあっさり爆発するが、

 PDVD_017.jpg
 その爆風で本郷の体が浮き上がり、

 PDVD_019.jpg
 上昇しながらベルトに風を受けて、見事仮面ライダーに変身して脱出に成功する。

 これは本郷の写真と、仮面ライダーのイラストをコマ送りのように動かして表現しているのだ。

 怪人はちか子の体を抱えてまだその辺をうろうろしていた。

 PDVD_020.jpg
 ライダー「待て!」

 PDVD_021.jpg
 「待て」と言われて、素直に待つ怪人。
 ライダー(言ってみるもんだな……)

 色々あって、ライダーは無事、ちか子を取り戻す。

 ショッカー首領は、「計画を成功させるには、地震の全てに詳しいあの女がどうしても必要なのだ」と、怪人にちか子を奪い返すよう厳命する。

 PDVD_024.jpg
 例によって客のいないアミーゴ。

 ルリ子「遅いわね、猛さん、もうここへ来ても良い頃なのに」
 ひろみ「また研究に夢中になってるのよ」

 PDVD_025.jpg
 と、バーテンの史郎が慌てふためいて入ってくる。
 史郎「い、いま、外に化け物が……」
 ひろみ「うっふふふ、やだわ、テレビの見過ぎじゃないの」
 史郎「でも、確かにいたんです」
 ルリ子「あたし、ちょっと見てくるわ」

 PDVD_027.jpg
 店の前から大通りまで出て周囲を見渡すルリ子。
 ルリ子「誰もいないじゃない……」

 だが、彼女の頭上にはかまきり怪人があぐらをかいてふんぞり返っていた。

 後編に続く。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

>最初の頃の本郷って、たまに少年っぽい笑顔をするよね。

藤岡さんの笑顔って本当に素敵です。

しかし、ルリ子もひろみも結構ミニスカですねぇ・・・

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

影の王子様
>しかし、ルリ子もひろみも結構ミニスカですねぇ・・・

「仮面ライダー」は、基本的に、みんなミニスカなのが嬉しい限りです。

Re:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

初期の戦闘員は怪人と同じ能力を持っていたようですね😅それが生かされないのが残念ですね😓

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

ふて猫様
>初期の戦闘員は怪人と同じ能力を持っていたようですね😅それが生かされないのが残念ですね😓

だいたいどんなキャラも最初は強いんですけどね。

Re:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

仮面ライダーはバンダイナムコがスポンサーなので、ソウルキャリバー5が真の力を得られるのに対して超ヒロイン戦記が真の知恵を得る為に強敵怪人と戦っていく実戦面では2つのTVゲームと同じく勇気も入りますが、超ヒロイン戦記にて知った事で、緋弾のアリアの主人公で推理は苦手でも勘には自信が有って桃饅頭に目が無く「風穴」が口癖で、第二次世界大戦による太平洋戦争でもアメリカ軍が使っていた「コルトガバメント」と水戸黄門のお銀も使っていた「小太刀」を両手に装備しているツンデレの「神崎・H・アリア」が登場した話がこちらにございまして、彼女は「無理、疲れた、面倒臭い」と言う甘ったれの弱虫の言い訳による諦めが人間の持つ無限大の可能性を自ら壊すから1番大嫌いな言葉で、そんな事彼女に言ったらコルトガバメントと小太刀で風穴を開けられますよ。

緋弾のアリアの主人公で推理は苦手でも勘には自信が有って桃饅頭に目が無く「風穴」が口癖で、第二次世界大戦による太平洋戦争でもアメリカ軍が使っていた「コルトガバメント」と水戸黄門のお銀も使っていた「小太刀」を両手に装備しているツンデレの「神崎・H・アリア」が登場した話
http://kissanime.ru/Anime/Hidan-no-Aria/Episode-001?id=19763&" target="_blank">http://kissanime.ru/Anime/Hidan-no-Aria/Episode-001?id=19763& ;s=default

超ヒロイン戦記にて神崎・H・アリアがアニメーションONで見せてくれる全攻撃も過激で興奮しますし、ツンデレの代名詞で果物の様な甘酸っぱい声の持ち主で交友関係もフェアリーテイルのバラム同盟級に豊富な釘宮理恵さんも不思議と憎めません。

超ヒロイン戦記にて神崎・H・アリアがアニメーションONで見せてくれる全攻撃
https://www.youtube.com/watch?v=-cgBQ9dj1TU" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=-cgBQ9dj1TU

ツンデレの代名詞で果物の様な甘酸っぱい声を出して不思議と憎めない「釘宮理恵」
http://www.imenterprise.jp/data.php?id=12" target="_blank">http://www.imenterprise.jp/data.php?id=12

人間は自ら「嫌な予感がする」と心配して逃げ腰を見せると本当に予感が的中し易いですが、魔物の憎悪の本当の恐ろしさを理解する為のカスタム隷奴FSEで鬼畜の心を習得して、フェアリーテイルのカグラ・ミカヅチと武装少女マキャヴェリズムの因幡月夜の位迄気持ちを高めて、ソウルキャリバー5のクイックバトルを無敗で240人制覇して、超ヒロイン戦記で全員を1度も死なさずにレベルを82に上げて装備アイテムも揃えたセーブデータを作成すればそんな心配も斬り飛ばせますよ。

神崎・H・アリアなら直観力が鋭く戦術的にも経験豊富なので絶対に心配せず、すぐに諦める僕の父と妹の様な甘ったれの弱虫の考えを改善しない馬鹿にはヘドが出るからキツイ口調で失跡するか最悪は風穴を開けますよ。

魔物の力を使いこなす「金色のガッシュベル」と言うアニメは疎いですが、本当の憎悪は喰らったら楽には死ねず、まさに地獄の業火で魔物の力は正しく使えば便利で逆に怒らせたら本当に怖く死んだ後も無限地獄で未来永劫苦しみ続けますし、魔物が拾ってあげた命も無駄にすると酷い死に方して無限地獄行きになります。

魔物は怒鳴り声も灼熱の炎だから怒鳴られた相手は余りの憎悪に耳鳴りが残り火で暫く続きますよ。

Re:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

死亡シーンを解ける白い糸で表現したり、落とし穴から爆発で弾き出された本郷がコマ送りで変身して行く場面は、このお話の当時は助監督だった塚田正煕さんのアイデアだったそうです。塚田さんは後に監督としてネコヤモリのお話や最終回も担当しており、それらで観られる異能演出の萌芽は既にこの頃から芽生えていた様です。
因みにこのかまきり男のお話は、蜂女のそれより後、若しくは同時進行で撮影されており、蜂女のアジトでもある廃墟(通称お化けマンション)の内部が、ライダーがかまきり男のアジトに突入する場面で一瞬登場しています。

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第5話「怪人かまきり男」 前編(12/22)  

笑太郎様

色々と貴重な情報をありがとうございます。

しかし、糸はないですよねえ、糸は。

ショック‼

このかまきり男を初めとして、ドクガンダーやムササビードル等の声をアテた辻村 真人が亡くなった…😭

Re: ショック‼

そうらしいですね。残念です。

穴はセット

「創刊15周年記念テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集」(講談社)のカラーページにある「メイキングオブ仮面ライダー」の項目にも穴は生田撮影所に組まれたセットと書かれています。

Re: 穴はセット

ご教示ありがとうございます。

さすがに本物では撮りにくいでしょうね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター